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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 








すてきなおうちの4人のこども

かしこい明
やさしい直
かわいい清
ゆかいな正

みんな特別、みんな大切
ひとしく大事なこどもたち








「誰が一番好き?」





「どうしてそんな事を聞くの?」

八矢 美穂
ハチヤ ミホ。50歳。四兄弟の母。
おっとりした優しい女性。


「四人とも大事だよ」
「明は一番目の子供だから思い出は沢山あるね。
 直も二番目の子で、明と違うところがたくさんあったし。
 清は初めての女の子で……うん、お洋服選ぶのは清が一番楽しかったな。
 正は言うことが面白くって、これからがとっても楽しみ」

「順番なんてつけられないよ」



…………  …… ……





八矢 清
ハチヤ キヨ。栄平22年生まれの18歳。受験生。
長兄の明と同じ大学を目指して勉強中。得意科目は国史と世界史、地理。


受験の年だった。

昨日までは塾の冬期講習があったが、それも年末年始は休みだから、
清はその日、午前中から自室で勉強していた。
宿題は山ほど出されていたが、日割りにすれば量は決して多くない。
1時間もあれば宿題の日割り分は終わる。5分ほど休憩をして、過去問を解く。
昼食を食べた後は勉強したりしなかったりだ。
模試の結果が良かったので、あまり焦ってはいない。


「清、お勉強疲れたでしょう?少しだけ息抜きしない?」

「お母さんとお出かけしよう。新しいコート、欲しいって言ってたでしょう?」

裕福な家の婦人の多くがそうであるように、清の母も買い物が好きで
こう言ってよく清を連れ出した。
行き先はおおよそ、百貨店だ。
行きつけの、母も清も好むデザインの服を、顔見知りの店員と共に選ぶ。

コートを一着選べば、それに合わせてスカートを。スカートに似合うカーディガンを。
並んで売られていたブラウスを色違いで二枚。
持っている靴を思い返せば、靴だけがそぐわない。
それで結局、買い物を終えるころには、春先に着る一式が揃ってしまっていた。


「ありがとう、お母さん」

一通りの買い物を終えた後の喫茶店。
湯気を立てるホットミルクティーとミルクレープを前に、清は笑顔を見せる。
足元には、買ったばかりの服を入れた紙袋が並ぶ。


「このコート欲しかったの。着るの、とっても楽しみだなぁ」
高校生の間は、私服で出かける機会は少なかった。
大学に上がれば毎日私服だから、好きな服がたくさん着られる。
それがとても楽しみなことを、この母は理解してくれていたのだ。


「でも、わたしだけこんなに買ってもらって、なんだか皆に悪いよ」
「いいのよ。
 正は代わりにスポーツ用品をたくさん買ってあげてるし、明はもう大人だし、
 それに、こうやってお洋服を選べるのも清だけだもの」

母は四人の兄弟を、分け隔てなく扱った。
一人だけが得をしないよう、損もしないよう平等に。
それでも差は生まれたが、それは誰もが納得できる範囲に収まっていた。

清は服が好きだ。
それはきっと、母が服を好いたからだったが、
兄も弟も、清ほど身を飾ることに興味を示さなかった。
だから、母は何でもないときに清を連れ出しては、あれこれと服をあてがった。

小さな頃は、自分が世界一愛らしいから、皆が自分の服を選びたがるのだと思っていた。
店員が次々に服を持ってくるのも、似合う似合うと褒めそやすのも、自分が可愛いからだと。
十になる頃には、店員がそうするのは、それが仕事だからと理解していた。
母は実の子だからこそ清を愛し、与えてくれるのだとも。
高校に上がる頃には、清は、他の兄弟が、自分ほど機嫌よく母に付き合わないのだと気付いた。
末の正など、母好みの服を着せられるよりは、自分で好きなものを選びたいとはっきりと口に出す。

だから、特別自分が優遇されているわけではない。
ないのだが。


「やっぱり女の子はいいわねえ。清と一緒に出かけるのが、一番楽しい」

「…………」


「皆にも、お土産買って帰ろうね」



…… ……… … ……




「あ、おかえりぃ」

八矢直
 ハチヤ ナオ。栄平16年生まれの24歳。次男。
遠方の私立大学に入学したが、留年を繰り返し、まだ卒業できていない。


「お兄、帰ってたのぉ?……駅からどうやって来たの?」

「ほんとほんと。今年は帰ってこないっつってたのにさ」

「駅に迎えに来てくれって言われてな。こいつはいつまでも子供なんだから」

八矢 明
 ハチヤ アキラ。栄平17年生まれの27歳。
大学卒業後、商社に入った。大学時代から付き合っていた彼女と、近々結婚する予定。
八矢 正
 ハチヤ タダシ。栄平24年生まれの16歳。
高校一年生。サッカー部のエース。全国大会を目指している。


「えへへへぇ、みんなの顔見たくって。
迎えに来てくれてありがとぉ〜、明お兄ちゃん大好きぃ~」

「はいはい、わかったわかった」

「あらあ、みんな揃っちゃったわねえ。
 お父さんも、帰ってきたら喜ぶわ」

母は上機嫌だった。長兄が独立した後、家族全員が揃うことは減っていたからだろう。
次兄はまだ学生だったが、遠方に進学してしまったから、ほとんど家にいない。
……就職したら、地元に戻ってくる予定だったのだが。


「清は最近どう?頑張ってる?」

「うん、模試A判定だった。お兄は?」

「毎日楽しいよ!」

「この前は教授の学会発表を手伝いに行ってねえ。
 僕ぜんぜん関係ないんだけど気に入られて。
 この教授ってのが本当に変な人で、アボリジニの調理法を教わるために
 一人でオーストラリアまで行った人で研究室もすごいんだよぉ。
 正には写真送ったけど清にはどうだっけ……」

兄は楽しそうだ。
たまに届くメールにはいつも違う顔ぶれが映り、場所も色々。
コンサートホールから動物園まで、色々な場所の写真が送られてくる。
清に送られるのだって、ごく一部なのだ。

「……でね、『今日は休みだ!』って言って引っ込んじゃって。
 あれには参ったなあ。そしたら隣のトラ君が……
 あ、話してたっけ?今年から同じ講義の子で、
 それがこう、指先でくるくる~ってペンを回してて」

友達も多そうだ。
弟の正も友人は多いが、兄の友人は年齢層が幅広い。一番年上の友人は、嘘か誠か93歳だという。
充実した日々を送っていることは、間違いがない。

これで留年さえしていなければ。そんなこと、清は決して口には出さない。
大好きな兄を、悲しませたくも、追い詰めたくもなかった。

「……で、直。勉強のほうはどうなんだ?」

それを口にするのは、いつだって長兄だ。長兄は唯一、直の劣った部分を直截に口にする。

「それは難しい質問ですな、兄上。
 何せ"どう"という聞き方は曖昧模糊としていて、この煎茶の濁りのように捉え所が無い」

「そういうのはいいから。冬休みだからって、遊んでばかりいるんじゃないぞ」

「"休みだからこそ、普段の遅れを取り返すべきなんだ。直は、全く解ってない"」

正!!

「あらあら、もう」
「無理しなくたっていいのよ。直も清もね」

「ほら、オサム伯父さんもふらふらしてたけど、就職してからは凄かったでしょう?
 成長する速さなんて、人それぞれなんだから」

「うんうん。僕はともかく、清は大丈夫だよ。受験がダメだったら画家になるって道もある」

「いつの話をしてるの、お兄」

溜息。


「そんなの無理だよ」

清が絵や工作で受賞していたのは、小学校の頃の話だ。
中学では美術部に入っていたが、高校では勉強に集中するため部活には入らなかった。
清の才能も、絵への情熱もその程度。仕事にするつもりなど、今は欠片もない。

「そうかなあ。今からでも、何だってできると思うんだけど……。
 普通に働くなんて、なんだか勿体ないよ」

「そんな事言ってるから留年するんじゃん」
「こら、正。
 ……でも、そうだぞ。直はまず向上心を持て」

「果たしてそれが本当に正しいのでしょうか、兄上。
 昔の人は言いました。天は人の上に人を作らず」

「それ、"勉強は大事だぞ"って意味だぞ」




「…………」

清は、次兄が夢ばかり見ていると思っていた。

長兄が真面目に勉強をしている横で、屋根裏部屋から探し出してきた古いプラモデルを組み立てて、
末弟がサッカーの試合に出かけていくのを見送りながら、テレビゲームをドライバー片手に分解して。
けん玉の世界大会を目指していたと思ったら、着物の着付けを覚えてきたり、自転車の修理を覚えたり、メダカの飼育を学んでいたり。
突き詰めて職にするのならまだしも、飽きれば順に放り出し、子供のように実にならないことばかりしている。
留年を繰り返しながら焦りもしない、その余裕がどこから生じるのか、清にはわからない。

彼の中ではきっとまだ、自分は特別なのだ。
望めば何でもできると思っていて、だからそうして、好きに生きている。

「もう、せっかく皆揃ってるのに、そんな話やめましょう?
 みんな、好きなケーキを選びなさい」

「お母さーん、ケーキ一つ足りないよぉ」

「あー。ほら、だから帰ってくるときは連絡しろって……」

呆れた視線が次兄に向く。こいつはしょうがないなという、
諦めと僅かな哀れみ、そこから生じる親しみのこもったそれ。
僕はいいよと、笑って手を振る次兄。でも、兄だけ仲間外れなんてことは起こらない。


「良いのよ。直にはお母さんのをあげるから」

母は優しい。
いつだって四人を平等に、分け隔てなく扱った。

だからこそ清は、この母が、家族が大好きだった。







    ――――……     
            ……     
深谷
「1月も終わりだなあ。
 ま、大八洲がいつかわかんねェけどよ」

「体感なんざ当てになんねェし。
 あの時のままなら、えーっと泰元6年か」

「…………」
深谷
「はーあ、次は7年ラッキーセブン年とか言ってたのに
 年末に死ぬって、なーんか残念じゃね?」

「まあ、年明けすぐ死ぬってのも、
 それはそれでロクでも無ェけど」

「自分の死ぬ日なんてネタにして面白い?」

「いつ死んでも同じでしょう。
 新年だからって何かするわけでもないし
 いつ死なれたって、嫌なものは嫌だよ」
深谷
「だって正月ってだけで楽しいじゃん。
 目出度ぇ気分にもなるし。お前だって今年の正月、楽しかっただろうが」

「どうだった?初詣、行ったんだろ?」

「…………」

「深谷って本当にデリカシーないよね。
 向こうが楽しかったって、もう関係ないでしょう。
 嫌がらせなの?」
深谷
「ご主人さまに嫌がらせだなんて滅相も」

喉を鳴らすように笑う。

「向こうの清が、どういう願い事をするのか気になってよ。
 したんだろ?」

「それを嫌がらせって言ってるの」

「……神様に軽々に願い事なんてするなって、
 わたしに教えたのは深谷じゃないの」

「自分の為の願い事なんてするものじゃない」
深谷
「その通りだ、清。よく解ってるじゃねえかよ」

「神は願いを叶えるものじゃねえ。
 参拝すんのは冥護にお礼申し上げる為だし
 それでも願うってんなら他人の為か、誓いだけだ」

「それで?」

「全部無意味になったって知ってるくせに、
 願ったってどうしようもないって解ってるくせに
 わざわざそんな事を話す意味は?」
低く笑う。
鴉の爪で口を隠すようにしながら、くつくつ、くつくつと。

「暇つぶしだよ、決まってるだろ」
深谷
「キリカサンと喋ってても良かったんだけどよお。
 お前からかってる方が、色々と都合が良いわけよ。わかる?」

不機嫌顔が「わからないよ」と発する。
それを聞いても表情は変えない。笑うばかりだ。ずっと。

「お前も『宇佐ちゃん』のお姉ちゃんと喋ってりゃいいのに」
ものも言いたくない。
清は、視線を『友達』の方へ向けることもしなかった。

死人はいつでも身勝手だ。
だが清も、己の勝手で、死人からその死を奪っている。

「……死んだ人って、本当に勝手」
深谷
「馬鹿言え」

「人間なんざ、みーんな自分勝手だ」

ENo.17 サクマ とのやりとり

サクマ
「よかった、覚えていてくれて嬉しいわ。
 飴屋さんは継続中よ。あっちの世界で、だけど。
 ふふふ、あなたたちと一緒にまた侵略できてうれしいわ。」

サクマ
「あ、お姉さんも、どうもこんにちはぁ♪
 ええ、そうね。お互い時間はあるけど時間がない……。
 忙しいところゴメンネ。
 またタイミングがあったら、ちょっとずつお話しましょ?
 それじゃあ、気を付けてね♪」


ENo.75 シキ とのやりとり


[――瞳が、動いた。

それはまるで生きているかのように]

[同時に、平面であったそれに立体の影が落ちる。

濃淡による毛並みは、しかし風に揺れ、重力に従った動きを見せる]

[真に完成したその虎は、本物の爪と牙を携えて、獲物へ飛びかかるようにして現れ出た。
屏風に描かれた虎と、瞳の描かれた龍。正解がどちらであったのかは観ればわかるだろう。これはとんちの物語ではない、"完成"の為の一筆だ。

あなたは、忠告通りに絵から離れていたのか、それともただの絵だと思っていたままだったか。
どちらにせよ、その絵は実態を持って顕現した。そしてその金の瞳は、あなた達への敵意を湛えている]


ENo.100 百面相の怪 とのやりとり

 あなたが二通目のメッセージに驚き、一通目をよく見返してみるなら、

 真っ白な映像が、ところどころちらついている。
 純粋な白の隅に、電子空間が微かに見える。
 機械的に映像を変えたのではなく、光で潰しているのだと、わかるかもしれない。
 光。炎。電流。映像を見せまいとしているのは、それに類する何か。

 早河小紅によるものか、誰か偽物の工作なのか。
 それはあなたの判断するところだけれど。

 ところであなたのメッセージには、すぐに『既読』の二文字がついた。
 しかし、その姿は見せることなく。

 あなたの返答が、何度もふたたび再生されていることだけが、
 ぽつぽつとログに残されていくだろう。

 あなたが会ったときの、明朗快活な少女らしくもない。
 それはまるで何かに縋るようで、何かを探しているようで。

 じきにまた、定められた戦いが来る。
 そこであなたが傷つくそのたび、彼女も誰かの悪役になるなら。
 一人目の小紅からの着信は、いずれまた来る。

 けれどそんなものを待たなくても、
 あなたにはすぐに話せる相手がいるだろう。
 
 元気で明快で、人の形のままの彼女。
 あなたにすっかり懐いた様子で、諭せばあなたに寄り添いそうな。
 もっと都合のいい早河 小紅が。


ENo.295 叶 とのやりとり


「わ、」

じっと、じっ……と。
見つめる姿に、少し驚いた様子を見せ。
けれどそれがそこまで年の離れていない女性であると分かると、
警戒心を心持ち弱める。

「……えと、こんにちは」

少し、判断に迷いつつ。
けれどそこに敵意はない……ように、少女には思えて。
彼女がむける視線の方向に、こちらも同じように目線を向け。
一歩ずつ、そちらに近寄っていく。

「は、はい。
 大丈夫……ですけれ、ど。

 もしかして、貴女も……あの声を、聞いていたんです、か?」


ENo.423 ラフィ とのやりとり

ラフィ
「価値があるものじゃないと、
 守る気にはならない? あなたは」

 子供は棒立ちのまま、
 不可視の敵意が周囲に渦を巻いている。
 即座に攻撃に出る様子はない。

ラフィ
「ちかくの人をたすける。ものをとらない。暴力をふるわない。
 そういうのが、ただしい、っていうこと。
 たとえば、みにくくて、悪い人を守ったからといって、
 それが正しくないことには、ならないと思うよ」

「それともあなたは……
 よわくて、みにくくて、価値のないものなら傷つけてもいい、
 そういうルールでやってるの?」

 なぜだか楽しそうに笑った。


ENo.425 あなた とのやりとり

「ああ、その件はどうも。
 ちょっとばかし酸味がある以外は結構イケ……」
 
「廃屋……?」
 僅かに表情が曇る。
 口内に残る痺れはそれのせいか。いや、肉の色も相当なものだったけれど。

 こんな場所では贅沢も言ってられないか。
 何もないよりきっとマシだろう……おそらくは、多分。

 ますます気分が悪くなるような心地がしたが、わざわざ口に出すこともない。

あなたが手を挙げたなら、同じようにその手のひらを返す。

 普段と同じ。別段何事もなく行われる挨拶……だからこそ。
 ひねくれた男の眼鏡には わざとらしいな と。そのように映る。

 だからといって何ができる訳でもないのだけれど。
 生きる為ならよくわからない生の刺身だって構わず喰らう。
 まぁ、そのくらいのことだ。

「あ~こっちの奴らは随分と個性豊かだもんな。
 バーチャルみてェで俺は嫌いじゃねェんだけどな。」
 
 指を手繰ればピンクのウサギがぬるりと生まれ
 その指先にやわらかなからだを垂れて鎮座する。

「そっちのツレさんもなかなかいいセンスしてると思うぜ?」
 4つ足はなかなか扱いが難しいんだよと赤い地面を踏みながら。

「そこのオネーサンの話がホントなら、
 ちっとばかし災難だったみてェだけども。」

「はは、どこの世界もそう変わりゃしねェよ。
 臭いものは嫌がられて当然だろうさ、
 掃き溜めだってその為にあるんだしな。」

 男は冗談めかして笑う。所詮は同じ穴の貉だ。

「どっちにしろ、ここじゃ食うか食われるかってな。
 目的は違えどやるこた同じ……まぁ仲良くやろうや。」

 指先のウサギがあなたの方へぴょいんと跳ねる。

「俺も不味い飯食うのは勘弁だしな。」


ENo.440 くもくいさま とのやりとり

くもくいさま
「……うまは元気か。」
イバラシティでのやりとりなどなかったかのように、比較的ごきげんよりに話しかけてきた。こわい。


ENo.533 冷泉といちか とのやりとり

クスクス……
    クスクス……
豊岡
そんなことを言うものではありませんよ。貴方の事を心配しているのですから。
 全く、貴方はいつまで経っても素直ではないのですから……
クスクス……
       クスクス……


ENo.719 ケムルス とのやりとり

「ほう?馬鹿の一つ覚えとばかり思っていたが……
よく言えたモノっスね、褒めてやろう。ヒトの女」

嘲笑を交えつつ、仰々しく両の手を2、3度叩く音がする。
「……だが、オマエは勘違いをしているっス
あの反吐が出るようなヒトの振りなど、ハナから続けるつもりは無い
それに、小生が猿の真似などせずとも……

このハザマには、『雲谷 煙次は別にいる』
「さしずめ妹……チハルを守る為に動いているだろうっスよ
嘘だと思うのなら調べてみるが良いっス」
「信じないのはオマエの勝手っスよ
ただ……このハザマであの男が果たして生き延びられるモノっスかねえ?」

そう言って、紫煙をハザマの彼方へと吹かせた。


ENo.1192 『執心』 とのやりとり

声の方向へ首だけを僅かに向ける。
「――。ここは飽きぬな…」
暫し耳を傾けたのちにぼそりと何事か呟き、気怠そうな動作でゆらりと半身に向き直る。
頭部の大部分はフードの下、深く昏い闇に覆われている。
「協力、と申したか。
…我はイバラシティとやらに興味はない。この領域…ハザマにおける侵略の行方すらもな。
故に貴様に肩入れする気はなく、また貴様等の道を阻むつもりもない。
…助力を求めておるのならば、他を当たるがよい」

抑揚のない声で続ける。
「あの"世界"へと堕ちたならば、慈悲と希望を打ち砕かれ、諦め、徒に時の過ぎるがまま身を任せる事を
選んだものも中にはおろう…"世界"を対象取ったワールドスワップの能力に、望まぬまま巻き込まれたものが。
恐らくは大勢なれど、アンジニティに住まうもの達が凡て、貴様の如くイバラシティを渇求しているわけではあるまい」
「そも、アンジニティなる"世界"、調和や泰平とは無縁の"世界"と認識しておる。
一見明確な目的の下、共通の利益を求め共闘しておるようだが、それはあくまで表面上の話。
一皮剥けば虎視眈々と機を窺い、寝首を掻かんと策謀を弄しておるだろう。
故に知己でもない限り…あるいは知己であってもだが、徒党を組むなどという択は到底採り得ぬ。
…如何な因果あれど貴様もアンジニティの出ならば、それは貴様も知るところではないのか」

そう言いながら、一瞥するかのように、少しだけ首を動かす。
「…興味の有無を言うならば、貴様等の方が余程興味深いのだがな。
一応、聞いておくか。貴様は何故そこまでイバラシティ…いや、『外』に執着する」


以下の相手に送信しました

ENo.1
ギンカ
ENo.93
Eva
ENo.159
春原とマル
ENo.266
うさ子
ENo.502
ナックラヴィー
ENo.620
トバルカイン
ENo.631
クロウ
ENo.642
あざらし姫
ENo.705
けもの





満珠
「己の世界のために争え、と来ましたか」
Eva
「そう…ますます私には関係ないことですね」
満珠
「世界と言われても困る我々には関係なくとも、他の方々には深い関係があるようですがね」


「……さっきの通信。妙な事を言ってたね」
深谷
「ああ?あのノイズだらけの通信か?
 自分が自分であることをナントカ、呪いのようなナントカって?」
深谷
「気にするだけ損だろ。時間の無駄だ。
 『おれ達の世界』の為に、キリキリ働かないとな」
深谷
「……どこの事だか知らねえがよ?」


黒猫が通り過ぎる。

あなた(425)ItemNo.8 美味しい草 を手渡ししました。

ItemNo.6 非常食 を食べました!

 食欲は湧かない。食べなければ動けない。
 体調が 1 回復!(20⇒21
 今回の全戦闘において 器用10 敏捷10 耐疫10 が発揮されます。
 今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった!















彼岸の獣
ENo.93
Eva
ENo.158
不浄の滝
ENo.425
あなた
ハザマに生きるもの
稲刈り機
チェリーさんA
チェリーさんB
















彼岸の獣
ENo.93
Eva
ENo.158
不浄の滝
ENo.425
あなた
TeamNo.1444
ENo.1444
アキラ
ENo.1458

ENo.1472
みどり







ピクシー をエイドとして招き入れました!

ナックラヴィー(502) から を受け取りました。
「八矢清。なんか肉持ってないか?
 これやるからなんかくれ。腹減った」

 巨大な人馬が物欲しそうにあなたの後ろをついてきている。
 手には抜けた鬣を持っている……

命術LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
料理LV5 UP!(LV25⇒30、-5CP)

サクマ(17) により ItemNo.9 毛 から装飾『幽けき祝福』を作製してもらいました!
 ⇒ 幽けき祝福/装飾:強さ40/[効果1]回復10 [効果2]- [効果3]-
サクマ
「んふふ、またお世話しちゃうね。
 お世話し合うのって楽しいよね~。」

サクマ(17) の持つ ItemNo.9 から料理『花弁餅』をつくろうと思いましたが、食材じゃないことに何とか気づけました。
ナックラヴィー(502) の持つ ItemNo.7 不思議な食材 から料理『シーフードドリアもどき』をつくりました!
タウラシアス(173) の持つ ItemNo.7 不思議な食材 から料理『シーフードグラタンもどき』をつくりました!

夏鈴(654) とカードを交換しました!

パニッシュライト (アサルト)


ハードブレイク を研究しました!(深度0⇒1
ハードブレイク を研究しました!(深度1⇒2
イグニス を研究しました!(深度0⇒1

水の祝福 を習得!
リヴァイブ を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが2増加した!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






Eva(93) を入手!
不浄の滝(158) を入手!
あなた(425)花びら を入手!
Eva(93)ネジ を入手!
不浄の滝(158)美味しい果実 を入手!
Eva(93)美味しい果実 を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
不浄の滝(158) のもとに 稲刈り機 が軽快なステップで近づいてきます。
不浄の滝(158) のもとに チェリーさん が空を見上げなから近づいてきます。






チナミ区 F-13(山岳)に移動!(体調21⇒20
チナミ区 G-13(山岳)に移動!(体調20⇒19
チナミ区 H-13(草原)に移動!(体調19⇒18
チナミ区 I-13(道路)に移動!(体調18⇒17
チナミ区 I-14(道路)に移動!(体調17⇒16

採集はできませんでした。
   - Eva(93) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - 不浄の滝(158) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - あなた(425) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


ノウレット
「またまたこんにちは―――ッ!!」

ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。


 


エディアン
「わぁこんにちはノウレットさーん!
 えーと音量音量・・・コンフィグかな?」


Cross+Roseの音量を調整する。

 


エディアン
「よし。・・・・・さて、どうしました?ノウレットちゃん。」

ノウレット
「はぁい!今回はロストに関する情報を持ってきましたッ!」

エディアン
「おや、てっきりあのざっくりした説明だけなのかと。」

ノウレット
「お役に立てそうで嬉しいです!!」

エディアン
「よろしくお願いしまーす。」


 


ノウレット
「ではでは・・・・・ジャーンッ!こちらがロスト情報ですよー!!」


Cross+Roseにロスト7名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

 

アンドリュウ
紫の瞳、金髪ドレッドヘア。
体格の良い気さくなお兄さん。
料理好き、エプロン姿が何か似合っている。

ロジエッタ
水色の瞳、菫色の長髪。
大人しそうな小さな女の子。
黒いドレスを身につけ、男の子の人形を大事そうに抱えている。

アルメシア
金の瞳、白い短髪。褐色肌。
戦闘狂で活動的な少女。
鎧を身につけハルバードを持っている。

ソージロウ
黒い瞳、黒いもじゃもじゃ頭。
常にダルそうな猫背で長身の青年。
デニムパンツにTシャツを着ている。

フレディオ
碧眼、ロマンスグレーの短髪。
彫りが深く、男前な老翁。
黒のライダースジャケットを身に着けている。

ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。

マッドスマイル
乱れた長い黒緑色の髪。
両手に紅いナイフを持ち、
猟奇的な笑顔の仮面をつけている。


 


エディアン
「なるほど、いろんなかたがいますねぇ。
 彼らの願望を叶えることで影響力を得て、ハザマで強くもなれるんですか。」

エディアン
「どこにいるかとか、願望の内容とか、そういうのは分かります?」

ノウレット
「ごめんなさい!私はCross+Roseの妖精なのでよくわかりません!
 Cross+Roseに送られた情報を伝えることしか・・・・・」

エディアン
「むむむ・・・・・頑張って見つけないといけませんねぇ。
 こう、ロストには頭にマークが付いてるとか・・・そういうのは?」

ノウレット
「ごめんなさい!私はCross+Roseの妖精なのでハザマのことはよくわかりません!
 Cross+Roseに送られた情報を伝えることしか・・・・・」

エディアン
「・・・・・システムメッセージなのかなこれ。
 ・・・ノウレットちゃんの好きなものは?」

ノウレット
「肉ですッ!!」

エディアン
「・・・嫌いなものは?」

ノウレット
「白南海さん、です・・・・・」

エディアン
「・・・・・さては何かしましたね、彼。」


 

 


エディアン
「では、ロスト情報もそこそこ気にしながら進めていきましょう!」

ノウレット
「ファイトでーすッ!!」


 

チャットが閉じられる――












彼岸の獣
ENo.93
Eva
ENo.158
不浄の滝
ENo.425
あなた
ハザマに生きるもの
歩行石壁
ダンデライオン
歩行軍手




153 413


1st
Eva



3rd
ダンデライオン



5th
歩行石壁


6th
歩行軍手

















ヌリフィンドール
ENo.1256
グレーデル
ENo.1261
ヘンゼル
ENo.1265
三雲
彼岸の獣
ENo.93
Eva
ENo.158
不浄の滝
ENo.425
あなた




521 243



2nd
Eva











ENo.158
不浄の滝
「そいつぁ妖怪の仕業だな。この深谷サンに任せとけ」

  「この人の言うことは気にしないでください。
   ……あのね深谷、その言い方、すっごく怪しいよ」


■八矢 清
  女/24歳/162cm/退魔師見習い(フリーター)

弟子の方。退魔師見習いで、深谷に比べて常識人。
多趣味……と言うより、打ち込める趣味を探して暮らしている。今は色鉛筆画がお気に入り。
イバラシティには、師匠の深谷に従って、去年の秋に移り住んできた。相変わらず、怠惰を貪る師匠に呆れる日々を送っている。

……という記憶を持つ、アンジニティの罪人。
異界【大八洲国】で、死人を此岸に留めようとした末、放逐された。


■深谷(ふかや)
  男/41歳/183cm/退魔師(ニート)

師匠の方。神社に仕えて妖怪を狩る、退魔師を名乗っている。
去年の秋に狩場を求めて、弟子を連れてイバラシティに移り住んで来たが、イバラシティでは妖怪なんて見つからないため、ただの飲んだくれおじさんである。
半年近く遠方へ出向いており、最近やっと戻ってきた。

……という記憶を持つ。
既に死を迎えているが、清により使役される事で、此岸に留め置かれている。


・異能【式神作成/式神使役】
墨で特定の字や図形を書いた和紙(形代)に、いろいろなもの
──動物霊や自然霊など──を降ろし、しもべとして使役する。
形代は基本的に使い捨てなので、あらかじめ用意した分しか使えない。

・神力
八矢清の本来の能力。不浄を祓い、神妖を見、また繋がる力。
異能【式神】とは、その一部が異能として処理されたに過ぎない。

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・自宅プレイス兼連絡先 http://lisge.com/ib/talk.php?p=199
・ログまとめプレイス http://lisge.com/ib/talk.php?p=357
・前期ログまとめ http://elemtale.s1001.xrea.com/kiyora/

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ロール、メッセ歓迎しています。
既知、敵対含む関係設定もお気軽に!
@fyuki_28g
16 / 30
92 PS
チナミ区
I-14
行動順3【強襲】AT↑
5000
350







アイコン60pxの会
13
毎更新必ず何かしらやらかす
12
【うちの子】貸し借りOKコミュ
5
#交流歓迎
9
イバラシティの自分に物申したい!
5
100色ボールペン愛好会
3
ログまとめられフリーの会
僕・私の日記を見てほしい…!
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No.1 ピクシー (種族:ピクシー)
要求SP611
MHP3234MSP273
▽効果 射程3
防災10 防疫10 反護10 体力10 回復10 幸運10
被研究スキル名LVEPSP説明
キュアブリーズ5070味傷:HP増+AG増(2T)
ウィンドカッター5050敵3:風撃
ショックウェイブ50160自:連続減+敵全:風撃&朦朧
風の祝福550【戦闘開始時】自:時空LVが高いほど風特性・耐性増
風特性回復530【戦闘開始時】自:風属性スキルのHP増効果に風特性が影響
薬師550【戦闘開始時】自:HL増+名前に「防」を含む付加効果のLV増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
最大EP[20]




Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4激情の澱武器35攻撃10【射程1】
5魂の枷防具30防御10
6素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
7こんがり焼き肉料理35器用10敏捷10耐疫10
8素材10[武器]朦朧10(LV20)[防具]体力10(LV10)[装飾]増勢10(LV25)
9幽けき祝福装飾40回復10
10ねばねば素材10[武器]衰弱10(LV25)[防具]強靭10(LV20)[装飾]耐狂10(LV20)
11美味しい果実食材15[効果1]攻撃10(LV10)[効果2]防御10(LV15)[効果3]強靭15(LV25)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術15生命/復元/水
使役15エイド/援護
料理30料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
死馬の吶喊
(ブレイク)
5050敵:攻撃
鴉の鉤爪
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
早駆け
(クイック)
5050敵:3連撃
木枯らし
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
穢れ祓い
(ヒール)
5050味傷:HP増
死鬼修復
(ドレイン)
5050敵:攻撃&味傷:HP増
一閃
(ペネトレイト)
5050敵貫:痛撃
大八洲の風
(スイープ)
5050敵列:攻撃
禊の苦水
(ウォーターフォール)
6050敵:水撃
式神が襲う
(サステイン)
5050敵:攻撃&味傷:守護
式神使役
(ライフリンク)
5050自従傷:HP増+HP譲渡
アクアヒール5070味傷:HP増+炎上を守護化
偽りの二生
(ラッシュ)
50100味全:連続増
リヴァイブ50100味傷:復活LV増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
死鬼作成
(猛攻)
550【戦闘開始時】自:AT・DX増
祝詞が響く
(堅守)
550【戦闘開始時】自:DF・AG増
神力の顕現
(攻勢)
550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
死鬼『三劔司』
(隠者)
550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
折伏
(魅惑)
550【戦闘開始時】自:使役LVが高いほど戦闘勝利時に敵をエイドにできる確率増
氷水避け520【戦闘開始時】自:水耐性・凍結耐性増+凍結によるHP・SP減少量減
水の祝福550【戦闘開始時】自:命術LVが高いほど水特性・耐性増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
するどいとり
(ピンポイント)
050敵:痛撃
たのしいしんりゃく!
(ブラスト)
050敵全:攻撃
パニッシュライト
(アサルト)
050敵:痛撃+自:連続減





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]アクアヒール[ 3 ]イレイザー[ 2 ]ハードブレイク
[ 1 ]イグニス



PL / フユキ