―探索15日目― さて、世間ではバレンタインデーがうんたら、とか言われている。 この手の行事は世界はおろか、国に寄っても文化が違う物だが、元の世界では毎年この時期になると、師匠からバレンタインのチョコレートという名のカカオ豆を押しつけられるから困ったものだった。しかもホワイトデーはこれで作ったチョコをよこせだの、毎回自分勝手なことを言ってくるし、あー、思い出したらイライラしてきた。 その点、こちらの世界は平和なものだ。ある程度そのような文化はあるようだが、とりあえず周囲には送る相手も送ってくれる相手もいないし。毎年カカオ豆を送りつけてくる師匠も、さすがに別次元から転送してくるようなことはしないだろう。 そんなことより開拓だ。どうもバグとの戦闘が接戦でギリギリになる展開が増えてきたように思う。新たな招集相手も引きいれながら、油断せずに足を進めていきたい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 草木も寝静まる真夜中。まだまだ開拓の進まぬこの地では、文明の光が夜空にきらめく淡い星の輝きをかき消してしまうような心配もなく、神秘的な原始の景色をのぞくことができた。 そんな美しく幻想的な空の下、一人の少女がまるで何も無い闇の中から突如現れた。 夜の闇に同化してしまいそうなほど真っ黒な衣装に身を包んだ少女は、服とは対照的に白く透き通った手を広げ、興奮した様子で辺りを飛び回っている。 「ああ、なんて綺麗な空なのでしょう! こんなにも魔術的で神秘的な風景見てると、インスピレーションがどんどん湧いてきちゃうわ! 帰ったら新しい魔術試してみよーっと」 しばらく無邪気な笑い声をあげながら辺りを駆けまわっていたようだが、やがて落ちついたらしく、本来の目的のため、夜の闇の中を歩き始める。 「さーて、フィクスト君のいるところは……。ああ、いたいた。よしよし、まだ寝てるようね」 目的の主が寝ているところに贈り物を押しつけると、どうやら用事は済んだらしく、その場を後にする。 「あーあ。羨ましいなあ。私もこういう異世界で新しい魔術とか考案してみたいわー。今度こっそり誰かの後についていこうかしら? ま、そういうことはまたいつか考えるとして。 またね、かわいい我が愛弟子の一人よ。ホワイトデーを楽しみにしてるわ」 こうして、よく分からない少女は、現れた時と同様、初めから存在しなかったかのように、夜の闇の中へと消えていった。 後に残されたのは贈り物が入った箱が一つ。箱には一枚の手紙がはさまっていた。 『ハッピーバレンタイン! フィクスト君! 例年通り、カカオ豆をプレゼントしてあげるわ! 分かってると思うけど、ホワイトデーのお返しはそれで作ったチョコレートね! おいしいチョコレートを期待してるわ! あと異世界だから逃げられるとか思うなよ、分かってるな? あなたの師匠 アナベル・エクレール』 |
フィクスト 「げえ!? なんで師匠からの贈り物がここに!?」 |
ニール 「時代は科学とは言っても科学力を未発展の地域に持ち込む事も控えていますけどね・・・・場合によっては大きな争いになって全滅と言う事も良くあるようですしね?」 ノア 「だからこそ俺達も今、必死こいて『魔法』の修行しているんだけどな・・・・案外、魔法が使える世界は多いしな」 ニール 「ですね・・・・まぁ科学力が進んだ世界では核廃棄物や汚染物をリサイクルかつ無害化して有用な資源に再利用していますね(と言うかリアルでも、その研究され始めてるらしいし)・・・・それにコレは『僕等』だけですが実は致死量の線量を浴びても全く効果ないんですよね、まぁ『熱』では焼け死にますけどね・・・・何れにせよ僕等の体が『特別製』ゆえにですね」 ニール 「人型が多いだけってで・・・・実は、たまぁ~に全く人型じゃないのも居るようですよ・・・・何か『ピンク色したナマコ星人』とか『毛むくじゃらの小動物のような小人星人』とか色々といるようです・・・・あと『サメ型』の奴とかね・・・・探せばいるようですよ?」 |
レナ 「ポーラすごく性格悪いからなあ……すごいんだけど」 レナ 「ぐぬぬぬぬぬ、言ってしまうとはなんたる不覚」 レナ 「バナナの旬は早くて春を少し過ぎた辺りで、最盛が夏真っ盛りだとか。 秋の半ばくらいまでが旬らしいです。」 レナ 「最早ミームとして広がってしまってどうしようもないですねアレ。 こじろと言う名の女の子の話ってなんか聞いたような聞いてないような」 |
ウーリ 「>銃弾とかより荷物の場所取ってそうなの いやー、オイラまだ訓練中なのを無理やり駆り出されたから、いわゆる輜重兵ってヤツ?にカテゴリされると思うんだけどさ」 |
ウーリ 「船がトラブルを起こして、緊急脱出ポッドで出たときには、積み荷もバラバラに落ちちゃって、近くにあったコンテナから大量に持ち出したのがオリーブオイルね。決して他にも何かあったけど、オリーブオイルが好きだからそれだけ持ってきたのではないよ」 |
ウーリ 「無いったら無いの。」 |
ウーリ 「>工房を借りる そういや、この兵器工場とかの施設はどうやって立ててるんだろうね? なんかこう、謎技術で、簡易ユニットを展開して、ソーラーパワーを動力にしてるとか、SFテクニックでやってるのかなと思わなくもないけど。」 |
ウーリ 「じゃー、オイラたちは施設を利用してるときに、誰にあいさつしてるんだ?って問題が」 |
フィクスト 「さてと、今日の研究成果は……?」 |
フィクスト 「また妙な物を錬成してしまったわい」 |
フィクスト 「また妙な物を錬成してしまったわい」 |
フィクスト 「お邪魔しまーす」 |
フィクスト 「お邪魔しまーす」 |
フィクスト 「片付けもしとかんとな」 |
フィクスト 「ころりんちょ!」 |
シー 「呼んだっすか?ごはんなら任せるっす」 |
アルマ 「【No.3:ARM】 これよりあなたの道具として、この身を委ねます。」 |
まりあ 「あらあら、私の剣が必要かしら?」 |
傘男 「さて、期待に応えられるといいのだけどね?」 |
× | Pno47 やどりぎガーデン出張所 [前 / 新 / 集] Eno47 やどりぎひめ Eno125 スライミー・ライム Eno5 アンノウン Eno300 リーヴィア Eno42 まりあ |
VS | Pno262 フィクストPT [前 / 新 / 集] Eno262 フィクスト Eno140 クラーズ・シー Eno22 アルマ Eno42 まりあ Eno213 蝙蝠傘男 |
○ |
○ | Pno71 煙奏者PT [前 / 新 / 集] Eno71 煙奏者 Eno13 烟玖 Eno100 クラヴィス・クレイドル Eno117 デイ Eno14 闇 |
VS | Pno262 フィクストPT [前 / 新 / 集] Eno262 フィクスト Eno140 クラーズ・シー Eno22 アルマ Eno42 まりあ Eno213 蝙蝠傘男 |
× |
× | Pno52 信者APT [前 / 新 / 集] Eno52 信者A Eno103 ながれぼしのミリウ Eno370 紅茶の傀儡『星隈メグル』 Eno95 名前を捨てた者 Eno374 タンブル・ウィード |
VS | Pno262 フィクストPT [前 / 新 / 集] Eno262 フィクスト Eno140 クラーズ・シー Eno22 アルマ Eno42 まりあ Eno213 蝙蝠傘男 |
○ |
フィクスト 「さて、楽しい戦闘の始まり始まりー」 |
シー 「はい?」 |
まりあ 「縦斬り横斬り、どっちが好みかしら?」 |
フィクスト 「準備はよいか? では、勝負!」 |
シー 「なんか襲ってきたっす!こえー!!!!!」 |
アルマ 「勝たなきゃ。二度ともう、私に失態は許されない。 その為なら、この身体が砕けてしまっても構わない。 まだ私はやれる。まだ止まってない。まだ私には存在理由がある……!」 |
まりあ 「さぁ、開拓を始めるわよ!」 |
どうしたもんかなぁ |
女神 「女神降臨ですー 頭が高いかもしれないので伏せてください―」 |
「ソナタらが我の相手を?クハハハハッ!!面白い冗談じゃ!我が法の下におる軍勢を知ってのことか?――まあ良い。さあ皆々共!法の王たる我を護れ!愚者共を駆逐せよ!褒美は存分に用意しているぞ!!」 |
アルル 「さあ、終わらせようじゃないか。 この世界を。オマエの侵攻を。」 |
フリージア 「頑張ろうねっ」 |
ユーグ 「腹減ったなあ……コレ、食えねえかなあ、本当。 まぁいいか、とっととやろうぜ。」 |
― 裾をひるがえす ― |
まりあ 「黒の刃は無限に舞い踊る!」 |
漆黒の瘴気が身体を覆う! |
傘男 「ほらもっと、楽しそうに弾んではずんで」 |
フィクスト 「錬成の段階の一つに破壊というのがありまして。そこで止めてしまえば、はい、この通り!」 |
フィクスト 「如何かな? では、次はまとめて消してみせようとも!」 |
シー 「何が飛んできても打ち返すっすよ!自信ないけど」 |
シー 「後でちゃんと食べて欲しいっす」 |
「ほう!我が命に逆らう者が出たか!これは良い見せしめ要員じゃ!!この場を制したのちに離反者を捕らえよ!そして試行の足りぬ刑を全て執行してやるが良い!!クハハハハハハッ!!」 |
フリージア 「甘~いお菓子はいかが?」 |
フィクストPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
アルル 「え、あ、うそっ?!」 |
女神 「痛い所をつかれましたー」 |
アルル 「…ニヤ」 |
ユーグ 「コロシテヤル……」 |
XI STRENGTH × THE FOOL どこからともなく 彼はやってくるだろう 丁寧に化粧をして 几帳面に衣装を身に着け 愚かさを造り―― 「我が命に従い現出せよ!そして我等が法の下で愚かなる反逆者共の隣人となれ!おや出会いのご挨拶をご所望か?良いだろう!ならば礼儀に則り挨拶参りに往こうではないか!!愛する鈍器は持ったか?さあ頭蓋を割りに往くぞ!!クハハハハハハッ!!」 |
「クハハハハッ!!避けて通るのも仕方ないじゃろう!これ程の牙!これ程の法を前にすれば恐れ慄くのが道理!!しかし法を持つ者ならばそれは完全なる愚行!己の法を曲げ歪めればそれはもう法に非ず!!」 |
フリージア 「召し上がれっ」 |
アルル 「…あー…ありがと」 |
傘男 「―― ご静聴願おう」 |
アルル 「え、あ、うそっ?!」 |
傘男 「そこは柔らかく、ね」 |
ユーグ 「そんじゃあ、やるかあ。」 |
ユーグ 「ぉい、何避けてんだよぉ!」 |
傘男 「おっと危ない!」 |
フリージア 「元気になーれっ」 |
女神 「ありがとなすー」 |
傘男 「ささやくように、柔らかく」 |
フィクストPT Chain 連殺傷斬払Lv2(1) 全殺傷冥闇Lv2(2) 全低下Lv1(3) 列傷斬払Lv3(4) 鎖力Lv1(5) 全付魅了Lv2(6) 列付封殺Lv2(7) 散活気Lv2(8) 列傷斬払Lv4(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
ユーグ 「そんじゃあ、やるかあ。」 |
アルル 「てめえら! オレに続け!!」 |
アルル 「ふっふっふ」 |
アルル 「あ、くそ。チョコまかとッ」 |
シー 「ひらりひらり」 |
「クハハハハハッ!!!!」 |
「クハハハハッ!!良いぞ!そのまま制圧せよ!!ひとつの反乱因子も逃すでないぞ?因子というものは0か1か、それだけで後の面倒へと繋がるのじゃ!!蚤ひとつ逃さず潰せ!!」 |
ユーグ 「こんな感じでいいかねえ。」 |
ユーグ 「皆おつかれーっしたー。」 |
女神 「それまでー ミサイルでもダメならこの槍でもくらえー ぐさー」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
シー 「4時間経過したっすよ」 |
アルマ 「も、もう……腕が……」 |
「さあ仕上げだ皆々共!我らが法の強さ!美しさを知らしめるのじゃ!!弱きも強きも全て受け入れようではないか!その何方にも価値があり意味が在る!安心して我が法を受け入れるが良い!!」 |
アルル 「ちゃっちゃと終わらせようぜ」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
アルル 「ぐっ…」 |
アルル 「あ、くそ。チョコまかとッ」 |
アルマ 「始めましょう……私たちの舞台を。」 |
まりあ 「壁ごと纏めて叩き斬る!」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
アルル 「ぐっ…」 |
女神 「む」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
シー 「はいはい次~」 |
シー 「うりゃーー!これがじぶんの全力魔法!ケガしてもしらないっすよ!」 |
アルマ 「――Quatrième.」 |
アルマ 「まとめて切り伏せる!!」 |
― 聞こえない 詩 ― |
シー 「ばよえーん」 |
シー 「仲良く三人で食べるっすよ。絶対独り占めしちゃだめっすよ」 |
アルマ 「まだ、終わりなんて誰も言っていないでしょう?」 |
アルマ 「この素体が止まってしまうその前に、全部倒す!!」 |
女神 「む」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
傘男 「もううんざり? 残念、まだあるんだ」 |
傘男 「心の、奥底へ――」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
女神 「む」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
「クククッ――弱者の抵抗というものは見ていて可愛く愉快なものじゃのう!さあもっと強く鳴き必死に噛み付いてみせよ子鼠よ!!その牙こそが我が法の強さを証明するのだ!!」 |
傘男 「おや、綺麗に入ったね」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
シー 「ばよえーん」 |
シー 「長い!妖精3人分!!」 |
アルマ 「手間取らせてしまってごめんなさい、私にその価値はないのに……。」 |
アルマ 「まだ、終わりなんて誰も言っていないでしょう?」 |
アルマ 「今は私の為だけじゃない。 あの人の下に帰るために、私はここで勝たなきゃいけないから!」 |
傘男 「もううんざり? 残念、まだあるんだ」 |
―― 舞うは 薄暮 ―― ヨウコソ 夜の入口へ ―― |