✄-------------------✄-------------------✄
ぼくは、普通じゃないみたい。
みんなとは違うらしいから。
でもね、見えるってだけで、なんて事ないよ
ほら、だいじょうぶ。怖がらないで。
この子たちは、ぼくのトモダチ。
寂しがり屋な、ぼくのトモダチ。
だから……
あれ、みんな、どうしたの?
おかしいな
ぼくの知っている昨日までの教室じゃなくなって
ぼくの知ってる昨日までのみんなじゃなくなって
きっと、異世界にとばされてしまったのかな
なんて 最初は思っていたけれど
ねぇ、ぼくの声が聞こえなくなってしまったの?
ねぇ、ぼくの姿が見えなくなってしまったの?
ねぇ
ねぇ、そんなの
ぼくがまるで、
ぼくのトモダチと同じ
幽霊になったみたいに
ぼくはここにいるよ
ほら、ねぇ
ここにいるのに
なんで みんな
どうして
どうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてぼくをひとりにしないでどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてきづいてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてひとりはいやだどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてむしをしないでどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
ぼくは ちゃんと
ここにいるのに
―――――――――――――――――――――
その後のことは昨日のように思い出せる。
ぼくの力が感情任せに暴走して
自分でも止められなくなって
ぼくが呼んだ幽霊達が
ぼくのことをいじめてた子達の方へ
一直線に
………
その日を堺に、ぼくは学校に行けなくなってしまった。
学校に行っては、いけなくなってしまった。
別に、いいんだ
学校に行ったって
ぼくの事、みんな見えないし
ぼくの声、みんな聞こえないし
本当はしっかり、そこにいるのだけれど
いないことにしたいみたい。
あぁ、もう
いっその事本当に
本当に、幽霊になって消えてしまいたい。
怖がられて、恐れられて
関わっちゃ、いけなくて
みんながそれを望むなら
そうするしか ないよね
どうしてこうなってしまったの?
このよく分からない力が無ければ
少なくとも、こんな事にはならなかったのに。
ぼくは
ぼくはただ、
普通でいたかったのになぁ。
✄-------------------✄-------------------✄