ALIVE
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生存 96 日目 天候:晴れ



基本行動宣言成功
メッセージ送信 アイ(202)
蚰蜒(5)
ディン(45)
ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)(659)
+夜陰(* ̄▽ ̄) +(960)
Lady Guffaw(526)
サトム(601)
かすみ(871)
か〜まいん【天使気分lv40】(1340)
レイファス(116)
ホリィ(597)
零無(231)
黒猫(73)
黒野(20)
リイド(17)
アフロなきんきん(477)
アフロな欠片(550)
架那(1258)
カイア(1330)
朔夜(712)
(1220)
幽(1701)
るみぃ(115)
ナナイ(280)
メイ(139)




アフロな欠片(550) から 木箱 を受け取りました。

木箱 を使用した!
 蓋を開けると心安らぐ音楽が流れ・・・・・
  SP1495 回復!
 今日1日何者かに襲われる確率が減少!
 今日1日戦闘中の行動速度が上昇!
  幸運 が永続的に 1 増加!
 そして崩れた。


【食料消費】
食料419 を消費しました。

【食料消費】 PetNo.1 EveningStar
食料消費を節約!(-18)
食料210 を消費しました。


蚰蜒(5) からメッセージ
蚰蜒「まだ一応、食いモンと闇には気をつけてますからねー
    …まぁ、相方がいれば毒も何もないんで頂きますけど。

蚰蜒「…じゃ、ちょっと糖分を分けて貰いに回ってきます。

月華(34) からメッセージ
月華「お茶会の会場は・・・ここでいいのかな?」

月華「きたはいいものの私何も持ってないし、牛乳あるけど(汗」

月華「ここは1つ! 技能なら誰にも負ける気ないし、手品でも歌でも舞踊でも下位技能ならなんでもやるよ!!」

ディン(45) からメッセージ
ディン「アイちゃんにも殴られおさめか。」

ディン「て、兄弟に貰った分の紅茶やるから、これ以上俺のを取るな(/-`)ノ」

黒猫(73) からメッセージ
黒猫「ふぅ・・・これで一区切りだね。とりあえずお茶会には顔を出さないとね♪」

黒猫「そうそう、ほんとのことを言うと最後に決闘をしたかったよ、まぁもう遅いけどね(笑」

黒猫「じゃ・・・さよならはいわないよ?」

黒猫「またね♪」

るみぃ(115) からメッセージ
るみぃ「えと…アイ兄ちゃんはこれからどこにいくの?たぶん偶然だけど…」

るみぃ「私の進むのもそっちの方向になりそーな気がするなー。またよろしくね。(^o^)」

るみぃ(115) からメッセージ
るみぃ「あ、お茶会はメイちゃんのとこに遊びにいくね〜。」

るみぃ「だって、いろいろお話しないといけないしね。えへへ〜。」

レイファス(116) からメッセージ
V「味方ごと自分の腹を……斬りぃっ!」

レイファス「うぅ、なんだか突き刺さるような言葉が聞こえるよぅ」

レイファス「ん、護るものが有る人は凄い強いよね……俺も、強くなりたいな、護る為に……誰にも、負けない位」

レイファス「と、そういえば今日でお終いみたいだね……うん、俺アイさんに会えて良かったよ、色んな事教えてもらったし、凄い話してて楽しかった」

レイファス「また何時か何処かで会えたら良いな、幸せに暮らしてる二人に、さ……それじゃ、えーと……さよならじゃなくて、またね、で!」

V「レイ君レイ君、そんなお別れみたいな事言ってる所悪いけどさ、これからお茶会じゃなかったっけ」

レイファス「あ゛……あはは、えーと、俺もお邪魔させて貰いたいな、オミヤゲも衣装も無くて申し訳無いけど(笑」

メイ(139) からメッセージ
メイ「色々あったけど、これからもずっと一緒よね? アイ。」

メイ「歌が、うまい事返事になってると良いんだけど…。 でもでも、想いはきっと通じてるよねっ?」

メイ「ふふっ♪ 約束したんだから、ずっとずっと一緒よ。」

アイ(202) は言った
RED「切れてませんように切れてませんように1万字は超えてませんので切れてませんように……(何」

ナナイ(280) からメッセージ
ナナイ「予想より大分、終焉が早まったみたいだな。ま、七日間が一日に減ったところで、さして問題があるわけでもなし」

ナナイ「今日はお別れの挨拶ってやつだ。どうにも今日で、通信関係は最後らしいからな」

ナナイ「あんたがこれからどうするかは知らない。ただ、世界を旅していれば、また会うこともあるかもしれないな」

ナナイ「あばよ、アイヴォリー。小さな小さな彼女さんと、よろしく頑張れよ」

Lady Guffaw(526) からメッセージ
Lady Guffaw「そうか、俺ゃ記憶だけなんて惨めだから嫌だぜぇ?」

Lady Guffaw「はは、魔法使いっつーのはマスターの事か?」

PL「末弥 純の原画会行ってきましたよー!」

PL「それと今回のMAに、勝手に使わせてもらいましたー、済みませんw」

Lady Guffaw(526) からメッセージ
Lady Guffaw「それと俺は正常位じゃあ満足できねぇのよ、ひひ!」

アフロな欠片(550) からメッセージ
アフロな欠片「おつかれさま、さようなら。楽しかったよ。」

ホリィ(597) からメッセージ
ホリィ「宇宙人さんも倒されましたし、これで平和になる…わけないですね(あせ」

ホリィ「アイヴォリーさんはナイトさまを続けられるんですよね?(微笑」

サトム(601) からメッセージ
サトム「その時は最善だと思ったんですけどね…僕一人の問題でもなかったですから。状況に押されて、冷静な判断に欠けてましたかね。(苦笑」

サトム「でも、”アレ”は僕が死ぬようなことは提案しませんから。まだ、死ぬわけにはいきませんしね。」

サトム「というか、スライムとかコインとか、どっからが首なのかわかったもんじゃないです…。」

サトム「その点僕は手使わなくても投げナイフできますからね!(自慢げ」

PL「「今期はホントお世話になりました…また他ので関わりがありましたらどうぞよろしくお願いします〜。」」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)(659) からメッセージ
ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「さて、どうやらいよいよ我々に仕事を為す時が来たようですな」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「ここまで・・・多くの人々に支えられてきました・・・これからもそうあって欲しいものです」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「我等のなすべき事に人々の理解が得られれば・・・賛同するものが出てくれば少しはマシな結果になるでしょう」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「もっともそうならなくても我々だけでも最善を尽くすでしょうが・・・」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「最善を尽くせば良い結果が得られる・・・等と言う甘い相手ではない事は十分承知していますが・・・」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「ウィンド殿・・・改めて御礼と・・・謝罪をしなければなりませんな・・・」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「私と『彼』との因縁の所為で・・・貴殿まで巻き込んでしまった・・・申し訳ありません」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「まぁ・・・今更かもしれませんが(苦笑」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「準備がありますのでこれで失礼します用意が整い次第改めてお伺いいたします」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「ルミィ君やサトム君にもそのように話してあります。では・・・また後ほど(敬礼」

竜斗(771) からメッセージ
竜斗「懐かしい人にちょっと会いたくなったので……ぜひ参加させてくださいな」

かすみ(871) からメッセージ
かすみ「お茶会のぉ〜会場はぁ〜何処ですかぁ〜?」

かすみ「ちゃんとぉ〜詳しく教えてくださいよぉ〜(爆)」

ルチル(996) からメッセージ
ルチル「ええと、こんにちわ。お茶会の会場はこちらですか?」

ルチル「(PL:初めまして。前振りを拝見していました。最後なので、思い切ってお邪魔します)」

しおりん(1034) からメッセージ
しおりん「こっちでは最後にして初見ですね」

しおりん「まぁ何といいますか・・・。次回も宜しくですね」

しおりん「ではでは」

架那(1258) からメッセージ
架那「お茶会やるんだって?あたしも入れとくれよ。竜族秘伝のアップルパイ差し入れに持ってきたからさ(笑」

架那「お疲れ様w」

カイア(1330) からメッセージ
カイア「最後に顔を見に来たよ、騎士殿。貴殿の旅を最後まで見届けたかったな…。メイ殿を大事にしろよ?」

か〜まいん【天使気分lv40】(1340) からメッセージ
か〜まいん【天使気分lv40】「わたし……結局何もできなくて……でもとりあえず宇宙人がいなくなったみたいで良かったです。」

か〜まいん【天使気分lv40】「お茶会ですか?ありがとうございます。でも、すいません今はちょっと……」

アチェル(1762) からメッセージ
アチェル「お茶会...ですか...?私も、是非ご一緒させてください...vあまり、長居はできませんけれど...。」

アチェル「今は...何も持っていないんですけど...いつか、私の村の近くにいらしたときは立ち寄ってください...メイさんと一緒に...ね...v美味しい、ハーブティーをごちそうしますから...^-^」

ルビー(1939) からメッセージ
ルビー「あら、楽しそうなことをなさってるのね…
紅茶用にブランデーくらいしかないけれど、お邪魔しても良いかしら?(首傾)」

毒流領域 を訓練しました。(CP- 54 )
毒流領域 を訓練しました。(CP- 57 )
軽業 を訓練しました。(CP- 19 )

敏捷55 上昇させました。(CP- 77 )
敏捷57 上昇させました。(CP- 83 )
魅力23 上昇させました。(CP- 22 )

メイ(139) から Scythe of Destiny -迅式- を受け取りました。

右手風と翼 を装備しました。
左手喪失を告げる囁き を装備しました。
身体エルフ式光学迷彩・参式改 を装備しました。
装飾雪柳 を装備しました。




叫び声が聞こえる

Sui(80) のシャウト!
Sui「お疲れ様でシタv

レス(92) のシャウト!
レス「終わり…か。でも、最後は笑って…ね!」

ヴァル(94) のシャウト!
ヴァル「終わりか―…(’’ 長いっちゃ長かったけど、短いといえば短かったよね―…。
とりあえず、メッセとかで今までお世話になった・相手してくれた皆に感謝ー。」

メイ(139) のシャウト!
メイ「みんなーっ! 今まで、本当に本当に有難うっ♪ お茶会楽しく盛り上がろうねっv」

リキ(175) のシャウト!
リキ「皆さん、本当にありがとうございました。楽しかったです。

白夜(199) のシャウト!
白夜「………orz」

アイ(202) のシャウト!
アイ「みんなオツカレッ!今日くレェはユックリしていってくれよなッ!!」

エルヴェ(276) のシャウト!
エルヴェ「…もう最後かぁ…(トオイメ) エピログ書いてて段々ボーっとしてきたので、誰か抜けてたらゴメン…(何」

ペロ(357) のシャウト!
ペロ「魔術兵器。 ・・・探してました。」

クリフ(366) のシャウト!
クリフ「終了。」

ι│ι│τ(432) のシャウト!
ι│ι│τ「もうちょっといたかったでしけど・・皆元気でやるでしよ!」

零華(450) のシャウト!
零華「島探検お疲れさまっ!」

アフロなアフロなアフロなしま(520) のシャウト!
アフロなアフロなアフロなしま「今まで、本当にありがとうございました、もげらヽ(´▽`)ノ」

ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)(659) のシャウト!
ハルゼイ&アッシュ(第7213装甲戦闘工兵小隊コンビ)「・・・ウィンド殿・・・後は・・・任せました・・・よ?」

ディー(669) のシャウト!
ディー「イロイロアッタケレド、コノ島デノ出会イニ感謝シテイマス。アリガトウ……」

せぇな(* ̄▽ ̄) +(671) のシャウト!
せぇな(* ̄▽ ̄) +「最後くらいちゃんとエピローグとかかいておこう・・・」

ゼル(794) のシャウト!
ゼル「えっ!?もう終わりですか・・・なんだかあっという間だったなぁ。」

しるふぃ〜(810) のシャウト!
しるふぃ〜「本当にお疲れ様でしたぁ〜っと!」

フィリア(882) のシャウト!
フィリア「きっと、またいつの日にか!」

陽気な外交官(915) のシャウト!
陽気な外交官「さよならっす。短い間ですけど楽しかったっす。」

アリス(944) のシャウト!
アリス「撤収ッ!

天災姉妹『妹』(980) のシャウト!
天災姉妹『妹』「今まで有難う御座いました〜っ!」

かぶげ(1005) のシャウト!
かぶげ「生存者の方々、消えていった方々、食糧やギフトになった動物達、エージェントの皆さん、そして何よりりす様、長い間お世話になりました。」

アルバータ(1145) のシャウト!
アルバータ「さよなら、またどこかで。……あ、そうそう。もげらヽ(´▽`)ノ」

U'night=Wishstar(1180) のシャウト!
U'night=Wishstar「ばいばーい。小さな世界!」

特派員S(1393) のシャウト!
特派員S「乙ッ!

てぃあらん(1527) のシャウト!
てぃあらん「今まで知り合った方々、お世話になった方々、ありがとうございます。また夢に向かってがんばりますねー。」

ローグ(1633) のシャウト!
ローグ「エピローグ書けなかったし・・・」

リオン(1690) のシャウト!
リオン「今まで皆様、ありがとうございました。」

『疾風』の蒼雅(1696) のシャウト!
『疾風』の蒼雅「楽しかったぜ! 島で出会った連中、皆、ありがとうよ!」

『追憶』の紫苑(1743) のシャウト!
『追憶』の紫苑「ギルド『月迷風華』の皆、今まで出会った全ての人、本当にありがとう! またどこかで会う日まで、一端さよなら!」

やまねこ(1759) のシャウト!
やまねこ「ぼくはもっと探検続けたかったにゃあぁぁぁぁぁっ!!」

ケイ(1766) のシャウト!
ケイ「ALIVEに居る全ての皆さん、長い間お疲れ様でした♪」

けろん(1856) のシャウト!
けろん「この島ともお別れー。みんなありがとー。」

ニャンコなうるにゃん(1997) のシャウト!
ニャンコなうるにゃん「おさらばでございます にゃー!」

良牙(2022) のシャウト!
良牙「俺の時代はここから始ま・・・って実質最後かい!!
あれ・・サバントは?




ENo.202 アイヴォリー=ウィンド
場所 N-17地上 宝玉 ○○ C P 2022070
H P 11537 / 11537

S P 1552 / 1552

食料 1100 / 2345

体格 419 敏捷 891 器用 512
魔力 183 魅力 246 幸運 544
使用可能技一覧 00 連勝 30588

= Equipment =
右手 風と翼
左手 喪失を告げる囁き
身体 エルフ式光学迷彩・参式改
装飾 雪柳
= Profile =
種族 妖精騎士
性別
年齢 自称29歳
二人には、いつも共に風が。
心優しき、優しすぎる元暗殺者。その秘めたる奥義は、いつもたった一人の、小さな姫のために。
永遠に側仕えを願った騎士の心は、風の如くに朽ち果てない。

キャラ絵:メイリー(139)PL様より。
いつもお世話になっています。m(__)m<平身低頭

No 技能 LV
1短剣25
2軽業20
325
4毒物知識12
5いい気分2
6忍び8
7効果付加8
8薬品調合11
9追跡8
10動物使役4
11動物知識8
12心理学8
13毒塗り20
14暗殺術13
15指導7
16爆弾設置8
17効果装着3
18伝承知識8
19幻術8
20手品4
21気象学7
22化学1
23毒流領域20
24忍術1
Noアイテム(種類・強さ・効果1・効果2)
1喪失を告げる囁き
 ( 短剣 / 367 / 睡眠LV1 / 気絶LV1 )
2エルフ式光学迷彩・参式改
 ( 防具 / 197 / 韋駄天LV1 / ゆらり )
3雪柳
 ( 装飾 / 263 / ゆらり / 毒棘LV1 )
4ソードブレイカー“忍ぶ涼風”
 ( 防具 / 249 / 体力LV1 / 刃折LV2 )
5Scythe of Destiny -迅式-
 ( 剣 / 286 / 集中LV2 / 吸血LV2 )
6風と翼
 ( 短剣 / 410 / 麻痺LV2 / 紅術LV3 )
7
8
9
10
11
12
13
14クリスタルダンサー
 ( 装飾 / 193 / 体力LV3 / 体力LV3 )
15
16
17
PetNo.1 EveningStar
種族 山猫 C P 1466
H P 4998 S P 833 親密 100 / 100

体格 228 敏捷 484 器用 219
魔力 301 魅力 213 幸運 177
付加
スリムボディ 白き翼



創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。
唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。

そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・


この島で、二人で探索と冒険を続ける。


 最終的に探索者たちが辿り着いた場所。終わりなき、終末の浜辺。昨日の夜はそこに飛ばされて呆然としていた彼らも、今日はいそいそと自らの目的地に向かうために荷物をまとめていた。望んだ場所へと、島の主は送り届けてくれるという。気の早い者は朝も空けぬ内から自らが待ち望んだ場所へと消えていった。それでも、多くの者たちはこの島での生活を名残惜しむように、互いに挨拶を交わしたり、思い出話に花を咲かせたりと、最後の時間を思い思いに過ごしていた。
 災厄は去った。探索者たちの一丸となった抵抗により星から来たものは倒れ、襲撃者は駆逐された。だが、それはまた島の終わりをも意味していた。
 そんな中、砂浜の一角にとてつもない大きさの天幕が立てられていた。その周囲には机や椅子が並べられ、辺りには白く塗られた木の柵が張り巡らされていた。それぞれの机の上には紅茶のポットが置かれ、椅子の数だけソーサーとカップも用意されている。また様々な大きさの皿の上には、果物やクッキーといった茶請けが用意されていた。
 そこが正面なのだろう、柵が途切れた一角にはご丁寧に白いポーチが設えられ、くすんだ白いケープを纏った細身の男がいた。その右肩に小さく輝いて見えるのは彼の大切なパートナーなのだろう。二人はいつもの様にして共にあった。
「よォ、嬢ちゃん。イチバン乗りだぜ。よく来たな。」
「やったー、おかし食べ放題だよね?」
 いつもの様にして人を食った笑みを浮かべて手を挙げ、アイヴォリーが始めての来客に挨拶する。ドワーフの英雄の名を継いだ幼く気高き戦士。ルミィ=ナイツはいつもの旅装で、いつものように無邪気な笑みを浮かべている。
「うん、いっぱいあるから遠慮しないでね?」
 アイヴォリーの肩で足を遊ばせながら弾けるような微笑みを浮かべ、メイが嬉しそうに言った。幸い最後の日は神様も大目に見てくれたらしい。天気も良く、日の光を燦然と浴びて煌く羽翅をはためかせるその姿は、彼女が信じる風乙女にも負けてはいない。
「まァ入りな……ッてナンだ、このニオイは?」
 眉を顰めてアイヴォリーがルミィに顔を近づける。確かに妙に甘い臭いが漂っているような気もしなくもない。
「うん、今日はれいこくな女はんたぁもフェロモン全開なんだよ?」
「ッて、オマエ、後ろに着いてきてるのはナンだアリャッ?!」
 ルミィの後ろにはぞろぞろと、その臭いに惹かれたのか動物が集まり始めている。と、奥の方で皿の割れる音がした。何ごとかと天幕の方を覗こうとしたアイヴォリーを押しのけて、薄い黒のドレスを纏った妙齢の女が出てくる。彼女はルミィに飛び掛ると喉を鳴らして顔を擦り付けた。
「うにゃ〜〜〜。」
「あァ〜……嬢ちゃん、とりあえずイヴと奥で遊んでろ。コレ以上ヘンな動物が来たらコマる。」
 しっしっと手を振って二人を追い払うアイヴォリーに、後ろから声がかけられた。
「ウィンド殿、ご招待いただき光栄に存じます。このような場に無粋ではあると思いましたが、正装といえばこれしかなかったもので……。」
 アイヴォリーが振り返ると軍服で着飾ったハルゼイとアッシュがいた。苦笑したアイヴォリーは手を差し出してハルゼイと握手する。
「イヤイヤ、似合ってるぜ。後ろのにーちゃんもな?」
「お詫びという訳にはいきませんが、これもよろしければ。どうぞ。」
 ハルゼイが差し出した大振りの包みを受け取ったアイヴォリーは、その包みをその場で開く。中には色とりどりのキャンディや、果物を使って作ったらしいパイが入っていた。
「ん、マンゴーにパパイヤか。サスガにこの島らしいやな?」
「あっ、アイだけずる〜い!」
 一欠け口に放り込んだアイヴォリーを見て非難の声を上げるメイ。苦笑してヤレヤレと呟きながら、アイヴォリーはメイの口にもパイを押し込んでやった。
「そうそう、後、今日は皆さんに楽しんでいただけるものを用意できると思いますよ? 
 “盛大なフィナーレ”に“華”を添えるにはもってこいのものを……。」 
「お、ハルゼイテメェもナンか仕込んできやがったな?
 へへ、アリガトよ。さァ、とりあえず中に入ってクツロいでくれ。最後の日くレェユックリしたってバチは当たらねェさな。」
 ハルゼイに奥を手で示すと、すぐに次の客が来ていた。背の低い、黒い影のような少年と青い髪の少女。サトムとホリィだった。
「オヤ、猫のにーちゃんやホカの連中はどうしたよ?」
 いつもサトムと行動を共にしていた猫人の青年の姿が見えないので、アイヴォリーはサトムに聞いた。だが何を納得したのか、もしくは勘違いしたのか、一人でうんうんと頷くとにやけた笑いを浮かべてサトムに耳打ちする。
「へっへっへ、お二人さんはゴ一緒に今日一日ごユックリとデートですか。イイねェ、お似合いだぜ?」
「いえ、そっ、そんなんじゃあ……。」
 そう言いながらも満更でもなさそうなサトムの後ろではホリィがいつもの如くにこやかに微笑んでいる。肯定も否定もしない。さすがはアイヴォリーも認める“役者”といったところか。アイヴォリーがサトムたちを中に入れると今度はセーラー服の少女がやってくる。
「わー、アイヴォリーさん、ご招待ありがとうございますっ♪」
「オヤ、黒騎士のヤローは一緒じゃねェのか。おかしいな、来ると思ってたんだケド。」
 首を傾げるアイヴォリーの後ろですさまじい勢いで砂が撒き散らされると、いつもの黒装束が立っている。いつもながらの含み笑いを漏らしながら“ドリルッ”などとよく分からない技を出しているのは黒騎士だ。
「テメェ、ソレは中ではヤるんじゃねェぞ。影犬とかも出さねェでイイからな。まァ入れ。」
 黒騎士を適当にあしらいながら敷地の中へと入れると、次の客は霞と密だった。依頼人とメイド──もしくはボディガードだったかも知れないが──には到底見えない二人組だ。
「おゥ嬢ちゃんににーちゃん、最後までオツカレだったな。……そういや包帯巻きのアッシュはどうした?」
「アッシュさんは〜、荷物をまとめてから来るってぇ〜、言ってましたぁ〜。」
 アイヴォリーがそれに答える前に、いつもの格好をした架那と朔夜が何かを担いで戻ってきた。今日はディンブラとともに裏方で使われているらしい。怪しげな黄色い物体が入った大きなたらいを軽々と担いで、架那は朔夜とともにすたすたと入ってくる。
「おい、アイちゃん、これくらいあれば足りるのか?」
 どうやら二人はアイヴォリーに頼まれて辺りのサンドジェリーを狩りに行ってたらしい。大きなたらいに山盛りにされているのはサンドジェリーの蛍光色の死骸だった。
「あァ、使っちまって悪ィな。ツイでにもういっちょ頼まれてくれ。奥に残ったタネがあるからよォ、一緒にソコに運んで中に全部ブチまけといてくれねェか。」
「……全部……入れるのか?」
 顔を顰めながらも二人は厨房に当たる小さな天幕へと向かっていく。今頃ディンブラがその中で必死で紅茶を精製しているはずだ。
「アイ、またお客さんだよ〜?」
 メイの声にアイヴォリーは次の客を出迎えるためにエントランスに走って戻っていく。
   +   +   +   

「ヤレヤレ……まァみんな楽しんでるみてェだし、ヨシとしときますかねェ?」
 ずずり、と上品とは言えない音を立ててアイヴォリーは紅茶を啜った。テーブルではようやく紅茶の精製から解放されたディンブラがげっそりした様子で座り込んでいる。その横では、メイとアイヴォリーの頼みを聞いてやってきたアッサム、それに架那と朔夜がテーブルを囲んで談笑しており、その横ではネオンがレモンクッキーの皿を囲い込んで貪るように食っていた。
「イヤァ、アッサムさん、悪ィな、レディにまで働かせちまって。」
 余り悪いとも思っていなさそうな表情でアイヴォリーがアッサムに向かって指を振ってみせた。穏やかに微笑んでアッサムがそれに答える。
「いえ、せっかくですから他の兄弟たちも使ってくだされば良かったのに。」
「イヤ、知り合いでもねェヤツにまでこんなコトは頼めねェよ。アレ疲れるんだろ?」
 アイヴォリーは肩を竦めて彼女が精製したアッサムを飲んでいる。横でやつれて呆然としていたディンブラが白い目でアイヴォリーに突っ込んだ。
「アッサム姉はほとんど出してないだろ……ほとんどディンブラじゃねぇか。」
「ヤレヤレ、ディンブラごくろーさん。」
 ディンブラが普段やるようにしてぱたぱたと手を振り、至極適当にディンブラにもいたわりの言葉をかけるアイヴォリー。アッサムにかけているものに対して、はっきり言ってこちらには労わりの気持ちが微塵も感じられない。
「お前なぁ……。大体紅茶搾り出すって、分かってるのか?
 俺の紅茶は金やミスリル以上の価値だぞ?」
「まぁまぁ、いいじゃないですか。好きなだけ使ってくださいな。」
 いつもながらのアッサムののほほんとした様子に、ディンブラは引きつった表情で答えた。
「……アッサム姉、それだけで人間通貨のどんだけの価値が有ると思ってるんだ?」
「まァイイじゃねェか。カネじゃ人はもてなせねェしよ。同じだけの金やらミスリルが今ココにあったってちっともイキじゃねェさ。」
 アイヴォリーの言葉にアッサムも頷きながら同意する。“粋”かどうかはともかく、桁外れの金銭感覚を持つがゆえに、彼女もアイヴォリーの言いたいことが分ったらしい。
「そうそう、美味しいお茶と楽しい時間はどんな価値にも変えがたいですからね。」
 彼女の言葉を聞いたアイヴォリーは急に遠い目で、いつかの情景を思い出しているらしい。それまでの調子とは打って変わって静かに、真摯な声音でディンブラに言った。
「……メイがずっとヤリてェッて言ってたんだよ。お茶会をさ。ホントにアリガトな?」
「まぁいいけどな……。」
 アイヴォリーの様子に毒気を抜かれて苦笑し、彼を見上げるディンブラも、満更でもなさそうな表情をしている。これだけの人間の“陽”の気が充満することは中々ない。しかもそれが自分の紅茶によってもたらされているというのは、ディンブラのような存在にとってはエネルギー源となるのかも知れない。
「アイ〜、お客さんよ〜?」
 入り口からメイの声がアイヴォリーを呼んだ。また誰かやってきたらしい。
「げっ、まだ増えるのか……お前一体何人呼んだんだよ?」
「うはは、イッパイ来てくれリャイイんだケドな?」
 恨めしげなディンブラの視線を躱すようにして、笑いながらアイヴォリーは上機嫌で天幕から出て行った。
   +   +   +   

 ハルゼイがフィナーレに添えた“華”で盛大に盛り上げられたお茶会は、それからアイヴォリーの声で解散を告げられた。宴会は終わり、集まった者たちも島の力によって自らの望む所──ある者は故郷、ある者は大切な者の隣、そしてある者はこの島の真の部分にある遺跡──へと去っていった。全員がそこを去った後に、砂地に立てられた大きな天幕や机、椅子、食器などは、ディンブラが砂から創り出したもので、お茶会自体が夢だったかのように一瞬で掻き消えた。ディンブラが魔法で一時に砂へと返したのだった。
 辺りにはもうアイヴォリーとメイリーの二人の影しかない。その影も、この島で過ごす最後の一日の終わりを告げるように、長く長く伸びていた。紅に染まった砂地に腰を下ろしたアイヴォリーは、近くに生えていた草を千切って小さく穴を開け、それを口に押し当てる。祭りの終わりに相応しい、優しくも物悲しい音が旋律を伴って辺りに響いた。一旦草笛から口を外したアイヴォリーは、砂の向こうで夕日に赤く染まる海を見つめたまま右肩に座っている彼の姫君に呟いた。
「……なァ、メイ……聴いてくれるか。オレはこの前、大切な人から歌を貰った。だから、今度は、自分の言葉で想いを伝えてェんだ。借りモノじゃなく、自分の言葉で。」
 草笛が奏でた旋律が、今度はアイヴォリーの口から零れる様に、囁きかける様に流れ始めた。

冥い冥い闇の中、僕は宝物を探して
ずっと暗闇に怯えて逃げ回っていたけど
それでも欲しかった、僕だけの宝物が
僕だけの、僕だけが大切にできる宝物が

そっと小さな世界の中、僕はその蓋を開いて
そよぐ風と森の囁き、風と翼
その中で見つけたんだ、僕だけの宝物を
僕だけの、とても小さな優しくて白い光

ほら、羽をひろげて
僕がどこまでも送り届けてあげる
君の信じる風は、きっと優しくて途切れない
ほら、どこまでも行こう
僕がいつまでも傍にいてあげる
君を護ってる風は、いつも強靭で吹き止まない

僕は、そんな風になりたかったんだ
僕だけの宝物を優しく包めるような、吹き止まない風に


 ワンコーラスが終わるとそれに合わせる様にして、小さな歌姫が歌い始めた。アイヴォリーは彼女の意図を察してもう一度始めから歌い始める。アイヴォリーの旋律に合わせ、お互いの歌を追う様に、追われる様に、先に後になりながら、自然と調和の取れた二人の歌声が響く。

ほら、僕は見つけた
僕をどこまでも導いてくれる宝物
僕の信じる光は、いつも優しくて迷わない
ほら、どこまでも行こう
僕をいつまでも強くしてくれる宝物
僕が信じる光は、きっと微笑んで振り向かない

僕が、そうして光に包まれてるんだ
僕が苦しんでもまた立ち上がれるような、煌いてる光に

だからどこまでも、だからいつまでも


 二人で最後の部分を歌い終わると、思わず目が合って、二人で優しく微笑みあう。ふふ、と小さく忍ぶように笑い声を漏らしたメイが今度はアイヴォリーに語りかけた。
「ボクもね、同じ事考えてたんだ。今度は誰かが歌ってた歌じゃなくて、ボクだけが歌える歌を、ボクが捧げたいと思う人だけに歌いたいって。……聴いてくれる?」
 メイが歌いだしたその歌に、今度はアイヴォリーが彼女にやったようにして歌を重ねた。何を打ち合わせた訳でもなく、それでもお互いに語り合う様に、確認し合う様に、息の合った二人の歌が二人だけの砂地に響く。

ずっとずっと忘れはしないさ
初めて会ったあの日から何もかも
一度目は他にするように飯をくれて
二度目はぼろぼろになるまで戦った
それからいつも傍に居て
傍にいられるだけで嬉しくて
盗んだつもりが盗まれてたなんて
盗賊の誇りにかけて言えないけど

編み込まれたお下げのブロンド
君は知ってるかい?
撫でてるだけで安心するんだ
薄く煌く羽の軌跡
君は気付いてるかい?
その光がどんな時でも俺の力になる
ご機嫌損ねてむくれた膨れ面も
クリームが鼻に付きっ放しのご満悦の笑みも
俺の名前を呼んで微笑う
全部が大好きだ
俺の愛するお姫様
今日はどこまで行こうか

長く重ねた二人の毎日
でもまだ全て君を知ってる訳じゃない
いつこの儚い輝きが消えるかと
胸を締めつけて夜も眠れないんだ
暗い話なんてしたくない
捨てたもので泣きたくもない
でもそんな事があったから
ずっと俺は護っていける

二人を包む穏やかな風
きっと大丈夫
導かれるままどこまでも行こう
二人を包む優しい風
きっと大丈夫
吹き続ける限りずっと先まで
いつも負けずに浮かべてる強い笑みも
たまに先を見つめる真摯な翠の瞳も
俺の名前を呼んで微笑う
全部が大好きさ
俺の愛するお姫様
明日はどこまで行こうか

君の心の優しい翼
壁を越える翼だから
俺の右肩の白い輝き
ずっとずっと傍にいるさ


 もう一度二人で優しく微笑み合って、心を繋げて。今までやってきたように強く、優しく。沈んでいく夕日に目を細め、アイヴォリーは彼女を落とさない様にそっと立ち上がった。
「ソロソロオレたちも行くか、お姫サマ。竜か、不死鳥か。次はナニが見てェよ?」
「ボクはアイが行く所なら、どこでもいいよ。」
 その答えに思わず苦笑したアイヴォリーは、ケープに付いた砂を払うと島の奥を振り返る。幻でない真の島。そこにある筈の遺跡。その中では宝玉に近い物が眠っているという。
「シーフが宝モノ見過ごしたとあッチャ、名折れだよな?」
 くすりと笑ったメイの髪を撫で、藍に染まり行く空を見上げる。二人なら、どんな壁だって越えられる。どんな遺跡だって制覇出来る。そこには、また新しい二人の冒険がある筈だ。
「ヨシッ、決まった。行くぞ、メイッ!」
「うんっ、どこまでも一緒に行こう♪」
 目を閉じた二人は、未だ見ぬ冒険を思い描く。二人で創っていく冒険を。
 砂地に微風が吹き、砂が巻き上げられた後にはもう誰もいなかった。






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