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<< 1:00~2:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




 鬱々とした気持ちで時計を見つめる。あの子供が消えてからまた一時間が経つ。今度の一時間は特に何もできなかった。もう出来ることはやり尽くしたような気がする。ただじっと蹲って時間が経つのを待っていると、カチリという分針の音とともに部屋の片隅に紫の靄がかかる。
 妙に時間に律儀な、あの子供だ。

???
「なんでアタシがこんなこと……
 おにぎり、持ってきたわよ。感謝しなさい」

”私”
「えっ、だ、誰!?」

 想像に反して現れたのはあの子供ではなく、老年の女性だった。身なりはとても綺麗で、服装にこだわりがあることを感じられる。
 その分手に提げられたビニール袋がとてもアンバランスなのだけれど。

”私”
「あの……あなたは……?」

???
「ああ、アタシ?アタシは……さっき来たヤツの妹よ。
 来たでしょ? ナマイキな子供」

”私”
「来たけれど……妹?」

???
「妹よ」

 強く言い張られた。しかし、年齢的にはどう見ても祖母と孫だ。いや、祖母と孫と言うにもあまりにも似ておらず、全くの他人としか思えない。妹分とかそういう意味なのだろうか? それにしてもあまりにも年が離れすぎている。
 理解できずにいると、やれやれといったように女性が片手をひらひらと振った。

???
「ああ、いいのよ。わかんないんでしょ?
 これでもちゃんと血の繋がりはあるのよ。
 ……いいえ、今はあるって言っていいのかわからないけど、生まれたときは兄弟だったわよ」

 繋がりがある? わからない? どっちなのだろうか。生まれたときはと言うからには、今は違うのだろうか。後から血の繋がりが消えるなんてこと、あるとは思えないけれど。

???
「とにかく、おにぎり持ってきたわよ。
 アンタがリクエストしたんでしょ、食べないの?」

”私”
「あっ、ごめんなさい……頂きます」

 袋を受け取ると中身を取り出してみる。ペットボトルの水と、ラップにくるまれたおにぎりが入っている。中身はわからないけれど、まさか食べられないものは入っていまい。
 ……と思う。

???
「ああ、中身は全部おかからしいわよ。
 嫌がらせかしらね」

”私”
「はあ……」

 彼女の言葉を信じるならば、間違いなく食べ物だ。よかった。全部おかかとは言うが、この状況でおにぎりの具に文句はつけてはいられない。この女性はあの子供よりもずっと気難しそうだし、下手に不興を買いたくない。おとなしくラップを剥がして食べ始めると、女性ははあと溜息を吐いた。

???
「……アンタ、この状況がどうとか、アタシについてとか、そういうことあんまり聞かないのね。
 まあ、あんまり聞かれないほうが面倒くさくなくていいんだけど」

”私”
「んぐ……じゃあ、一つだけ聞いてもいいですか……?」

???
「……余計なこと言うんじゃなかったわね。
 まあ、別にいいけど。何?」

”私”
「私は誰なんですか……?」

 尋ねると、女性は大きく目を見開いた。

???
「まさか。記憶障害は能力のうちに無いはずだけど……
 何もわからないの?」

 頷いてみせると、今度はいかにも面倒くさそうに溜息を吐かれた。

???
「アタシはね、アンタに借り物してるの。
 とは言っても、ちょっと借りてるだけだからアンタの記憶からは消えないはずなんだけど……」

???
「……まあ、それはどうでもいいわね。
 アンタは――」

子供
「レ〜〜イ〜〜?」

???
げ。

 部屋の片隅にもう一つ紫の靄がかかると、今度こそあの子供が現れた。子供はレイと呼ばれた女性に近寄ると、ペシペシと軽く頭を叩いている。レイさんが大人しく叩かれているところを見ると、確かに力関係は子供のほうが強いようだ。
 子供はずいと前に出ると、顔を近づけて人差し指でレイさんの鼻を叩き始めた。

子供
「勝手に情報出すんじゃないって僕いつも言ってるよネ?
 なんでいっつもそーやって勝手にバカするの?
 だからいつまで経ってもダメなんだヨ!」

レイ
「……」

 そこそこの罵詈雑言にもバツの悪そうな顔をするばかりだ。よほどこの子供のほうが強いらしい。レイさんは三度溜息を吐くと両手を挙げてみせた。

レイ
「もう、わかったわよ。アタシが悪かったわ。
 これでいいんでしょ?兄貴」

子供
「いいワケないでしょお〜〜!?
 だからレイはポンコツなんだヨ!!
 僕様の立てた計画ちゃんと話したでしょ!?」

レイ
「そりゃあ、聞いたけど……あんな計画、あってないようなものじゃない」

子供
「だったらちょっとくらい自分でやればァ〜!?
 レイ文句は言ってもなんにも考えないじゃん!」

レイ
「流石にそんなことはないわよ!
 意見だって出してるじゃない!」

子供
「その意見だってことごとく使えないんだよネ!
 もっとちゃんと考えてくれない!?」



”私”
……うるっさい!!



レイ
「 」
子供
「 」



”私”
いい加減にして!
 喧嘩ならよそでやって!!

レイ
「……ご、ごめんなさい……」
子供
「お、思ってたより怖ぇんだな……」

”私”
私はおにぎりを食べるんだから!
 わかったら出ていって!!

レイ
「……悪かったわね……ほら兄貴、行くわよ」
子供
「そうだ……ね、僕らもそろそろ防衛の続きしなきゃだしネ」

 ふん、と鼻息を鳴らしてやると二人は紫の靄を残してポンと消えた。これで清々する。私は改めておにぎりのラップを剥がすと、もう一度小さく口を開けて噛み付く。しっとりとした海苔と冷めて固くなったお米だけれど、ちゃんと美味しい。
 コンビニのおにぎりではないということは手作りなんだろうか。わざわざ作ってくれたんだとしたら、それは嬉しいことだけれど。
 さっきの会話からすれば、二人は何かの計画を少し曲げつつもその通りに動いていることになる。計画があるということは目的もあるということだ。何をしたいんだろう。それがわかれば、もしかしたら脱出の糸口になるかも知れない。
 とりあえず今は、このおにぎりを頬張ることを優先するけれど。







以下の相手に送信しました

ENo.158
不浄の滝
ENo.1383
テンコ





龍矢
「何故だろう、私が居ないと……何でも無い。」
龍矢
「用心に越したことは無いが、思ったより『原型を留めていない』可能性は有るな。」
龍矢
「まだ謎は尽きんが、改めて宜しく頼む。」















少女と青年と愉快な同行者たち
ENo.28
リカルド
ENo.271
八生
ENo.285
日明と月夜
ENo.533
冷泉といちか
ハザマに生きるもの
ヤンキー
ピクシーA
ピクシーB
稲刈り機
















少女と青年と愉快な同行者たち
ENo.28
リカルド
ENo.271
八生
ENo.285
日明と月夜
ENo.533
冷泉といちか
とってもだいすきアンヂニチィ
ENo.513
十神
ENo.664
レウ・コンアス
ENo.697
ユセ
ENo.718
ヤチノカイナ







命術LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
付加LV5 UP!(LV25⇒30、-5CP)

日明と月夜(285) により ItemNo.8 韮 から防具『式神:体』を作製してもらいました!
 ⇒ 式神:体/防具:強さ40/[効果1]体力10 [効果2]- [効果3]-
月夜
「ひっすん工房のご利用誠にありがとうございまーっす!!こんな感じでよかった?」

枢木(296) とカードを交換しました!

■■箱 (アクアリカバー)


アクアヒール を研究しました!(深度2⇒3
インフェクシャスキュア を研究しました!(深度2⇒3
マナポーション を研究しました!(深度2⇒3

水の祝福 を習得!
ヒールミスト を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが2増加した!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






リカルド(28)花びら を入手!
八生(271)花びら を入手!
日明と月夜(285) を入手!
冷泉といちか(533) を入手!
リカルド(28)不思議な雫 を入手!
八生(271)不思議な雫 を入手!
リカルド(28)ネジ を入手!
リカルド(28) を入手!






日明と月夜(285) に移動を委ねました。

チナミ区 F-13(山岳)に移動!(体調20⇒19
チナミ区 G-13(山岳)に移動!(体調19⇒18
チナミ区 H-13(草原)に移動!(体調18⇒17
チナミ区 I-13(道路)に移動!(体調17⇒16
チナミ区 I-14(道路)に移動!(体調16⇒15







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


ノウレット
「またまたこんにちは―――ッ!!」

ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。


 


白南海
「・・・っつぅ・・・・・また貴方ですか・・・
 ・・・耳が痛くなるんでフリップにでも書いてくれませんかねぇ。」

ノウレット
「はぁい!イヤですッ!!」

白南海
「Yesなのか、Noなのか・・・」


ため息をつく。

 


白南海
「それで、自己紹介の次は何用です?」

ノウレット
「はぁい!今回はロストに関する情報を持ってきましたよーッ!!」

白南海
「おぉそれは感心ですね、イルカよりは性能良さそうです。褒めてあげましょう。」

ノウレット
「やったぁぁ―――ッ!!!!」

白南海
「だから大声やめろおぉぉぉクソ妖精ッッ!!!」


 


ノウレット
「早速ですが・・・・・ジャーンッ!!こちらがロスト情報ですよー!!!!」


Cross+Roseにロスト7名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

 

アンドリュウ
紫の瞳、金髪ドレッドヘア。
体格の良い気さくなお兄さん。
料理好き、エプロン姿が何か似合っている。

ロジエッタ
水色の瞳、菫色の長髪。
大人しそうな小さな女の子。
黒いドレスを身につけ、男の子の人形を大事そうに抱えている。

アルメシア
金の瞳、白い短髪。褐色肌。
戦闘狂で活動的な少女。
鎧を身につけハルバードを持っている。

ソージロウ
黒い瞳、黒いもじゃもじゃ頭。
常にダルそうな猫背で長身の青年。
デニムパンツにTシャツを着ている。

フレディオ
碧眼、ロマンスグレーの短髪。
彫りが深く、男前な老翁。
黒のライダースジャケットを身に着けている。

ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。

マッドスマイル
乱れた長い黒緑色の髪。
両手に紅いナイフを持ち、
猟奇的な笑顔の仮面をつけている。


 


白南海
「ほぅほぅ、みな人間・・・のような容姿ですね。ハザマの様子的に意外なようでもあり。
 彼らの願望を叶えると影響力が上がり、ハザマでの力も高めてくれる・・・と。」

白南海
「どんな願望なのやら、無茶振りされないといいんですが。
 ロストに若がいたならどんな願望もソッコーで叶えに行きますがね!」

ノウレット
「ワカは居ませんよ?」

白南海
「・・・わかってますよ。」

白南海
「ところで情報はこれだけっすか?クソ妖精。」

ノウレット
「あだ名で呼ぶとか・・・・・まだ早いと思います。出会ったばかりですし私たち。」

白南海
「ねぇーんですね。居場所くらい持ってくるもんかと。」


 


白南海
「ちなみに、ロストってのは何者なんで?
 これもハザマのシステムって解釈でいいのかね。」

ノウレット
「ごめんなさい!私はCross+Roseの妖精なのでハザマのことはよくわかりません!!
 Cross+Roseに送られた情報を伝えることしか・・・・・」

白南海
「・・・まぁそーか。仕方ないが、どうも断片的っすねぇ。」


 

 


白南海
「そんじゃ、チェックポイントを目指しがてらロスト探しもしていきましょうかね。」

ノウレット
「レッツゴォォ―――ッ!!!!」


 

大きな打撃音と泣き声と共に、チャットが閉じられる――












少女と青年と愉快な同行者たち
ENo.28
リカルド
ENo.271
八生
ENo.285
日明と月夜
ENo.533
冷泉といちか
ハザマに生きるもの
歩行小岩
ピクシー
歩行軍手
歩行石壁




135 354




3rd
歩行小岩


4th
歩行石壁




7th
ピクシー


8th
歩行軍手

















少女と青年と愉快な同行者たち
ENo.28
リカルド
ENo.271
八生
ENo.285
日明と月夜
ENo.533
冷泉といちか
めちゃくちゃさいきょうつよつよ団
ENo.362
曾我部 零夏
ENo.383
レオン
ENo.447
血迷い少年
ENo.678
ヤト




323 356















ENo.533
冷泉といちか
冷泉(れいせん)
レイと名乗る細身でダウナー系60代後半の女性。
その割にはノリはよく、意外とよく喋る。
呪禁師(じゅごんし)という神社に所属して人を治療する仕事をしている。
イケメンに弱かったり、照れると包丁を投げつけたりと心は若々しく元気。またお金に余裕のある風がある。
異能については明かさないものの、人を治すものだとは言っている。
好きなものはお酒。嫌いなものは人に害をなす者。
身長170弱(ヒール込み)、高級感のある香水と僅かな煙草の香りがする。
!既知設定歓迎!



いちか
自称世界一可愛い謎の美少女ちゃん。中学生か高校生くらいに見えるが、性別はいまいち判然としない。
冷泉の『兄』を自称している。
異能は『プリティプリーズ』と『プリテンドプレイ』のふたつ。
!既知設定不可!


本拠地:http://lisge.com/ib/talk.php?p=523


何かありましたら:@sak1k0
15 / 30
86 PS
チナミ区
I-14
行動順7【援助】HL↑
5000
350







【うちの子】貸し借りOKコミュ
5
#交流歓迎
9
侵略対策・戦術勉強会
7





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]活力10(LV5)[装飾]体力10(LV5)
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
8式神:体防具40体力10
9不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
10素材10[武器]朦朧10(LV20)[防具]体力10(LV10)[装飾]増勢10(LV25)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術15生命/復元/水
百薬15化学/病毒/医術
付加30装備品への素材の付加に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン5050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
ウォーターフォール5050敵:水撃
決3ヒールポーション5050味傷:HP増+猛毒減
アクアリカバー6080味肉:HP増+肉体変調を守護化
アクアヒール5070味傷:HP増+炎上を守護化
決3ファーマシー50110味傷:HP増+肉体精神変調減
ヒールミスト50200味全:HP増+敵全:射程3以上ならDX減(2T)

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
水特性回復520【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響
水の祝福550【戦闘開始時】自:命術LVが高いほど水特性・耐性増
薬師550【戦闘開始時】自:HL増+名前に「防」を含む付加効果のLV増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
生存の祈り
(ヒール)
050味傷:HP増
ヒール
(ヒール)
050味傷:HP増
■■箱
(アクアリカバー)
080味肉:HP増+肉体変調を守護化





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]マナポーション[ 3 ]アクアヒール[ 3 ]インフェクシャスキュア



PL / 川崎。