［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「るんたったー、るんたったー♪
　黒い小川のすぐ傍でー
　今日は楽しいピクニック―♪」

楽し気な歌声が青空に響き渡る
歌っているのは本を片手にてくてく歩く一人の少女
笑顔で指先を振りながら、陽気に道路を渡っている

「ねこさん　ねこさん　こんにちはー
　いぬさん　いぬさん　こんばんはー
　みんなで楽しくお散歩だー♪
　軍手も　小石も　歩いてるー
　よくわからないもの　いっぱいだー！」

くるりと指先で囲むと、そのまま動物たちの方へと放り投げていく
相手を見ながら、どれくらいがベストか見極めながら

「ふんふんふーん♪」

鼻歌混じりに辺りを見渡すと、すっかり綺麗になった廃墟が広がっていた
歩いていた道は舗装されていたが、所々隆起していたり割れて崩れていたりとお世辞にも歩きやすいとは言えない状態
草原も青々とした様子ではなく枯れた黄土色と灰色が混じったものである
黒く染まった小川と、赤錆びた何かしらの残骸がひと際目を引くだろう

荒廃とした世界。人の精神まで荒みそうな光景だったが、散歩する少女──恋文は気にした風もなく、周囲を見渡すと満足したように頷いた

「これにてオッケー！ミッションこんぷりーとっ！
　ちょびっとトゲトゲしてるけど、これはこれでレトロでノスタルジックな雰囲気するんじゃないかなっ！？
　ある程度は片付いたみたいだし、戻ってみんなを呼んでこよー♪」

同行者である高校の後輩達と男の子から一人離れて、先行して斥候する役を申し出たのだ
魔術は異能と違ってできる幅がそこそこ多い
身体を軽くして、見えない腕で掴んで放り投げれば、空を飛ぶように渡り歩くことさえできる

手に持つのは自作の魔導書。自分の名前を付けるのもどうかと思いつつ、後輩の皆藤千穂に協力してもらって製本かしたのだ
他人の魔導書を読み解くよりも、自分の魔導書を作った方が手っ取り早い
恋文はこのゲームがどういうルールで成り立っているか常に考えていた

──そう、ゲームなのだ
物事には明確なルールが存在している
ここでのルールはより顕著だった
特に、一番わかりやすいのは生死についてのルール

イバラシティの住民がアンジニティや原生生物に襲われて大怪我を負っても"時間が経てば怪我は治る"
倒れた後に倒した相手が離れていけば、勝手に怪我は治っている
この現象だけでもゲームちっくで現実的ではないのだが、不思議とこの世界をゲームだと捉えている人は少ない
アンジニティのショッキングな真実であったり、このイバラシティを思わせる廃墟であったりが正常な判断力を奪っているようだった
他にも何か要因はありそうだが、恋文にその辺りの事は分からないし、知ろうともしなかった
倒れて影響力が変動したり、倒れたまま消え去る人も見かけるが、恐らくハザマから退去しただけでイバラシティかアンジニティのどちらかで生きているのだろうと、勘ではあったが半ば確信をしていたからだ

ただ、気楽な恋文と違って、周囲はとてもシリアスな展開が繰り広げられている
地面には血の跡やら肉塊が転がっていることもあり、裏切っただの殺しただの、中には辱めたやら噛み砕いて咀嚼したやら物騒な恨み言に混じって、悲痛な叫びや泣き声まで聞こえてくる

見るに見かねてそれらに介入しても碌な結果にはならなかった
そもそも恋文自体がハイテンションおばけなのだ
正気を失ったと思って敵意を向けられることの方が多かった
そうなってしまったら話し合いどころではなく、時には戦闘になることもあり、人命に関わることは無さそうなのでそっとしておくことにしていた


「……あっ！　みんなーっ！やっほー！
　恋文先輩がご帰還だよーっ！」

明るく元気に声を掛けながら、手をぶんぶん振って同行者3人の元へと駆け寄っていく
こちらに気付いて笑みを浮かべる面々
…ただ、やはりどこか暗い影を落としている
親しい人がアンジニティだったショックは大きかったのだろう
こればかりはゲームだったとしてもどうしようもない
恋文にできるのは、明るく振舞うことと
それと進路上にあった障害物──血みどろの死闘や凄惨な死体など──を見えないように遠くに吹き飛ばすくらいだった

それも、どこまで効果があるのか…
内心の不安や葛藤を表に出さないようにしながら、明るく元気な恋文先輩を演じていく
そこに希望はあるのだと、自分自身をも勇気づけるように

ENo.388 チホ とのやりとり


ENo.534 暴食 とのやりとり


ENo.638 プテラ とのやりとり

チェックポイントから天に向け、赤色の光柱が立つ。

次元タクシーで行けるようになったようだ。

一穂(8) は 柳 を入手！
結乃(233) は 古雑誌 を入手！
チホ(388) は 柳 を入手！
恋文(400) は 柳 を入手！
一穂(8) は 剛毛 を入手！
恋文(400) は 爪 を入手！
一穂(8) は 爪 を入手！
結乃(233) は 毛 を入手！
恋文(400) は 何か柔らかい物体 を入手！
結乃(233) は 何か柔らかい物体 を入手！
チホ(388) は 何か柔らかい物体 を入手！

響鳴LV を 2 DOWN。（LV14⇒12、+2CP、-2FP）

自然LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
付加LV を 3 UP！（LV29⇒32、-3CP）

結乃(233) により ItemNo.1 不思議な武器 に ItemNo.2 不思議な防具 を合成してもらい、どうでもよさげな物体 に変化させました！
　⇒ どうでもよさげな物体／素材：強さ10／［武器］器用10(LV2)［防具］治癒10(LV2)［装飾］回復10(LV2)／特殊アイテム

一穂(8) により ItemNo.11 ド根性雑草 から防具『ナグトイェブ』を作製してもらいました！
　⇒ ナグトイェブ／防具：強さ63／［効果1］鎮痛10 ［効果2］－ ［効果3］－

フーコ(1232) の持つ ItemNo.8 ぬめっとした髪留め に ItemNo.13 毛 を付加しました！
ItemNo.11 ナグトイェブ に ItemNo.1 どうでもよさげな物体 を付加しました！
　⇒ ナグトイェブ／防具：強さ63／［効果1］鎮痛10 ［効果2］治癒10 ［効果3］－

ItemNo.8 スペクトラルな恋文人形 に ItemNo.13 不思議な石 を付加しました！
　⇒ スペクトラルな恋文人形／装飾：強さ36／［効果1］攻撃10 ［効果2］幸運10 ［効果3］－


ホビー番長(329) とカードを交換しました！

ビートマニア （エキサイト）


ストーンブラスト を研究しました！（深度0⇒1）
サモン：ナレハテ を研究しました！（深度0⇒1）
ウィークポイント を研究しました！（深度0⇒1）

クラック を習得！
シューティングスター を習得！
レッジェーロ を習得！

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 H-15：釣り堀』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 一穂(8) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - 結乃(233) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - チホ(388) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - 恋文(400) の選択は チナミ区 H-15：釣り堀

MISSION!!
チナミ区 P-3：瓦礫の山 を選択！
　　 - 一穂(8) の選択は チナミ区 P-3：瓦礫の山
　　 - 結乃(233) の選択は チナミ区 P-3：瓦礫の山
　　 - チホ(388) の選択は チナミ区 P-3：瓦礫の山
　　 - 恋文(400) の選択は チナミ区 P-3：瓦礫の山

―― ハザマ時間が紡がれる。









時計台の前でタバコをふかす、ドライバーさん。






時計台をぼーっと見上げる。






自分の腕時計を確認する。






･･･とても嫌そうな表情になる。

瓦礫の山の上に立つ、棒のような何かが呼んでいる。







チーン！という音と共に頭から湯呑茶碗が現れ、それを手渡す。

　

　

　






地面からマイケルと同じようなものがボコッと現れる。