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チホ 「……」 |
ハザマにおいての2時間目が始まった。
脳に流れ込む約20日分の記憶に、眉間に皺を寄せる。
……この感覚を経験するのはこれで
7回目だが、やはり未だに慣れない。
1回目から6回目は、ここではないハザマ…リセット前の世界での経験だ。
「…にしても、巻き戻された後のイバラシティ、か。
ウチの知らない人がいたり、逆にウチの知ってる人がいなかったり…
ただ時間が巻き戻っただけってワケじゃないんかな。」
慣れた様子でナレハテを殺し、服にこびりついた体液を払い落としながら、そんな事を零す。
イバラシティでの自分は何も疑問に思わなかったが、ハザマでの自分…リセット前のイバラシティを識るチホにとっては、思い返せば違和感ばかりだった。
所属しているクラスが2年5組ではなく4組である事、自分が1年生の頃からイノカク部にいた事になっている事、バスケ部のキャプテンが仁山から市ヶ谷になっている事…
…そして、深淵見銀子がアンジニティを巡る騒動の被害者になっていない事。
「…ま、それはいい事なんだけど。」
どういう経緯かは知らないが、斎川という深淵見の先輩とは会わなかったらしい。
そうでなくては困る。
自分がこのハザマで為したいと願う事…即ち、アンジニティに街を譲るのではなく、共存すること。
今はまだ、一縷の希望も見えないが、もしそれが叶っても彼女が塀の中では意味がないのだから。
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チホ 「…皆、やっぱバカだって言うんかな。ウチの事。」 |
赤い大地を一人歩きながら呟く。
自分が愚行に走っている自覚はあった。
イバラシティに残れるのは勝利した陣営のみ。
そう伝えられている中で、侵略者と共に暮らしたいなどと言えば、当然イバラシティの住人からは敵に自分達の住処を売り渡そうとする売国…いや、この場合は売街奴とでも言うべきか。ともかくそう罵られ石でも投げられるのだろう。
かと言ってアンジニティの者達に自分の目的を伝えたとしても、甘ったれた奴の甘ったれた泣き言とでも取られるか。
いや、それならまだいい。下手をすれば姿を見せただけで問答無用に殺されるかもしれない。
彼らの中には侵略すらどうでもいい、丁度良い殺戮の舞台としか思ってない様な狂人もいるのだから。
故に、皆藤は目的を果たす為に、一人での行動を余儀無くされた。
出発前は迷った。誰でも良いから仲間を探すべきだと。
ハザマの過酷さも、道連れは多ければ多い程良い事も、リセット前の世界で知っている。
だが命の懸かった戦場で、ましてや不慣れな者に自分の事情で「相手を傷付けない様に戦ってくれ」などとも頼めない。
…結局、行くしかないのだ。
果てがあるかどうかも分からない、永く険しい茨の道を。
領域LV を
5 UP!(LV0⇒
5、-5CP)
合成LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
ItemNo.4 コルトパイソン(弾無し) に
ItemNo.5 鉄板入り鞄 を合成し、
何か柔らかい物体 に変化させました!
⇒ 超絶合成![ 6 6 1 = 13 ]不発!
⇒ 何か柔らかい物体/素材:強さ10/[武器]治癒10(LV20)[防具]命脈10(LV25)[装飾]防御10(LV20)/
特殊アイテム
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チホ 「そういえば、前の周ではこうやってモノを混ぜ合わせて別の物にしてる人いたっけ・・・ウチも試してみよ。」 |
ItemNo.4 何か柔らかい物体 に
ItemNo.6 不思議な食材 を合成実験し、
駄物 に変化することが判明しました!
⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/
特殊アイテム
ItemNo.6 不思議な食材 に
ItemNo.7 不思議な食材 を合成実験し、
何か柔らかい物体 に変化することが判明しました!
⇒ 何か柔らかい物体/素材:強さ10/[武器]治癒10(LV20)[防具]命脈10(LV25)[装飾]防御10(LV20)/
特殊アイテム
ストライク を研究しました!(深度0⇒
1)
ストライク を研究しました!(深度1⇒
2)
ストライク を研究しました!(深度2⇒
3)
リフレクション を習得!
カマイタチ を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!