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[基本]OK. [戦闘]OK. [戦闘:エイド1]OK. [スキル]OK. 





「退魔師ってのは、禰宜の一職分だ」

深谷の弟子になった清が連れていかれたのは、駅の裏手の安アパートだった。
脱ぎ散らかした服と酒瓶、雑多な装丁の本と奇妙な紙片の散らばる部屋で、
深谷は、そのように切り出した。

「宮司を補佐する……つってもピンと来ねェか。
 まあ、神職だよ。神主の仲間」

「とりあえず、神社に縁ある仕事だと思っとけ」

「……はあ」
「当面はここで慣れろ。もし誰かに何か聞かれたら、おれの姪とでも言っとけ」

それで説明は終えたとばかり、深谷は布団に寝転がる。


「あの。他に説明する事って……」
「あぁ? 仕事のことはおいおいでいい。
 手取り足取りするようなもんじゃねえし、今あれこれ詰め込んだって、どうせ頭に入らねえ」

「寝る場所は……」

にゅっと布団の中から手が伸びる。炬燵を指した。


「…………」

それ以上の寝床は用意してくれそうもない。
勝手に風呂に入る気にもなれず、清はそのまま炬燵に潜り込んで眠った。





翌日からしばらく、清は深谷のアパートからほとんど出ずに暮らした。
深谷は最低限の教えの他は、何も清に言わなかった。

その教えの第一は、朝、必ず神棚に手を合わせること。
教えられる祝詞を唱え、冥賀……米や酒といった供物を少量捧げる。
それ以上の事は、「追々教えてやる」と言うのみで、積極的に清に何かを教えてくれる気も、
世話を焼いてくれるつもりもないらしかった。

深谷は気まぐれに出かけ、また帰ってくる。
生活は一定していないようで、一晩中帰ってこないこともあった。
一度、一組しかない布団で勝手に眠ったことがあったが、いつの間にか戻っていた深谷は炬燵で眠っていた。
翌日、どこでどう手に入れたのか古い布団が運び込まれてきたが、特段、何か言われることもなかった。

家事にしても、明日着る服があれば良い、部屋には足の踏み場があれば良い、
食事に至っては、無ければ外へ食べに行くなり、カップラーメンを食べるなりするから
しなくても良いという有様だったのだが、
居候の身で、何もしないのも心地が悪い。
清は、三日目には進んで家事をするようになった。そうすると、深谷が財布を寄越し、入り用なものがあれば好きに買えと告げてくる。
拾われた翌週には、清は近所のスーパーに出かけ、食材を買っては料理を作り、
掃除道具を買っては、掃除をするようになった。


「深谷さん。この着物って、洗濯機で洗って構いませんか」

「知らね」

「はい?」
「臭いが出たらまとめてクリーニングに出してたから知らん。
 あー、いや。下賜されたようなもんは無ェから、全部洗濯機で構へんぞ」

「下賜……?誰かに貰ったものがあるんですか?」

「神様」

「え?」
「そういうモンは全部神社に置いてきたしな……ま、好きに洗ってくれや。
 それより、お前」

「?」

「服はいらねえのか?一揃いしかねぇんだろ、服」

清は、家を出た時に着ていた服しかもっていなかった。
洗っている間は、深谷のものの中から洋服を選び、勝手に着ていた。
特に何かを言われるわけではなかったから、それでいいと思っていた。

「別に。あるもので良いです。
 深谷さんの服、着ちゃだめなら考えますけど」

「…………」
「ま、好きにしろ。
 ……あと、おれの事はお師様って呼べ

「はいお師様」

「冗談だ、阿呆」





家事が板についてきたころ、深谷は少しずつ、退魔師というものについて話すようになった。
教えるという様子もなく、家事をする清の近くで、まるで雑談のように。


「おれは、神社に所属してねェ退魔師だ」

「所属するとかしないとか、あるんですか」

「フリーランスとか、聞いたことねえ?会社サンとかと同じらしいぜ」

神社の退魔師は、基本的にその管理する土地からは出ない。
ここからこのあたりはこの神社、こっちはあの神社、というふうに縄張りのようなものがあって、
多少助け合う事があっても基本的に、他の社のことには干渉しないのだという。


「祀ってる神が違うとどうしてもな」

そんなものらしい。

「……まあ、どの神社も大事なのは所属してる禰宜の方だからな。
 そいつらが手に負えねえ妖怪狩るために、呼ばれる事は多い。
 でなきゃ、急いで狩る必要も無ェ小物とか」
「とはいえ、いつもいつも殴り合いをするわけじゃねえ。
 大抵は、妖怪が沸いたり、集まってきそうな場所を塩や酒やらで浄めて、そんで終いや。
 そういう……保守点検みてェな仕事も小銭になる」
「だからお前はとりあえず、儀式や術を覚えるところからだな。
 祝詞も、有名どころは空で唱えられるようになれ」

「本当に退魔師やるならな」





深谷の部屋には、書物が無数にあった。

神学、宗教学、妖怪の図鑑らしきものに、読むにも苦労するような、古い祝詞の書き付け。
その中でも読みやすく、清が呼んでも意味の分かるものを選んで読んで、
複雑なものは後で理解できるようになってから読むことにした。
勉強は得意だったが、勉強の仕方を覚えていて、役に立ったと感じたのは初めてだった。


「お師様、これについて教えてもらえますか」

「お師様はやめろって……しかも式神かよ、まだ早ェぞ」

本を広げて見せると、一瞥して、深谷はそう言った。
題は『式神とその儀式』。
比較的最近の、単なる神道の儀式について紹介した本に見えたが、
この通りに行えば、実際に式神を行使することが可能であるような書き方が多々あった。
加えて深谷は『まだ早い』と言った。


「式神なんて、本当に使えるんですか」
「ああ」

顎で示され、清は床にごみのように放られていた紙片を手に取る。
清がそれを手渡すと、深谷は台所の方をちらと見た。


「蠅か。ま、十分だろ」

深谷は目を閉じ何事かを呟く。
ほとんど聞き取れなかった言葉に清が首を傾げていると、深谷の持っていた紙片がぶるりと震えた。

 

「……!?」

「こういうモンだ」

式神は、深谷の手を離れ、清の眼前で、右、左と、宙に浮かんで動く。
目を凝らしても、糸で吊ってあるとか、そういった仕掛けは見つからない。

「使い道は色々あるし、便利だからそのうち教えてやるけどよ。
 人の使うモンじゃねェってのは、今の内に言っとくぞ」

「人の使うものじゃない?」
「そう。霊魂……生き物を支配下に置くってぇのは、人のすることじゃねえ。
 それは神の領域だ」

「小さいモンならまあ、人間程度でも調伏できるけどよ
 それにしたって、過ぎれば人間の分を超える」

「神力ってのは、そもそも人間の力じゃねェ。
 もともと人間に許されてんのは、塩撒いて祈るくれェなの。
 その辺はしっかり覚えとけよ」

「…………」

清は紙片を眺めた。
畳の上に落ちて動かなくなったそれを、深谷は摘み上げてゴミ箱に捨てた。





深谷は、神社にまつわる事以外、自分の事を殆ど話さなかった。
それに心地の悪い思いをしたのも最初の内だけで、
清はすぐに、余計なことを考えずに済み、他人の心配をしなくていいことに安らぎを感じるようになった。

家事をして、本を読み、昼も夜もなく部屋を出入りする深谷を迎える。
そうして一か月ほどが過ぎた頃。
珍しく朝に出かけ、日のある内に戻ってきた深谷は、清の名を呼んで座らせた。


「はい、お師様」
「いつまでやんだよ、そのお師様ってやつ」

「お師様がそう呼べって」

「冗談っつったやろ、阿呆」
「ま、んな事ァどうでもええんや……。
 今夜から、お前も妖怪退治についてこい」
「いつまでもタダ飯食わせる訳にゃあ行かねえからな。
 手前の扶持くらい稼いでもらう」

「はい。わかりました」

「…………」

「?」

「妖怪の…… ……あーいや……」
「いい。兎に角、今日の夕方は一緒に出るから。
 何着てもええけど、動きやすい格好にしとけよ」


その日の夕方、深谷は清を連れ出した。
それは清にとって最初の妖怪退治の日で、人生で初めて妖怪を見た日で、

初めて、深谷に殴られた日になった。





式神
シキガミ。主に退魔師が使役するもの。位の低い霊魂を呼び、紙で作った形代を用いて使役する。識神、式鬼、式鬼神とも。

退魔師
タイマシ。文字通り妖や、人に害を成す魔を祓う、禰宜の一職分。神に仕える身でありながら、短命のものが多いとされる。







   ――――。     


    ――、
          ――――。     

進み続けていた馬の脚が止まる。人の上体が、振り返って後ろを見た。
そこにいるのは、弟子と仲間……、
ベースキャンプから同行している少女達だけだ。

また歩く。立ち止まる。振り返る。
やはり、他に何もいない。

何度か、そんな事を繰り返している。

「深谷、どうしたの?きょろきょろして。
 あのひと達が気になるの?」
深谷
「ん?ああ……」

「そりゃあ、おれだって可愛いお嬢チャンは気になるさ。
 なんだ清、焼き餅か?」

「違います」

「聞いて損した。
 冗談言えるほど元気なら、これからも前線でどんどん戦ってもらうからね」
深谷
「おお、怖ぇ怖ぇ。
 これ以上となると、身が持たねえよ。
 ……絵に描いた虎だろ、写真屋に……ちびっこいお嬢チャンもか。

 お前がオトモダチに襲い掛かる度に、
 盾になってやる側の身にもなってくれやしませんかねェ?」

「…………、……」

わたしに、深谷を気遣う義務はないよ。

 大丈夫か聞いたのは、深谷が壊れたら今後に差し支えるから。
 心配したわけじゃないってのは、覚えておきなさい」
深谷
「なるほどね」

くくく、と、喉を鳴らして笑う。

「大した悪党だよ、お前は」

「誰がそうしろって……。

 ……悪党は悪党らしく振舞っているだけでしょう?
 そんなに余裕があるなら、もっと仕事を増やしたって良いんだよ」
深谷
「そりゃご勘弁願いたいねえ。
 連戦に次ぐ連戦で、おれもガッタガタよ?
 そっちだって、虎にやられた傷、治ってねえままだろうが。
 しばらく大人しくした方が、身のためだと思うがねえ」

「……何。わたしの心配?」

「そんなもの要りません。
 話す元気があるなら、やっぱり獲物を探しておく?」
軽口の応酬は続く。
こうしたやりとりは、侵略を初めてからずっと、
いや、その前からもずっと続いていたものだ。

話は盛り上がり、そしてやがて、互いが会話に飽きた頃に収束する。
そうした沈黙の中で、また、清が口を開く。

「……それで、
 本当は、どうして何度も振り返っていたの?」
深谷
「あー……」

「……風の音が、耳につくなと思ってよ」
ふうん、と。それで興味を失った様子で、弟子が頷く。

肩を竦めた半人半獣の耳には、まだ、
懐かしい人の声が……かつていた、家族にも等しい人々の声が聞こえている。

ENo.17 サクマ とのやりとり


一度通信を切り、暫くして……。

ベースキャンプで顔を見合わせ、拠点を出発した後。   
再びメッセージが送られてくる。


サクマ
「清ちゃん。清ちゃん。きーよーちゃん♪」

サクマ
「清ちゃんの作ってくれたよもぎ団子、
 すっごく美味しかったよ~~。ありがとね♪
 機会があったらまた作ってほしいなぁ。」

サクマ
「それでさそれでさ、そっちは梅楽園行かないんでしょ?
 だからわたしが清ちゃんの分のお団子も貰ってきてー、
 どこかで合流したら渡したげる。いい考えじゃない?」

サクマ
「甘いの、好きでしょ?知ってるよ。
 『チトセ』のお店にも来てくれたんだもの。」


ENo.93 Eva とのやりとり

「ふふ、迎える結末はどうであれ、今この時点で仲が良ければ他はどうでもいいのです」

(愉快そうに笑う)

「好きにしていいと言質が取れたので、これはもう私とキヨキヨはマブダチ。略さず言えばマブいダチということ。
死語になって久しいですわねマブダチって」

「私としても霖雨と呼ばれるのは些か疑問があるので、あなたのその判断は正しいと思います。
仮にあきちゃんが私を見て、姉と認識できるかの自信がないので。
なんなら、私のことをあだ名で呼んでもいいのですよ?例えば…まんまんとか?
…だめですね、これは危ない。とても、危険」


ENo.159 春原とマル とのやりとり

「……今めいっぱい騒がれて、早々に疲れてもらっても困るんで。
深谷さんも来てたんですね。元気そうならよかった」

普段より幾分歯切れ悪くそう答える。
……元気だと言う割には、『深谷さん』の声は聞こえない。離れているのだろうか?
しかし問いかける気にはなれず、胸の奥がざわつくような嫌な予感に気づかないフリをした。
元気でいるなら。無事だというなら、それが一番なのだから。

「気を遣わせてすみません。
こちらは気にしないで大丈夫ですから、清さん達も気をつけて」

「……こちらこそ」

知り合いが無事でいるという事実は、嬉しいものだ。
『どちら』であるかなんてわからないとしても、知るその時までは前向きに捉え続ける事ができる。

それじゃあと短く別れの挨拶をすませ、その通話は閉じただろう。



―――――――――


……通話が切れた後、酷く小さく聞き取りにくい音が聞こえ始める。

『―――ちゃん、』

ボツボツというノイズ。遠くの方から聞こえる誰かの悲鳴や破壊音。
それに混じって途切れ途切れに聞こえる、幼い子供の声。

『―――ゃん こわい―――けて―――』

なにかが叩きつけられるような音と共に、ブツンと通話は切れた。


…………もう何も聞こえない。端末は通常の画面に戻っている。


ENo.502 ナックラヴィー とのやりとり

「ああ、女も子供も、大抵は肉が柔らかいからなあ。
 ……安全? おまえ、毒でも入ってるのか? まさかな」

 にやついた視線を外さないまま、ゆっくりと。
 手を地面についた低い姿勢で半円を描くように、清の周りをうろついた。
 この相手は"わかっている人間"だ。怪異への対応をある程度心得ている人間。そういえば、師匠の深谷という男は退魔師だとか言っていた。そんな海辺での会話を思い出しながら、"いつもの手"は通用しなさそうだ、と目を細めた。

「わかったわかった、深谷さんが師匠な。
 こんなところまで来て弟子のお守りとは、面倒見がいいことだ」

 怪物には格好よさがわからぬ。
 しかし、こちら側でもめんどくさそうな奴だなあと思ったりなどした。

「いや? 最初は黒い靄みたいな煙に隠れていたが、随分でかい図体だった。
 俺が見上げるほどのな」

 それだけでは判断できない、という清の言葉に耳を僅かに動かす。

「大きさだけか、自在に変化できるのか知らんが。
 まあ、食ってもまずそうなことは確かだな」

 そういう意味ではあまり気乗りもしないが、喧嘩を吹っ掛けられて黙っているほど温厚でもない。進む先で遭遇したなら、喜んで襲い掛かるだろう。狂暴という評価は正しい。

「なるほど、地盤固めってところか。
 そういうのはおまえの方が向いてそうだ」

 背を向けるなら追うこともなく、その後ろ姿を見送る。

「ええ、お互い頑張りましょう。"八矢さん"……くく、くくく」

 最後に一言だけあちら側の声色を真似てから、纏わりつくような声で笑った。


ENo.620 トバルカイン とのやりとり

「いいえ。現代においても、古典のままの印象を持たれているのだな、と。興味深くはあります」
口元の笑みをそのままに、悪魔は言う。

「生きることに理由が必要だとお思いですか?」

「一人でも、頼る人間がいなくても、死にたくないというだけで、ただ生きている人物を私は知っています」
「……あなたもご存知の男ですよ」

「ふふ、そうでしょう?」
皮肉と知りながら、したり顔で言葉を返す。
「あなたにもご覧になってほしいものです。あれの内に燃える業火を」

「……それなのですが」
一拍置いて続ける。
「こちら側では、ジェイムスの気配を感じ取れません」
悪魔はゆるく腕を組み、天を仰ぐように顎を上げた。

「あれがこちらに来ているとすれば、どうでしょうね」
「自ら殺されてもいい、と言う人間を、手にかけるでしょうか」


ENo.631 クロウ とのやりとり

「平気?羨ましい?清、実際に居たじゃないっすか。
みんな、街での自分とここの自分を切り分けるんすね」

「異形も人も。夢じゃないし嘘でもないっすよ。どんなに否定しても。あれは現実っす。
というか否定の民がそれを否定するんすか?
……俺は現実として受け入れる。あっちの清も、ここにいる清も」

「たとえ侵略がなされてもそれは変わらない」

不思議な感覚だ。こんなことを言っているのに何も感じない。
感じないと言うより、自分の感情がわからない。
だから、この言葉は響かないかも知れない。
響いたところで意志が変わるわけではないのだろう。
それでも構わなかった。

「……そうっすね、俺、こんなことを言ってるけど、色んなものがわからないんだと思うっす。だけど」

たった1つの約束を守るために。

「それでも今は譲れないんす」

梟が式神を捕食する傍ら、僅かに意識を寄せて。
1つだけ違う動きをする式神に気づくと紫の魔力を放出して発火させた。

貴方がそれでも諦めないなら、ハザマで強化されたもう一つの力を使うだろう。
僅かに時を止め、先に進むつもりだ。


ENo.705 けもの とのやりとり

「大丈夫。道具は応えるだけ。ヒトに答えは求めない」
泣いて怒る子供をあやすように。

「『私』の世界で神は既に死んでしまったから、そうだな……あなたがいつまでも、道の先を見て、歩み続けられますように、この世界に願おう」
善意で塗りこめた指を、じゅくじゅくと腐った傷口にそっと押し付けて躙るように。

「さようなら、さようなら……お元気で」
優しい声音であなたに呪いをかけて、通信は切れた。


ENo.719 ケムルス とのやりとり

……ヒトはヒト同士、弱いなりに馬鹿らしく馴れ合っていればよいモノを……

小さい声で、ぼそりと呟く声。
「……信じないのはオマエの勝手っス。
二度も言わせるなっス」

そして冷ややかに言葉を投げかける。
嘲笑していた時とは一転して、不機嫌そうな声だ。
「小生はオマエらのようなヒトを、侵略者を、許さない……
このハザマの地の果てまで、絶やさず瘴煙を撒き散らしてやるっス」
覚えておけ。
オマエが見てようが見てなかろうが、
煙はどこまでもオマエの首を締め続けるっスよ


――愚かにも侵略に手を染めたヒトめが!
精々己の業に苦しみ続けるがいいっス!
勢いよく発せられる啖呵の後、ぶつりと唐突に通信が切れる。


以下の相手に送信しました

ENo.17
サクマ
ENo.75
シキ
ENo.295

ENo.423
ラフィ
ENo.425
あなた
ENo.440
くもくいさま
ENo.533
冷泉といちか
ENo.1192
『執心』






「女王陛下、姫さま。助力をいただき感謝いたします。
 必要な物があればお申し付けください」
深谷
「ま、バケモン同士仲良くしようや、お嬢チャン方」

アザラシの女王
「うむ! 話は聞いているぞ!
 くるしゅうない、ひかえおろう!」
すやぴ
「すやあ」
コトネ
「よ、よろしくおねがいします!」

あざらし姫
(良い石買うてたら食べ物買えへんかったな……)
あざらし姫
「まあ気ぃ取り直して。
 殊勝な態度とられるといい気になってまうわねぇ。
 改めてよろしく、お嬢さんとバケモンさん」

ItemNo.99 を破棄しようとしましたが、そこに果たして何があったのか・・・真実は闇の中です。















仰天!アザラシの滝登り
ENo.158
不浄の滝
ENo.641
女王とナレハテ
ENo.642
あざらし姫
ハザマに生きるもの
キラークリーパー
ぞう
疾走雑草
















チエルアルカ・ラコンティスト
ENo.82
D.I.J
ENo.91
カナデ
ENo.299
C・サースター
仰天!アザラシの滝登り
ENo.158
不浄の滝
ENo.641
女王とナレハテ
ENo.642
あざらし姫







大黒猫を招き入れようとしましたが、エイド枠がいっぱいでした。

具現LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)

彷徨いイヌ(970) とカードを交換しました!

光砕 (カレイドスコープ)


ワンオンキル を研究しました!(深度0⇒1
ファイアボルト を研究しました!(深度0⇒1
フィジカルブースター を研究しました!(深度0⇒1

サモン:サーヴァント を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






不浄の滝(158)たけのこ を入手!
女王とナレハテ(641) を入手!
あざらし姫(642) を入手!
不浄の滝(158)不思議な牙 を入手!
あざらし姫(642)剛毛 を入手!
あざらし姫(642)美味しい草 を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
不浄の滝(158) のもとに ぞう が軽快なステップで近づいてきます。
不浄の滝(158) のもとに 疾走雑草 が軽快なステップで近づいてきます。






チナミ区 K-19(草原)に移動!(体調25⇒24
チナミ区 K-20(草原)に移動!(体調24⇒23
カミセイ区 K-1(森林)に移動!(体調23⇒22
カミセイ区 K-2(森林)に移動!(体調22⇒21
カミセイ区 L-2(森林)に移動!(体調21⇒20

採集はできませんでした。
   - 女王とナレハテ(641) の選択は チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》(ベースキャンプ外のため無効)

MISSION - 未発生:
   - 女王とナレハテ(641) の選択は チナミ区 R-7:チェックポイント《廃ビル》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


[707 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[297 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 


白南海
「・・・・・ぁァ?」

エディアン
「おやおや!」


 

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

 


白南海
「まぁた呼び出しやがってこのアマァ・・・・・ひとりで居ろってあんだけ――」

エディアン
「いや今回は呼んでませんって。私。」

白南海
「チッ・・・・・今から若と入れ替わってくれませんかねぇアンタ。」

エディアン
「若?何言ってんですか?」

白南海
「何でもねぇっすよ・・・」


 


ソージロウ
「・・・・・・ぁー、いいですか。」

ソージロウ
黒い瞳、黒いもじゃもじゃ頭。
常にダルそうな猫背で長身の青年。
デニムパンツにTシャツを着ている。


 

ふたりの背後から突然現れる長身。


白南海
「・・・ッ!!っちょ・・・ぅお・・・・・」

エディアン
「わっ・・・・・びっくりしたぁ・・・・・」


 


ソージロウ
「・・・・・・・・・・・・」


ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

 


エディアン
「あら貴方は!ロストのおひとりじゃないですか!!」

白南海
「・・・・・何でこう急に出てくる奴が多いんだッ」


 


ソージロウ
「・・・・・・・・・あのぅ。」


ふたりの反応を気にすることなく、


ソージロウ
「・・・ゲーセン。ゲーセンあったら教えて。」


前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。


ソージロウ
「格ゲー、できるとこ。・・・・・・そんだけ。」


 

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

 

 

 


エディアン
「消えちゃった・・・・・口数の少ない、物静かな子ですねぇ。」

白南海
「ゲーセン、ゲーセンっすか。
 雀荘じゃダメかね。行きつけならたまに格闘もあるんだが。」

エディアン
「うーん、私もあまり詳しくないですねぇ。専らスチー・・・・・あぁいや、なんでも。」


うーん、と悩むふたり。

 


白南海
「・・・・・・・・・ぁ、こうすりゃよかったっけな。そういや。」


白南海の姿が消える。

 


エディアン
「・・・退室の仕方は覚えたんですか。よくできました・・・っと!」

エディアン
「お役に立てずごめんなさい。私なりにも少し探してみますね!」


チャットが閉じられる――












アザラシの滝
ENo.158
不浄の滝
ENo.641
女王とナレハテ
ENo.642
あざらし姫
ハザマに生きるもの
こぐま
ウルフ
こぐま




635 645




3rd
こぐま


4th
ウルフ


5th
こぐま


















肉食系男子
ENo.519
フー
ENo.588
ディラン
ENo.626
リンカ
アザラシの滝
ENo.158
不浄の滝
ENo.641
女王とナレハテ
ENo.642
あざらし姫




442 263













ENo.158
不浄の滝
「そいつぁ妖怪の仕業だな。この深谷サンに任せとけ」

  「この人の言うことは気にしないでください。
   ……あのね深谷、その言い方、すっごく怪しいよ」


■八矢 清
  女/24歳/162cm/退魔師見習い(フリーター)

弟子の方。退魔師見習いで、深谷に比べて常識人。
多趣味……と言うより、打ち込める趣味を探して暮らしている。今は色鉛筆画がお気に入り。
イバラシティには、師匠の深谷に従って、去年の秋に移り住んできた。相変わらず、怠惰を貪る師匠に呆れる日々を送っている。

……という記憶を持つ、アンジニティの罪人。
異界【大八洲国】で、死人を此岸に留めようとした末、放逐された。


■深谷(ふかや)
  男/41歳/183cm/退魔師(ニート)

師匠の方。神社に仕えて妖怪を狩る、退魔師を名乗っている。
去年の秋に狩場を求めて、弟子を連れてイバラシティに移り住んで来たが、イバラシティでは妖怪なんて見つからないため、ただの飲んだくれおじさんである。
半年近く遠方へ出向いており、最近やっと戻ってきた。

……という記憶を持つ。
既に死を迎えているが、清により使役される事で、此岸に留め置かれている。


・異能【式神作成/式神使役】
墨で特定の字や図形を書いた和紙(形代)に、いろいろなもの
──動物霊や自然霊など──を降ろし、しもべとして使役する。
形代は基本的に使い捨てなので、あらかじめ用意した分しか使えない。

・神力
八矢清の本来の能力。不浄を祓い、神妖を見、また繋がる力。
異能【式神】とは、その一部が異能として処理されたに過ぎない。

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・自宅プレイス兼連絡先 http://lisge.com/ib/talk.php?p=199
・ログまとめプレイス http://lisge.com/ib/talk.php?p=357
・前期ログまとめ http://elemtale.s1001.xrea.com/kiyora/

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ロール、メッセ歓迎しています。
既知、敵対含む関係設定もお気軽に!
@fyuki_28g
20 / 30
358 PS
カミセイ区
L-2
行動順3【強襲】AT↑
11095
400







アイコン1000pxの会
7
毎更新必ず何かしらやらかす
8
【うちの子】貸し借りOKコミュ
5
#交流歓迎
1
イバラシティの自分に物申したい!
2
100色ボールペン愛好会
1
ログまとめられフリーの会
僕・私の日記を見てほしい…!
1





No.1 天つ風 (種族:ピクシー)
要求SP614
MHP7295MSP361
▽効果 射程3
防災10 防疫10 反護10 体力10 回復10 幸運10
堕ちた神のしもべの周囲に、風が渦巻く。
渦巻く。渦巻く。渦巻く。
被研究スキル名LVEPSP説明
キュアブリーズ5070味傷:HP増+AG増(2T)
ウィンドカッター5050敵3:風撃
ショックウェイブ50160自:連続減+敵全:風撃&朦朧
風の祝福550【戦闘開始時】自:時空LVが高いほど風特性・耐性増
風特性回復530【戦闘開始時】自:風属性スキルのHP増効果に風特性が影響
薬師550【戦闘開始時】自:HL増+名前に「防」を含む付加効果のLV増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
最大EP[20]
No.2 式神《鳥》 (種族:チェリーさん)
要求SP633
MHP7056MSP342
▽効果 射程3
魅了10 狂10 敏捷10 敏捷10 加速10 魔力10
「まずは紙を用意して、図の通りに切る。多少大きさが
 違ってもいいが、羽だけはある程度の大きさを維持しろよ。
 切ったら朱墨で鳥と描け。羽を2枚、用意するのを忘れんなよ」

「後はそこらへんで、ハエでも雀でも鳩でも拾って来い」
被研究スキル名LVEPSP説明
チャームダンス50140敵全:魅了
バトルダンス50240味全:AT・DX増(3T)
ブレイク5050敵:攻撃
士気高揚540【戦闘開始時】味全:DX増(2T)
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
精神変調特性530【戦闘開始時】自:精神変調特性増
精神変調耐性530【戦闘開始時】自:精神変調耐性増
最大EP[20]
No.3 霊符《壁》 (種族:歩行石壁)
要求SP562
MHP5366MSP280
▽効果 射程1
魔力10 幸運10 活力10 耐地10 防御10 体力10
「符を通じて名づけるってぇのには、特別な意味がある。
 刃って書いて貼りゃあ棒っきれも刃物になるし
 紙っぺらを火薬にすることもできる」

「壁か。まあいいんじゃねえか?」
被研究スキル名LVEPSP説明
プロテクション5080自:守護
ブロック5080自:守護+DF増(2T)+味傷:護衛
ワイドプロテクション50300味全:守護
決3火炎避け520【戦闘開始時】自:火耐性・炎上耐性増+他者から炎上を移される確率減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
剛健540【戦闘開始時】自:MHP・MSP増
瑠璃樹540【戦闘開始時】自:MSP・精神変調防御・領域値[地][闇]増+守護+連続減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
最大EP[20]




Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4激情の澱武器35攻撃10【射程1】
5魂の枷防具30防御10
6ド根性雑草素材15[武器]防狂10(LV20)[防具]反護10(LV25)[装飾]復活10(LV25)
7エナジー棒料理10活力10防御10
8虚ろの鎖防具50体力10
9幽けき祝福装飾40回復10回復10
10花びら素材10[武器]混乱10(LV25)[防具]舞魅10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
11躍り狂うにんじんソテー料理67攻撃10防御10強靭15
12ボロ布素材10[武器]闇纏10(LV20)[防具]敏捷10(LV20)[装飾]耐闇10(LV20)
13素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
14素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
15ボロ布素材10[武器]闇纏10(LV20)[防具]敏捷10(LV20)[装飾]耐闇10(LV20)
16素材15[武器]闇纏15(LV30)[防具]反護15(LV30)[装飾]舞祝15(LV25)
17たけのこ食材20[効果1]貫撃10(LV15)[効果2]器用10(LV25)[効果3]深手20(LV35)
18不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]活力10(LV5)[装飾]体力10(LV5)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術10身体/武器/物理
命術10生命/復元/水
具現15創造/召喚
使役10エイド/援護
料理40料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
死馬の吶喊
(ブレイク)
6050敵:攻撃
鴉の鉤爪
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
早駆け
(クイック)
5050敵:3連撃
木枯らし
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
憂い祓い
(ヒール)
6050味傷:HP増
死鬼修復
(ドレイン)
6050敵:攻撃&味傷:HP増
一閃
(ペネトレイト)
5050敵貫:痛撃
大八洲の風
(スイープ)
5050敵列:攻撃
決3ストライク5050敵:攻撃+自:連続減
禊の苦水
(ウォーターフォール)
7050敵:水撃
クリエイト:タライ5050敵:攻撃&混乱
式神が襲う
(サステイン)
6050敵:攻撃&味傷:守護
フロウライフ5080自:MHP・DF増
クリエイト:シールド52200自:DF増+守護
ヴィジランス5030自:AG増(2T)+次受ダメ減
アクアシェル5050味傷:HP増+火耐性増
式神使役
(ライフリンク)
5050自従傷:HP増+HP譲渡
アシスト5050自:束縛+自従全:AT・DX増
チャージ50100敵:4連鎖撃
決3穢れ祓い
(アクアヒール)
6070味傷:HP増+炎上を守護化
アクアブランド5150敵:水痛撃&味傷:HP増
死鬼神強化
(サモン:ウォリアー)
55300自:ウォリアー召喚
呪詛返し
(ユニティ)
50120自:応報LV増+自従全:護衛
サモン:サーヴァント55300自:サーヴァント召喚
偽りの二生
(ラッシュ)
50100味全:連続増
界傾けよ反魂香
(リヴァイブ)
50100味傷:復活LV増
凍れる滝
(アイシクルランス)
50150敵:水痛撃&凍結

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
死鬼作成
(猛攻)
550【戦闘開始時】自:AT・DX増
祝詞が響く
(堅守)
550【戦闘開始時】自:DF・AG増
神力の顕現
(攻勢)
650【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽650【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
死鬼『三劔司』
(隠者)
650【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
召喚強化520【戦闘開始時】自:具現LVが高いほど自身の召喚するNPCが強化
折伏
(魅惑)
550【戦闘開始時】自:使役LVが高いほど戦闘勝利時に敵をエイドにできる確率増
決3禍つ雨
(五月雨)
540【スキル使用後】敵:3連水撃
氷水避け520【戦闘開始時】自:水耐性・凍結耐性増+凍結によるHP・SP減少量減
祈誓530【通常攻撃後】自:祝福消費でDF・LK増(2T)
水の祝福550【戦闘開始時】自:命術LVが高いほど水特性・耐性増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
するどいとり
(ピンポイント)
050敵:痛撃
たのしいしんりゃく!
(ブラスト)
050敵全:攻撃
パニッシュライト
(アサルト)
050敵:痛撃+自:連続減
娜雅野恭子
(エアブラスト)
050敵全:風撃
心の壁【勇気】
(ブロック)
080自:守護+DF増(2T)+味傷:護衛
光砕
(カレイドスコープ)
0130敵:SP光撃&魅了・混乱





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]ウォーターフォール[ 1 ]五月雨[ 1 ]ワンオンキル
[ 1 ]クリエイト:グレイル[ 3 ]アクアヒール[ 3 ]イレイザー
[ 2 ]アサルト[ 1 ]ファイアボルト[ 1 ]フィジカルブースター
[ 2 ]ハードブレイク[ 1 ]イグニス[ 1 ]ストライク



PL / フユキ