［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

～３年前　秋、ワカヤマタウン、皆藤宅。～

「────────突然単刀直入に言いますが、皆藤千穂さん。
あなたを…是非我が永城第一高校バスケ部に迎えたいのです。」

「………え？」

見慣れたリビングルーム。赤茶色のソファ。薄型だが小さいテレビ。壁に掛かった船の絵。
この世で最も安らげるこの場所に、堅苦しさを醸すスーツを着込んだ男性と皆藤はダイニングテーブルを挟んで向かい合って座っていた。


隣で付き添う父を他所に、千穂本人は未だ今の状況が呑み込めずにいた。

それも無理もないのだろう。

いつもの様に中学校から帰宅し、「今日の夕飯は何だろう」などと呑気な事を考えながら玄関口を開けたら、そこに待っていたのは女子バスケットボールにおいて全国優勝を何度も達成している名門中の名門、全国のばすバスケットボールプレイヤーの憧れ、永城第一高校からのスカウト話だったのだから。


「──────今年の夏の全国大会、一回戦から注目していましたが素晴らしいの一言。特に準々決勝など…」

スカウトの男性が口にした、未だ鮮明に記憶に残る全国大会での話に、千穂はようやくハッと我に返った。

「そ、そう、全国大会！ウチら、準決勝で負けてベスト４でしたよ？
永城第一なら、優勝した都地祇中から引き抜くんじゃないんすか…？」

柄にもなく畏まり、おずおずと問うてみる千穂。
だが、スカウトの男性はメガネの向こうの眼を細ませ、ニコリと微笑んでこう言った。

「皆藤さん、我々があなたを評価しているのは、単純な一選手としての能力だけではないのですよ。
今年まで全くの無名だった金井西中を全国大会に導いた指揮能力、ボール支配力…
そして、弱小チームを全国上位レベルにまで育成する程の、私にも想像し得ない様な練習。それをチームメイトに課せる程のカリスマ…或いは勝利への貪欲さ。それが常勝を志す我々には是非とも必要なのです。」

「………」

最後の方には口角を上げて話していたスカウトの話を聞いた皆藤は、何か心に引っ掛かる物を感じていた。

「…あの、カナチューの全国ベスト４はウチだけじゃなくてチーム皆で掴んだ結果なんですけど。
それに、ウチ皆に無理矢理練習させてなんていませんし。」

「成程？それは…失礼しました。」

然程申し訳なさそうな顔を見せずにそういうスカウト。

「まあ、我々があなたをスカウトした理由には納得…はして頂けていないようですが、理解は頂けましたよね？
それで？我が校からのスカウト…受けて頂けますか？」

「………ウチは…」

まだ残ったまま心の引っ掛かりに、千穂は一瞬逡巡する。
だが、目の前に示された夢へのパスポートを拒む理由はありはしなかった。

「…はい、受けます！ありがとうございます！」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～続く～

ENo.224 鳴 とのやりとり


ENo.353 にわとり とのやりとり


ENo.360 瑞稀 とのやりとり


ENo.388 ユイノ とのやりとり


ENo.428 晴 とのやりとり


ENo.437 傲慢たる敗者 とのやりとり


ENo.545 東堂玄樹 とのやりとり


ENo.587 いちま とのやりとり


ENo.868 伊予島 とのやりとり


ENo.1603 メイヴィス とのやりとり

お肉（50 PS）を購入しました。
駄石（50 PS）を購入しました。

時空LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）

ItemNo.1 駄物 に ItemNo.2 ネジ を合成し、駄物 に変化させました！
　⇒ 超絶合成！［ 6 4 4 = 14 ］不発！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム

ItemNo.7 不思議な石 に ItemNo.9 駄物 を合成し、駄物 に変化させました！
　⇒ 超絶合成！［ 5 2 4 = 11 ］不発！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)


イクコ(101) とカードを交換しました！

爆鎖 （マインドボム）


イグニス を研究しました！（深度0⇒1）
イグニス を研究しました！（深度1⇒2）
イグニス を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

チホ(612) は ボロ布 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

メイヴィス(1603) をパーティに勧誘しました！
『チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - チホ(612) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》
　　 - メイヴィス(1603) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》

MISSION!!
チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》 を選択！
　　 - チホ(612) の選択は チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》
　　 - メイヴィス(1603) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！