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[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




歳を重ねるということは時として残酷だ。
同じことを考えようとしてもそれはがんじがらめになっており、
けれど余計なことを考え、そのくせ動けず、変わらない。
いわゆる老害だ。

ここに来てからも、考えても考えても考えはまとまらず、
刻一刻と課題の時も近づく。

定義とは何だろうか。軸とは何だろうか。かくあれ、とは。

自分と同様に伐都と巳羽も悩んでいるのであろうが、
壱子は悩むよりも以前にまずそれが何かが
<わからなかった>


そんな壱子にきっかけをくれたのはーー巳羽だった。

彼女が拾っていた石をひとつ、気に入るこはいるかな。と、
乗せてくれながら、他愛のない話の合間に、当然のように、出てきた、異能の話。

彼女の異能のことを聞き、叶えられない願いで割れてしまう石のことに思わず、
万能ではないと洩らした壱子に、彼女は、同じ言葉を噛み締めるように繰り返したあとに、ハッキリと言ったのだ。

「無能でもない。使う人の、使い方。考え方次第だと思う。だから私は、少しでも自分の異能を理解して、扱えるようになりたくて」

思わず目を見張った。数時間前までの彼女と、まるで違って見えて、眩しくて。

「無能でもない…そうね、使い方、次第だわ。使い方次第なのよね」

つられるように、漏らす言葉。

「巳羽ちゃんの言う通り。使い方、考え方、次第なのよ」

手のひらにのせてもらった石を、見つめて、握ったり、開いたり、繰り返す。
ほんの数時間前まで、フライパンを、菜箸を、皿を、持っていた手。
さっきまで、古びたバス停の標識の、錆びた鉄のこびりついていた手。

「……いちこちゃん、私ね。夢があるの。それはきっと、奇跡を頼りにしなければ叶わないくらい、無理な願いで。でも私、諦める気はないんだ」

「そのためならっていう気持ちがきっと、覚悟なんだよね。ずうっと悩んでたけど、なんて事ない。そんな、無理な夢をもう一つ抱える事が、私の答えだった」


「でね、その夢を叶えるためには、いちこちゃんの存在も不可欠なんだ。だから、みんなで無事に、帰ろうね」

夢だと、奇跡だといいながら、少女は笑う。
石を握った手のひらの上から手を重ねられる。拳の中の、石が優しく熱を持つ。
それは彼女の決意の、意思の熱さようで、

「……それは、お守り。いちこちゃんにあげるね」

ーーあぁ、奇跡だって、夢だって、なんだっていい。

「……巳羽ちゃんの夢は、きっと、叶うわ。きっと、きっとよ」

根拠なんてない。彼女の夢も知らない。けれど彼女の強さはそれを信じさせたし、そう、こういうときにこの言葉を否定できるのも大人だし、叶うよと夢を、背中を押す言葉を言えるのだって、大人なのだ。

そうだ、自分は。


「私は、どうかしらねえ。歳を取ると余計なことばかり考えちゃって、ダメねえ」

「私はもしかしたらオニキスさんに置いて行かれちゃうかもしれないわねえ、巳羽ちゃんみたいに、まっすぐには見れないわ」

自分には、少女のような柔軟さも、若さも、まっすぐさも無い。老いとはそういうものだ。考えは固まり、柔軟性は減る。出来上がった考えがそう簡単に変わるわけはなく、余計なことばかりを考えるけれど考えるだけでそれは行動にも何にもなりはしない無為な時間になる。

だから。

「もう、おいて行かれちゃったら仕方がないわ。頑張って自力で追いつけるようにするわ。ええ、その位の気概がなきゃ、おばあちゃんは頑張れないもの」

それでいい。それでいいのだと、素直に思えた。
守らなければと。ここにきて、最初に思ったのだ。
そしてそれは、年配者として、先のそう長くはない自分が常日頃思っていることと、何ら変わらない。
大人は子供を守り、そして少しだけ背を押す。ただそれだけのこと。だって彼らはこんなにもまぶしい。こんなにも力をくれる。
使わざるを得ない状況において、『この力』の違う使い方はずっと、違うと思っていたけれど。

ここまでの数少ない戦いの中でも。思った。
この異能が、彼らの盾になれる、守れる力になるなら。

「そうね、そうね。私もシンプルに行くわ」

「ここに来るより前から、変わらないことの延長線に、異能が加わっただけの、ことだわ。
年配者は年配者なりに、出来ることがあるのよ、きっとね」

「帰りましょうね、みんなで。私も、巳羽ちゃんを、守るから」

重ねられた手に、さらにそっと手を重ねて、笑う。

「……うん。いちこちゃんなら、大丈夫だって思ってる。いつも食堂で暖かく迎えてくれて、
みんなの事に心を傾けてくれて。ここで初めて会ったとき、私を抱きしめてくれたいちこちゃんなら」

「もし疲れた時は、言ってね。私、手を引くのもお姫様抱っこも、得意なの」

優しい、優しい言葉の後、冗談めかした言葉でも、もうそれは彼女がただただか弱いだけの、少女じゃなくて。

だからこそ、だからこそ願う。

巳羽ちゃん、伐都くん、あなたたちの夢を守らせてね、と。
ねぇ、先生。と思った言葉は、きっと口にすることはないけれど。
思い込みだと笑われるだろうけれど。本当にもっと容赦のないことを言えたはず。突き放せたはずなのに。
こうやって課題を与えるそのやり方は、やっぱり「先生」だし、それもまた「大人」なのだ、と。






……はん。時間を無駄にしたってわけでもなさそうだな。いくぞ。まだ何も始まっちゃいねえし、何も手に入れてやしねえ。まだまだここからだ

バツ
「さーて、ちょっと休んで心機一転! この碌でもないゲームをとっとと終わらせにいこうぜ!」















熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
ハザマに生きるもの
歩行軍手
ダンデライオンA
ダンデライオンB
ジャンボゼミ
















熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
神遺物の誘い
ENo.1081
深紀
ENo.1141
伊澄
ENo.1213
早納
ENo.1215
星納
















チナミ区 P-3:瓦礫の山


熾す魂火
ENo.307
ザクロ
ENo.507
巳羽
ENo.508
バツ
ENo.1106
いちこ
立ちはだかるもの
マイケル
マイケル弐式
マイケル参式







チナミ区 P-3:瓦礫の山



マイケル
「な、なんだとー。ぐわー。」


チェックポイントから天に向け、赤色の光柱が立つ。

次元タクシーで行けるようになったようだ。






ザクロ(307)花びら を入手!
巳羽(507) を入手!
いちこ(1106)ボロ布 を入手!
ザクロ(307)花びら を入手!
いちこ(1106)何か柔らかい物体 を入手!
いちこ(1106)何か柔らかい物体 を入手!
巳羽(507)何か柔らかい物体 を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
バツ(508) のもとに ダンデライオン が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。






命術LV3 UP!(LV7⇒10、-3CP)
料理LV3 UP!(LV32⇒35、-3CP)

水特性回復 を習得!
パワフルヒール を習得!
ピュリフィケーション を習得!





バツ(508) に移動を委ねました。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました!

現在地が異なるためパーティが分かれました。再結成する必要があります。













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.1106
都筑乙 壱子
もう本来定年は迎えている、定年どころじゃない気はする、
ハレ高の学食に居るおばあちゃん。
いちごさんではなくいちこさん。
学食で着てるエプロンや割烹着には生徒からもらった苺のワッペンがちょこんとついている。
もう腰は曲がり始めているけれどまだまだ現役を自称する。まあ学食の昼捌けるなら十分現役。
若い子達には食べなさい食べなさいと言うし教師にも食べれるうちに食べとけととりあえずお腹いっぱい食べたら何とかなる精神。
基本的におばあちゃんというおばあちゃん。さて。


※食堂の最年長おばぁちゃんなので既知設定歓迎です。
既知歓迎の人にはこっちも知ってる体で行くことがあります。
注文はいるとタイミングが合えば勝手にレスすることがあります。
30 / 30
447 PS
チナミ区
D-2
行動順6【堅固】DF・HL↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1少女のマフラー防具31治癒10
2アルミ缶素材15[武器]攻撃15(LV30)[防具]防御15(LV30)[装飾]防御10(LV15)
3不思議な装飾装飾10
4お守りの石防具25防御10
5バス停の標識武器30回復10活力10【射程1】
6食堂のまかない料理33治癒10活力10鎮痛10
7桜餅料理36治癒10活力10鎮痛10
8吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
9いちごのストラップ装飾36敏捷10
10素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
11ねばねば素材10[武器]攻撃10(LV10)[防具]敏捷10(LV10)[装飾]束縛10(LV25)
12不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
13ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
14花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
15花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
16ボロ布素材10[武器]衰弱10(LV20)[防具]体力10(LV5)[装飾]防御10(LV15)
17花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
18何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
19何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
20ボロ布素材10[武器]衰弱10(LV20)[防具]体力10(LV5)[装飾]防御10(LV15)
21何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
22何か柔らかい物体素材10[武器]祝福10(LV20)[防具]鎮痛10(LV20)[装飾]防御10(LV20)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術10身体/武器/物理
命術10生命/復元/水
幻術15夢幻/精神/光
料理35料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック6020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール6020味傷:HP増
エキサイト5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
アクアヒール5040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
シャイン5060敵貫:SP光撃&朦朧
アイスバインド5080敵:水撃&凍結
リフレクション5060自:反射
ブレス5060味傷:HP増+祝福
イレイザー50150敵傷:攻撃
パワフルヒール50100味傷:精確攻撃&HP増
ピュリフィケーション5050敵味腐:SP増+腐食状態なら、精確光撃&腐食減

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復650【戦闘開始時】自:HL増
活力650【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒650【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増
水特性回復520【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響
光特性回復520【戦闘開始時】自:光属性スキルのHP増効果に光特性が影響
太陽530【戦闘開始時】自:HATE増+DF増(3T)





被研究カード名/スキルEPSP説明
集中狙撃
(ピンポイント)
020敵:痛撃
夕焼け
(ヒール)
020味傷:HP増
おためしカード
(ウィンドリング)
080味全:AG増(2T)
消えぬ歌声
(サモン:セイレーン)
0300自:セイレーン召喚
アイスクレープ
(アイシクルランス)
0150敵:水痛撃&凍結




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]ヒールポーション[ 1 ]アキュラシィ[ 3 ]フレイムブラスター
[ 3 ]ヒールハーブ[ 2 ]ディム[ 3 ]バトルソング



PL / のん