
――動け。
まだ止まるな。動け。動いてくれ。
ただでさえまともに動いていない内臓が、更なる悲鳴を上げている。
身体に力が入らない。脳が灼けるような感覚が続き、全身に激痛が走っている。
HP SP
指先を動かすほどの
活力も、再び命を燃やす為の
体力もない。
限界だった。今度こそ、イデオローグたちは敗北したのだ。
無様に地面に伏したまま、ごぼりと吐き出した胃の中身が大地を染める。
それはハザマの空よりもずっと紅い――命の色をしていた。
「バツ兄……!」
巳羽の異能が癒しの力を本領とする
命術に分類されるものだったのは、不幸中の幸いと言えた。
駆け寄ってきた彼女はイデオローグほど重篤な容体ではなかったからだ。
 |
イデオローグ 「み……う……?」 |
かろうじて声を絞り出す。
訳も分からないままに握り込まされた石から、全身に流れ込む――
命の力。
それは激痛を伴いながらも、確かに怪人の生命を永らえる。
 |
イデオローグ 「ぐっ……ごふっ、おえ……。 ハァ、ハァ……助……かった、巳羽……」 |
喉奥に残る血の塊を全て吐き出すと、漸く満足に呼吸が出来るようになっていたのが分かった。
――大丈夫。まだ、生きている。死んではいない。誰も。
 |
イデオローグ 「あとは……おれたちが、逃げ切る、だけ……だな……」 |
幸運なことに、最初に倒れてしまったさきの方は捨て置かれていた。
ならば、自分たちでどうにか追っ手を撒けば、緊急時の取り決め通りにベースキャンプで合流出来る筈だ。
どうにか立ち上がることさえ出来れば――動かぬ手足を歯痒く思っている怪人は、不意に宙へと持ち上げられた。
 |
イデオローグ 「……ブラザー!」 |
エイド
『助力者』のぞうが、その長い鼻を巧みに操ってイデオローグの身体を巻き取っていたのだ。
 |
イデオローグ 「はは……大した奴だよ、おまえさんは……ホントに。 乗せてくれるってんなら……存分に甘えさせて貰うぜ。」 |
 |
イデオローグ 「巳羽! おまえさんの異能をブラザーに使ってくれ! 一気に突っ走って……ヤツらを撒いてやろうじゃねーか……!」 |
二人を乗せたぞうが、侵略者の追撃をものともせずにひた走る。
そうして、一行は――再び逃げおおせることに、成功したのだった。
巳羽(473) に
45 PS 送付しました。
すごい木材(400 PS)を購入しました。
お魚(50 PS)を購入しました。
お魚(50 PS)を購入しました。
エナジー棒(30 PS)を購入しました。
エナジー棒(30 PS)を購入しました。
命術LV を
15 DOWN。(LV15⇒
0、+15CP、-15FP)
呪術LV を
15 UP!(LV0⇒
15、-15CP)
使役LV を
5 UP!(LV10⇒
15、-5CP)
武器LV を
5 UP!(LV55⇒
60、-5CP)
麺屋の龍人(1595) の持つ
ItemNo.13 すごい木材 から射程1の武器『
対兵器製麺機『ヘルファイア』』を作製しました!
オニキス(301) の持つ
ItemNo.15 すごい木材 から射程2の武器『
カーネリアンオニキス』を作製しました!
Dr.笹子(831) の持つ
ItemNo.19 すごい石材 から射程2の武器『
すごい液体(石)』を作製しました!
我孫子(607) により
ItemNo.17 すごい木材 から防具『
黒いプリントTシャツ』を作製してもらいました!
⇒ 黒いプリントTシャツ/防具:強さ210/[効果1]敏捷20 [効果2]- [効果3]-
 |
我孫子 「結城…この間の黒手袋じゃ飽き足らず…? そうか、嬉しいな。お前もこういうファッションに興味あったなんてさ…。」 |
麺屋の龍人(1595) により
ItemNo.6 ビーフ から料理『
ビーフカツレツのデミソース掛け』をつくってもらいました!
⇒ ビーフカツレツのデミソース掛け/料理:強さ21/[効果1]活力5 [効果2]体力5 [効果3]防御5
 |
麺屋の龍人 「質の怪しい肉でも工夫次第で柔らかく出来る。 牛肉をよく叩いて薄く伸ばし、目の細かいパン粉を纏わせて揚げ焼きにした。 こう見えて日本生まれの料理だ。ここからは少し離れた場所の大衆の味だな。 洋食は専門外だが仮にもプロだ。味は信用してくれ。」 |
麺屋の龍人(1595) により
ItemNo.11 クヴィスリング に
ItemNo.16 ダンボール を付加してもらいました!
⇒ クヴィスリング/武器:強さ150/[効果1]体力20 [効果2]防災15 [効果3]-【射程2】
麺屋の龍人(1595) により
ItemNo.17 黒いプリントTシャツ に
ItemNo.7 韮 を付加してもらいました!
⇒ 黒いプリントTシャツ/防具:強さ210/[効果1]敏捷20 [効果2]体力10 [効果3]-
カオル(166) とカードを交換しました!
イバラミンC
(トニック)
クレイジーチューン を研究しました!(深度0⇒
1)
クレイジーチューン を研究しました!(深度1⇒
2)
クレイジーチューン を研究しました!(深度2⇒
3)
カース を習得!
クリエイト:スパイク を習得!
ペレル を習得!
ラトゥンブロウ を習得!
ダークネス を習得!
ディバウア を習得!
マリス を習得!
敗柳残花 を習得!
闇の祝福 を習得!
サモン:シャドウ を習得!
マイアズマ を習得!
ウィザー を習得!
アイギス を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[816 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[370 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[367 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[104 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[147 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
 |
白南海 「・・・・・・・・・」 |
 |
エディアン 「・・・・・・・・」 |
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
チャット画面にふたりの姿が映る。
 |
白南海 「・・・・・・・・・」 |
 |
エディアン 「・・・・・・・・」 |
 |
白南海 「・・・怖いだろうがよ。」 |
 |
エディアン 「・・・勘弁してくれませんか。」 |
 |
白南海 「ナレハテってあの!アレだろォッ!!?ドッロドロしてんじゃねーっすか!! なんすかあれキッモいのッ!!うげぇぇぇぇうげえええぇぇぇ!!!!!!」 |
 |
エディアン 「私だって嫌ですよあんなの・・・・・ ・・・え、案内役って影響力どういう扱いに・・・??私達は関係ないですよね・・・????」 |
 |
白南海 「あんたアンジニティならそーゆーの平気じゃねーんすか? 何かアンジニティってそういう、変な、キモいの多いんじゃ?」 |
 |
エディアン 「こんな麗しき乙女を前に、ド偏見を撒き散らさないでくれます? 貴方こそ、アレな業界の人間なら似たようなの見慣れてるでしょうに。」 |
 |
白南海 「あいにくウチはキレイなお仕事しかしてないもんで。えぇ、本当にキレイなもんで。」 |
ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。
 |
白南海 「・・・っつーか、あれ本当にドライバーのオヤジっすか?何か雰囲気違くねぇ・・・??」 |
 |
エディアン 「まぁ別の何か、でしょうね。 雰囲気も言ってることも別人みたいでしたし。普通に、スワップ発動者さん?・・・うーん。」 |
ザザッ――
チャットに雑音が混じる・・・
 |
エディアン 「・・・・・?なんでしょう、何か変な雑音が。」 |
ザザッ――
 |
白南海 「ただの故障じゃねーっすか。」 |
ザザッ――
 |
声 「――・・・レーション、ヒノデコーポレーション。 襲撃に・・・・・・・・いる・・・ 大量・・・・・こ・・・・・・死体・・・・・・ゾ・・・・・・」 |
 |
声 「・・・・・ゾンビだッ!!!!助け――」 |
ザザッ――
 |
白南海 「・・・・・・・・・」 |
 |
エディアン 「・・・・・・・・・」 |
 |
白南海 「ホラーはぁぁ――ッ!!!!
やぁぁめろォォ―――ッ!!!!」 |
 |
エディアン 「勘弁してください勘弁してくださいマジ勘弁してください。 ホラーはプレイしないんですコメ付き実況でしか見れないんですやめてください。」 |
チャットが閉じられる――