母さんが死んだ。
俺を産んだ時に、その身体が耐えられなかったから。
物心ついたときにその事実を知って、後悔した。
俺なんて産まれなきゃよかった、って。
でも、生きる意味はあるって、おじさんが言ってくれた。
だから、自分自身にやれることなら全部やってやろうと思った。
幸いにも、俺には時間を操る才能があったから。
――14歳のとき。
いっぱい勉強して、魔力の扱いも練習して、やっと、準備が整った。
始めよう、タイムリープ。
過去へと戻って、…過去の自分を産み落とさせないために。
俺は、自分を殺せなかった。
だから、自分の生命力を全部、全部母さんに与えて
俺が生まれても耐えうるように。
俺は死んでしまうけど……。
でも何の因果か、俺はもう一度、人生をやり直すことになった。
幸せだった。
母さんが俺を見てくれている
母さんが俺に声をかけてくれる
母さんが俺の頭を撫でてくれる
母さんの仲間とも、それなりに上手くやっていけていたと思う。
母さんと一緒に世界の脅威と戦うことも、怖かったけど、楽しかった。
でも、母さんは死んだんだ。
そもそも母さんの身体はもう既にボロボロであった。
母さんがまだ子供の頃、朱雀の、破壊の力をその身に宿してしまっていたから。
母さんが実家の神社の祠を開けたとき、その朱雀の封印が解かれた。
母さんはその晩、家族共々、神社を跡形も残らないほど焼き焦がしたと。
母さんの魔術適正は氷だった。
まるで氷が解けるように、穏やかに身体を壊されていった。
焼けるような苦しみだったのだろう。
それでも、最後は、穏やかな顔だったという。
できるものなら、もう一度、タイムリープをしたかった。
でも、それだけの力は、俺にはもう残されていなかった。
その忌まわしき朱雀の力を使役してもなお、それは叶わなかった。
何もする気が起きなかった。
母さんの墓前で今日も一日、何もせず過ごす。
誰とも話さず、寄せ付けず。
ここなら、二人きりでいられるから。
ねぇ、母さん
母さん
母さん
母さん
母さんは俺を見てくれない
母さんは俺に話しかけてくれない
母さんは俺の頭を撫でてくれない
母さん
母さん
母さん
――ある日のことだった。
一つの小さな水晶が足元に転がっていた。
昨日までは、無かったものだ。
superbia
……"それ"に手を伸ばす。
触れれば、水晶が語りかけてくる。
人の欲望、絶望、希望
その感情を我に与えん。
人の子の想いの力こそが我の糧であり、輝きそのもの。
輝きが満たされたときに、一つ、願い事を叶え賜わん。
俺は、母さんさえいれば、それでいい。
吐き捨てた言葉、見下ろす眼下の空。
二本の剣を携え、懐かしきあの場所を去る。
振り返ってはいけない。
振り返っても、行き先などないのだから。
俺の名は、暁月-あかつき-
第九章:明けない夜と再生の巫女
幻術LV を
5 DOWN。(LV5⇒
0、+5CP、-5FP)
解析LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
装飾LV を
5 UP!(LV30⇒
35、-5CP)
こぐさ(40) により
ItemNo.1 短刀『赤糸』 に
ItemNo.2 不思議な防具 を合成してもらい、
駄物 に変化させました!
⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/
特殊アイテム
雫(134) の持つ
ItemNo.7 杉 から装飾『
木彫りのドッグタグ』を作製しました!
エネ&ギイ(336) の持つ
ItemNo.8 杉 から装飾『
軽量無限軌道』を作製しました!
エミュレッタ(363) の持つ
ItemNo.11 爪 から装飾『
やたら鋭利な泡だて器』を作製しました!
雫(134) により
ItemNo.6 松 から射程1の武器『
焔刀『狐火』』を作製してもらいました!
⇒ 焔刀『狐火』/武器:強さ67/[効果1]器用10 [効果2]- [効果3]-【射程1】
琥珀の九尾(145) により
ItemNo.3 パンの耳 から料理『
シュガーラスク』をつくってもらいました!
⇒ シュガーラスク/料理:強さ45/[効果1]体力10 [効果2]幸運10 [効果3]活力10
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マナ 「ど、どうぞ。糖分補給用にシュガーラスクにしてみました……。」 |
マキナ(567) とカードを交換しました!
ささやかな祈り
(アリア)
コントラスト を研究しました!(深度0⇒
1)
コントラスト を研究しました!(深度1⇒
2)
コントラスト を研究しました!(深度2⇒
3)
プリディクション を習得!
アイスソーン を習得!
クリエイト:メガネ を習得!
ブロック を習得!
バックフロウ を習得!
修復 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!