［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

冷たい潮風が髪を撫でる。
マシカ区、マシカ崎灯台。
白い灯台と共に見るこの水平線を見ていると、今でもあの頃を思い出す。
初めてあの女性と出会った日の事。


高校に入りたての日。高校デビューにカマかけて、何か趣味を増やそうと思った日だ。
当時、思えば非常に馬鹿っぽくて無邪気だったと我ながら思う。
高校に入ったからって、趣味の一つや二つ増やして高校デビュー飾ろうとしたのは中々若気の至りだと思う。
入学当時、何気なく一人で街を歩いていたら、偶然目に入ったのはバイク。
自分にとって、バイクと言うものは珍しくなかった。
実家がバイク屋をやっているおかげで、生まれたころからずっと当たり前のように知っている。
父親のおかげで、変に知識ばかり増えてきた。
けど、父親は決して"魅力"について、教えてはくれなかった。
だから、興味がわかなかった。
あの鉄の塊に跨り、命を晒す行為の何が楽しいのだろうか。
事故死して、人を悲しませるだけじゃないんだろうか。
寧ろ、そんなマイナスイメージしかわかなかった。
けど、物を大事にする気持ちはある。今、目の前にあるバイクはとても綺麗な青をしている。
家柄上、それがどれだけ丁寧に大切に手入れされているか理解出来た。
その心意気に見惚れて、ほんの少しだけ足を止めてしまっていた。


「ねぇ、その子に興味があるの？」


不意に、明るい声が背中から聞こえた。
振り返ると、そこには女性がいた。
すらりと細身の、白髪の女性。
肌も白く、服も白い。
何もかもが白くて、儚げな雰囲気を持っていた。
そんな雰囲気とは裏腹に、とても明るく、太陽のように明るい元気な笑顔をしていた。


「ねぇねぇ、どうなの？」


明るい笑顔のままぐいぐいと迫ってくる。
違う、と答えようにもそのまま勢いに押されてしまった。


「へへ、若いね君。高校生？いいよー。バイクの事、教えてあげる！」


正直、この時は非常に鬱陶しいと思った。
それでもなんだか、彼女の明るさと優しさを拒否できなくて、肩を組まれた。
軽いスキンシップに辟易としたが、これが運命の出会いとなるとは思わなかった。


彼女は"ユキ"と名乗っていた。
体は名を表すと言うけど、彼女はその見た目とは裏腹に本当に元気な女性だった。
彼女は自分にぐいぐいと迫ってくるような女性だった。
誰にでも分け隔てなく、それこそ太陽のように明るい女性だった。
事実、友達も多かった。バイク仲間を呼べばそれこそごまんといたかもしれない。
そんな彼女は、くだらない理由で趣味を探していた自分にバイクの良さを教えてくれた。
風を切る気持ちよさ。
自分の身を預ける、鉄の感覚。
走るという爽快感。
バイクの楽しさを教えてくれた。
それ以上に彼女は、人と関わる楽しさを教えてくれた。
誰かに手を差し伸べる優しさ。自分が最初に、友達を作ったそれを当たり前のように行える暖かな人。
そんな彼女に自然と惹かれていった。暖かな光に寄り添いたくて、一人の女性として見ていた。
今でもずっと、覚えている。
ツーリング帰りにいつもこの灯台に二人出来て、潮風にあたりながら水平線を眺めていたあの日を。
夕日にも負けないくらい、眩しい笑顔を。


──────でも、そんな笑顔ももう見られない。


一度の事故が、自分から多くのものを奪っていった。
あの笑顔ももう、焼けるガソリンと共に消えていく─────……。


─────……それでも


─────……それでもバイク、嫌いになれなかったのね。


ああ、そうだ。嫌いになれなかった。
そんなこと考えたことないなんて、真っ赤な嘘だ。
自分から全てを奪ったバイクが憎いと、何度思った事か。
それでも、嫌いになれなかったんだ。
彼女が大好きだったものだし、何よりもそれは、自分の体を黙ってでも預けてくれる相棒に変わっていたから。
波打つ水平線をただ眺めて、自嘲気味に笑みを浮かべた。
大好きだった彼女と、もうこの水平線を見ることも叶わない。
死んだらまた会える。向こうで一足先で待ってる。
使い古された、別れの挨拶。


不死の異能者となった自分は、二度と失った彼女達と会う事は出来ない。


きっと、この先も手を差し伸べ、失って、心の穴を作っていくんだろう。
それでも自分は、誰かに手を差し伸べるのをやめるつもりはない。
彼女がそうだったように、自分もまたあの太陽になれるように。
彼に最初に差し伸べた手で、きっと誰かを救えるために。


その心が砕けて、押し潰れる瞬間まで、ずっと─────……。

ENo.228 Picon とのやりとり


ENo.668 パドメ とのやりとり


ENo.844 シャルーン とのやりとり


ENo.1295 名もなき影 とのやりとり


ENo.1559 ツバキ とのやりとり

ルミニア(1553) に ItemNo.10 毒鉄鉱 を手渡ししました。

ItemNo.20 りんごとクリームチーズのケーキ を食べました！
　体調が 1 回復！（12⇒13）
　今回の全戦闘において 攻撃5 防御5 器用5 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

えびぴらふ(1506) に ItemNo.12 不思議な牙 を送付しました。
ルミニア(1553) に ItemNo.18 羽 を送付しました。

自然LV を 15 DOWN。（LV20⇒5、+15CP、-15FP）

命術LV を 7 UP！（LV20⇒27、-7CP）
具現LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
百薬LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）
武器LV を 5 UP！（LV62⇒67、-5CP）

えびぴらふ(1506) の持つ ItemNo.17 燐灰石 から射程1の武器『赤き聖獣の手』を作製しました！
絶えず流るる泡沫(1364) の持つ ItemNo.20 燐灰石 から射程1の武器『変質する影』を作製しました！

絶えず流るる泡沫(1364) により ItemNo.13 シルバーチェーン に ItemNo.15 毛 を付加してもらいました！
　⇒ シルバーチェーン／装飾：強さ70／［効果1］守護15 ［効果2］回復10 ［効果3］－

ガズエット(151) とカードを交換しました！

よく噛んで食べよう （フィアスファング）


インフェクシャスキュア を研究しました！（深度0⇒1）
アルヒェ を研究しました！（深度0⇒1）
アルヒェ を研究しました！（深度1⇒2）

アクアシェル を習得！
召喚強化 を習得！
五月雨 を習得！
サモン：スライム を習得！
コンフィデンス を習得！
コンテイジョン を習得！
アナスタシス を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

えびぴらふ(1506) は 轟石 を入手！
エリカ(1530) は 轟石 を入手！
ルミニア(1553) は 燐灰石 を入手！
ツバキ(1559) は 燐灰石 を入手！
ツバキ(1559) は 毛 を入手！
ルミニア(1553) は 毛 を入手！
ルミニア(1553) は 牙 を入手！
エリカ(1530) は 紅小石 を入手！

えびぴらふ(1506) に移動を委ねました。

ウシ区 A-2（山岳）に移動！（体調13⇒12）
ウシ区 B-2（山岳）に移動！（体調12⇒11）
ウシ区 C-2（山岳）に移動！（体調11⇒10）
ウシ区 C-1（山岳）に移動！（体調10⇒9）
ヒノデ区 C-20（山岳）に移動！（体調9⇒8）

採集はできませんでした。
　　 - えびぴらふ(1506) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - えびぴらふ(1506) の選択は カミセイ区 N-6：カミセイ大公園（ベースキャンプ外のため無効）

［822 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［375 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［396 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［117 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［185 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　










　





チャット画面に映る、４人の姿。

　

　






　







少しの間、無音となる。

　






くんくんと匂いを嗅ぐふたり。
















　

　

　

３人の様子を遠目に眺める白南海。





　

　

　

チャットが閉じられる――