<< 7:00～8:00
D.Dインターハイなるものが始まるらしい。
カスミ湖のほとりで営業している時、近所の高校でD.D部の主将を務めるという少年がたまに訪れ、大会に向けた意気込みを熱く語っていたのを覚えている。野良猫と戯れている時のキラキラとした目が印象的な少年だった。最近顔を見ないが元気だろうか。きっと練習に明け暮れる日々を送っているのだろう。
龍人は特にD.Dに思い入れは無く、D.Dに関する知識はその名前と『回避』に重きを置いたスポーツである事位だったが、皆が盛り上がっている競技があればとりあえず興味を持つ程度にスポーツ観戦は嫌いではなかったし、何よりD.Dに情熱を燃やす彼に大盛りを無料サービスする位にはスポーツに青春を賭す学生の事は好きだった。
「そうだ。今度の限定メニューはD.Dインターハイ応援メニューにするか」
その思いつきは言ってしまえば単なる便乗に過ぎないのだが、学生でも関係者でもない単なる飲食店が出来る彼らへの応援とはこんなものだろう。
「これからの季節だと冷やし麺だな……後は『回避』か……」
夏に向けてどんどんと蒸し暑くなるこの時期。白熱するだろうスポーツ観戦には、身体からスッと熱の引く涼麺が心地良いだろう。
そしてD.Dに欠かせない（というより唯一知っている）要素の『回避』。D.Dに関連するメニューであればこれは避けて通れないだろう。（回避を避けられない？？？）
「よし……構想は決まった。買い出しと行こうか」
龍人の脳内では既に完成形のイメージが出来上がっている。
……そのレシピをここに記そう。
茄子……１～２本
麺つゆ……適量（かけそばに使う濃さ）
鷹の爪……１本
豚ロース薄切り（しゃぶしゃぶ用でも可）……50～100g程度
きゅうり……１本
中華麺……１～２玉
紅生姜……適量
たれ
白だし……30cc（大さじ２）
酢……30cc（大さじ２）
おろししょうが……小さじ1/2（チューブでは2~3cm程度）
ごま油……小さじ１
※龍人は自家製のカエシと出汁を用いて麺つゆや白だしを作るが、再現する場合は市販の物でかまわない。
①前日に茄子の揚げ浸しを仕込む。
ヘタを取り、縦に二分割し（長茄子なら更に切って食べやすい大きさに）皮に細かく切り込みを入れ、水気をよく拭き取る。
鍋かフライパンに植物油（分量外）を敷き、170度位で茄子を揚げる。
身が薄く狐色になったら水を張ったボウルに取り、上から流水をかけて油を洗い流す。
水面の油膜が流れる程度流水に晒したら、茄子の水気を軽く拭き取り保存容器に並べる。
茄子が浸る位のめんつゆと、種を取り除いた鷹の爪を容器に入れ、冷蔵庫で一晩保存する。
②タレを作る
白だし、酢、おろししょうが、ごま油を混ぜ合わせ、味見をする。
酢の味が尖って感じたり、味にまろやかさが欲しければ少量の砂糖か蜂蜜（分量外）を加えて調整する。
タレを冷蔵庫内で冷やしておく。
③具の準備
沸騰したお湯に塩ひとつまみと酒少々（分量外）を加え、豚ロースを泳がせる。赤味がなくなる程度にさっと火を通し冷水に取る。
この際豚肉に片栗粉（分量外）をうっすらとまぶしてから茹でるとつるんとした食感になる。
きゅうりは斜めにスライスしてから細切りにする。
④麺茹で・盛り付け
中華麺をたっぷりのお湯で規定時間茹で、流水でぬめりを取った後氷水でしめる。
皿に中華麺を盛り、茄子の揚げ浸し、豚肉、きゅうりを盛り付け、上からタレを適量かける。
最後に紅生姜をお好みの量添える。
「……よし、完成だ」
営業開始直前、試作品の一皿が出来上がる。
涼やかな冷麺の上に身体を適度に冷やす効果のある茄子ときゅうり、疲労回復効果のあるビタミンB1を豊富に含む豚肉。
そう。これは夏バテを『回避』する為の一品。
「名付けて……『避』やし中華だ」
「冷やし中華はあまりウチでは出さないしな、念の為味を見ておくか」
タレの味見はしているので不味くないのは知っているが、麺料理とは一杯の調和で1+1が10にも0.1にもなる。
盛り付けに使った菜箸をそのまま握り、静かに手を合わせて麺を掴み上げる。
ずぞぞぞ。
「お、想像以上にあっさりとしていい味だ」
一般的な冷やし中華のタレに比べ、研ぎ澄まされたようなさっぱりとした味わい。きりっと主張する生姜の香りもあって、暑さで食欲がヘタっていてもするすると食べられそうだ。
「やはり豚には生姜だな。肉肉しさが抑えられていて冷やし中華には丁度いいのかもしれない」
脂身の少ないロース肉の冷しゃぶは、男子高校生が喜ぶような肉の旨味の激しい主張はない。
存在感としては一歩引くが、冷えた脂のくどさを感じさせない赤身の肉は涼やかな味を邪魔しない名脇役と言えるだろう。
「……むっ！」
茄子にかぶりつき、目を見開く。
茄子が吸った油のコク、たっぷりと蓄えた醤油と鰹出汁の旨味、ほんのりと漂う唐辛子の辛味。
ともすればさっぱりした全体の味に相反する揚げ浸しの味。
だがその力強い味はこの『避』やし中華に欠けていたパーツをがっしりと埋め合わせ、より高い次元に押し上げるマスターピースだ。
「なるほど……『避』やし中華の主役はこいつだったか……！」
普段は小鉢や彩りに甘んじる事の多い茄子が、この『避』やし中華というフィールドの上で大立ち回り、しかし突出し過ぎない味のバランスにえも言われぬ高揚感がある。
「揚げた茄子を流水で洗うというのは初めて試したが、これは正解だな。油っぽさを感じず味が引き締まっている」
箸は止まらずするすると喉を通っていく。
全体としては至極あっさりとしたテイストであるものの、芯の通った主役がいる事で物足りなさを感じない。
だがその主役が豚肉ではなく茄子である事で全体の清涼感を失う事なく調和が取れている。
「きゅうりはなくてもいいかと思ったが、俺は嫌いじゃないんだよな。シャキシャキの食感と麺の弾力を同時に口に放り込むのが好きなんだ」
「彩りに紅生姜を乗せたが、くし切りのトマトを乗せてもよかったな。生姜ベースのこのタレは冷やしトマトにも合うんじゃないか？夏らしさも出てくるじゃないか」
うんうんと頷きながらさらなるアイディアが湧いてくる。
恐らくD.Dインターハイを終えても、この『避』やし中華は夏の定番限定メニューとして定着するだろう。
「うむ……これなら堂々と今日の限定として出せるな」
食べ終えた皿を手早く洗い、限定メニューの内容を告知する黒板に「『避』やし中華」と書き入れる。
一見すると注文を回避したくなるような怪しいメニューの名前だが、ここに通い詰める常連なら未知の料理名こそ嬉々として注文するので問題はない。
一杯の麦茶を飲み干してタレの後味を洗い流す。
鼻を抜ける優しい香ばしさが夏の訪れを想起させた。
「……頑張れよ、ハレコーD.D部」
ある日突然「ハザマ」なる領域に呼び出され、異形と拳を交える事になってもそれ程意に介していなかった。
獣であろうと心通わせる事も出来ると知っているし、ヒトの形をしていれば人間であるという思い込みも無かった。
意思疎通が取れればそれがヒトであるかは気にかけないし、逆に自らに敵意を持っていればそれがなんであろうと力を振るう事に躊躇いはない。
龍人はただ自分が生き残る為に戦っていた。
龍人は多くを望もうとはしない質だった。
勿論、金はあるに越した事はないし、美味いものが喰えるなら喜んで喰うし、自分のラーメンが雑誌やネット上で著名人に評価されたりしてもっと有名になったりしないかなと思わない訳ではない。
だが実際には思うがままのラーメンを作り、勝龍に訪れる客がそれを食べて満足してくれればそれで十分であり、龍人にとっての最低限のライフサイクルの中で幸福の収支はプラスになっていた。
言い換えれば、ラーメンさえ作れていれば幸せだった。
彼にとって、世界がどうなるかはさほど興味を抱く出来事ではない。
ラーメンが作れて、それを食べに来る客がいるのであれば、そこが地獄だろうと構わなかった。
少なくとも、あの通信が入るまでは。
屋台の常連である学生――結城 伐都から突然飛び込んだ音声通信。
背後に響く轟音。苦しそうに咳き込み、息も絶え絶えな少年。
龍人に気づかせるには充分だった。
――世界が変わろうとしている。
腹を空かせて屋台に訪れる常連。腕を振るう自分自身。一杯の熱々のラーメン。
多くを望まないが故に、それだけはあって当たり前だと疑いもしなかったもの。
この戦いの終わり方次第では、そのどれもが失われてもおかしくない事にようやく気付いてしまった。
「……ふぅ」
自分が生き抜く為に使い続けた拳を握りしめる。
「セッ！」
全身の筋力を束ね、運動エネルギーの流れを『勁』として正拳を放つ。
『武』の持つ威力も、振るう対象も変わらない。
違いがあるとすればただ一つ。
「……よし、待ってろよ……」
伐都との約束を果たす為、ベースキャンプの外へと走り出す。
――龍人の戦う意味が変わろうとしている。
ENo.474 イデオローグ とのやりとり
以下の相手に送信しました
六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。
どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。
すごい木材（400 PS）を購入しました。
良い石材（200 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
装飾LV を 57 DOWN。（LV57⇒0、+57CP、-57FP）
武術LV を 2 UP！（LV0⇒2、-2CP）
魔術LV を 3 UP！（LV7⇒10、-3CP）
付加LV を 30 UP！（LV0⇒30、-30CP）
料理LV を 32 UP！（LV0⇒32、-32CP）
イデオローグ(474) により ItemNo.13 すごい木材 から射程1の武器『対兵器製麺機『ヘルファイア』』を作製してもらいました！
⇒ 対兵器製麺機『ヘルファイア』／武器：強さ210／［効果1］攻撃20 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】
さき(911) により ItemNo.14 良い石材 から装飾『タオル（頭に巻く奴）』を作製してもらいました！
⇒ タオル（頭に巻く奴）／装飾：強さ140／［効果1］幸運15 ［効果2］－ ［効果3］－
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.6 ビーフ から料理『ビーフカツレツのデミソース掛け』をつくりました！
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.11 クヴィスリング に ItemNo.16 ダンボール を付加しました！
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.17 黒いプリントTシャツ に ItemNo.7 韮 を付加しました！
竜次楼(61) とカードを交換しました！
奉仕活動 （クリエイト：バトルフラッグ）
ダウンフォール を研究しました！（深度0⇒1）
コンセントレイト を研究しました！（深度0⇒1）
マインドボム を研究しました！（深度0⇒1）
ファイアボルト を習得！
カタラクト を習得！
マインドボム を習得！
クリエイト：ファイアウェポン を習得！
クリムゾンスカイ を習得！
コンセントレイト を習得！
◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！
オニキス(301) は パンの耳 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 毛皮 を入手！
さき(911) は 剛毛 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 剛毛 を入手！
さき(911) は 触手 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 触手 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 触手 を入手！
オニキス(301) は 触手 を入手！
次元タクシーに乗り ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》 に転送されました！
ツナグ(148) がパーティから離脱しました！
オニキス(301) がパーティから離脱しました！
さき(911) がパーティから離脱しました！
現在のパーティから離脱しました！
ヒノデ区 N-11（道路）に移動！（体調30⇒29）
ヒノデ区 N-12（森林）に移動！（体調29⇒28）
ヒノデ区 N-13（森林）に移動！（体調28⇒27）
ヒノデ区 O-13（山岳）に移動！（体調27⇒26）
ヒノデ区 P-13（山岳）に移動！（体調26⇒25）
採集はできませんでした。
- 麺屋の龍人(1595) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》（ベースキャンプ外のため無効）
MISSION - 未発生：
- 麺屋の龍人(1595) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）
［816 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［370 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［367 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［104 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［147 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
チャット画面にふたりの姿が映る。
ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。
ザザッ――
チャットに雑音が混じる･･･
ザザッ――
ザザッ――
ザザッ――
チャットが閉じられる――
異能･生産
アクティブ
パッシブ
［基本］OK. ［戦闘］OK. ［取引］OK. ［スキル］OK.
D.Dインターハイなるものが始まるらしい。
カスミ湖のほとりで営業している時、近所の高校でD.D部の主将を務めるという少年がたまに訪れ、大会に向けた意気込みを熱く語っていたのを覚えている。野良猫と戯れている時のキラキラとした目が印象的な少年だった。最近顔を見ないが元気だろうか。きっと練習に明け暮れる日々を送っているのだろう。
龍人は特にD.Dに思い入れは無く、D.Dに関する知識はその名前と『回避』に重きを置いたスポーツである事位だったが、皆が盛り上がっている競技があればとりあえず興味を持つ程度にスポーツ観戦は嫌いではなかったし、何よりD.Dに情熱を燃やす彼に大盛りを無料サービスする位にはスポーツに青春を賭す学生の事は好きだった。
「そうだ。今度の限定メニューはD.Dインターハイ応援メニューにするか」
その思いつきは言ってしまえば単なる便乗に過ぎないのだが、学生でも関係者でもない単なる飲食店が出来る彼らへの応援とはこんなものだろう。
「これからの季節だと冷やし麺だな……後は『回避』か……」
夏に向けてどんどんと蒸し暑くなるこの時期。白熱するだろうスポーツ観戦には、身体からスッと熱の引く涼麺が心地良いだろう。
そしてD.Dに欠かせない（というより唯一知っている）要素の『回避』。D.Dに関連するメニューであればこれは避けて通れないだろう。（回避を避けられない？？？）
「よし……構想は決まった。買い出しと行こうか」
龍人の脳内では既に完成形のイメージが出来上がっている。
……そのレシピをここに記そう。
茄子……１～２本
麺つゆ……適量（かけそばに使う濃さ）
鷹の爪……１本
豚ロース薄切り（しゃぶしゃぶ用でも可）……50～100g程度
きゅうり……１本
中華麺……１～２玉
紅生姜……適量
たれ
白だし……30cc（大さじ２）
酢……30cc（大さじ２）
おろししょうが……小さじ1/2（チューブでは2~3cm程度）
ごま油……小さじ１
※龍人は自家製のカエシと出汁を用いて麺つゆや白だしを作るが、再現する場合は市販の物でかまわない。
①前日に茄子の揚げ浸しを仕込む。
ヘタを取り、縦に二分割し（長茄子なら更に切って食べやすい大きさに）皮に細かく切り込みを入れ、水気をよく拭き取る。
鍋かフライパンに植物油（分量外）を敷き、170度位で茄子を揚げる。
身が薄く狐色になったら水を張ったボウルに取り、上から流水をかけて油を洗い流す。
水面の油膜が流れる程度流水に晒したら、茄子の水気を軽く拭き取り保存容器に並べる。
茄子が浸る位のめんつゆと、種を取り除いた鷹の爪を容器に入れ、冷蔵庫で一晩保存する。
②タレを作る
白だし、酢、おろししょうが、ごま油を混ぜ合わせ、味見をする。
酢の味が尖って感じたり、味にまろやかさが欲しければ少量の砂糖か蜂蜜（分量外）を加えて調整する。
タレを冷蔵庫内で冷やしておく。
③具の準備
沸騰したお湯に塩ひとつまみと酒少々（分量外）を加え、豚ロースを泳がせる。赤味がなくなる程度にさっと火を通し冷水に取る。
この際豚肉に片栗粉（分量外）をうっすらとまぶしてから茹でるとつるんとした食感になる。
きゅうりは斜めにスライスしてから細切りにする。
④麺茹で・盛り付け
中華麺をたっぷりのお湯で規定時間茹で、流水でぬめりを取った後氷水でしめる。
皿に中華麺を盛り、茄子の揚げ浸し、豚肉、きゅうりを盛り付け、上からタレを適量かける。
最後に紅生姜をお好みの量添える。
「……よし、完成だ」
営業開始直前、試作品の一皿が出来上がる。
涼やかな冷麺の上に身体を適度に冷やす効果のある茄子ときゅうり、疲労回復効果のあるビタミンB1を豊富に含む豚肉。
そう。これは夏バテを『回避』する為の一品。
「名付けて……『避』やし中華だ」
「冷やし中華はあまりウチでは出さないしな、念の為味を見ておくか」
タレの味見はしているので不味くないのは知っているが、麺料理とは一杯の調和で1+1が10にも0.1にもなる。
盛り付けに使った菜箸をそのまま握り、静かに手を合わせて麺を掴み上げる。
ずぞぞぞ。
「お、想像以上にあっさりとしていい味だ」
一般的な冷やし中華のタレに比べ、研ぎ澄まされたようなさっぱりとした味わい。きりっと主張する生姜の香りもあって、暑さで食欲がヘタっていてもするすると食べられそうだ。
「やはり豚には生姜だな。肉肉しさが抑えられていて冷やし中華には丁度いいのかもしれない」
脂身の少ないロース肉の冷しゃぶは、男子高校生が喜ぶような肉の旨味の激しい主張はない。
存在感としては一歩引くが、冷えた脂のくどさを感じさせない赤身の肉は涼やかな味を邪魔しない名脇役と言えるだろう。
「……むっ！」
茄子にかぶりつき、目を見開く。
茄子が吸った油のコク、たっぷりと蓄えた醤油と鰹出汁の旨味、ほんのりと漂う唐辛子の辛味。
ともすればさっぱりした全体の味に相反する揚げ浸しの味。
だがその力強い味はこの『避』やし中華に欠けていたパーツをがっしりと埋め合わせ、より高い次元に押し上げるマスターピースだ。
「なるほど……『避』やし中華の主役はこいつだったか……！」
普段は小鉢や彩りに甘んじる事の多い茄子が、この『避』やし中華というフィールドの上で大立ち回り、しかし突出し過ぎない味のバランスにえも言われぬ高揚感がある。
「揚げた茄子を流水で洗うというのは初めて試したが、これは正解だな。油っぽさを感じず味が引き締まっている」
箸は止まらずするすると喉を通っていく。
全体としては至極あっさりとしたテイストであるものの、芯の通った主役がいる事で物足りなさを感じない。
だがその主役が豚肉ではなく茄子である事で全体の清涼感を失う事なく調和が取れている。
「きゅうりはなくてもいいかと思ったが、俺は嫌いじゃないんだよな。シャキシャキの食感と麺の弾力を同時に口に放り込むのが好きなんだ」
「彩りに紅生姜を乗せたが、くし切りのトマトを乗せてもよかったな。生姜ベースのこのタレは冷やしトマトにも合うんじゃないか？夏らしさも出てくるじゃないか」
うんうんと頷きながらさらなるアイディアが湧いてくる。
恐らくD.Dインターハイを終えても、この『避』やし中華は夏の定番限定メニューとして定着するだろう。
「うむ……これなら堂々と今日の限定として出せるな」
食べ終えた皿を手早く洗い、限定メニューの内容を告知する黒板に「『避』やし中華」と書き入れる。
一見すると注文を回避したくなるような怪しいメニューの名前だが、ここに通い詰める常連なら未知の料理名こそ嬉々として注文するので問題はない。
一杯の麦茶を飲み干してタレの後味を洗い流す。
鼻を抜ける優しい香ばしさが夏の訪れを想起させた。
「……頑張れよ、ハレコーD.D部」
ある日突然「ハザマ」なる領域に呼び出され、異形と拳を交える事になってもそれ程意に介していなかった。
獣であろうと心通わせる事も出来ると知っているし、ヒトの形をしていれば人間であるという思い込みも無かった。
意思疎通が取れればそれがヒトであるかは気にかけないし、逆に自らに敵意を持っていればそれがなんであろうと力を振るう事に躊躇いはない。
龍人はただ自分が生き残る為に戦っていた。
龍人は多くを望もうとはしない質だった。
勿論、金はあるに越した事はないし、美味いものが喰えるなら喜んで喰うし、自分のラーメンが雑誌やネット上で著名人に評価されたりしてもっと有名になったりしないかなと思わない訳ではない。
だが実際には思うがままのラーメンを作り、勝龍に訪れる客がそれを食べて満足してくれればそれで十分であり、龍人にとっての最低限のライフサイクルの中で幸福の収支はプラスになっていた。
言い換えれば、ラーメンさえ作れていれば幸せだった。
彼にとって、世界がどうなるかはさほど興味を抱く出来事ではない。
ラーメンが作れて、それを食べに来る客がいるのであれば、そこが地獄だろうと構わなかった。
少なくとも、あの通信が入るまでは。
屋台の常連である学生――結城 伐都から突然飛び込んだ音声通信。
背後に響く轟音。苦しそうに咳き込み、息も絶え絶えな少年。
龍人に気づかせるには充分だった。
――世界が変わろうとしている。
腹を空かせて屋台に訪れる常連。腕を振るう自分自身。一杯の熱々のラーメン。
多くを望まないが故に、それだけはあって当たり前だと疑いもしなかったもの。
この戦いの終わり方次第では、そのどれもが失われてもおかしくない事にようやく気付いてしまった。
「……ふぅ」
自分が生き抜く為に使い続けた拳を握りしめる。
「セッ！」
全身の筋力を束ね、運動エネルギーの流れを『勁』として正拳を放つ。
『武』の持つ威力も、振るう対象も変わらない。
違いがあるとすればただ一つ。
「……よし、待ってろよ……」
伐都との約束を果たす為、ベースキャンプの外へと走り出す。
――龍人の戦う意味が変わろうとしている。
ENo.474 イデオローグ とのやりとり
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以下の相手に送信しました
ENo.474
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ツナグ 「早生さん…と、あれどっかで……あ～～～あれ？ 勝龍の？？」 |
 |
さき 「くる先輩っ、オニキスさん、に… あれ、お兄さん、一度ハザマで…あ、ありがとうございます、がんばりますっ」 |
|
麺屋の龍人 「（緑髪のふわふわした子……間違いない） （いや、そういう意味での『ふわふわ』だとは思ってなかったが……！）」 |
|
麺屋の龍人 「君達！伐都君から事情は聞いている！ 細かい話は後だ、力を貸そう。 彼との約束があるんでな、さっさとあいつらを片付けるぞ！」 |
|
麺屋の龍人 「タダのラーメン屋のおっさんと侮ってくれるなよ。 俺は……それなりに強いぞ」 |
ナイトルーラー
|
 |
熾す魂火、絶えぬ火光
|
ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
熾す魂火、絶えぬ火光
|
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立ちはだかるもの
|
ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
守護者の姿が消え去った――六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。
どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。
すごい木材（400 PS）を購入しました。
良い石材（200 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
装飾LV を 57 DOWN。（LV57⇒0、+57CP、-57FP）
武術LV を 2 UP！（LV0⇒2、-2CP）
魔術LV を 3 UP！（LV7⇒10、-3CP）
付加LV を 30 UP！（LV0⇒30、-30CP）
料理LV を 32 UP！（LV0⇒32、-32CP）
イデオローグ(474) により ItemNo.13 すごい木材 から射程1の武器『対兵器製麺機『ヘルファイア』』を作製してもらいました！
⇒ 対兵器製麺機『ヘルファイア』／武器：強さ210／［効果1］攻撃20 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】
 |
バツ 「龍のおっちゃん……まさかアンタも此処に飛ばされちまってたなんてな」 |
 |
バツ 「いつも最ッ高のラーメンを食わせて貰ってる礼さ。 おっちゃんにとって最高の武器を作れそうな職人のコネ、取り付けて来たぜ！ 侵略者のヤツらはとんでもなく強いケド……絶対、負けないでよ」 |
さき(911) により ItemNo.14 良い石材 から装飾『タオル（頭に巻く奴）』を作製してもらいました！
⇒ タオル（頭に巻く奴）／装飾：強さ140／［効果1］幸運15 ［効果2］－ ［効果3］－
 |
さき 「ラーメン屋さんって感じですね。へいらっしゃ…あれこれって八百屋…？」 |
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.6 ビーフ から料理『ビーフカツレツのデミソース掛け』をつくりました！
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.11 クヴィスリング に ItemNo.16 ダンボール を付加しました！
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.17 黒いプリントTシャツ に ItemNo.7 韮 を付加しました！
竜次楼(61) とカードを交換しました！
奉仕活動 （クリエイト：バトルフラッグ）
ダウンフォール を研究しました！（深度0⇒1）
コンセントレイト を研究しました！（深度0⇒1）
マインドボム を研究しました！（深度0⇒1）
ファイアボルト を習得！
カタラクト を習得！
マインドボム を習得！
クリエイト：ファイアウェポン を習得！
クリムゾンスカイ を習得！
コンセントレイト を習得！
◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！
オニキス(301) は パンの耳 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 毛皮 を入手！
さき(911) は 剛毛 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 剛毛 を入手！
さき(911) は 触手 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 触手 を入手！
麺屋の龍人(1595) は 触手 を入手！
オニキス(301) は 触手 を入手！
次元タクシーに乗り ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》 に転送されました！
 |
ドライバーさん 「ほれ、着いたぜ。お代は土産話でよろしく。」 |
ツナグ(148) がパーティから離脱しました！
オニキス(301) がパーティから離脱しました！
さき(911) がパーティから離脱しました！
現在のパーティから離脱しました！
ヒノデ区 N-11（道路）に移動！（体調30⇒29）
ヒノデ区 N-12（森林）に移動！（体調29⇒28）
ヒノデ区 N-13（森林）に移動！（体調28⇒27）
ヒノデ区 O-13（山岳）に移動！（体調27⇒26）
ヒノデ区 P-13（山岳）に移動！（体調26⇒25）
採集はできませんでした。
- 麺屋の龍人(1595) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》（ベースキャンプ外のため無効）
MISSION - 未発生：
- 麺屋の龍人(1595) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）
［816 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［370 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［367 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［104 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［147 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
 |
白南海 「･････････」 |
 |
エディアン 「････････」 |
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
チャット画面にふたりの姿が映る。
|
白南海 「･････････」 |
|
エディアン 「････････」 |
 |
白南海 「･･･怖いだろうがよ。」 |
 |
エディアン 「･･･勘弁してくれませんか。」 |
 |
白南海 「ナレハテってあの！アレだろォッ！！？ドッロドロしてんじゃねーっすか！！ なんすかあれキッモいのッ！！うげぇぇぇぇうげえええぇぇぇ！！！！！！」 |
|
エディアン 「私だって嫌ですよあんなの･････ ･･･え、案内役って影響力どういう扱いに･･･？？私達は関係ないですよね･･･？？？？」 |
 |
白南海 「あんたアンジニティならそーゆーの平気じゃねーんすか？ 何かアンジニティってそういう、変な、キモいの多いんじゃ？」 |
 |
エディアン 「こんな麗しき乙女を前に、ド偏見を撒き散らさないでくれます？ 貴方こそ、アレな業界の人間なら似たようなの見慣れてるでしょうに。」 |
 |
白南海 「あいにくウチはキレイなお仕事しかしてないもんで。えぇ、本当にキレイなもんで。」 |
ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。
|
白南海 「･･･っつーか、あれ本当にドライバーのオヤジっすか？何か雰囲気違くねぇ･･･？？」 |
|
エディアン 「まぁ別の何か、でしょうね。 雰囲気も言ってることも別人みたいでしたし。普通に、スワップ発動者さん？･･･うーん。」 |
ザザッ――
チャットに雑音が混じる･･･
 |
エディアン 「･････？なんでしょう、何か変な雑音が。」 |
ザザッ――
 |
白南海 「ただの故障じゃねーっすか。」 |
ザザッ――
 |
声 「――･･･レーション、ヒノデコーポレーション。 襲撃に････････いる･･･ 大量･････こ･･････死体･･････ゾ･･････」 |
|
声 「･････ゾンビだッ！！！！助け――」 |
ザザッ――
|
白南海 「･････････」 |
|
エディアン 「･････････」 |
|
白南海 「ホラーはぁぁ――ッ！！！！ やぁぁめろォォ―――ッ！！！！」 |
 |
エディアン 「勘弁してください勘弁してくださいマジ勘弁してください。 ホラーはプレイしないんですコメ付き実況でしか見れないんですやめてください。」 |
チャットが閉じられる――
ENo.1595
天幸龍人
天幸 龍人（アマユキ タツヒト）
ラーメン屋台「麺屋 勝龍」を営むラーメン屋。
（http://lisge.com/ib/talk.php?s=829）
30代程の男性で、目元が隠れる程深く巻いたタオルバンダナと黒いTシャツがトレードマーク。
店舗は持たず、放浪するように屋台を引き、行く先々でラーメンを振る舞う。
「ドラゴン系」と自ら名乗る店の看板メニュー「勝龍ラーメン」はシンプルでありながら比肩するもの無き味で客を魅了し、各地にファンが絶えない。また研究の一環として作られる限定ラーメンは一期一会の千姿万態。どれだけ通っても味のレパートリーが絶えない事から足繁く訪れる常連もいるという。
イバラシティでは唯一無二の味でありながら彼には師匠がいるという。長き修行の末受け継いだのは味と名前。屋号ではなく「龍人」という彼の名そのものが頂き物であり、その名の誇りを屋号の「勝龍」に込めたらしい。
異能:『「常在厨房」（エブリデイ・エブリタイム）』
屋台の片隅に飾られた色紙の一文。
本人曰く「いつでも美味しいラーメンを作る」能力。
かつて受けたラーメン誌のインタビューで彼は語った。
ラーメン屋たるもの、いついかなる時でもお客を満足させるラーメンをお出し出来ねばならない。
麺は気候に合わせた寝かしを終えて熟成を迎えた物を。
スープは旨味を出し切り、雑味を消し去ったものを常に熱々で。
茹で上げは湯中で麺を踊らせ、常に完璧なタイミングで麺上げする。
それがいつでも出来なければ『龍』の名を語る資格はないという。
また、新たな味への研究も怠らない。
珍しい味を求めて各地の卸業者を巡り歩き、希少素材や新種の小麦を探し求める。
魚河岸には朝一番に向かい新鮮な魚介をその目で選ぶ。
新ラーメンの探究には採算度外視の高級食材の使用も躊躇わない。
『ラーメンにおいて停滞は退化に等しいと言える。常設のメニューはシンプルな醤油味の「勝龍ラーメン」のみ。常に「美味しいラーメン」を追い求め、それをいつでも提供出来る。これが俺の異能だ』
見開き2ページのロングインタビューの締めくくりに、彼はそう語った。
……というのは彼の認識の話。
実際には「作るラーメンがいつでも美味しい」能力。
龍人は『美味しいラーメンを作れる』のではなく
龍人が『ラーメンを作ると美味しい』が正確。
……普遍的な概念で直接表現すれば因果律の逆転。
彼は『熟成を済ませた麺を使用』するのではなく、
彼が『使用する麺は熟成が済んでいる』。
お玉で掬ったスープは旨味の抽出も温度も完璧であるし、
麺はお湯から持ち上げた時が最高の茹で具合になる。
彼が求めた食材は買い出しに行った先にあり、
彼が魚河岸に出向く時間が市場の開場時間になる。
要因を積み上げて「美味しいラーメン」を作るのではなく、
そこにまず「美味しいラーメン」があって、それに付随する現象が「そうだった」ことになる。具現化や時空操作とも趣を異にする現実改変能力が龍人の異能。
……本人はそれを知る由もなくラーメンを作り続ける。
先のインタビューがこだわってるようで妙にふわっとしているのはこの能力が原因である。
どうやったって「美味しいラーメン」に辿り着いてしまうので具体化しようがなく、素人でも言えそうな言葉で語る他ないのだ。
イラスト、アイコンを描いて頂きました→億劫太郎様（@okutanro）
ラーメン屋台「麺屋 勝龍」を営むラーメン屋。
（http://lisge.com/ib/talk.php?s=829）
30代程の男性で、目元が隠れる程深く巻いたタオルバンダナと黒いTシャツがトレードマーク。
店舗は持たず、放浪するように屋台を引き、行く先々でラーメンを振る舞う。
「ドラゴン系」と自ら名乗る店の看板メニュー「勝龍ラーメン」はシンプルでありながら比肩するもの無き味で客を魅了し、各地にファンが絶えない。また研究の一環として作られる限定ラーメンは一期一会の千姿万態。どれだけ通っても味のレパートリーが絶えない事から足繁く訪れる常連もいるという。
イバラシティでは唯一無二の味でありながら彼には師匠がいるという。長き修行の末受け継いだのは味と名前。屋号ではなく「龍人」という彼の名そのものが頂き物であり、その名の誇りを屋号の「勝龍」に込めたらしい。
異能:『「常在厨房」（エブリデイ・エブリタイム）』
屋台の片隅に飾られた色紙の一文。
本人曰く「いつでも美味しいラーメンを作る」能力。
かつて受けたラーメン誌のインタビューで彼は語った。
ラーメン屋たるもの、いついかなる時でもお客を満足させるラーメンをお出し出来ねばならない。
麺は気候に合わせた寝かしを終えて熟成を迎えた物を。
スープは旨味を出し切り、雑味を消し去ったものを常に熱々で。
茹で上げは湯中で麺を踊らせ、常に完璧なタイミングで麺上げする。
それがいつでも出来なければ『龍』の名を語る資格はないという。
また、新たな味への研究も怠らない。
珍しい味を求めて各地の卸業者を巡り歩き、希少素材や新種の小麦を探し求める。
魚河岸には朝一番に向かい新鮮な魚介をその目で選ぶ。
新ラーメンの探究には採算度外視の高級食材の使用も躊躇わない。
『ラーメンにおいて停滞は退化に等しいと言える。常設のメニューはシンプルな醤油味の「勝龍ラーメン」のみ。常に「美味しいラーメン」を追い求め、それをいつでも提供出来る。これが俺の異能だ』
見開き2ページのロングインタビューの締めくくりに、彼はそう語った。
……というのは彼の認識の話。
実際には「作るラーメンがいつでも美味しい」能力。
龍人は『美味しいラーメンを作れる』のではなく
龍人が『ラーメンを作ると美味しい』が正確。
……普遍的な概念で直接表現すれば因果律の逆転。
彼は『熟成を済ませた麺を使用』するのではなく、
彼が『使用する麺は熟成が済んでいる』。
お玉で掬ったスープは旨味の抽出も温度も完璧であるし、
麺はお湯から持ち上げた時が最高の茹で具合になる。
彼が求めた食材は買い出しに行った先にあり、
彼が魚河岸に出向く時間が市場の開場時間になる。
要因を積み上げて「美味しいラーメン」を作るのではなく、
そこにまず「美味しいラーメン」があって、それに付随する現象が「そうだった」ことになる。具現化や時空操作とも趣を異にする現実改変能力が龍人の異能。
……本人はそれを知る由もなくラーメンを作り続ける。
先のインタビューがこだわってるようで妙にふわっとしているのはこの能力が原因である。
どうやったって「美味しいラーメン」に辿り着いてしまうので具体化しようがなく、素人でも言えそうな言葉で語る他ないのだ。
イラスト、アイコンを描いて頂きました→億劫太郎様（@okutanro）
25 / 30
69 PS
ヒノデ区
P-13
P-13
14891
509
| No | アイテム名 | 種類 | 強さ | 効果1 | 効果2 | 効果3 | （素材･食材の場合は詳細等） |
| 1 | 不思議な武器 | 武器 | 10 | － | － | － | 【射程1】 |
| 2 | 不思議な防具 | 防具 | 10 | － | － | － | |
| 3 | 不思議な装飾 | 装飾 | 10 | － | － | － | |
| 4 | 製麺機 | 武器 | 50 | 攻撃10 | － | － | 【射程1】 |
| 5 | 真縞紙 | 装飾 | 50 | 幸運10 | － | － | |
| 6 | 不思議な食材 | 食材 | 10 | ［効果1］器用10(LV5)［効果2］敏捷10(LV10)［効果3］耐疫10(LV15) | |||
| 7 | 不思議な食材 | 食材 | 10 | ［効果1］器用10(LV5)［効果2］敏捷10(LV10)［効果3］耐疫10(LV15) | |||
| 8 | 花びら | 素材 | 10 | ［武器］混乱10(LV25)［防具］舞魅10(LV10)［装飾］祝福10(LV20) | |||
| 9 | 毛 | 素材 | 10 | ［武器］束縛10(LV25)［防具］命脈10(LV25)［装飾］回復10(LV10) | |||
| 10 | 爪 | 素材 | 15 | ［武器］攻撃10(LV20)［防具］反撃10(LV30)［装飾］器用10(LV20) | |||
| 11 | 禁断じゃない果実 | 食材 | 5 | ［効果1］攻撃5(LV5)［効果2］防御5(LV5)［効果3］器用5(LV5) | |||
| 12 | 爪 | 素材 | 15 | ［武器］攻撃10(LV20)［防具］反撃10(LV30)［装飾］器用10(LV20) | |||
| 13 | 対兵器製麺機『ヘルファイア』 | 武器 | 210 | 攻撃20 | － | － | 【射程1】 |
| 14 | タオル（頭に巻く奴） | 装飾 | 140 | 幸運15 | － | － | |
| 15 | エナジー棒 | 料理 | 10 | 活力10 | 防御10 | － | |
| 16 | エナジー棒 | 料理 | 10 | 活力10 | 防御10 | － | |
| 17 | エナジー棒 | 料理 | 10 | 活力10 | 防御10 | － | |
| 18 | 毛皮 | 素材 | 15 | ［武器］道連10(LV20)［防具］鎮痛10(LV30)［装飾］耐災10(LV25) | |||
| 19 | 剛毛 | 素材 | 10 | ［武器］放縛15(LV25)［防具］反縛15(LV25)［装飾］強靭15(LV25) | |||
| 20 | 触手 | 素材 | 20 | ［武器］器用20(LV30)［防具］迫撃20(LV40)［装飾］舞縛20(LV35) | |||
| 21 | 触手 | 素材 | 20 | ［武器］器用20(LV30)［防具］迫撃20(LV40)［装飾］舞縛20(LV35) | |||
［出現付加の効果一覧］ 最大所持可能数[50]
異能･生産
| 名称 | LV | 説明 |
| 武術 | 2 | 身体／武器／物理 |
| 魔術 | 10 | 破壊／詠唱／火 |
| 命術 | 10 | 生命／復元／水 |
| 幻術 | 10 | 夢幻／精神／光 |
| 具現 | 10 | 創造／召喚 |
| 領域 | 10 | 範囲／法則／結界 |
| 解析 | 10 | 精確／対策／装置 |
| 付加 | 30 | 装備品への素材の付加に影響 |
| 料理 | 32 | 料理に影響 |
アクティブ
| 被研究 | スキル名／元スキル | LV | EP | SP | 説明 |
| 威影勁「弓斬」 （ブレイク） | 6 | 0 | 50 | 敵:攻撃 | |
| ピンポイント | 5 | 0 | 50 | 敵:痛撃 | |
| 威影勁「三目」 （クイック） | 5 | 0 | 50 | 敵:3連撃 | |
| ブラスト | 5 | 0 | 50 | 敵全:攻撃 | |
| 龍勁「停九尾」 （ヒール） | 5 | 0 | 50 | 味傷:HP増 | |
| 龍勁「換魂」 （ドレイン） | 5 | 0 | 50 | 敵:攻撃&味傷:HP増 | |
| ペネトレイト | 5 | 0 | 50 | 敵貫:痛撃 | |
| スイープ | 5 | 0 | 50 | 敵列:攻撃 | |
| ティンダー | 5 | 0 | 50 | 敵:火撃&炎上 | |
| ウォーターフォール | 5 | 0 | 50 | 敵:水撃 | |
| ウィンドカッター | 5 | 0 | 50 | 敵3:風撃 | |
| ライトニング | 5 | 0 | 50 | 敵:精確光撃 | |
| アサルト | 5 | 0 | 50 | 敵:痛撃+自:連続減 | |
| クリエイト：タライ | 5 | 0 | 50 | 敵:攻撃&混乱 | |
| 決3 | ヒールポーション | 5 | 0 | 50 | 味傷:HP増+猛毒減 |
| リフレクション | 5 | 0 | 50 | 自:反射 | |
| プリディクション | 5 | 0 | 120 | 味列:AG増(3T) | |
| カームフレア | 5 | 0 | 80 | 味傷:HP増+炎上･凍結･麻痺をDF化 | |
| サンダーボルト | 5 | 0 | 80 | 敵痺:光痛撃&麻痺 | |
| クリエイト：ダイナマイト | 5 | 0 | 120 | 自:道連LV増 | |
| ファイアレイド | 5 | 0 | 110 | 敵列:炎上 | |
| マジックミサイル | 5 | 0 | 70 | 敵:精確火領撃 | |
| ブレス | 5 | 0 | 100 | 味全:HP増+祝福 | |
| アクアシェル | 5 | 0 | 50 | 味傷:HP増+火耐性増 | |
| ヘイルカード | 5 | 0 | 100 | 敵5:粗雑水領撃 | |
| アイスソーン | 5 | 0 | 70 | 敵貫:水痛撃 | |
| 龍勁「蒼風旗」 （ウィンドポーション） | 5 | 0 | 70 | 味傷:HP増+風耐性増 | |
| カマイタチ | 5 | 0 | 100 | 敵:風撃+領域値[風]3以上なら、敵全:風撃&領域値[風]減 | |
| 龍勁「賞句霊峰」 （クリエイト：グレイル） | 5 | 0 | 70 | 味傷:精確光撃&HP増&祝福 | |
| ピュリフィケーション | 5 | 0 | 50 | 敵味腐:SP増+腐食状態なら、精確光撃&腐食を猛毒化 | |
| レイ | 5 | 0 | 30 | 敵貫:盲目 | |
| パラライズ | 5 | 0 | 80 | 敵:麻痺 | |
| カプリシャスナイト | 5 | 0 | 50 | 敵:痛撃&護衛 | |
| 威影勁「舞矢-白滅刺」 （クリエイト：ウィング） | 5 | 0 | 130 | 自:追撃LV増 | |
| クリエイト：メガネ | 5 | 0 | 100 | 味:DX･AG増(5T) | |
| 龍勁「鷹水」 （クイックレメディ） | 5 | 0 | 100 | 味傷:HP増+自:混乱+連続増 | |
| ファイアボルト | 5 | 0 | 100 | 敵貫:火痛撃 | |
| アクアヒール | 5 | 0 | 70 | 味傷:HP増+炎上を守護化 | |
| アゲンスト | 5 | 0 | 120 | 敵貫:風領撃&DX減(2T) | |
| ディム | 5 | 0 | 50 | 敵:SP光撃 | |
| ペナルティ | 5 | 0 | 120 | 敵3:麻痺･混乱 | |
| ガーディアン | 5 | 0 | 50 | 敵:攻撃+味傷:護衛 | |
| ブロック | 5 | 0 | 80 | 自:守護+DF増(2T)+味傷:護衛 | |
| カタラクト | 5 | 0 | 150 | 敵:水撃&水耐性減 | |
| マインドボム | 5 | 1 | 100 | 敵:SP火撃 | |
| クリエイト：ファイアウェポン | 5 | 0 | 200 | 味:炎上LV･反火LV増 | |
| クリムゾンスカイ | 5 | 0 | 200 | 敵全:火撃&炎上 | |
| コンセントレイト | 5 | 0 | 30 | 自:次与ダメ増 | |
| ラディウス | 5 | 0 | 150 | 敵全:光撃+自:HP増&祝福消費で次与ダメ増 | |
| スノードロップ | 5 | 0 | 150 | 敵全:凍結+凍結状態ならDX減(1T) | |
| バックフロウ | 5 | 0 | 100 | 味傷:精確水領撃&HP増&隊列後退 | |
| 武蔵勁「弓斬-二天流燕返し-」 （インパクト） | 5 | 0 | 120 | 自:HP減+敵:風痛撃 | |
| 枯火勁「鬼金棒」 （パージ） | 5 | 0 | 120 | 敵列:粗雑SP光撃 | |
| ライトジャベリン | 5 | 0 | 150 | 敵貫3:光痛撃 | |
| サモン：アルバイター （サモン：ハンター） | 5 | 4 | 300 | 自:ハンター召喚 | |
| エリアグラスプ | 5 | 0 | 100 | 味傷:HP増+領域値3以上の属性の領域値減 | |
| ピットトラップ | 5 | 0 | 120 | 敵全:罠《奈落》LV増 | |
| 測断勁「破離鐘」 （タイムリーバー） | 7 | 0 | 10 | 自:混乱+瞬発LV増 |
パッシブ
| 被研究 | スキル名／元スキル | LV | EP | SP | 説明 |
| 猛攻 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:AT･DX増 | |
| 堅守 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:DF･AG増 | |
| 攻勢 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:AT増+DF減 | |
| 守勢 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:DF増+AT減 | |
| 献身 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:HL増+LK減 | |
| 太陽 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:MHP･HATE増 | |
| 隠者 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減 | |
| 幸星 | 5 | 3 | 0 | 【クリティカル後】自:祝福 | |
| 瑞星 | 5 | 3 | 0 | 【クリティカル後】自:反射 | |
| 召喚強化 | 5 | 2 | 0 | 【戦闘開始時】自:具現LVが高いほど自身の召喚するNPCが強化 | |
| 決3 | 慈狼勁「舞矢-野祭」 （五月雨） | 5 | 4 | 0 | 【スキル使用後】敵:3連水撃 |
| 鏡像 | 5 | 3 | 0 | 【被HP回復後】自:反射 | |
| 修復 | 5 | 3 | 0 | 【被HP回復後】自:守護 | |
| 風の祝福 | 5 | 5 | 0 | 【戦闘開始時】自:時空LVが高いほど風特性･耐性増 |
最大EP[20]
| 被研究 | カード名／スキル | EP | SP | 説明 |
（ミラージュ） |
0 | 140 | 敵列2:SP光撃 | |
（サモン：サラマンダー） |
5 | 400 | 自:サラマンダー召喚 | |
| 決1 |
（アリア） |
2 | 0 | 自:SP･次与ダメ増 |
（ヒールハーブ） |
0 | 50 | 味傷:HP増+自:領域値[地]3以上ならヒールハーブの残り発動回数増 | |
|
（クリエイト：バトルフラッグ） |
0 | 150 | 味全:DX･AG増(3T) |
| ［深度］スキル名 | ［深度］スキル名 | ［深度］スキル名 |
| ［ 1 ］ストライク | ［ 3 ］タイムリーバー | ［ 2 ］フィジカルブースター |
| ［ 1 ］ダウンフォール | ［ 1 ］チャージ | ［ 1 ］コンセントレイト |
| ［ 1 ］ハードブレイク | ［ 1 ］マインドボム | ［ 3 ］五月雨 |
| ［ 1 ］ワンオンキル |
PL / ストーム叉焼