［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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Side:Gen


思い、出した。
思い出してしまった。

――瞬間、口元から、ごぼりと嫌な音。足元から溢れた影。

血と影が混じったものが、喉から込み上げてきて吐き出した。
べしゃべしゃと、冗談のような量が落ちる。
起きる眩暈に逆らえずに、制御が利かない影に呑み込まれた。

――溺れる。
溺れていく。

息が出来ない。

あぁ、とうっすらと目を開いた。
海の底みたいだ。
ごぼり、と吐き出した息が、泡になって昇っていく。

……別に液体というわけでもない癖に。

人ではなくなるのかな。とどこか遠くで思った。
過ぎた力を思い出せば変質する。
仕方のないことだ。

忘れることで、それを防いでいたのだから――。

「（……会いたいなあ。）」

散々話して漸く納得した癖に――。
舌の根の乾かぬ内に、そんな事を言ったら。
彼はわらってしまうだろうか。

「………、」


――眠い。

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小さい頃。夜焚がまだ生まれていなかった頃。
腹の中を散々掻き回されて、邪魔だからとベランダに放り出された事があった。

とても寒い冬の日だった。
お腹の中は熱くて、でも寒くて、
霞んだ目に、降ってくる雪が、海の底のようだと思ったのを覚えている。

海なんて知らなかったけれど。
深い深い海の底には、生き物の死骸が雪のように降ると聞いた事があったから。

あぁ、死ぬんだなあ、と思った。

それは曇った日で――。
お月さまは、ぼんやりとしていた。

段々身体が震えなくなって、動かなくなって、
口の中は渇いて、血の味がした。

さっきまで、痛くて苦しくて、仕方がなかったのに。
もう、眠くて――。

死にたくない。

そう、思った。
だって、
だって、何も、
何もない。

僕には何も。

怪物みたいなお父さん。
あなたに好かれたかった。

悪い魔女みたいなお母さん。
あなたに好かれたかった。

まだ、死にたくなかった。
だって、こんなの――何のために生まれたのかわからない。
生まれてきてはいけなかったの？そんな事、思いたくなかった。

そう、泣きそうになっていたら――。
自分の体が黒いものになっていくのがわかった。
どろっとして、でも液体でもない、不思議なもの。

影の色。

――誰かが言う。
「人間の身体のままだと死んでしまうよ。」

死にたくない。

「うん。」

死にたく、ない。

「うん。」

こわい。

「うん。」

――ゆっくりと、身体が違うものへと変わっていくのを。
目を閉じながら、感じていた。

「大丈夫。
　僕らは、魔女。
　――死なないよ。

　だって、怪物なんだもの。
　でも、人のふりをしよう。
　そうしないと、いじめられてしまうから。
　……幸せに、なりたいから。」

うん、と微かに。
自分が頷いたような気がした。

「君は、幸せになれるといいね。」
羨ましそうに、誰かは言った。

眠って、起きたら、身体は元に戻っていた。
何が起こったのか、よくわからなかった。
――全部、夢のようで。

ただ踏み越えた事だけがわかったけれど、
戻る術も知らなかった。





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【異能】-マッドトリック-
影を操り、またその影から現れる目玉から周囲を観察するという異能。
光に弱いので、本能的に眩しいところが苦手。

――マッドトリック。

マッド…気の狂った、ばかげた、無謀な、無分別な、狂わんばかりの、ひどく興奮した、熱狂した、夢中になった
トリック…企み、策略、誤魔化し、ペテン、悪戯、悪さ、悪い冗談

本来の能力の性質は、『拒絶』である。
愛情と後悔に満たされた孤独の海。
愛しければ愛しいほど、その身の内に。
敵であれば、敵であるほど、その身の外に。

それは何者にも破れない策略。

怪物を殺すには、愛情の首輪をつけるしかない。
愛されたものだけが、それを殺すことが出来る。

世界さえも『拒絶』して――。
幸せを求めるための能力。

魔女の家系と、怪物の血筋。そして異能者の素質と、魔術の素養から生み出されたものである。

ENo.133 戸張 とのやりとり


ENo.215 シュリ とのやりとり


ENo.421 エインモーネ とのやりとり


ENo.1148 クオウ とのやりとり


ENo.1288 裏葉 とのやりとり


ENo.1295 名もなき影 とのやりとり


ENo.1530 エリカ とのやりとり

特に何もしませんでした。

使役LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
合成LV を 7 UP！（LV5⇒12、-7CP）

エリカ(1530) により ItemNo.20 燐灰石 から射程1の武器『変質する影』を作製してもらいました！
　⇒ 変質する影／武器：強さ192／［効果1］攻撃25 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】

サク(1289) により ItemNo.7 たけのこ から料理『うすかわたけのこ（SSR水着）』をつくってもらいました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 5 5 6 = 16 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ うすかわたけのこ（SSR水着）／料理：強さ144／［効果1］貫撃15 ［効果2］器用15 ［効果3］深手30

サク(1289) の持つ ItemNo.12 金属製の髪留め に ItemNo.20 山査子 を付加しました！
エリカ(1530) の持つ ItemNo.13 シルバーチェーン に ItemNo.15 毛 を付加しました！
ツバキ(1559) の持つ ItemNo.16 特攻服(レディース) に ItemNo.9 不思議な雫 を付加しました！

ナキドリ(516) とカードを交換しました！

真夏に飛ぶ蜻蛉 （エファヴェセント）


クリエイト：グレイル を研究しました！（深度0⇒1）
クリエイト：グレイル を研究しました！（深度1⇒2）
クリエイト：グレイル を研究しました！（深度2⇒3）

スタンピート を習得！
イービルサークル を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

絶えず流るる泡沫(1364) は 燐灰石 を入手！
絶えず流るる泡沫(1364) は 何か柔らかい物体 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
絶えず流るる泡沫(1364) のもとに ローリングタイヤ が泣きながら近づいてきます。

ウシ区 A-2（山岳）に移動！（体調12⇒11）
ウシ区 B-2（山岳）に移動！（体調11⇒10）
ウシ区 C-2（山岳）に移動！（体調10⇒9）
ウシ区 C-1（山岳）に移動！（体調9⇒8）
ヒノデ区 C-20（山岳）に移動！（体調8⇒7）

［822 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［375 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［396 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［117 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［185 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　










　





チャット画面に映る、４人の姿。

　

　






　







少しの間、無音となる。

　






くんくんと匂いを嗅ぐふたり。
















　

　

　

３人の様子を遠目に眺める白南海。





　

　

　

チャットが閉じられる――