ALIVE
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生存 86 日目 天候:晴れ



基本行動宣言成功




ひなた(877) から 月光墜牙 を受け取りました。

(何も食べずとも力が沸いてきます)


アイ(202) からメッセージ
アイ「オボエてろよ、ワンコ。テメェはイツかゼッテェ倒すからな?……まァイイや、今日はテメェも寄っていけよ。茶くレェ飲めんだろ?」

敏捷34 上昇させました。(CP- 50 )
敏捷36 上昇させました。(CP- 54 )
器用11 上昇させました。(CP- 7 )
器用12 上昇させました。(CP- 8 )




叫び声が聞こえる

蚰蜒(5) のシャウト!
蚰蜒「まぁ、なんだ、最後まで悪の華にもなれず、
    救世主にもなれずに…半端者で悪かったな。

いこま(10) のシャウト!
いこま「ありがとうと、ただ一言だけ。」

黒野(20) のシャウト!
黒野「みんなーーーーー!!!!
今までありがとーーーーーーーーーー!!!!!!

イシュトル(21) のシャウト!
イシュトル「皆はこの島での生活はどうだっただろうか?俺は目的は果たせなかったが楽しい事や、苦しい事、いろんな出会いもあった・・・なので十分満足できたと思う。これを読んでいるあんたはどうだっただろうか?」

昼寝部由乃(50) のシャウト!
昼寝部由乃「みんなありがとー!!」

サファリング(52) のシャウト!
サファリング「お疲れ様でした」

激☆蛸愛好家(56) のシャウト!
激☆蛸愛好家「しゃぎゃ!!」

ロイド(71) のシャウト!
ロイド「最後だしちょっとぐらい叫んでも良いよね…。皆さん、お疲れ様でした、っと」

ベリー(74) のシャウト!
ベリー「あえて最後に叫ぼう。楽しみはこれからだと!」

キュレス(88) のシャウト!
キュレス「今、帰る──!」

レイファス(116) のシャウト!
レイファス「島での生活もついに終わり、本当に長かったなぁ」 V「心から楽しめました! ありがとう皆の衆!」 エリス「えっと……お別れは寂しいですけど、でも……」アンニュイ「……また、いつか」 レイ「何処かの世界で出会えるように、儚い願いと謝辞を込めてっ!」 V「インフィニティクロスEx最終話!」
『終わりという名のプロローグ』

フェリン(134) のシャウト!
フェリン「またいつかどこかで会えるよね?」

ハイン(143) のシャウト!
ハイン「さようなら、僕が生きたこの島よ…!」

アーティ(150) のシャウト!
アーティ「……終わり、かぁ」 空「ま、始まりがあれば終わりがあるもので」 楓「……終わりが有るから、始まりもある…ってね」 クー「じゃあ…帰ろっか、あたらしいハジマリのためにっ」

“鬼角”クシラ(159) のシャウト!
“鬼角”クシラ「さようならだ…。」

蒼悟(172) のシャウト!
蒼悟「特にやる事があるわけでもなし(´-`lll)」

アザミ(203) のシャウト!
アザミ「皆さん、御疲れさまでした。また御縁がありましたら、そのときは…」

カイゼル(208) のシャウト!
カイゼル「これが最後の叫びになるのか……思えば長い間この島にいたな……そして、私の力も島に来たばかりの頃に比べれば比べ物にならないぐらいに強くなった。だが、私はさらに強くならなければならない……リトルグレイのような者でも勝てるように……」

リーゼントなフル(221) のシャウト!
リーゼントなフル「ハチ男君、ナナちゃん・・・これで終わりなのかなぁ。楽しかったよ、ありがとう。」

リーク(225) のシャウト!
リーク「島で出合った全ての人に感謝を。さよならだ。」

スティード(255) のシャウト!
スティード「・・・・まっ、やるべき事はやった・・・・・だな」

准尉さん(265) のシャウト!
准尉さん「最後まで楽しめました。前フリも毎回楽しくやらせていただきました。今回、無事にキャラの話に決着をつけることができてよかったです。では、みなさん、ごきげんよう。」

ニャゴ(269) のシャウト!
ニャゴ「」゚□゚)」<みんなサヨナラなのニャ〜!!!

あど(288) のシャウト!
あど「今までお疲れ様でしたっ!

りんご(306) のシャウト!
りんご「今までありがとー」

アフロなラディ(347) のシャウト!
アフロなラディ「まぁ退屈はしなかったぜ・・・」

みかん06(352) のシャウト!
みかん06「うわーん、うれしいのに、どきどきなのにっ、なみだが、でてきたデシター!」

禍を断つ業斧(353) のシャウト!
禍を断つ業斧「最後ぐらいだ…俺の純粋な気持ちを叫んでも…罰は当たるまい…俺は、聖架を愛している…!これからも、宜しく頼む…!

TiA(403) のシャウト!
TiA「今までメッセに付きあってくれた方、ありがとうございます。それではまた逢う日まで……ごきげんよう。」

一人と一匹で一人前(412) のシャウト!
リディア「全員へ告ぐ。おつかれっしたー。」
(映ω映)「したー。」

ゆぅ(415) のシャウト!
だめ「間に合わないメー!!煤i・巴`・;@」

ラディア(449) のシャウト!
ラディア「いつか還るべき場所へ…。出会いは一生ものだけれど、別れは永遠ではありませんわ。またいつかどこかで。」

由布(481) のシャウト!
由布「名前リンクから……(黙)」

リィル(492) のシャウト!
リィル「最後の最後に技能63個目〜

ランス・・・?(504) のシャウト!
ランス・・・?「うがー!次だ次!!」

欧月(549) のシャウト!
欧月「最高に楽しかったよ。……さよなら、島の全て。」

ミルワ(551) のシャウト!
ミルワ「友よ。ここの思い出は……あたしの胸に刻む」

Rs(ライズ)(552) のシャウト!
Rs(ライズ)「エピローグではないけれども、そんな感じで…、皆さんありがとうございました、」

妖精さん(577) のシャウト!
妖精さん「今までありがとうございましたっ><」

あでんこo(585) のシャウト!
あでんこo「んけ先生、あたし、無事強くなれたんでしょうか・・・?」

風真(595) のシャウト!
風真「ドロンッ!」

サトム(601) のシャウト!
サトム「ホント、もう、ありがとうございました!」

遙(612) のシャウト!
遙「みんな、みんな、サヨナラなのさね!!」

雪(627) のシャウト!
雪「じゃあ、みんなばいばーい」

ピープー(660) のシャウト!
ピープー「最後になっちゃうし、叫んでおきまあす!とっても楽しかったでーす♪」

きぃ(702) のシャウト!
きぃ「お疲れサンでした〜♪♪ 粗相の多い野郎やったけど、こんな奴に構ってくれはった方々、おおきに〜♪」

シース(718) のシャウト!
シース「最後の最後に申し訳ありませんでした!」

ルウ(761) のシャウト!
ルウ「おしまい。栗鼠さんお疲れ様です&次も(場合によっては)宜しくです」

るんぱ(774) のシャウト!
るんぱ「みなさん、おつかれさまー」

ウィル(775) のシャウト!
ウィル「今までお疲れ様でしたぁ!

カナデ(796) のシャウト!
カナデ「ま、皆元気でな?」

ピュセル(805) のシャウト!
ピュセル「何とか前振りに幕を下ろせた…皆、おつかれー。」

Ivy(817) のシャウト!
Ivy「ほんとうにお別れ。 お世話になった方に多大なる感謝の気持ちをこめて・・・
ありがとうございましたー♪

ハル(819) のシャウト!
ハル「INORIを捧げよう。世界が終わる前に。」

テラ(820) のシャウト!
テラ「生きる事が主題のこの世界、皆様は自らの思い描く生を全う出来たでしょうか?全う出来た人も、また悔いの残る事となった人も、その全ての”これから”の生に祝福が在りますように…」

シオン(821) のシャウト!
シオン「今日で最後ですか…長いようで、短かったですね(苦笑)本当に楽しい日々を送らせていただきました、そして、皆様に出会えたこと、本当に幸せでした(微笑 今まで本当にありがとうございました(ぺこ」

愛謝(826) のシャウト!
愛謝「!」

エレニア(838) のシャウト!
エレニア「皆様お世話になりましたっ♪」

ごま(845) のシャウト!
ごま「オレはもう一踏ん張りするとしよう。」

疾風(886) のシャウト!
疾風「とりあえず…帰ろうかな」

桂(906) のシャウト!
桂「さあ、冒険の始まり始まり。」

天神(made羊)(918) のシャウト!
天神(made羊)「皆さん今まで有り難うございましたーヽ(´▽`)ノ」

プリム(926) のシャウト!
プリム「…帰るにゃよ。ぷりむの、御家へ──……」

ラフィー(1022) のシャウト!
ラフィー「大団円!おつかれさまでした〜♪」

しおりん(1034) のシャウト!
しおりん「ご苦労様でした」

歌姫カルラ♪(1040) のシャウト!
歌姫カルラ♪「最後の叫びになるのね。。。叫ぶより、歌うわ♪」

ラウラ(1056) のシャウト!
ラウラ「やっぱ最後は・・・罠に栄光あれー!!

グレイ(1123) のシャウト!
グレイ「Good Bye!」

精霊使いノア(1136) のシャウト!
精霊使いノア「今までありがとう、雪ちゃんっ!」

五月野(1160) のシャウト!
五月野「今後も強き神が皆様と共にあらんことを願って…ゴーラム!

キル(1174) のシャウト!
キル「最後くらい叫んでやるぜー。1年半ちょいの間そこそこ楽しかったぜー」

ルピ(1175) のシャウト!
ルピ「『天魔の少女の物語 最終回!!!』 今までありがとうございましたなのぉw」

まさじ(1190) のシャウト!
まさじ「これまで私と接して下さった皆さん、本当に楽しかったです。ありがとう…」

スピナー(1206) のシャウト!
スピナー「榊さんを捕まえてやる!!

リアラ(1212) のシャウト!
リアラ「お疲れ様でしたー♪&新しい遺跡の探索頑張ってくださいー♪」

(1220) のシャウト!
「ふん」

ちこり(1240) のシャウト!
ちこり「今まで、ありがとーっ…! みんな、だいすきだよーぅ(´▽`*)ノシ」

長老(1270) のシャウト!
長老「もげらヽ(´▽`)ノもげらヽ(´▽`)ノもげらヽ(´▽`)ノ」

いりえ(1288) のシャウト!
いりえ「みんな、ばいばい。またいつか、ねv」

セイハ(1307) のシャウト!
セイハ「これで終りだよ!みんなお疲れー!もげらっ(><)ノ♪」

エリン(1389) のシャウト!
エリン「とうとう終わりかぁ。いろいろあったけど楽しかったー、みんな、ありがとー( ゜▽゜)ノ」

リヴ(1418) のシャウト!
リヴ「それでは、おさらば。そして―――またいつの日か」

みーか(1493) のシャウト!
みーか「本当にありがとう。そして…お疲れ様…」

フェリア(1523) のシャウト!
フェリア「急に終わっちゃったー! みんな元気でねー! またどこかで会おうねー!」

みあん(1525) のシャウト!
みあん「もげらヽ(´▽`)ノ

ツヴァイ(1532) のシャウト!
ツヴァイ「皆さんお疲れ様でした。またどこかでお会いしましょう。」

棗(1550) のシャウト!
棗「ハレンチ!!(*'ロ')σ

ブゥ@進展美(1555) のシャウト!
ブゥ@進展美「ふははははははははは〜。俺は満足だ〜。栗鼠たんごくろうさまー。あんがとー」

かごめん(1573) のシャウト!
かごめん「皆さん栗鼠さん今までありがとうございました(― x ―)」

ナナイ(1584) のシャウト!
ナナイ「みんなありがとう・・・楽しかったよ・・・」

アレナ(1586) のシャウト!
アレナ「今までお世話になった人全員にメッセ送信!」

イッシュ(1621) のシャウト!
イッシュ「……ボク達がいた島は偽りの存在。その島での出来事も全て幻だったのかもしれない。夢だったのかもしれない。だけど、そんなことは関係ない。ボク達は……少なくともここにいる皆は誰にも操られずに自分の意志でここまで来た。それはボクらがボクらであった証!   …この島で今まで出会った全ての方にありがとう。そして……これからは皆が自分自身の道を進む事になる。いつまでも今のままではいられない……だから……! 
さぁ!皆、進め!限りなき未来へ向かって!

ものかきさん(1638) のシャウト!
ものかきさん「長い間ありがとうございました。皆さんのこれからのご多幸をお祈り申し上げます。」

幽(1701) のシャウト!
幽「みんな・・・最後の最後でメッセ送れなくてごめんっ」

風鬼(1769) のシャウト!
風鬼「さらば、ALIVEよ!」

リン(1813) のシャウト!
リン「これで最後なのですねTT」

野良兎らぴ(1820) のシャウト!
野良兎らぴ「全部、終わったのかなぁ…? あの変なののお腹の中とかに飛ばされなくて、ほんと良かったのっ。」

“永遠に咲く花”ジュディス(1849) のシャウト!
“永遠に咲く花”ジュディス「長かったこの島での日々ももうすぐ終わろうとしている…。わたしに話し掛けてくれた人たち、ともに歩んでくれた人たち、取るに足らない話題も今となっては大切な宝物です。今まで助けてくれた数え切れない人たちへありがとう。永遠にこの日々が続けばいい…ふと、そんなふうに感じる事もありましたが…
でも、祭りはいつか終わるものですから。 さよならは笑顔で。またね!バイバイ!

フェティ(1925) のシャウト!
フェティ「もげらヽ(´▽`)ノ

ふうちゃん(1993) のシャウト!
ふうちゃん「みんなばいばーい、僕のこと忘れないでねー」

オフロなイカちゃん(2013) のシャウト!
オフロなイカちゃん「みっ…い〜っ…!(あのシマは、ボクたちには「ニセモノ」なんかじゃないよ〜…っ!友達とであって、思い出がいっぱいの、大切なところだよ〜!と言っている)」

『虹』の射手(2014) のシャウト!
『虹』の射手「此島での日々を、私は一生忘れません!!

呪夢(2053) のシャウト!
呪夢「これで・・・皆とお別れですね。」

リトピン@逆モヒカン(2071) のシャウト!
リトピン@逆モヒカン「47日間本当に楽しませて頂きありがとう〜 栗鼠様〜 続編を是非とも〜」

にゃんぷる(2077) のシャウト!
にゃんぷる「みんなありがとう(´ω`)」




ENo.1220 シリウス
場所 X-8地上 宝玉 ○○○○○○ C P 812422
H P 10599 / 10599

S P 1997 / 1997

食料 1637 / 2065

体格 413 敏捷 578 器用 93
魔力 709 魅力 230 幸運 510
使用可能技一覧 6100 連勝 27632

= Equipment =
右手 早緑月
左手 白き魔石
身体 レプリカ・和泉守藤原兼定「早九字」【★】
装飾 尿道結石
= Profile =
種族 天狼
性別
年齢 502歳
『ポチ』へとチェンジ。数更新毎に…?
ポチタマに出られるかも知れない賢いワンちゃん。
いつかマサオ君達と旅に出たいなぁとかなんとか。
〜此処は猫の住む町〜に行くのが夢らしい(PL談)

昼。この時間は主と共に日課の散歩の予定だった。
…が、主は友人と用事が出来たらしく仕方なく友人と共に散歩を兼ねた買い物へ。
基本的に動物は店に入れないので、俺はいつも店の前で待っている。
そんな時はしばしば憂鬱に成る。ガキが珍しげに寄って来るからだ。
俺を狼と知ってか知らずか「わんちゃん。わんちゃん」と体を撫でる。
主の手前暴れる事も出来ないので余計苛つく羽目になる。
今日も…今この時もそうだ。畜生

絶滅危惧種の人狩り。
奪った物は幽さんのHPのBBSに出して下さい。たぶん返します。
絵はさくらさん作。何故に狼がポチになったんでしょうか?

No 技能 LV
1黒魔術25
2攻魔作製10
3軽業19
4効果付加6
5精霊知識12
6伝承知識10
7精霊召喚13
8絵画7
9追跡4
10忍び1
11蜂気分9
12歌唱3
13楽器5
14白魔術25
15動物使役2
16禁魔術18
1711
18化学2
19格闘5
203
211
22薬品調合6
23神聖魔術20
24回魔作製3
Noアイテム(種類・強さ・効果1・効果2)
1スピードC
 ( 消耗 / 0 / なし / なし )
2鋭い牙
 ( 他 / 10 / なし / なし )
3闇の魔石
 ( 攻魔 / 280 / 轟々LV1 / 加護LV1 )
4白き魔石
 ( 回魔 / 264 / 平穏LV2 / 緑術LV3 )
5月光墜牙
 ( 攻魔 / 506 / 轟々LV3 / なし )
6
7
8
9尿道結石
 ( 装飾 / 209 / 緑護法LV3 / 韋駄天LV4 )
10コタミミ
 ( 装飾 / 155 / 棘棘LV3 / 血の雨♪ )
11レプリカ・和泉守藤原兼定「早九字」【★】
 ( 防具 / 645 / 紅術LV3 / 気絶LV3 )
12早緑月
 ( 攻魔 / 168 / 吸血LV2 / 魔力LV2 )
13
14九尾の尻尾
 ( 防具 / 546 / 活力LV3 / 漢方薬 )
15ねずみの尻尾
 ( 装飾 / 508 / 緑護法LV3 / ダミードール )
16合歓木
 ( 木材 / 21 / なし / なし )
17緑石玉
 ( 装飾 / 321 / 破邪LV3 / 闇視 )



創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。
唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。

そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・


ALIVE


蒼々とした海の見える綺麗な丘。
広がる辺り一面の花畑。

俺から見てもとても美しい所だった。
生前の主が最も好んでいた風景。
だからだろう。主が終わりを迎え、そして最後として望んだ場所も又此処だった。


シリウス・エピローグ。


何か春の陽気の様な暖かさに当てられ目を覚ます。
目に映ったのは辺り一面の花と言う花。
己が名前を分かる花は蒲公英程度しか無いが、それ以外にも多くの花が咲き乱れていた。
先ず思ったのは賞賛。この島にもこんな風情な場所があったらしい。
次に思ったのは困惑。今更ながら何故自分はこんな所にいるのだろうと。

自分はつい先程迄島の誰かが主催した祭り、トーナメントに出ていた筈だった。
その後も移動もしていないしこのような場所に移動する事も起こらなかった。

最後に思ったのは納得。そうか、これは夢なのだなと。
それならば納得がいった。目が覚めたら花畑、そして……後方から漂う嗅ぎ慣れた主の匂い。
こんな荒唐無稽で馬鹿な事があり得るならばそれは夢でしかない。

『…久しぶりかな?シィン君』

あぁ、ともうぅ、とも判別し難い呻きが口から零れる。
何度も思いを馳せるだけで一度も夢には出てきた事は無かった。
音に従い声の方へ首を捻る。目の前に居たのは確かに主の姿だった。
何故か死んだ時の老婆ではなくまだ主の夫と出会う前の、大体15〜6であろうぐらいの。

意を決して口を開く。懐かしき相手に。

「あぁ。久しぶりだな…」

そして初めまして。己の妄想よ。
今自分が見ているものは夢以外の何物でもなく、それ以上でもそれ以下でもない。
ならば目の前の相手は懐かしき主ではなく、それは自分が作り上げた都合の良い妄想と言えた。
故に久しぶりと言う言葉と共に初めましてと告げる。
想像の主は少し嫌そうな顔する。何度も見た顔だったが自分は器用だなと思った。

『むっ、その憎たらしい言い方。全然変わってないね昔とそっくり』

主は望んで逝った。寿命だからと。80年も生きれば十分だと。
主の夫は既に先立ち子供も既になく、残して逝くまだ若いと言える狼も俺ならば大丈夫だと。
あいつは俺を諭す為に出てきたりはしない。俺はそんな主だからこそ忠誠誓ったのだ。
想像の主は硬く無過ぎだと苦笑いをする。

「俺もいい加減年だからな」

傍目には俺の年など分からないだろうが、人間で言えば既に70を超えるかもしれない。
いつか見せられた書物の様に目的の誰かに諭されたから考え方を変えられる程若くはないつもりだった。

じゃあ私が出てきた意味ないじゃんと不満そうに機嫌を悪くした主に対して笑う。
機嫌を損ねるなよ、と。
口を開けば何処かの誰かの様に皮肉と罵倒しかないかもしれない俺が言うのもなんだが。

…が、此処で機嫌取る為に煽てるのも俺らしくないから続けた。にやりと笑いながら。
お前は婆の姿で思い出されるのが嫌だった、だから態々若い姿ででてきたんだと。
案の定主は怒り狂った。拳を振り上げ当たらない攻撃を仕掛けてくる。年を取った主では見ることが出来なかった姿だ。


とても心地よい時間だった。信じてもいない神に祈りを捧げ今だけ想像力のある自分に感謝した。
そんな他愛もないやり取りを続け時間は過ぎていく。
終わらない祭りは無い様にいずれは終わる仮初の時間と分かっていた。

暫くすると微かな眩暈が俺を襲った。時間だと、起きろと。
主の姿を確認しもう少しだけ、と思ったが。頭を振る。
いや、これでいいのだ。自分は此処の住人ではないと。
全身から力が抜け脱力感が身に降りかかる。きっとこれが現実へと戻る感覚なのだろう。
旗畑はだんだんと霧散し光の粒となり暗闇が周りを満たしてゆく。
そして最後に残ったのは苦笑かも判断つかない要に微笑む主と、それを見る自分だけ。

消え行く光景に最後に言う事はあるか、何か残す言葉はあるか。迷い決断できない俺に彼女は言った。

『絶対に諦める気は無いの?』

この何度も自分の中で繰り返した問答が最後の言葉になるのは嫌だった。
が、これは義務なのだろうから答える。はっきりと。

「無い。きっと何年経とうとも。無いな
……すまない。もうこの望みなしには俺は生きてはいけないんだ」

本当に馬鹿で間抜けで阿呆なんだからと泣かれた。
流石にそれは言いすぎだろうと思ったが、此処でつっこむ訳にはいかず押し黙る。

こんなのが最後の会話なのかと思い目を瞑ると想像の主が近づいてきた。
如何したのだろうと不審に思い目を開ける。あまりの光景に唖然とする
何故今まで気付かなかったのだろうと思うほど近づいてくる主の拳。気付いた時には既に遅かった主の声。

「必殺ッ!!」

バキィと言う鈍く大きな音が響く。どうやらテンプルに一発いいのが入ったらしい。
脳がぐらぐらし、ぐむぅと呻く。
やはり先程の答えが拙かったのだろうか。分からずうろたえる。

「い、いったい。なに…を…」

「乙女に年のことで冗談を言うからよっ。私は永遠の15才と知りなさい!!」

そんな事でこめかみを殴られたのかと理不尽に思うと同時にこれが最後なんてさっきよりありえねぇだろと心の中で涙した。
だが、それでもやはり。自分に対して理不尽な彼女。それはいつか見た昔の少女らしいとも思った。

最後にポツリと言葉が聞こえたような気がした。


…ばいばい


…またな、だ






ハッと目が覚める。見回すとそこは確かに自分の見知った場所だった。
トーナメントが終わった後移動した島の砂地。
頭が少し痛むような気もしたが、それはあんな夢を見たせいだろう。

安心する反面矢張り気落ちするのがあったのも確かだった。
ふと、なにか違和感に襲われる。先程のような頭の痛みではなく。
はっきりとしてるようで妙な。…そう、頭に何かがくっつけられてるような。
かぶりを振り前足で頭の近くを振ってみると手に何かが引っかかる。
…コードだった。先に吸盤だろうものがついている。どうやらこれが俺の頭についていたらしい。

最初から疑問ばかりだなと思ったが、これは一体何なんだと思う。
すると声が聞こえた。今度も見知った声が。主ではないが嫌でも知ってる声だった。

「…ぁー、起きてしまいましたか」

赤い格好の無表情女ひなた。
この俺に対してこんな馬鹿な真似をするのは死者を除けばこいつぐらいだ。
絶対にこの野郎だ。証拠は無いが、確信した。

「何の真似だ。説明してくれると嬉しいんだがな」

はて、とはぐらかす様に首を傾げるがぽんと手を叩き一言。

「何って実験ですけど?」

「だ・か・ら。ナンノマネダト」

こめかみを引き攣らせ吠える。
これは一体何の実験で何故俺が実験体なのだと。

「文句多いですねぇ。これだから犬はいけません」

「さっさと、話せ!!」

やれやれと言わんばかりにひなたが大きくため息をつく。
無性に殴りたい衝動に駆られたが取り敢えず黙った。

「まず、これは安眠製造機。シリウスさんにも理解できるように言うと作動すると不眠症の人でも誰でも簡単に眠る事のできる機械ですね」

どうやら俺が眠っていたのはこの機械のせいらしい。
もしかしたらあの夢もこの機械の影響かと思うと、少し平静になった。

「…で、俺が実験体なのは?」

「修羅組の皆さんが居ないんですから、あなたしか居ないじゃないですかー…」

無い胸を張る事もなくそれが当然のように淡々と質問に答える。
既に怒る気も失せていた。

「分かった。もう良い……黙れ。口を開くな頭が痛くなる」

「犬と会話なんてこっちも真っ平ごめんなんですが、まだ実験が残ってるんですよねぇ、残念ながら。」

「機械の効能で夢を見たはずなんです、結果の参考にしますのでさっさと話してください」

誰が話すかとも思うが発言の一部が気になった。
確かにこいつは『機械で』と言った。少々癪だがやはりあの夢を見たのはひなたのおかげだったらしい。
それなら借りは返さねばならないが。それもやはり癪だった。こいつに詳細を話すのは。

「………主の夢だ。海の見える丘花畑での、な
つまらん夢だ馬鹿みたいな場所で会話しただけのな」

「…ふぅん。海の見える丘ですか…」

もう話す事は無いとペタンと伏せる。
ひなたの方はと言えば何か思案しているらしい。きっとどうでも良い事なのだろう。

「…もし、ですね」

「あぁ?」

「もし、私が死んだらそんな所に埋めてもらいたいですねぇ
もしその時はシリウスさん埋めてくれませんか?」

無表情で言う言葉ではない。とりあえず冗談だと受け取る事にした。

「お前が死ぬ所なんて想像できんな。そもそもお前は絶対俺より長生きする」

「…わんこの想像力がその程度なのは仕方ないですけどね」

冗談に伏したが。こいつにはさっきの恩がある。
例え実験だったとしても、だから。

「まぁ、いいさ。そん時は俺に任せろ。最高の場所を見つけてやる。絶対ありえんがな」

「さすがわんこ。ご主人様には忠実ですね」

…………。
後はどちらも話すことなく沈黙が響く。

「所で俺は狼なんだが?」

「…ん?犬でしょう?」

………。

+大+「こんのっ、くそったれやろうがっ!俺は狼だ!!」+大+






最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。
それらの詳細は
 島内トーナメントは こちら
 キャラクターランキングは こちら
を参照してください。

キャラクターランキングの方では感想も同時に募集しています。
どんな事でも結構ですので、よろしくお願いします。







背景画像提供 **Fairy tail**