
始まりは突然であった。
変な世界に迷い込んだ私達の目の前には時計台と変な男がいた。
変な男曰く…。ワールドスワップで作られたハザマで
アンジニティという世界の人たちと殴り合うらしい。
なんでもこの町は侵略されているらしく、
実はその中にアンジニティの人物が紛れ込んでいるらしい。
紛れ込んでいる間は記憶を失っているらしく、
イバラシティに適した体になって溶け込んでいるらしい。
そしてハザマの世界では元に戻るそうな。
で、イバラシティ側でありながらアンジニティにつく人間がいるらしく
侵略が達成されればあちら側の住人になるらしい。
だけど、その逆もしかり、アンジニティ側の住人でありながら
こちら側に味方する人たちもいるらしい。
だけど…彼らはこちら側に味方しようが…イバラシティの住人にはなれない。
それなのにこちら側に味方するなんてどういうつもりだろう…?
とりあえず、その人たちの力は借りることにしましょうか。
で、ハザマに入れる時間は1時間であり、10日おきに行うらしい
そこにいてもイバラシティ側には何の影響もないらしい。
それならば思う存分暴れられるってことだね!危害とか気にしなくていいね!
決戦は36時間…。つまり360日の間に決着が…?
うーんとりあえずあちらで36時間以内に決着をつけないとだめらしい。
もしイバラシティで死んでしまっても
ハザマ内では生き残り続けるというらしい。
気を付けないとね…。
とりあえず言われたことはまとめてみたが…。
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メリル 「いまいち実感がわかないわね…。まるでファンタジーみたいじゃない。」 |
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稔 「とりあえず、侵略されてるでいいんだよね?」 |
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メリル 「そんな認識でいいと思うわ…。」 |
やれることは…やろう…。
あちらで話しかける人物もある程度絞らねば…。
まず私達に付き合ってくれる人。
そして私と縁のある人…。それぐらいに絞ってみよう。
もしこちら側に味方するならばありがたいし
敵としたらただ倒すだけ…。
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メリル 「でも…。」 |
仮に友達といえる人間が…アンジニティ側だったら…?
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メリル 「私は…。」 |
引き金を引けるのだろうか?
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稔 「私は…。」 |
引き金を引けるかがわからない。
ただその時が来ないことを祈るばかりだ。