［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「……ね。さっき、……願いを叶えるって、言ったじゃない？」
「死ぬかもしれないときに備えて、相性のいい場所とか、
　方法とかを探す旅行に行きたいって言ったら。ついてくる？」

　
「——いいよ。
　いこっか、その旅行。
　行ってみたいんじゃんね？　デイきゅん。」



『俺』ではない私が、私ではない『俺』が、
その時覚えた感情は、果たして、何と表せばよいのか。
私以外の対等なもののない私には、未だ、その言葉を持たない。

けれども、少年はそれを、『心中』と呼んで、
『俺』は、彼と青満ちる旅に居る。

死に瀕したものが、他の何かを見るという幸福を思う。
私を視るものは無かった。今は、在る。
死にゆく孤独にあるものの瞳に私を映すことができる。
私もまた、己が滅びゆく間に何物かを見つめることがある。

全て、何もかも、遅い。
一人死に行くヒトは遠く、亡びゆく神は堕ちて此処にある。

私はそこに居た。視ていた。それだけの神だった。
権能も神罰も加護も無く、信仰すら途絶え、恨み言さえ紡がれず。
最後に残った村人は死んだ。曇り空だった。
寒々とした秋風が隙間から吹き込むあばら屋で、暗闇に身を潜めるようにして小さく老いた村人が、
最期に何を望んだのかさえ私は知ることなくただ視ていた。
全てに諦めたようで、全てを愛していたようで、
しかし少なくとも、その口が音もなく何を呟いたか、私は知らないままだった。
虫が湧き鼠が貪り狐狸が喰らいからからと鳴る骨を視た。
雑木が草花が土埃が雨雪が村の跡を、畑の畝を、覆い尽くすのをただ視ていた。

遅い。何もかも。
異なるこの土地で何を生やそうと何を生もうと何を殺そうと何を救おうと、
全ては、今更で、無意味。
全ては、一切に、無価値。

無能な神。

だというのに、
この震える唇はなんだ。

「ああ」

青い空を思う。
私に託された願い。思い。くもくい。雲ひとつない快晴。
何もなし得ない。何もなし得なかった。

なにも叶えなかったものの願いが、叶えられる。


「止めて」


「止めてくれ」


私は、記憶に、懇願した。
叶うはずも無かった。

曇食日は笑っているだろうか？
彼の目の前の少年は微笑んでいた。

瞼を閉じてなお、空色が意識に焼き付くようだった。


あれが何を望んでいたか、私はとうに知ることなく、
知ったところで、叶える力などは持ち合わせていなかった。

全て、今更なのに。
曇食日にその力を与えたのは、何故だろう。
私はどうして、あれに望みを与えたのだろう。


ヒトの世界で、これを哀しみと呼ぶのを知っている。

---

レオン。
ジオスタ、という名を合わせて持つ天使を呼び止め、首に触れた。

それは振り向き、首を傾げた。

私は何を望んだだろう。
口を開き────紡ぐ言葉なく、手を下ろした。

---

話は変わるが、武器を作るのに飽きたので、物質の概念を混ぜるやつに手を出してみた。
こっちの方が神っぽい気がするので。どうだろうか。

「じゃあ試しにこれ混ぜてみてよ」

リーが適当にそこらのものを渡してきたので、混ぜた。

「…………リー。これは……料理では？」

うまく泡立った卵白を持っていって、娘の一人となにやら話し込んでいるリーの背中に、
ボードゲームで負け倒した数時間前を思った。
……もしかして私は、会話が苦手なのだろうか。

あまり自覚はなかったが、よく考えれば、私が『会話』を行ったのはこのハザマが初めてなのである。
もしかして他者との関わりというものについて、私は初心者なのではないだろうか……

「……」

神なのに……

ENo.89 こはる とのやりとり


ENo.158 不浄の滝 とのやりとり


ENo.203 椿鬼 とのやりとり


ENo.206 リーと従者 とのやりとり


ENo.366 だれかのおうさま とのやりとり


ENo.383 レオン とのやりとり


ENo.678 ヤト とのやりとり


ENo.751 くもよび とのやりとり


ENo.753 ミツル とのやりとり

リーと従者(206) に ItemNo.17 羽 を手渡ししました。

ItemNo.16 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（25⇒26）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

武術LV を 5 DOWN。（LV15⇒10、+5CP、-5FP）
命術LV を 15 DOWN。（LV15⇒0、+15CP、-15FP）
武器LV を 40 DOWN。（LV40⇒0、+40CP、-40FP）

具現LV を 10 UP！（LV10⇒20、-10CP）
変化LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）
合成LV を 45 UP！（LV0⇒45、-45CP）

リーと従者(206) の持つ ItemNo.7 羽 に ItemNo.22 羽 を合成し、黒い塊 に変化させました！
こはる(89) の持つ ItemNo.1 不思議な武器 に ItemNo.2 不思議な防具 を合成し、駄物 に変化させました！
ItemNo.1 不思議な武器 に ItemNo.2 不思議な防具 を合成し、駄物 に変化させました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム


いたち(924) とカードを交換しました！

いたちの加護 （マーチ）


五月雨 を研究しました！（深度0⇒1）
五月雨 を研究しました！（深度1⇒2）
五月雨 を研究しました！（深度2⇒3）

ガードフォーム を習得！
クリーンヒット を習得！
ローバスト を習得！
ディベスト を習得！
ガーディアンフォーム を習得！
クリエイト：バトルフラッグ を習得！
サモン：サーヴァント を習得！
アブソーブ を習得！
サモン：ビーフ を習得！
リビルド を習得！
駄物発生 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

こはる(89) は 山査子 を入手！
雷火(200) は ラベンダー を入手！
リーと従者(206) は 山査子 を入手！
くもくいさま(440) は 山査子 を入手！
くもくいさま(440) は 不思議な牙 を入手！
くもくいさま(440) は ネジ を入手！
くもくいさま(440) は 花びら を入手！
こはる(89) は 毛皮 を入手！

こはる(89) に移動を委ねました。

チナミ区 M-15（草原）に移動！（体調26⇒25）
チナミ区 N-15（森林）に移動！（体調25⇒24）
チナミ区 O-15（森林）に移動！（体調24⇒23）
チナミ区 O-16（森林）に移動！（体調23⇒22）
チナミ区 P-16（森林）に移動！（体調22⇒21）

採集はできませんでした。
　　 - 雷火(200) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - くもくいさま(440) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 が発生！
　　 - こはる(89) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - 雷火(200) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - リーと従者(206) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - くもくいさま(440) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･