日記一覧(E-No1〜100)

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E-No3 ユーディト
今日のおたから。

…はお休みしていたのよね。
新規地点ではトレジャーできないってお達しだし。
その分、今日はちょっと頑張ろうかしらね。
いつも程度に。
E-No9 マーシャル・フォードライト
第なんとか話「交信じゃなくて更新の門にするべき」前編


(サチ司書は呼びかけに応じてくれません…… )

マーシャル「ありゃ・・・久しぶりだから使い方を忘れてしまったか?」

(そこに召喚士が現れ、呼び止められました。)

召喚士「アナタ、『情報検索サービス』を利用していたようね」

マーシャル「うむ、今から使うつもりだったんだがどうもうまくいかなくて、何か問題でも?」

召喚士「でもサチ司書はもう、あなたに会いに来ることはないわ。アナタの識っている彼女は、役目を終えてこの世から去ったの」

マーシャル「それは・・・あの人が死んだって事か?」

召喚士「サチ司書はずっと前に亡き人になっていて、身体はとうに滅んでいたわ。『彼女』によって学院ごと『封印』の一部にされることで、生きながらえていたのよ」

マーシャル「なるほど、『封印』ねぇ。あの人が『学園』の攻略中いなかったのもそのせいか。」

召喚士「だから私たちが『自制なき学院』を攻略し、『封印』を破壊したことで、学院と一緒に滅んだわ……だから彼処にはもう何も残っていない」

マーシャル「つまりもうあの人には会えないし、情報検索もできないって事か?」

召喚士「……」

召喚士「でも彼女が管理していた魔法書架は別の空間に存在し続けているわ。だから、サチ司書が遺した力を借りることは不可能じゃないわね」

マーシャル「なるほど、別の時空(ばしょ)にあるって事か。
だがあいにく俺は攻撃特化の魔術師で、転移なんて器用なことはできんぞ。」

召喚士「『情報検索サービス』をパラダイムシフトさせているアナタなら、彼女が居た空間への扉が開くことができるはずよ」

(召喚士は去っていきました。)

マーシャル「なるほど・・・。」

(そう言ってマーシャルさんはポケットから幻想タバコと幻想ライターを取り出しました。)

マーシャル「しかし・・・この世界では死んだ人間をこの世に縛りつける手段なんてものもあるんだな。」

(幻想タバコに火をつけて一度だけすって、煙を吐きます。)

マーシャル「本来そんなことは、有っちゃだめなことだ。
俺も含めてな。」

めんどくさくなったので今週はここまで

ところで『爆発して魔石が溢れる』って何が爆発するのだろうか?
第なんとか話「交信じゃなくて更新の門にするべき」前編


(サチ司書は呼びかけに応じてくれません…… )

マーシャル「ありゃ・・・久しぶりだから使い方を忘れてしまったか…

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E-No20 ユーティ=カタヤイネン
さて天候はどうなるか?
E-No21 梔子 言無
閃光、爆音、そして黒煙。
後に残されたものは破壊された武具の残骸、そんな日常の……少なくともここ『アトリエ工房 フラグブレイカー』においては日常の風景を眺めながら言無は一人思索に耽る。

(……らーめん食べたい。)

しかしそれは目の前の状況とはまったく関係の無いことだった。


--------------------------閑話休題--------------------------


「鶫は――

常闇の天を見上げながら、半ば無意識に口から出たのは妹の名。

 ――今頃、どうして、いるのでしょうか」

言無の妹である梔子 鶫(つぐみ)は言無より3つ年下で同じように言霊使い、変人の姉とは違って物静かでおとなしい性格である。
一見噛み合わないように見える二人であるが、鶫は姉をとても慕っていて、言無も妹をとても可愛がっていた。
いつも二人一緒にいて、いつものように他愛無い言葉を交わし、そしていつのまにか一人でこの世界へ来ていた。
あちらでは今自分はどうなっていて、自分の周りにいた人達はどうしているのか、それを知ることはできない。

「私が、いなくても、ちゃんと、やっていれば、よい、のですが」

遠く離れた妹を想う姉、美しい姉妹愛である。
実際には鶫の方がしっかりしていて言無が心配される側だという点を除けば、だが。
しかしツッコミ役でもある当人がいない今はそんなことを言っても仕方が無い、とにかくこれは美しい姉妹愛なのである。

「心配、している、でしょうから、なるべく、早く、帰りたい、ですね、鶫は、心配性、すぎて、困ります」

こんな姉では心配するなというほうが無理ではあるが、それを差し引いても鶫は姉のことには非常に敏感、はっきり言うとシスコンだった。

「まあ、そのうち、なんとか、なる、でしょう、それより、今は、お土産の、一つでも、用意して、おきましょう」

そう言って『練習用』と書かれた箱から創作の材料を取り出す。
いつも通りの創作の手順、言葉を刻み込み、祭壇に置き、儀式を行う、これら一連の作業にもそろそろ慣れてきた。
そうやって集められた魔力が物に宿り、溶け込み、新しい形をつく

っ――――!

それは音にならない音を発して砕け散る。
こうして今日もまた一山の残骸が生産されるのであった。

(お土産、上手くできなかったらかものはしまんじゅうでいいかなぁ)





次回?予告:たぶん過去話だね、でもやっぱ設定語り程度。
閃光、爆音、そして黒煙。
後に残されたものは破壊された武具の残骸、そんな日常の……少なくともここ『アトリエ工房 フラグブレイカー』においては日常の風景を眺めながら言無は一人思索に耽る。
<…

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E-No25 ペリト・ケヨール
少し前、ちょいと物騒な連絡があった。
なんでも、全滅しちまうと一部を除いてアイテムが壊されちまうようになったんだとか。
召喚士勢の進軍が予想以上に早かったから、奪い取るだけじゃなくて無力化するようにしたってところか?
敵さんもよーやくって感じだな。

……しかしまあ、そうなるとちょいと困るモンがあるんだよなあ。
使わないけど捨てるのもなんだし、かと言って壊されるのはもっと御免だってくらいのアイテムが。

ゴースト。
ずっと前にマーケットで買い込んだ、ディザームの能力を持った指輪。と、それに憑いてたヤツ。
いつも荷物の底で大人しくしてんだけど、ときどき指輪を取り出すと、その都度近くでじっと待ってやがる。
構ってとでも言いたげに。
そんな、犬みてーな何か。の、幽霊。


どうしようか迷ってたところ、メイドさんがアイテム処分に関する新しいサービス始めたって聞いたんで、
わりとダメ元でこいつも一緒に引き取って貰えないか相談してみた。
……何のためらいもなく大丈夫だとか言われたんだが、いや、いいのマジで?
「セット品ですから」
……あー、そうスか。んじゃよろしくお願いします。ついでにこっちの指輪も。


大量の廃品をカートに積んで遠ざかっていくメイドさんの後ろ姿を見ながら、つい気になって、アイツはどうしてるかと目を凝らしてみた。
そしたら、指輪のあたりでじっとしたままこっちを見てやがる。馬鹿かテメエ。

俺が持ってたんじゃ、いつ壊されちまうかわかんねーんだよ。だからお前はもっと強い奴のとこにでも行け。

そう、口の中で呟いて、背を向けた。
少し前、ちょいと物騒な連絡があった。
なんでも、全滅しちまうと一部を除いてアイテムが壊されちまうようになったんだとか。
召喚士勢の進軍が予想以上に早かったから、奪い取るだけじゃなくて無力化…

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E-No32 スルゲリ・シュテュンプケ
重い。
何がとは言わないけど、下手に走ると千切れそうに痛い。
しかもなんか怠い。
女ってこんな体温高いのか?!

あ、けど悪いことばっかじゃねえんだぜ!
イコが悔しがってた! ざまーみろー!
……なんで悔しがってたかよくわかんないけどな。
重い。
何がとは言わないけど、下手に走ると千切れそうに痛い。
しかもなんか怠い。
女ってこんな体温高いのか?!

あ、けど悪いことばっかじゃねえんだぜ!
イコが悔し…

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E-No40 宇都宮 故
太陽が信仰されてない件。
よく考えれば、戦場アナの使うヴァニッシュは太陽の力を根源にしている、とか聞いた気がした。
ダイヤモンドエナジーもそれっぽいので、完全にないがしろにされているわけではないっぽいです。
マイナーで仲間はずれなのは間違いないですが。


そしてそれとはまったく関係ないですけど、装備更新計画発動、です。
上手く落札できていた場合、今回見切りで装備するものが愉快な光景になっているかもー?
アトリエ工房も諦めて、装備強化を早めるべきか思案所です。
太陽が信仰されてない件。
よく考えれば、戦場アナの使うヴァニッシュは太陽の力を根源にしている、とか聞いた気がした。
ダイヤモンドエナジーもそれっぽいので、完全にないがしろにされているわけで…

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E-No44 猫の国
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とかげは山猫でいちばん小さな猫だった。
おとなに面倒を見られるほどは小さくもなく、
ただちからったらずな仲間という立ち位置で、
いつも、なんでも、いちばん最後だったんだ。
けれど、負けん気が強くて、あいつの悔しそうな目ったら、一度射貫かれると忘れられない。
俺も一度ね、とかげににらまれて、夜ふるえたことがある。
でも現実には、あいつはひ弱な猫で、周囲のどいつでも容易にかみ殺せた
はずだった、俺たちには想像のつかないことだけれど
成長?―進化?というの?あいつはひとりでに進化していったんだ。
生き物のありかたとして、不自然なくらいに。
とかげはいつの間にか毒を携帯するようになり、
喰いつ喰われつ、それでも飼いはじめやがった。

でも、やっぱり、とかげがひ弱で、いちばんこどもであることには変わりはない。

あの頃のとかげには、兄のようなやつがいてね。
そいつは立派な虎皮の毛並みがふさふさして、
爪も牙も俺たちより数段するどかった。
研ぎ方とか、訓練だとかじゃあなくて、
そいつだけが、きっすいの山猫だったんだ。
自然な姿なら、そいつが先頭を走ってるはずだけれど、
そいつはいちばん後ろからにばんめしか走らなかった。
ずーっとね…時には、いちばん最後にもなった。
ずっととかげのそばにいたんだ。







「その子、今は?」



(僕はこういった出来事を多く見てきたものだから、
 すっとわるいしらせが思い浮かんで、身構える。
 こどものころ、よっぽどしたっていた兄がいなくなったりしたら、
 こころのバランスが崩れるのも解らないではないからだ。
 もっとも、うまれつき性悪であったのも事実だろうが)



「元気さ。りっぱにやってる」

「えっ?そうなのか」

「サソリって言うんだ。けんじ知らない?」

「サソリ君!知っているよ。
 でも、そしたらなんだか尚更わからないなあ。 
 僕はサソリ君とトカゲ君が一緒にいるところを見たことがない。」




(サソリ君は、のら猫の中でもかなり地位の高い子だ。
 猫の中に地位があるのかは知らないけれど、それでもなんとはなし、
 誰がえらくて誰がしたっぱかというのがある。
 サソリ君は、あと二匹、ガゼル君とマンタ君と一緒に、
 タカ君にぴったりつき従う親衛隊といったところだ。
 寡黙で、望まれないようなそぶりだったから僕は話をなかったし、
 ガゼル君・マンタ君とでも和やかな表情を見せたりはしていなかった。
 僕の知る限りでは、忠実にタカ君の命令をこなす機械というのが彼の印象だった。
 そのサソリ君が、秩序を嫌うトカゲ君とそりがあわないのは、想像に易い。
 けれど昔は、そのトカゲ君を可愛がっていたというのだから、
 なんだか僕は時と成長との密な関係を見せ付けられたようでゾッとする。)




「今から話すよ。それで―」







あるとき、山ににんげんが来た。おれ達みたいに正体を組んでね。
やつ等の目的っていうのは、何だか知らないけれど、
おおよその予想には食ったりでもするんじゃあないか、
おれ達を捕らえようとしたんだ。
勿論にんげんなんかにそう簡単につかまるわけがない、
ぴょこぴょこ姿をみせてみたり、ひっこんで、からかいながら
おれ達はやつ等をまいた。地の利はおれ達にあるんだから…
でも、そういうカンの鈍い奴っていうのはどこにでもいるだろ、
とかげはさあ、その頃はもう毒の吸いすぎで、鼻が効かなくなってたんだ。
だから、にんげんのにおいも探知できなくて、
罠にかかって、足も遅いし、逃げ遅れたんだな。
おれ達はギリギリのラインでにんげんをからかっていたのだから、
そこから少しでも下手をうつと、勝算がわからなくなる。
だから予定通りの行動しかしなかった。
そいで、逃げ切った。


それで、次の日いつもの集会所に行くとね、ひどいことになってた。


トカゲは結局からがら逃げ延びることができた、
でも、サソリの顔が無くなってたんだ。
苦しそうにうめいて、目だかなんだかわからない光が空を睨んでいるのが、
俺は今でも忘れられない。

俺が知っているトカゲの姿は、





「ここまで?」

「…いいや。後は、俺の見聞きしたことじゃあないんだけれど。
 うわさに過ぎない、人づての話も聞いておきたいかい?」

「うん。ありがとう」





あの時、逃げ遅れたトカゲに付き合ったのは、やっぱりサソリだった。
もうみんな逃げた後の、にんげんのうろつく山の茂みを、
サソリはトカゲの逃げ道を作りなが走ったらしいんだ。
でも、トカゲは足をけがしていたから、まともに走れやしない。
めまいで前を行くサソリとの距離が広がっていく気がした、
トカゲは命の限りサソリに飛び掛り、二匹は崖を転がり落ちて、
その時にサソリは顔を切った。
きずはそんなに深くもなかったけれど、このあたりの血って止まりにくいから、
みるみるサソリの山色の毛皮が赤く染まった、とか言ってたかな。
結果的に致命傷もなく、崖をおちた二匹はにんげんの手から逃れられたんだ。
けれど―
そのとき、トカゲはもう狂っていた。
サソリの顔に毒を塗りたくったんだ。
傷口から毒はむしばみ、サソリは顔を無くした。
トカゲも、ズタボロの足で毒をさわったんだから
足は三倍程にもふくれあがり、今でもそのまま。


こんなのはうわさばなし、そういう、誰かの悪意のつくった話かもしれないよ。
真偽を確かめる事ができないから、聞いた通りを伝えただけだ。
俺が怖かったのは、それでもトカゲとサソリが一緒にいたこと、
トカゲはただ少し気まずそうなだけでサソリにわびる事もなく、
サソリもそんなトカゲに怒りやしなかった。
二匹が会わなくなったのは、おれ達の山に街の猫がやってきて、
誘われるままにおれ達が山をおりてから、だと思う。





「ありがとう。」

「いいんだ。ずっと誰かに話したかったから」

「そうなの、どうして?」

「さっきの、人づての話だけれどね、あれを話してくれた猫はいなくなってしまった。
 トカゲはそういう奴だからなあ。
 真偽を確かめる事ができないのはな、
 サソリの喉は顔に塗られた毒で焼かれて、だから話さなくなったってことと、
 トカゲが極端に昔の話を蒸し返されるのをきらうからだ。
 そりゃそうだろう、今はああしてひとりっきりの国の暴君みたいにふんぞり返っているトカゲが、
 昔はみんなの足手まといだったなんて、知られたくないだろう。」

「…こんな話を僕にしてしまって、君の命が危ないんじゃあないの?」

「それでなくても、トカゲはきまぐれに俺をブッ殺すだろう。
 まだね、この話がみんなの知るところになってしまえば
 俺なんかどうでもよくなるだろう。
 今までは誰もトカゲのうわさなんかどうでもよかったろうけど、ボスになるようなやつなら別さ。
 現にこうして、けんじは俺にトカゲのことを聞きにきたんだし」

「なるほど、君もいろいろな事を考えるんだね」

「ブッ殺されたくないからにゃあ」

「…サソリ君はボスに立候補する?」

「いんや。あいつは、立候補しない。」

「それは、どうして?」

「あいつにとっては、ボスっていったらタカしかいないんだ。
 信者だよ、シ・ン・ジャ」



















(僕はヘビ君の湿度の高いねぐらを後見しながら、ぼんやりと思い出していた。)




(『気が違ったの』)



(『痺れの毒、麻酔だ麻酔。単なる痛み止め!』)



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僕は泣き出しそうな暗雲のもと、ぼんやりと雲とおんなじくらいにしか
明暗の無い本に目を凝らし読書をしていた時、
トカゲ君がボス候補11連勝して、いよいよみんなが閉口したという知らせと共に、
サソリ君がボスに立候補したというニュースを聞いた。
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とかげは山猫でいちばん小さな猫だった。
おとなに面倒を見られるほどは小さくもなく、
ただちからったらず…

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E-No47 田中 流星
おっとうっかりムウに魔石をくれてやったぜ
良い子だからトレジャー運をくれよな
E-No54 久死 奏
むー



またどこからかムゥが飛んできて魔石を食べ去っていきました。


奏「……」

何故かひつじの中にいれた魔石も減っている。

ムウに食べられるのは嬉しいけど、
無駄に魔石が無くなっていくのが辛い。
それなら、何か使おうかと考え……コンファインを思い出す。


早速召喚士さんにコンファインをお願いしてみることに。



【奏式コンファイン手順】

1.本を平らな所に置く。
2.本の前に召喚士さんから借りた依代を置く。
3.魔石を本の上に載せる。
4.魔石、依代、奏が本に吸い込まれる。
5.奏と、前の依代が本から出てくる。


つまるところ、召喚士さんにお願いするのは依代さんの提供であってコンファインのお手伝いではない。


奏「……えっと、コンファインするの。依代さんを貸して欲しいの」
召喚士「何にコンファインしたいのかしら?」
奏「……」

どうやらコンファインすることを決めただけで何になりたいのかを決めてなかったらしい。

奏「あたしに合いそうなのならなんでもいいですっ……」
召喚士「ユミ、空いている依代を選んであげて」
ユミ「はい!」

巫女ユミは奏のキャラデータを確認している。

ユミ「これがいいと思いますっ」
奏「じゃあ……ここに置いて……」
ユミ「えっ?」
召喚士「この英雄は、あたしの力ではコンファイン出来ないの。自分でやってくれるから楽ね」

奏は上に書いた手順通りに準備を進めていく。

奏「ええと……ひつじさんと荷物。預かってくださいー……」
召喚士「ユミ、持っていてあげなさい」
ユミ「はい!」

ユミはひつじを片手に持ちながら必要もないはずのコンファインの準備を進めている。


本の上に乗せた魔石が本に融けていき……
本が風を起こす……トラップの放出とか逆。吸い込む。

その力に奏と新しい依代が吸い込まれ……

ユミ「あっ…」

あたふた駆け回っていたユミがこけて……ひつじを手から離してしまった。
ぽてぽてひつじが転がり……奏が本に吸い込まれる前にひつじが本へ飛び込んだ。

奏「あぅあぅ、ひつじさ・・」

ひつじを本に入れないように飛び込むが……間に合わずひつじの後を追うように奏が本に吸い込まれ……


























奏「……」

召喚士「忍者の依代にコンファインしたわ。能力を確認しておきなさい。今まで容姿が同じだったあなたにとって、特に慣れない体だから、無理はしないことね」
ユミ「ご、ごめんなさい!」


二人はさっといなくなり……そこにはひつじ姿の奏がぽつんと残されていた。

奏「あたし、ひつじさんになっちゃっためぇぇ」

奏はもふもふをアピールするようにごろごろ転がる。

奏「……はっ」

冷静になりすっと立ち上がる……が

奏「〜♪」


奏はひつじが可愛く見えるようにポーズを決める。

奏「メェェェェ」






6日後






召喚士「そろそろ時間よ。集まりなさい」
戦場アナ「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」
奏「メェェェェ」
召喚士「……落ち着きなさい」

戦闘が始まるようだが……まだ突然かわいこぶる衝動を抑えれそうにはないようだ。
むー



またどこからかムゥが飛んできて魔石を食べ去っていきました。


奏「……」

何故かひつじの中にいれた魔石も減っている。

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E-No67 東雲 黄金
だからあれほど先にやっとけっていってるんd
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日記は書かれていません。
E-No70 真倉いおり
拝 啓  お母様

 此方の暮らしも大分慣れてきました。
 昼夜の区別がつかず、美容と健康に甚だ悪そうな毎日ですが元気にやっています。
 ただ週に一度行われる戦闘が相も変わらず悩みの種です。
 真倉さんと会えて直接の危機は回避できましたが恐ろしいことに変わりはありません。
 借金を盾にとって交渉していますが、いつ寝首を掻かれるかも分かりません。
 いえ、正面から襲われただけでも私の身は容易く散ることでしょう。
 非力な身の上の悲しさです。

 ……お母様。
 まさかとは思いますが、今、不埒な想像をなさいませんでしたか?
 「いつも仲が良いわねえ」とお上品な笑みを浮かべていやしませんか?
 表面だけ取り繕って18歳未満には見せられない妄想に耽ってやいませんか?
 それもどちらかというと法的に規制されそうな方向に走っていたりするのでは?
 もしそうなら言わせてください。
 いや、是が非でも弁解させてもらいます。
 寧ろ、積極的に糾弾したい思いです。
 それは断じて勘違い以外の何物でもないのだと。
 あの人は私にとって未来永劫、金輪際、永久不変的に面倒な債務者でしかありません。
 それもどう資産運用してもびた一文の利益さえ上げられない厄介者です。
 そもそも私が就学中の身で取立人を務めている原因をお忘れですか?
 返す見込みのない相手にほぼ無利子で融資をする誰かさんのせいですよ。
 「可哀想」で大金をドブに捨てられては堪ったものじゃありません。
 お陰で中学生なのに返済支援のために東奔西走する毎日ですよ。
 赤字企業を再生させる艱難辛苦を味わっている14歳なんて他にいませんよ。
 債務者の生活習慣を改めさせたり、仕事の斡旋をするのがどれだけ大変なことか。
 離婚調停の手伝いまでさせられた時はどうしようかと思いましたよ。
 あまつさえ、40男に口説かれるなんて仏様でさえ見抜けなかったでしょうね。

 お母様。
 お願いですから私がいない間にこれ以上、厄介事を増やさないでください。
 後で泣きを見るのは私なんです。

                                   敬 具

                             貴女の娘、鍋島 鼎より

拝 啓  お母様

 此方の暮らしも大分慣れてきました。
 昼夜の区別がつかず、美容と健康に甚だ悪そうな毎日ですが元気にやっています。
 ただ週に一度行われる戦闘…

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E-No72 放浪の格闘家
…遠い。
最強への道は限りなく遠い。

だが、遠いということはゴールがあるってことだ。
進むことさえできれば、ゴールはできる。

ただ…問題は、本当にゴールがあるかということだ。


…あるにきまってるだろぉ!
ゴールがないと思った時点で、リタイアしてるだけなんだよぉ!

俺は、ゴールするんだ、絶対に…ッ!!
…遠い。
最強への道は限りなく遠い。

だが、遠いということはゴールがあるってことだ。
進むことさえできれば、ゴールはできる。

ただ…問題は、本当にゴールがあるか…

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E-No77 イコン=バキュロジプシナ
ほんとうにいったいどうしちゃったのかしら!

まるで狐につままれたみたい。
それが本当はそうだったのか、それとも今こうなっているからそうなのか。

まるでわからないのだもの!
E-No79 エリダラーダ・ヴィエーディマ
■先週の覚え書き■

・俄かには信じ難い事を聞いた。

・しかしあの存在感が希薄な影といい、この腕章といい、
 恐らくワシ等を謀る虚言ではないのじゃろう。

・だがまあ、遺された知識も力もワシが有効利用してやろうではないか。
 はたしてそれが餞になるかは、わからない、が。

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 ・
 ・
 ・

巫女姫さまは魔女を追って旅に出ました。

灼熱の荒野を越え、
紺碧の海を渡り、
やがて王国の端に建つ塔で魔女を追い詰めます。

巫女姫さまは魔女に尋ねました。

「貴方はなぜ、民を困らせるような真似をするのですか」

すると魔女は意地悪く笑って答えました。

「なぜだって? それはもちろん、お前が憎いからだよ。蒼花の巫女姫」

魔女の魂は、既に悪意によってまっくろに染まっていました。
お優しい巫女姫さまはそのことを嘆きながら、
魔女のからだに、神殿に伝わる聖なるつるぎを突き立てます。
しかし、巫女姫さまの御力をもってしても魔女を完全に消し去る事はできません。

「これは私の力不足が招いた咎です。
 魔女の魂は、以後、私が責任をもって封じましょう」

こうして魔女は神殿の奥へ封印され、ひとびとは恐怖に震える日々から解放されました。

救い主たる巫女姫さまの名は長く長く語り継がれ、
今では『英雄』として親しまれているのです――。



【とある世界に伝わるおとぎ話:後】
■先週の覚え書き■

・俄かには信じ難い事を聞いた。

・しかしあの存在感が希薄な影といい、この腕章といい、
 恐らくワシ等を謀る虚言ではないのじゃろう。



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E-No86 銀羊
銀獅子と■■■■を■る途中で祭祀殿が■■に■■■くる。だからと言って■■■■が■■訳でもないが、ただ■■自分が■■■を■■るのは■か■の■■ない冗談のようで■■■■■。羊は■で■■■げられる■■者だが、それも■■の■■世界では■■■■で■■■された■■であり習わしであり、気取った■■■にすら■く。■は銀獅子の■でありそのためだけに■■れ■■こそが■■至上の幸福だと■■■■■いるので■■を■■■■す事に何の躊躇いもない。
■■■■■は■を■■する際の■■■が使えない■■に■■ないくらいで、今まで■■■の■■に行く時だって■■で■って■■ながら■■していたのを■■は初めから■■■■■■そうで困り■■■銀獅子には■■■ったが、正直■■彼女が■■■■■ないと■る■■つくづく無くなりそうだ。■■■の■■エトランジェを■■るのが■■■は銀獅子の■■になると理解して■■■■■■は■■かない。彼女を■■てやれたら■■とそれ■■■だ。■■に銀獅子がいないと■■■かない。
■■でも■は、■■ソムナンビュリストは■■■全く■■銀獅子とは殆ど■■■を■れて■■していた。その時■■って■■も■■も良くなかった■■、■■は同じ■で実際に■■ているのに自らの■■で■■できないのだ。■■■るが銀獅子は■■■■と■■てくれる。■■ていても■■は■を思っていると■■てくれる。■も■■は同じ。■く■■■を■■し■■また■■に■■■ようになる■のために、■■■■
銀獅子と■■■■を■る途中で祭祀殿が■■に■■■くる。だからと言って■■■■が■■訳でもないが、ただ■■自分が■■■を■■るのは■か■の■■ない冗談のようで■■■■■。羊は■で■■■げられる■■者だが…

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E-No95 室井 学
〜次元航行船『白鯨』-座標不明〜


「……くはは。おい、仙崎。おもしれーぞ」

「どうしました? 流石に十局連敗はギンさんにも堪えましたかー」

 飛鳥が問いかけても、ギンは笑いを止めない。

「この前行ったカレイディアだ。――トライを見つけた時もそりゃ驚いたが、どうやらまだまだ『あちらさん』からの来訪者、増えてるらしいぜ。どういう因果かは知らねえが」

「え、ギンさん、見えるんですか? この次元の狭間からカレイディアが?」

「おお。空間、時間、んなもんがまるで問題にならねえ。見たいと思ったものが、今なら何でも見えやがる。あの島の様子は分らねえが、此処まで見えるならこれから千里眼名乗るのも悪くねえな」

「……はは、千里眼どころじゃないですよ。それはもはや――」

「神の領域、ですね」

 開かれた自動ドアの先には、持田の姿があった。彼はギンに近づき、その姿をまじまじと見つめる。

「何だよ、今になって品定めってか?」

「うーん。ちょっと育てすぎましたかね」

 持田の言葉に、飛鳥が敏感に反応する。まっすぐに持田を見つめ、彼女は言った。

「今更ですよ、それ。人と為ったギンさんが、加速度的に力を高めていくのは事前に承知していたこと――もしここで『叩く』なんて言えば、さらに厄介なことになると思いますけど。それに、彼の次の相手は『混沌』です。このくらいの力は、むしろ必要条件と言えるはずですが」

「やれやれ。あなたもアウターに情が移りましたか……ま、言っていることはあながち間違いでもないですし、今のところは保留としておきましょう」

 その言葉に、飛鳥はほっと息を吐く。緊張した空気が弛緩したのを見計らって、ギンは持田に切り出した。

「おい、持田。カレイディアへの寄り道とやらも終わった所で、次の目的地はどこだ? 前に言ってたよなあ、俺にはやり残した宿題があるとか何とか」

「ええ。そうですね、そろそろ説明してもいい頃合いでしょう。と言っても、向こうに着けば嫌でも思い出すでしょうが」

「ですねー。ま、いい加減もったいつけるのも何ですし。――ギンさん、貴方には『英雄』になってもらいます」

 英雄。常闇に居た一週間の間に、そう呼ばれる者達を何人見たことだろう。

「あ? ってことは、俺もカレイディアに飛ばされんのか?」

「いえ。貴方がこれから訪れる世界は『混沌界』。現在のカレイディアと同じく、その世界はある一つの存在によって大きく歪められています。そして」

 持田はゆっくりと腕を持ち上げ、人差し指をギンにつきつけた。

「それに唯一対抗できる存在。かつて混沌の王と戦い、紙一重で敗れた者。予定が狂ってしまいましたが、次こそはきちんと王を倒し、世界を救いなおしてもらいますよ」

 その時、持田の言った名前をギンは知らなかった。だが、その存在は確かに、彼の中に在るのだ。

「暴虐なる英雄『ツヴァイ=シルバー』。行きましょう、私達の正当な未来のために」

==========

 〜日本某所-狗神道場〜


 経緯はともかく、今この瞬間を恵に見られたと仮定すれば、さしもの狗神でもフルボッコは避けられないようなそんな体勢で二人はいた。

「……あー、負けだ負けっ! やっぱクソ強えわ、おめえ」

「当然だ。これまでかけてきた時間。鍛錬の質。環境。全てにおいてお前よりも優れている自信が俺にはある」

 板張りの床に背をつけて苦笑いする少女。その上に覆いかぶさるようにして彼女を見る狗神。

「で、俺としてはそろそろどいて欲しいわけだが。そこんとこどうなの狗神さん」

「……勝負というのは、常にリスクがつきものだ。勝者は敗者に対して、時に生殺与奪の権利さえ行使することができる」

 いつもと同じむっつりとした表情のまま、狗神は室井の薄い胸へ手を伸ばす。

「マジ……っすか? いや、ほら一応俺男ですよ? それにこれ浮気ってやつじゃないっすか? めぐちゃんに知られたら何て言うだろうなー」

「あっちは多忙で、最近中々構ってもらえなくてな。たまにはこちらからこういう形でアピールしてみるのもいいかもしれん。それに」

 少しだけ口の端を吊りあげて、狗神は目の前の無力な少女を嘲笑う。

「今のお前は誰が見ても女だろう。それでも『自分は男だ』と主張するなら――その身体に、聞いてみるまでだ」

 おそらくこの先の人生で二度は使わないであろうその台詞を、彼は淀み無く発する。

「折角の機会だ。こういう体験も悪くないだろう」

「っ……!」

 狗神がゆっくりと顔を室井に近付ける。両手両足はそれぞれ彼に封じられているため、彼女にできる抵抗と言えば、せいぜい彼から視線を逸らして、強気な瞳をきゅっと閉じてその瞬間を待つくらいのものだ。

「ワンコー、いるー? 偶然近くに寄ったから来てあげた……わ……よ…………」

 狗神の唇が室井に触れるか触れないか、その瞬間。恵の声が、道場の中にゆっくりと響く。

「えっ」

「……えっ?」

「……わ……んこ……ッ!!」

 遅れること数瞬。室井を突如、落下の感覚が襲う。こちらの世界からカレイディアへ――あるいは逆の時も、室井は同じ感覚を味わっていた。

「え、え、っ」

 突然すぎる異世界への誘いに抵抗することもできず、室井は床の闇に呑みこまれる。

「ワンコっっ! 私に隠れて浮気ってどーゆーことっ!? その女……え?」

「え……? ……女?」

 落下する室井。それと共に、自分の意識――これが『魂』と呼ばれるものなのだろうか――が、身体から抜け出るのを感じる。途切れ途切れに聞こえる何やらの声に交じって、狗神の声が辛うじて届いた。

「めぐ。それは誤解だ。今のは――男だ」

 同時に景気のいい打撃音が聞こえたことから、彼の言い訳が九分九厘失敗したであろうことは容易に想像できた。今度はこっちが今のをネタにしてからかってやるか――そんな事を考えながら、室井は再び戦いの大地へと赴く。
〜次元航行船『白鯨』-座標不明〜


「……くはは。おい、仙崎。おもしれーぞ」

「どうしました? 流石に十局連敗はギンさんにも堪えましたかー」

 飛鳥が問…

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E-No100 禾原 旅人
◇里美郷美里
・虹の光彩
・肉体年齢は9歳、実年齢は49歳
・自分と同調する起源を消滅させる能力を持つ

・狐憑き new!!


「何これ」
「アイドルになるんですって」
「誰が?」
「美里ちゃんが」
「…………はぁ?」
◇里美郷美里
・虹の光彩
・肉体年齢は9歳、実年齢は49歳
・自分と同調する起源を消滅させる能力を持つ

・狐憑き new!!


「何これ」
「…

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