~これまでのマゾメガネは~ 侵略戦争:4時間目
チョコ作って、
後はイチャイチャしてました!!!!!!!!!
と言う事で、今回はちょっと違う話でもしましょう。
つなぎ無しで作る、美味しいハンバーグの作り方です。
ハンバーグのつなぎは口当たりを柔らかくしたり、肉汁を閉じ込めたり、
焼成により肉が縮んでしまうのを防いだり……時にはかさ増しの為に使われます。
こう書くとなんだかいい事づくめですね、つなぎ。
つなぎを使わない理由なんて無いんじゃない?
いいえ。つなぎを使えば使うほど、ハンバーグの肉の旨味や
肉らしい食べ応えというのはどんどん薄まってしまうものなのです。
某ハンバーガーチェーンのハンバーグパティの重量は、焼成前で45gと言われています。
焼いた後は30g半ばぐらいになってしまう事でしょう。
薄くてペラペラのあのパティ、カタログスペックの割には旨味も食べ応えもあると思いませんか?
100%肉でできたハンバーグと言うのは、それだけアドバンテージがある……という事なのです。
ふわふわのハンバーグも美味しいし、そっちの方がいいやって人は
それはそれでいいんです。ハンバーグの前に人間は自由である。
さて、ハンバーグを作りたいあなたの前にはひき肉が用意されていると思います。
牛100%でも、合い挽きでも、鶏ひき肉を混ぜるのも乙なものです。
めっちゃでっかいハンバーグが作りたい?それはそれは、
私もでっかいハンバーグが作りたいのですが……
でっかいハンバーグ、中まで火が通っているか不安で長く焼いていたら
どんどん縮んでいってしまうし、いじってたらぼろぼろと崩れてくるし……
余談になりますが、ひき肉(何でもいいです)を
雑に炒め、塩こしょうと豆板醤、にんにく辺りで味付けすると
ご飯が無限に食べられるおかずになります。ハンバーグを焼いていて、
「あ、失敗しそうだな」と思ったらもういっそグチャグチャに分解して
こちらへシフトしても良いのではないでしょうか。
肉100%でハンバーグを作っていれば、こういう裏技も使えるという事です。
それでは日記も900字を超え、日記としての体裁はそろそろ整ったかと思いますので
いい加減にハンバーグを作っていきましょう。
まずはひき肉に塩を混ぜ、捏ねる……というより練っていきます。
塩は肉の組織同士の繋がりを強める、結着剤として作用します。
しっかりと練れば、つなぎがなくともハンバーグが
バラバラになったりする事はありません。(私はバラバラにしたが……)
肉を混ぜる時はヘラ等を使うより、手でやった方が断然しっかりと練る事ができます。
使い捨てのビニール手袋を着用し、親の仇の様にこねこねこねこね……
ビニール手袋なんて常備してない?
ハンバーグ用のお肉を買ってきた時に、大抵ビニール袋に包んでもらえますよね。
……後はわかりますよね。
何なら袋に肉も調味料もぶち込んで袋の上から揉みしだいたり、
そういう武器であるかの様に袋をまな板に叩きつけたりするのも
中々良い気分になれます。
充分に粘りが出て、多少いじってもポロポロと崩れてこなくなったら
他のスパイス類も使うなら混ぜてしまいます。
胡椒ぐらいでもいいし、スーパーや100円ショップでフックに掛けて売られている
ハーブやスパイスのセットを使うのもエモがありますし、美味しさのランクが上がります。
私はステーキ用として売られているスパイスなんか好きですね。
通常のふわふわハンバーグに使うとちょっとパンチが強すぎるかな?となるのですが
肉100%であれば、肉の塊が全てを受け止めてくれます。
ですが今回は、中華万能調味料(商標に考慮して名前は伏せます。白と赤のパッケージの奴)
と胡椒、豆板醤を少々混ぜ合わせる事にします。ハンバーグっぽくないけど
ご飯に合うんですよ、ほんと。糖質を控えてるので、ご飯無いんですけどね。
タネが出来上がったらいよいよ成型です。先述の通り、大きなハンバーグを綺麗に焼くのは
肉100%であれば特に難しいです。外をジャーっと焼いて中はじっくり蒸し焼きにするとか、
レンジでチン!なんて反則技もありますが、大人しくほどほどのサイズの物を
たくさん作る事で妥協しましょう。私は妥協しきれなかったので、
できるだけ火が通りやすい様薄く薄く、そして広い形に成型してみました。
成型した肉は中央部分を凹ませておくと火が通りやすく、割れにくくなります。
なんかピザのクラストみたい。これでピザ作るの……なんか強そうだな。
うちにはオーブンもありますので、その内やってみようと思います。
さあ、いよいよ焼き始めです。これまでの下準備と早くハンバーグが食べたいという気持ち、
全てがこれから報われる時です。
「肉から脂が出るし、フライパンに油を引く必要ないよね」なんて甘い考えは捨てましょう。
確かに肉から脂は出るのですが、それよりも肉のたんぱく質が凝固し始める方が先です。
早い話が、こびり付きます。 弱火でじっくり火を通していけばその限りではありませんが、
特に100%肉バーグを焼くのは時間が勝負。
少量でいいですので、油を引きましょう。
安価な油というイメージのサラダ油ですが、クセも風味も少なく素材の味を邪魔しません。
肉自体に旨味のある脂が詰まっているので、焼き油はサラダ油で十分だと思います。
勿論好みや宗派に応じて、好きなオイルを使いましょう。
私は今回、ごま油をチョイスしてみました。
この香ばしさが、更にご飯とのマッチングを高めてくれます。ご飯無いけど。
油を引いたフライパンを熱して、いよいよ肉を投入です。
大判の肉を投下して……投下して……あっ……
あああっ、ああ……
ああーーー………
……
……
……
ちょっと、ご飯を買って来ようと思います。