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[基本]OK. [戦闘]OK. [戦闘:エイド1]OK. [スキル]OK. 




ハザマには、『チェックポイント』と称される地点が存在する。
ベースキャンプへ帰る前にその地点を通過しておけば、その地点を目印に次元タクシーを走らせて貰えるという侵略戦争のシステムの一つだ。
先刻このチェックポイントの守護者である魔導人形たちを退けたことで、伐都たちは一度ベースキャンプへ帰還することを選択したのだった。

これでもう五時間は経っただろうか。
言葉にせずとも、巳羽や壱子の憔悴は一目で分かるほどだ。
自身が前線へ出るタイプではなかった伐都もまた、少しずつ溜まっていく疲労を隠せてはいなかった。
漸く気を休めることが出来る。その事実は、一時の休息を取る理由には充分だった。
伐都は自ら立候補した物資の買い出しを手早く済ませると、荷物をエイドたちに任せてベースキャンプを後にする。



オニキスはベースキャンプから少し離れた位置に存在する木々のひとつに背を預けて佇んでいた。
恐らく時間を気にしているのだろう。首から提げた懐中時計を開いて文字盤に目を落としていた男は、伐都の気配に気づくとすぐに時計を閉じてしまった。

「小娘との家族ごっこはいいのかよ?コウモリくん」

バツ
「今おれに必要なのは『それ』じゃあない。巳羽の奴だってきっと同じさ」

吸血鬼たる男のすぐ近く。座り易そうな切り株の一つに乱暴に腰かけながら少年は言う。

バツ
「前置きは充分だ。あんたも気付いているんだろ? オニキス」

何を語りに来たのか、男にその答えが既に分かっている筈だと言わんばかりに続ける。

バツ
「この『侵略戦争』はおかしいんだ。不自然……そう、明らかにおかしいところが幾つかある」

まるで、『準備運動』だとでも言うかのような生温い敵対者。争いを煽るには中途半端に抑制された異能の強化。
それは、実際にアンジニティの争いに身を置いてきた二人だからこそが感じ取れる違和感だった。

バツ
「あんたの考えを聞きたい」

「ちったあ目が覚めてきたらしいな。……幾つか?嘘をつけ。違和感なんぞ、ここにはありすぎる程だ」

男の嘲笑うような笑みは既に失せていた。
木陰に翳された薄暗がりの中、緋の双眸が伐都を捉える。

「――このゲームはそもそも『侵略』なんぞを目的にしちゃあいない」

「何のつもりで始めたかは知らねえが――世界二つを丸ごと巻き込んだ能力行使。
 どれだけの力を持っていようが、そう易々と連発できる規模じゃあない。
 ……『ヤツ』も未だ、おっかなびっくり説明書片手にやってるんだろうよ」

大きな違和感は、示された目標と思惑が剥離しているから。
小さな違和感は、仕掛け人にとっても不慣れで全容が把握しきれていないから。
それが、吸血鬼の解答だった。

バツ
「おれの見立ては間違いじゃあなかったって訳だ」

少年には、男の苛立ちの理由が少し分かった気がした。
世界が、障害が、思惑が。
思い返せば、何もかもが疑わしかった。
それはまさしく、『本気』ではなかったからなのだ。

バツ
「言うなりゃ『試運転(テスト)』ってとこか。この大掛かりな能力を少しずつ、少しずつ調整しながら……機が熟したところで、本当の戦争を始める……そんな辺りかね」

バツ
「記憶を消されるのか、はたまた甘い戦いに慣れたところでいきなり地獄にぶち込まれるのか……いずれにせよ、おれたちにとっての『戦い』は始まってすらいなかったんだ」

バツ
「あんたはこの先の黒幕の動きをどう見る?」

「俺達には未だヤツの掌の皺さえも見えちゃいない。……が、こんな大がかりな舞台を用意するようなヤツがただ眺めて過ごす理屈がねえ。いずれは干渉してくる」

「その時だ。その時こそが、俺にとっての本当の『ゲーム』の開幕」

「この首に付けられた鎖を辿って引き摺り落とし、喉笛を掻ききってやる。どんな手を使っても、必ず」

その言葉には、確かな怒りが宿っていた。
どれほどの力を削がれようと、どれほど永い時を過ごそうと、この男の誇りには一片の曇りも無かった。

バツ
「――同感だ。わざわざ次元タクシーだのチェックポイントだのを用意してくれている以上、黒幕は必ず手を出してくるだろうさ」

公平性を謳い、ハザマの世界に様々な仕込みを施す『黒幕(ゲームマスター)』。
その介入がある限り必ず真の目的に迫ることが出来ると、少年はそう信じていた。

バツ
「いいね、少なくともあんたがその機を逃さず焼き尽くしてくれるってんなら、そいつに乗らない理由はねえ」

バツ
「――これは、おれの予想なんだけど」

バツ
「『仕切り直し』が近い気がするんだ。この1、2時間は、あまりに静か過ぎた。……や、そうであってほしいってのもあるんだけど」

バツ
「とにかく、榊とかいうヤツからの通信が急に止んだのには理由があると思うのさ。たとえば……そう、誰かが『ゲーム』の不備を見つけた、とか?」

「『仕切り直し』。仮にそうだとしたら――てめえはどうなる?イデオローグ」

冷徹にして冷淡な声音。この地で再会した瞬間の、険難な雰囲気を放つ『裁定者』がそこにいた。

「俺にはある。絶対の確信が。吸血鬼オニキスは、王だ。――何処に放り込まれようが、幾度繰り返そうが、俺は俺の主で在り続ける」

「……見りゃ分かる。開幕と比べりゃあ、お前にも成る程多少の心境の変化はあったんだろうよ」

「だがそれは他所から与えられたもんだよなあ。あやふやな夢から始まった、曖昧な自我。そんなものが同じ道筋を辿れるなんざ到底有り得ねえ」

「前置きは十分だ」

「もう一度『あの時』を繰り返したら――小娘と婆さんを前にして、お前は一体何を選択する?そう断言できるだけの、己への確信があるのか、てめえには」

バツ
「――ずっと考えてたよ。
おれの軸は何処にあるのかって」

バツ
「どうしようもなく卑怯者で、どうしようもなく臆病なおれが、自分以外の誰かの為に命を燃やすだなんて『奇跡』に、もう一度辿り着けるのか。そいつが自分自身でもずっと疑問だった」

バツ
「結城伐都の人生がやり直しになったとしても、同じ道筋を辿ることはきっと無いんだろうな。全ての出会いは偶然で、何もかもが奇跡の連続だった」

バツ
「次も隣に同じツレがいるとは限らねえ。おれがどんな人間になってるかなんて、見当もつかないんだ。DJなんてやめちまってるのかもしれない。友達だって出来ないかもしれない。イデオローグの頃がマシだったと思えるくらい、どうしようもなくしんどい人生を送ることだってある筈さ」

思い返すのは、イバラシティで紡がれた数多の縁。
アンジニティの侵略者にも、友人がいた。後輩がいた。先輩がいた。教師がいた。
たとえハザマでは敵対するのだとしても、それでも。結城伐都にとっては、そのどれもが大切な人だった。

バツ
「……でも、絶対に変わらないこともある」

何かを確かめるかのように、開いた拳を握る。
浮かんでは消えていく、イバラシティに生きる大切な人々の顔。
これまで育ててくれた両親。何度も笑い合った級友たち。学園の職員の顔だって全員覚えている。
ステージ上で切磋琢磨したアウトロー。バイト先の仲間たち。学園見学の案内をしたことから始まった縁だってあった。

そして、何よりも――

バツ
「イバラシティには巳羽がいるんだよ。おれの大切な、どうしようもないくらいバカで、どうしようもないくらい立派な妹がさ。理由はそれだけで十分だ」

バツ
「たとえ兄妹じゃなくったって、出会うことすら出来なくたって。いいや、記憶を失くしたとしてもだ。おれは必ず思い出して、妹のいるこの世界を壊させない。何度だってアンジニティを裏切って、何回だってイバラシティを守ってやる」

バツ
「だから、『奇跡』でいいんだ。奇跡に頼るくらいに無茶な願いだったとしても、おれはそこに辿り着くまでは絶対に諦めねえ。そいつがおれの決めた『覚悟』だ」

バツ
「オニキス。おれはあんたみたいに何度繰り返そうが変わらないなんて格好いいことは言えないよ。でも、この魂に一度刻まれたもんがある限り、必ず辿り着く。どれだけ道筋が変わっちまったとしても、必ずだ」

奇跡で構わない。
覚悟さえあれば、歩みさえ止めなければ。
零で無い限り、それは必然に変えられるのだから。
そして歩みを止めない理由は、既にこの胸の中にある。

バツ
「おれはどうしようもなく卑怯者で、どうしようもなく臆病だけどさ。……それと同じくらい、『シスコン』みたいなんだ」

「――は。くく、そいつぁ、小娘にとっても傍迷惑な結論だわな」

「……まあ、いい」

「コウモリらしくふらふら頼りなく飛び回って、彼方此方にぶつかりながら掻き集めるがいいさ。どんだけ歪で違う形になろうとも、確かにそこには『重さ』はあるんだろう。抱えて落ちる先は知らねえが、な」

「『夜明け』が来た。そろそろ女どもの顔も拝んだ方がいいだろう」

「――行くぞ、『シスコンのバット』くん」

バツ
「……!」

たとえ仮初の人生をあてがわれたのだとしても。
たとえ仮初の役どころをを押し付けられたのだとしても。
確固たる定義は。その『魂』は、けして揺らがず、変わることはないのだ。
結城伐都が、イデオローグの一つのIFであるならば。
――天河ザクロだって、きっと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すべてが作られたものではなかった筈だ。

バツ
「――ああ。
行こうぜ。一秒だって無駄には出来ねえ。
あんたからはまだまだ学ばせて貰わなきゃいけねえことが多いからな、先生」

少年もまた、立ち上がり、前を向いて歩き出す。
己の確固たる定義を胸に、少しの希望を心に抱いて。







ENo.180 雀部稲生 とのやりとり

雀部稲生
も~~~~なんかあほみたいに繋がらへんねんけど…
回線くらいもっとちゃんとしたやつにしてほしあ!

これ繋がってる?結城聞こえる?もしも~し!」

雀部稲生
「ノイズやっば………。これ使っててこんなん初めてやねんけど。
ていうかなんで結城のだけこんななってんの?呪われてんの…?」


ENo.228 色欲 とのやりとり

「ふふ、有名なら有名で光栄なことです」
「私を有効に使いたい人は私にとっても都合がいいですからね」

くすくすと微笑む姿は花が綻ぶ様。

不思議そうなイデオローグに言い含めるようにゆっくりと繰り返す。
「ええ、アンジニティに帰りたい、と――!」

突然笑い出した男に色欲は目を丸くして言葉がつむげない。
そして言うことといえば――

「わたし『も』、ということは……」

続く言葉に耳を傾ける。

「まあ、あの眼鏡の女性は人徳に恵まれてないこと」
口元に手をやっては楽しそうに笑う。

「綺麗な水に魚は棲めない、といったところですか?」
「裏切り、寄生に打算で生きてきた貴方にあの世界は息苦しいでしょうね――ああいえ、あくまでうわさなので内心傷ついていましたら申し訳ないですが」

「私はイバラシティの私があまりにもかけ離れていて不愉快なのもあるんですが――」

「お互いがんばりましょう、といったところですか」
「移り住みたい方には申し訳ないですが……私は魚でいうならぶるーぎる、ですので」


ENo.852 真紅 とのやりとり

ミスティ
「……私は言葉など、ただの一度も信じたことなどありませんわ。
 私が信じるものは、事実だけです。
 貴方が『結城伐都』であり続ける限り、私は貴方を『結城伐都』として見ることでしょう」

ミスティ
「……今の貴方には、理解して頂けるでしょうか?
 私が秩序を、平和を、安寧を愛する理由が。

 私には、無法の地で生き抜く力が、群れの頂点に君臨する力があります。
 それでも、私は、それを、その生活を望まない。

 貴方があの街を愛したように、私も、あの街のような暮らしが愛おしいからです」

ミスティ
「さあ、行きましょう伐都さん。
 私は、ハレ高の元・生徒会長代理として、皆さんを助けなければなりません。
 そして、イバラシティの『姫宮真紅』として、イバラシティをアンジニティの侵略から守らなければなりません」

ミスティ
「何かあれば、私の方へ連絡をください。
生徒会として、出来る限りの力添えを致しますわ」


ENo.945 強欲 とのやりとり

強欲
「その目だ。いい目をしている。
しかし、貴公は既に堕落した身。
そのような者の業では、我が渇きは満たせぬなぁ。
貴公が徳を積み重ねたとき、我は迎えに来るとしよう。」


ENo.1009 結枝 とのやりとり

「ここでも元気一杯なんて言えるのすごいわ。
バツ先輩は巳羽ちゃんのお兄さんで、ハレ高のDJで。
身体も……昔から頑張ってきてるんやもんな。

うちも見習うねっ」

尊敬の念を、ただまっすぐに。

結枝
「唯兄も事情、あるんやろね……。理由を教えてくれんかったから、
ひょっとして今までも何か隠してたこととかあるんかなあ?
って、今考えなくていいことも考えちゃうの。

でも、でも、こうやって励ましてくれる人がいるんやから、
ちょっとはガッツ見せんとね!守られとるばっかやと、駄目……」

「そう。異能もね、失敗が極端に減っとるし、襲ってくるのもやっつけられた!
バツ先輩の異能はどんな感じになった?また良かったら教えてね」

質問する口調は、興味本位といったところか。
それとも、以前見せてもらった異能が戦いに役立つのか?
気になる部分ではあると思われる。

結枝
「――無理はしない。分かった、約束。それはバツ先輩もやよ?

……ちょっと重たいかもしれんけど『信じてます』」


以下の相手に送信しました

ENo.70
大将
ENo.393
しきみ
ENo.723
ポイズンスライム
ENo.1022
我孫子
ENo.1098
ジェーン





……はん。時間を無駄にしたってわけでもなさそうだな。いくぞ。まだ何も始まっちゃいねえし、何も手に入れてやしねえ。まだまだここからだ

バツ
「さーて、ちょっと休んで心機一転! この碌でもないゲームをとっとと終わらせにいこうぜ!」















熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
ハザマに生きるもの
歩行軍手
ダンデライオンA
ダンデライオンB
ジャンボゼミ
















熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
神遺物の誘い
ENo.1081
深紀
ENo.1141
伊澄
ENo.1213
早納
ENo.1215
星納
















チナミ区 P-3:瓦礫の山


熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
立ちはだかるもの
マイケル
マイケル弐式
マイケル参式







チナミ区 P-3:瓦礫の山



マイケル
「な、なんだとー。ぐわー。」


チェックポイントから天に向け、赤色の光柱が立つ。

次元タクシーで行けるようになったようだ。






ザクロ(307)花びら を入手!
巳羽(507) を入手!
いちこ(1106)ボロ布 を入手!
ザクロ(307)花びら を入手!
いちこ(1106)何か柔らかい物体 を入手!
いちこ(1106)何か柔らかい物体 を入手!
巳羽(507)何か柔らかい物体 を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
バツ(508) のもとに ダンデライオン が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。






ダンデライオンを招き入れようとしましたが、エイド枠がいっぱいでした。

焼きそばパン(50 PS)を購入しました。
焼きそばパン(50 PS)を購入しました。
焼きそばパン(50 PS)を購入しました。
焼きそばパン(50 PS)を購入しました。
焼きそばパン(50 PS)を購入しました。

使役LV2 DOWN。(LV17⇒15、+2CP、-2FP)
付加LV2 DOWN。(LV2⇒0、+2CP、-2FP)

響鳴LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
武器LV5 UP!(LV30⇒35、-5CP)

色蝕の塊(676) とカードを交換しました!

翡翠の楔 (リミテッドアナライズ)


ビブラート を習得!
ペネトレイト を習得!
インスパイア を習得!
アトラクト を習得!
リゾルート を習得!





次元タクシーに乗り『チナミ区 P-3:瓦礫の山』に転送されました!

特に移動せずその場に留まることにしました。

現在地が異なるためパーティが分かれました。再結成する必要があります。

採集はできませんでした。
   - バツ(508) の選択は チナミ区 P-3:瓦礫の山(ベースキャンプ外のため無効)













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.508
結城 伐都
結城 伐都(ゆうき ばっと)
愛称はバツ。熾盛天晴学園2年3組に在籍。
不健康そうな隈の深い目、細い身体に吐血癖。
制服を肩に羽織るようにして着ている猫背の男。
無造作ヘアの上にバンダナを巻いている。
不良と呼ぶには貧弱で、病弱そうな見た目に反して緩く軽い。
熾盛天晴学園の昼の校内放送『ハレ高Balmy hour』のDJであり、イバラシティ内のクラブハウスでDJをやることも多い。

異能:『踊る阿呆に見る阿呆(バッド・トリップ・ダイブ)』
精神干渉系異能。『使役』に分類されるこの能力は、音楽に暗示を乗せる力を持っている。
イバラシティでの普段遣いでは『自分のかけた音楽を聞いた相手が自然とノってしまう』という効果を発揮するのが殆ど。
人間の精神に深く作用させるには中々難しいらしい。

ハザマにおいては一変し、この能力の本来の性質である『能力者の発した音を聞いた相手の精神に干渉し、幻覚を見せたり命令を聞かせる』といった効果へ変容する。
この能力は被術者の強い意志によって跳ね除けることが可能であり、人間やそれ以上の存在を相手にする場合は専ら弱らせた状態や合意を得た状態でなければ効果を適用できない。
それゆえに彼は正面切っての戦闘を苦手としている。








ハザマでの姿
アンジニティからの侵略者としてイバラシティに現れた彼の正体は、蝙蝠の翼や耳などの特徴を持った人型の怪物『イデオローグ』。
放つ音波は精神に干渉し、格下の相手ならば傀儡へ変えてしまうことも可能。
アンジニティ時代は常に強い者につくための裏切り、弱者からの略奪を日常的に行ってきた悪名高い盗賊であり、憎む者も多い。
あなたがアンジニティの出身であるならば、彼に対して恨みを抱いているかもしれない。

暗示をもたらす音波を常に周囲に発することで、イデオローグはハザマ内でも自分の姿を結城伐都として見えるようにしている。
しかし、ハザマの強制力によって偽装は不完全になっており、身体の何処かは必ず怪物のまま。
その為、普段は伐都の姿の虚像を生み出すことで『異能で怪物を従えている結城伐都』であるかのように振る舞っている。

しかし、アンジニティの侵略者たちや解析の異能を持ったイバラシティの能力者たちならば、彼の正体を看破するのはそう難しくないだろう。

※既知設定歓迎です!

○サブキャラ
石蕗氷織(アイコン28)
熾盛天晴学園にて地学の授業を教えている教師。
天文部の顧問でもあり、28歳独身。
他人に適当なあだ名をつけて呼ぶのが趣味。
ミステリアスな雰囲気を醸し出してはいるものの、底は浅い。
所有している異能は『冷気』に関するものらしい。

かんなぎくん(アイコン29)
イバラシティの認可されていない非公式ゆるキャラ。
どうやら熾盛天晴学園の屋上に存在する神社に何やら関係のある存在らしいが、本人は特にそれについて自ら語ることはない。
何らかの異能によって着ぐるみそのものが命を宿して活動しており、専ら天文部の部室に居座って部員の皆と一緒に空に瞬く星を眺めている。

○よく出没するプレイス
熾盛天晴学園[カスミ区 O-10]
マンション『トライアングル』[カスミ区 Q-6]
IBALINE [リュウジン区 Q-20]
30 / 30
197 PS
チナミ区
P-3
行動順2【疾駆】AG↑
5500
375







No.1 ネオちわわ (種族:ちわわ)
要求SP704
MHP4001MSP347
効果攻撃10 器用10 炎上10
イデオローグの権能によって傀儡となったちわわ。
No.2 ザリガ弐 (種族:オオザリガニ)
要求SP793
MHP4460MSP359
効果追撃10 反撃10 防御10 体力10
結城伐都にとっての二つ目の『手』。
ゆえに、ザリガ弐。安直すぎるネーミング。
主に肉体労働を担う、寡黙な縁の下の力持ち。
No.3 歩行石壁 (種族:歩行石壁)
要求SP672
MHP3144MSP280
効果鎮痛10 防御10




Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1おまもり+防具36治癒10
2不思議な防具防具10
3ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
4おまもり防具25防御10
5ベトレイヤル武器33回復10【射程1】
6あったかお汁粉料理30治癒10活力10鎮痛10
7不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
8愛用のバンダナ装飾36敏捷10
9ぬめぬめ素材10[武器]水纏10(LV20)[防具]舞撃10(LV25)[装飾]加速10(LV25)
10素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
11ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
12何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
13焼きそばパン料理10攻撃10
14焼きそばパン料理10攻撃10
15焼きそばパン料理10攻撃10
16焼きそばパン料理10攻撃10
17焼きそばパン料理10攻撃10
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術5身体/武器/物理
使役15エイド/援護
響鳴5歌唱/音楽/振動
領域5範囲/法則/結界
解析5精確/対策/装置
武器35武器作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
自傷命令
(ブレイク)
5020敵:攻撃
自傷命令
(ピンポイント)
5020敵:痛撃
自傷命令
(クイック)
5020敵2:攻撃
自傷命令
(ブラスト)
6020敵全:攻撃
プラシーボ
(ヒール)
5020味傷:HP増
エキサイト・サウンド
(エキサイト)
5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
ラッシュ・ビート
(ラッシュ)
6060味全:連続増
ビブラート5060敵:SP攻撃
プロテクション5060味傷:守護
プリディクション5060味列:AG増(3T)
コンセントレイト・フォーサイト
(リフレックス)
5080味:AT・DX増(4T)
ペネトレイト50100敵貫:攻撃
スパイン50110自:反撃LV増
アキュラシィ6080自:連続減+敵:精確攻撃
インスパイア5060味傷:祝福・守護
ラッキータイム50100味全:LK増(3T)
ドローバック5080敵:痛撃&麻痺
アトラクト5040自:HATE・連続増
リゾルート5060敵:精確攻撃
エリアグラスプ5090味傷:HP増+領域値3以上の属性の領域値減

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃650【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力650【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増
踊れ愚か者ども
(魅惑)
550【常時】異能『使役』のLVに応じて、戦闘勝利時に敵をエイドにできる確率が上昇





被研究カード名/スキルEPSP説明
独りの街
(ヒール)
020味傷:HP増
タイキック
(ウィークポイント)
0140敵:3連痛撃
ブラッドバースト
(エキサイト)
040敵:攻撃+自:AT増(1T)
UO
(ハルシネイト)
090敵列:光撃&混乱
悪い手癖
(エナジードレイン)
0160敵:闇撃&DF奪取
翡翠の楔
(リミテッドアナライズ)
0200敵:DX・AG減




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]エキサイト[ 3 ]ビブラート[ 1 ]アキュラシィ
[ 3 ]サモン:ウルフ[ 2 ]サモン:セイレーン[ 3 ]ハイポーション



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