
夜更け、月が昇り始める頃。自宅の勉強机に向かって、一枚のプリントと睨み合う。
『進路調査票』高校3年に進学した学生にすべからく配られたプリントである。
第三希望まで欄が設けられているそれは、既にすべての希望が埋められていた。
そも、埋めるのにかかった時間はたった2分程度だったのだけれど。
プリントを睨みつける少年の顔色は何とも思わしくない。
『そこそこに名が知れていて、そこそこに偏差値が高くて、そこそこに就職が有利な四年制大学。』
3つの欄を埋めているのはそんな、ないがしろな。ともすればありがちな顔ぶれで。
書いた本人の悩みもまた、ないがしろでありがちな顔ぶれによるものであった。
特に、将来やりたい事がないから。というのも、もちろん理由の一つだったけれど。
一番は。
―智之、一人でお留守番できるの?偉いね。
―智之、ピアノ上手になったな、凄いぞ。
―智之、受験頑張ったね、流石ママとパパの子供ね。
多分、その瞬間だけは両親の関心が自分に向くから。
というのが、大半の理由。
…別に、飛びぬけておかしな理由だとは思わないけれど、
もし自分と同じような考えの人がいたとして、
後ろ指さすようなこともしないのだけれど。
このプリントを眺めては思い出すのは、一人の後輩と同級生の顔だった。
後輩は高校を卒業したら、海外へ職人修行へ出ると言っていた。
同級生は、仕事にはしなくても、趣味で音楽を続けると言っていた。
どちらも自分にとっては眩しくて、とても羨ましい夢だった。
「…………。」
くるくると回していたシャーペンがはたと止まる。
こつんと小さな音をたてて机に置くと、消しゴムを取り上げ。
「もう少し、真面目に考えようかな……。」
ひとつ溜息を吐いて、星が瞬き始めた空を見上げた。
ツナグ(148) から
ラベンダー を受け取りました。
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ツナグ 「はい、ラベンダー。……なんか、花を交換するって照れない?」 |
ツナグ(148) に
ItemNo.16 赤い薔薇 を送付しました。
すごい石材(400 PS)を購入しました。
幻術LV を
5 DOWN。(LV15⇒
10、+5CP、-5FP)
領域LV を
5 DOWN。(LV5⇒
0、+5CP、-5FP)
呪術LV を
15 UP!(LV0⇒
15、-15CP)
防具LV を
5 UP!(LV55⇒
60、-5CP)
雀部(606) により
ItemNo.11 ネジ から射程1の武器『
インファイトシールドⅡ』を作製してもらいました!
⇒ インファイトシールドⅡ/武器:強さ105/[効果1]貫撃10 [効果2]- [効果3]-【射程1】
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雀部 「Ⅱ…?おっちゃんのワイヤーとおんなじような記号付いてる。」 |
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雀部 「我孫子~これなんて読むん?に?つー?」 |
偽黒初(77) の持つ
ItemNo.17 何かの骨 から防具『
服(衣替え)』を作製しました!
雀部(606) の持つ
ItemNo.17 牙 から防具『
お守り:弐』を作製しました!
イデオローグ(474) の持つ
ItemNo.17 すごい木材 から防具『
黒いプリントTシャツ』を作製しました!
さき(911) により
ItemNo.16 すごい石材 から装飾『
インターセプターⅡ』を作製してもらいました!
⇒ インターセプターⅡ/装飾:強さ210/[効果1]幸運20 [効果2]- [効果3]-
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さき 「あ、えーと、えーとあ…あ……。うんっ、先輩のでしたか、どうぞっ(名前を思い出すことをあきらめた)」 |
Dr.笹子(831) により
ItemNo.14 ガードプロトコルⅡ に
ItemNo.9 ボロ布 を付加してもらいました!
⇒ ガードプロトコルⅡ/防具:強さ97/[効果1]加速10 [効果2]敏捷10 [効果3]-
雁野(638) とカードを交換しました!
真っ黒い紙片
(ダークネス)
グリモワール を研究しました!(深度0⇒
1)
グリモワール を研究しました!(深度1⇒
2)
タイムリーバー を研究しました!(深度0⇒
1)
カース を習得!
ブラックバンド を習得!
ボロウライフ を習得!
カタルシス を習得!
クリエイト:スパイク を習得!
ダークネス を習得!
ディープフリーズ を習得!
マインドブレイク を習得!
ディバウア を習得!
闇の祝福 を習得!
凍縛陣 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[816 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[370 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[367 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[104 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[147 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・・・・」 |
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
チャット画面にふたりの姿が映る。
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・・・・」 |
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白南海 「・・・怖いだろうがよ。」 |
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エディアン 「・・・勘弁してくれませんか。」 |
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白南海 「ナレハテってあの!アレだろォッ!!?ドッロドロしてんじゃねーっすか!! なんすかあれキッモいのッ!!うげぇぇぇぇうげえええぇぇぇ!!!!!!」 |
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エディアン 「私だって嫌ですよあんなの・・・・・ ・・・え、案内役って影響力どういう扱いに・・・??私達は関係ないですよね・・・????」 |
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白南海 「あんたアンジニティならそーゆーの平気じゃねーんすか? 何かアンジニティってそういう、変な、キモいの多いんじゃ?」 |
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エディアン 「こんな麗しき乙女を前に、ド偏見を撒き散らさないでくれます? 貴方こそ、アレな業界の人間なら似たようなの見慣れてるでしょうに。」 |
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白南海 「あいにくウチはキレイなお仕事しかしてないもんで。えぇ、本当にキレイなもんで。」 |
ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。
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白南海 「・・・っつーか、あれ本当にドライバーのオヤジっすか?何か雰囲気違くねぇ・・・??」 |
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エディアン 「まぁ別の何か、でしょうね。 雰囲気も言ってることも別人みたいでしたし。普通に、スワップ発動者さん?・・・うーん。」 |
ザザッ――
チャットに雑音が混じる・・・
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エディアン 「・・・・・?なんでしょう、何か変な雑音が。」 |
ザザッ――
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白南海 「ただの故障じゃねーっすか。」 |
ザザッ――
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声 「――・・・レーション、ヒノデコーポレーション。 襲撃に・・・・・・・・いる・・・ 大量・・・・・こ・・・・・・死体・・・・・・ゾ・・・・・・」 |
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声 「・・・・・ゾンビだッ!!!!助け――」 |
ザザッ――
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・・・・・」 |
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白南海 「ホラーはぁぁ――ッ!!!!
やぁぁめろォォ―――ッ!!!!」 |
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エディアン 「勘弁してください勘弁してくださいマジ勘弁してください。 ホラーはプレイしないんですコメ付き実況でしか見れないんですやめてください。」 |
チャットが閉じられる――