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鐘の音が聞こえて、ハッと目を覚ます。




ぼんやりと周りを見渡せば、
赤黒い空と、荒れ果てた街。




また、この時間が来てしまったのか。







ハザマで初めての戦闘後、疲れ果てたぼくは
休める場所を見つけた後そのまま眠ってしまっていたようだ。



……寝ている間に、見ていた夢。



忘れたくても、忘れられないあの日の事。




「あの時」の事が夢となって戻ってくるとは。




普通になりたかった過去の自分。

普通でいる事って何なのか分からなくなった過去の自分。

普通になりきれなかった過去の自分。

心を閉ざし、差し伸べられた手も自分から断ち切り、
誰とも交わらないことを選んだ過去の自分。




でも、今は。




自分を隠すこと無く、自分を見失うこと無く、
ありのままの自分でいられて。

そんな自分を否定せず、
受け入れてくれる友達もできて。

今まで邪魔に思っていた自分の異能を、
少し好きになれた。






所詮、過去は、過去だ。






前に進みたくて、変わりたくて、
過去を乗り越えたくて、この街に来たんだ。




過去の苦しみ、悲しみが今更襲いかかってきた所で何だと言うのだ。






ぼくは、ぼくらしく。
この街を守るために、自分ができる
最大限の事ををやるだけなんだ。






……そう、思っていたのに。

あの戦いで言われてしまった言葉を、
ずっと引き摺っている。



ぼくだって、誰かの役に立てるはずだって
思っていたけれど



あの人の言う通りだ。
こんな力なんかで、誰かの役に立てる確信なんてない。





誰かの役に立って、もっと認められたい。
それだけって訳じゃない、けれど。





この街に来ても、結局ぼくは
何も変われていないのかもしれない。

















みんなに会いたい。
皆がいるあの暖かい日常を、取り戻したい。






無力だとしても。












唇が噛み切れた。





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▲	リリア 「……よかった～。 ねるちゃん、危なっかしいからさ。ちょっと心配で……」

	リリア 「合流は……ホントはなる早で人集めた方がいいケド。 何かと"人が集まるタイミング"があるみたいだからダイジョブダイジョブ。 今できること、探してこ！」

	リリア 「もし困ったコトあったら……何でも相談乗るから、ね！」

▲	尊 「───安居院さん、聞こえますか？ 氷室です。 　まずは無事で何よりです」

	尊 「こちらも今のところは大丈夫ですが、 　行き先は同行者に任せているので合流は難しいかもしれません」

	尊 「それでも、何かあれば駆け付ける用意はしておきます。 　どうかお気を付けて」

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ねると愉快なオバケたち ENo.1549 ねる

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TeamNo.915 ENo.915 かわた

3人の声が響いています。

ねると愉快なオバケたち ENo.1549 ねる

ハザマに生きるもの ハニワ

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ねると愉快なオバケたち ENo.1549 ねる

あなたのための人形 ENo.530 ▒▜▮▒▓▝

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