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[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




その日から、僕の成長は止まった。

暗闇の中で歌を歌った。
暗闇の中で歌を歌った。
暗闇の中で歌を歌った。

僕が歌う度に先生は喜んだ。
褒めそやし、望めば抱き締めてくれさえした。

歌唱の技能だけで見るなら、きっとまだまだ
伸び代はあったのだろう、と思う。

でも、僕の『異能』はそれを補ってなお余りあるものだった。
直接感情を揺さぶる『夜空の唄』。
だけど、それは……人の心を削り取れるほどに強力で。

僕は、それに気付いていながら何も言わなかった。
だって、そうしないと『先生』は褒めてくれないから。

『先生』が日に日に窶れていくのを、僕は黙って見ていた。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


「ねえ、本当に大丈夫なの?」

眉を顰める私に対して、とばりは確かに嬉しそうに、
しかし酷く翳りのある瞳で微笑みかけてきた。

「大丈夫だよ。やっと、やっとで……『先生』を
満足させられるものが近づいてきたみたいなんだ」

いつからか、私は彼女の歌を聴いていない。
曰く、昼間は演奏の練習だけに費やして
歌うのは夜だけになったのだとか。

ただ、その瞳が昏く澱んでいることさえ除けば
彼女は確かに、これまでにないほど活き活きとしていた。

「歌の方はね、もう大丈夫だと思うんだ。
だから、今度は演奏の方を何とかしなくちゃな、って」

彼女のことが気がかりで、それでも口に出せなかったのは
今はどうあれ、とばりの夢は必ず叶うと信じていたから。


もしも、もっと早くに声を上げていたならば。
この結末は変えることが出来たのだろうか?


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


『先生』が倒れた。

精神に直接作用する歌を毎晩のように耳にして
今まで無事でいられたのは奇跡に近かったのだろう。

いつかそんな日が来ると、薄々分かっていたのに。
いざそうなってみると、何をして良いのか全く分からない。

だって、僕は歌うことと、演奏すること。
そのふたつ以外、何も教えてもらったことがなかったから。

ただ、遠い昔、頭の隅に欠片だけ残っていた記憶を頼りに
『先生』をベッドに引きずって寝かせ、
濡れたタオルをその額に乗せた。

あとは、何ができるだろう。
僕には、何ができるだろう。

考えるまでもない。

僕に出来ることは、歌うことと、演奏すること。
それだけしかなかった。

暗闇の中で歌を歌った。
暗闇の中で歌を歌った。
暗闇の中で歌を歌った。

星の光も差さない部屋の中で。
ただひたすらに歌い続けた。
だって僕はそれしか知らなかったから。


……静かだ。とても、とても。
何も聞こえない。何も聞こえない。


『先生』の呼吸の音さえも。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


その日、とばりはなかなか待ち合わせの場所に現れなかった。
雨が降りそうな曇り空、もう少しだけ待って来なければ
今日は諦めて帰ろうか、と。

そう思いかけたとき、足音が聞こえた。
いつものアップテンポな調子ではなく、
不規則な、まるで壊れたメトロノームのような。

「……とばり?」

振り返ると──果たして、彼女はそこにいた。

前回会った夜と変わらない笑顔で。
光の消えた、暗闇のような瞳で。


「……ねえ、『すてら』。」

「僕ね、『先生』を……殺しちゃった」


──何を言っているのか分からなかった。

ただ、彼女は覚束ない足取りで私に近づいて。
食い込むほどに強く肩を握って、変わらない笑顔で語りかけてきた。

「ねえ、すてら。言ったよね。
僕のお願いごと、叶えてくれるって。
僕のお願いごと、おほしさまに届けてくれるって。

ねえ、ねえ、ねえ。」

夜空よりも黒い瞳から、ぼろぼろと涙が溢れる。
張り付いたような笑顔で私の肩を揺さぶる。

「お願い、すてら。『お母さん』を、蘇らせて?
お願い、聞いてくれるんだよね?約束したよね?」

何も願わなかった彼女の、初めての願い。
それは、あまりに必死で──けれど、叶えようがないものだった。

「……できないよ。……できない」

それだけの言葉を、必死に絞り出す。

「『願い事』っていっても、さ……限度が、あるんだ。
どうしようもないことは……どうしようもないんだ。
人を、生き返らせるなんて……私には、できないよ……」

私はとばりの顔を、眼を見ることが出来なかった。
あの真っ暗な瞳がこちらを向いていると思うだけで、
逃げ出したくなるほどに怖かった。

「そっか」

彼女の手から力が抜ける。
足から力が抜けて、私はその場に座り込んだ。
見上げれば、真っ黒な雲は泣き出すように雫を零し、
とばりはその空の下で私に向けて微笑んだ。


「……嘘吐き」


今も、その言葉が耳について離れない。
私が最後に聞いた彼女の声。

冷たい雨が降る夜だった。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


『先生』の葬儀は、身内だけでひっそりと行われた。

綺麗に化粧された彼女の死に顔。
集まった親戚たちは、誰一人としてそれを見ようとしなかった。

ただ、彼女が溜め込んだ遺産を誰が相続するか。
それだけを巡って延々と争っていた。

皆が口を揃えて同じことを言った。
『私には遺産を相続する権利がある』と。

そのうち、誰かがこう言った。
『お前は遺産よりもその子供を連れて行くべきだ』と。

皆が口を揃えて同じことを言った。
『私に子供を引き取る義務はない』と。


「……おかあさん」

赤い花を手向けて、僕はこっそり葬式を抜け出した。
僕の居場所は、もうどこにもなかった。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


私は三日三晩魘されて、病院の白いベッドで目を覚ました。

とばりに会いにいこうとしたけれど、冷たい雨の中で
一晩野晒しにされた私は肺炎を起こして
身動きが取れなくなっていた。

退院できたのは、2週間も経ってから。

真っ先にとばりの家に向かったけれど、
彼女の家は売りに出されていて、近所の人に聞いても
とばりの行方は分からなかった。

その日の夜、私は荷物をまとめてリュックに詰め込み、部屋を抜け出した。
やることはひとつ。
『お星様』にお願いをしてとばりに会いに行く。

「お願い、私を──とばりのところまで連れて行って!」


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


僕は、独りで生きていく方法なんて知らなかった。
ただ、以前すてらが面白半分に登録した創作者支援サイトに
気まぐれで作って乗せた曲のお陰で僅かな収入はあった。

それに、家を出るにあたって『先生』の財布を
持ち出してきたから、少しの間生き延びるくらいの
金銭は手元に残っていた。

ネットカフェは安い値段で滞在できて、
その気になれば寝泊まりさえできる、と。
それを教えてくれたのもすてらだった。

あの夜、僕が何を口走ったかはよく覚えている。
だから自分からすてらに会いにいく気にはなれなかった。

それでも、もしかすると優しい彼女は僕のことを探し出して。
またいつかのように手を引いてくれるのではないか、と。
そんなことを期待していた。

こん、こんとネットカフェの扉を叩く音がする。

「……すてら?」

ほんの少しの期待を込めて扉を開ける。
そこにいた見知らぬ誰かは、和かに笑って
僕の耳元で囁いた。

「やあ、『星空とばり』ちゃん」

「知ってるよ、歌手の『星空ひかり』の変死事件」

「……あれ、君がやったんだろう?」


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


黙っていて欲しければついてこい、と。
言われるがままに僕は知らない誰かに連れていかれた。

彼が僕に何をしたのか。
僕が彼に何をされたのか。

分からなかった。分からなかったけれど──
それはとても痛くて、とても気持ち悪いことだった。

何日もかけて僕は念入りに汚されて、
そして今──首を絞められている。

明滅する視界の中で、最期に思い出したのは
──僕のたったひとりの友だちのこと。

せめて、ごめんなさいを言えたら良かったのにな。

ごきりと嫌な音が頭に響いたのを最後に。
僕の意識は慣れた暗闇の中へと沈んでいった。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


冷たい雨が降る夜だった。

「……とばり」

私は不法投棄されたゴミ山の前に立っていた。
『お星様』が、私をここに連れてきた。

だから、分かっていた。
目の前のビニールシートに包まれているモノが
何なのか。……誰なのか。

「とばり……」

瞼は閉じて、あの黒い瞳はもう見えない。
腐臭に混じる生臭い匂いは、彼女がされたことを
残酷なほどはっきりと私に教えてくれた。


「……とばりの『お願い』、叶えてあげられなかったね」

彼女の遺体を埋めながら、私はぼんやりと考えていた。
いくら『お星様』でも、死んだ人を蘇らせることはできない。

「だけどさ。だからさ。
……今度は、ちゃんとした『お願い』見つけてよ」

だけど、『生きている人』を『作り変えてしまう』ことならば──。

「そのための時間は、私があげるから、ね」


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


僕は不法投棄されたゴミ山の前に立っていた。
何をしに来たのか、よく覚えていないけれど。

「……なんだろうなあ……」

何か、何か大切なことを忘れている気がした。
記憶が穴ぼこになって、抜け落ちているような。
大きな違和感と虚脱感が心の中を吹き抜けていた。

考えなければいけないことはたくさんある。
具体的には独りでどうやって生きていくのか、とか。

ただ、どうしてだろうか。
泣きながら家を出たあの日と比べると
今の自分は根拠のない自信に満ちているような。
そんな気がした。

「……せめて屋根のあるところで眠りたいよね」

自分のものなのに、変に馴染まないリュックを背負い直して
『お星さま』の光を指先に集める。


「『すてら』、お願い。
寝泊まりできそうな場所まで運んでよ」


『私』の『異能』、『ステラの魔法』。


きらきら ひかる おそらの ほしよ







ENo.46 アケビ とのやりとり

イクコ
……そっか。持ってる記憶さえも、偽物なんだね。
ミツフネくんや菜々ちゃんと過ごした"女の子"は……その事すら知らないんだね
イクコ
「ぼくね、"後悔"してるんだ。もっと早く貴女に声をかければよかったって。
そのチャンスは沢山あったはずなのにね。」
イクコ
「そうすればもっと、本当の意味で"本物《いたみ》"を共有できたかもしれない。
あの歌を聴くのがイヤになるほど……」
イクコ
「……でも多分、あなたからすればそうじゃない方が都合がいいよね。だってそうでしょ?
お友達を手にかけたりするのは……侵略の為とはいえイヤだもんね」
イクコ
だからあなたを葬るのは、ぼくみたいな"なんでもないなにか"の方が都合がいいと思うんだ。
次があったら、歌、聴かせて。夜闇で煌めく最期の唄をさ」


ENo.60 安里杏莉 とのやりとり

安里菜々
「いない、って​──​─」

一瞬、言葉の意味を呑み込めず、間が開く。

「……わかんない。わかんないよ」


『いない』とか。

『省みられることもなく』とか。

『踏み躙られて』とか。

​──​──『彼女を』『殺した』だとか。


安里菜々
「……キミは」

彼女の言葉が、本当ならば。
その『歌声』は確かに、『彼女』のものだった、けれど。

「ねえ、じゃあ、キミは​──​──」

安里菜々


「──​─キミは、誰?」   





ENo.145 クラリッサ とのやりとり


――その声に返るのは、割り込むようなノイズ。ややあって、
[…はろーはろー聴こえてますか?
ちょっと都合がありまして、代わりのお返事担当です。
]

――異様に暢気な返事が返って来る。
[随分とまた物騒な子ですねぇ。
あなたには「向こう」でも「こっち」でも、うちの子が「色々と」お世話になったようで。
返事の出来ないあの子の代わりにお礼を言います。

Danke schön。]
[そしてご安心を。あの子と私は、二度とあなたの前には現れません。
次の用事があるので、この世界からは撤退します。そういう事で…
]

Guten abend Und Auf wiedersehen!!

――楽しそうな笑い声を残し、通信は完全に途切れる。


ENo.676 色蝕の塊 とのやりとり

色蝕の塊
「────…

あなたに何があったのか。
何があるのかを、わたしは、知らない。」

色蝕の塊
「だけれど、どれ程のことがあるとしても
この街の…わたしの大事なひとたちを、奪われることだけは
見過ごせない。……させたくない。」

色蝕の塊
「恨んでくれていい。
許されようだなんて、思っていない。

────あなたがそれをするのなら。わたしは、あなたを、止めるわ。」


ENo.777 りりぃ とのやりとり

りりぃ
「……そう…。貴女はそうなんですね……。

……奪われると悲しいですよね……。
ひどいことをされて、どうしてこんな目に……って、憎んだりもしますよね。
…当たり散らしたくなる気持ちは、分かります。
抱えるのには重すぎる気持ちとかは…絶対にあるから」
りりぃ
「…でも、それならやっぱり私は貴女と逆の立場にならないといけません。
私も…ひどいことをされたけれど。
それは貴女よりも全然、ちっぽけなものなのかもしれないけれど…。
…もう、これ以上傷つきたくないし、奪わせたくもないから……」

りりぃ
「……この戦いは結局、多分……そういう気持ち同士のぶつかり合いになるんですね。
どちらも傷つきたくなくて、幸せになりたくて、当たり散らしたくて……。
正しいとか、正しくないとか…そういったものよりも先に、自分の気持ちが優先される…そんな戦い…」

【…勿論、正しくあれたなら…それが何よりだけれど。】

りりぃ
「私は弱いから…そんな戦いの中で、全員が幸せになれるような道なんて探せません……。貴女を言葉だけで止められる程に立派じゃなくって、力づくで止められるほど強くもなくって…。

だから、貴女が私の守りたい人に手をかけようとしたその時…その時だけ、私は貴女のことを止めます。
……出来れば、そうならないことを祈っていますけど……」

りりぃ
「……それじゃあ…また……。
出来れば…イバラシティで会いましょう。
……その時は、仲良くしていただけたら…嬉しいです」

【そう言うとりりぃは去っていく。再び会うのは果たしてハザマか、イバラシティか。
それは分からないけれど…戦うことにならなければいいなと、りりぃは願った。】


ENo.940 ミツフネ とのやりとり

????
「ふうん、そっか。優しいんだね、キミは。
 そんなキミと本当は、話をしてみたかったんだけど」
????
「でも残念。時間切れみたいだ。もう少し時間があれば間に合ったかもしれないのに。
 次があればいいんだけどなあ。どうだろう。無かったら、それは少し寂しいね」
????
「でも、うん。折角だから、こう言わせてもらうよ。

 それじゃ、“またね”」






なずみ
「――どう、なるんでしょうね」















チーム食糧難☆今夜はあなたでバーベキュー
ENo.68
ナズミ
ENo.83
せら
ENo.130
すてら
ENo.842
ラ―トゲルダ
ハザマに生きるもの
ジャンボゼミA
ジャンボゼミB
ジャンボゼミC
ダンデライオン
















チーム食糧難☆今夜はあなたでバーベキュー
ENo.68
ナズミ
ENo.83
せら
ENo.130
すてら
ENo.842
ラ―トゲルダ
合流できたよ!
ENo.72
司郎
ENo.182
百戒
ENo.212
ルミオ
ENo.320
白死木&アゲハ








ナズミ(68)雑木 を入手!
せら(83)石英 を入手!
すてら(130)雑木 を入手!
ラ―トゲルダ(842)ド根性雑草 を入手!
ナズミ(68) を入手!
すてら(130)花びら を入手!
すてら(130) を入手!
ラ―トゲルダ(842) を入手!






幻術LV3 UP!(LV12⇒15、-3CP)
付加LV3 UP!(LV32⇒35、-3CP)

花折美織(1089) とカードを交換しました!

腕を振り回す (エキサイト)


クリエイト:タライ を研究しました!(深度0⇒1
ライトジャベリン を研究しました!(深度0⇒1
ブラッドシェド を研究しました!(深度0⇒1





せら(83) に移動を委ねました。

チナミ区 K-13(道路)に移動!(体調7⇒6
チナミ区 K-14(道路)に移動!(体調6⇒5
チナミ区 K-15(道路)に移動!(体調5⇒4
チナミ区 J-15(道路)に移動!(体調4⇒3
チナミ区 I-15(道路)に移動!(体調3⇒2













―― ハザマ時間が紡がれる。




「……時計台に呼ばれてしまいましたが、はてさて。」
エディアン
「なーんか、嫌な予感がします。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。



エディアン
「ほら……ほらぁ……。」

「どういうことでしょうねぇ。」



針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――




「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝してます。」



エディアン
「……ワールドスワップの能力者さんですよね。
 機会を与えてくれて、感謝していますよ?」

「お姿は拝めないんですかねぇ。私は興味津々桃色片想いなのですが。」



声は淡々と、話を続ける。




「どうやらこのワールドスワップ、時計の進みが狂っているようです。
 特殊な因子を含めてしまった為と能力が訴えます。その因子が――」

「――榊さん、貴方のようですね。何か、心当たりは?」




「大いにございます!特殊な世界の住人ゆえ、私は今や特異な存在なのでしょう。
 妻に『貴方は変人』とよく言われていましたが、そういうことでしたか!納得ですッ」

「では、役目を果たすのは難しいということでよろしいですか?」




「……………………」




「……? ……どうしました?」




「……仕切り直し、世界線を変更する、と能力が言ってきます。
 貴方が案内役にならない世界線。イバラシティも、アンジニティも、新たなものになる……と。」



エディアン
「……そ、そんなことまでできてしまう能力?
 ワールドスワップという名の範疇を超えてません?」

「世界線を別のものと交換する……と考えるなら、ギリギリ……ですかね。
 というか、スワップから外れた現象は既に起こっていますが。」




「これは能力ではなく、……呪い。呪いという言葉が合う。
 今まで勝手に発動した数度、自分への利はない。制御下にない、把握できない、呪い。」

「……………………」

「ハザマへの次の転送時間に、ハザマに転送される代わりに、世界線が変更される。
 そして、案内役も、転送対象も、変わる。」

「変わるものは、多いだろう。しかし変わらぬものも、あるだろう。」



エディアン
「別の世界線、ですものね。
 ……どうせなら私がアンジニティにいない世界線がいいんですけど。」

「……なるほど、奇妙な枝の正体は世界線操作者でしたかッ!
 少なくとも私が案内役となれない世界線になるのですね、残念です。」




「……………………」

「連絡は終わり。さようなら。」



声はそこで終わる。








「さて…… とても短い間ではありましたが、
 エディアンさん、皆様、お付き合いありがとうございました!」
エディアン
「お別れですか。悪人顔っぽくて敵視しやすい相手だったんですけどねー。」

「こんな素敵な笑顔を悪人顔呼ばわりとは、失礼な娘さんです。
 なるほどアンジニティにいらっしゃるわけですねぇ。」
エディアン
「……うるっさいですね。事情は人それぞれあるんですよ、色々!」









「……それでは、」
エディアン
「……それでは、」




榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。








「お疲れ様でした。」
エディアン
「お疲れ様でしたー!」








テストプレイはこれにて終了となります。



ご協力ありがとうございました!



本プレイについては Notice を御覧ください。







ENo.130
星空 帳
「──次のニュースです。本日未明、
歌手の星空ひかりさんが亡くなりましした。
遺体に外傷の類は無く、警察は自殺とみて
捜査を──」


《イバラシティ》
◼︎星空 帳(ホシゾラ トバリ)
年齢:13歳
身長:137cm
体重:秘密
一人称:僕
二人称:貴方
好きなもの:甘いコーヒー 音楽
苦手なもの:激辛料理 強い光

黒い癖毛を2つに括った女の子。
路上ライブで日銭を稼ぐネットカフェ難民。
名目上はとある男子高校生(Eno.940)の
借りている部屋に住んでいることになっている。
曲は自作らしく、しばしば動画投稿サイトに
音楽をアップロードしたり、SNSで宣伝している。
収入は前述の路上ライブと、創作者支援サイトからの投げ銭。
サイトの登録は友人が勝手に行ったものらしい。

識字障害を持ち、文字の読み書きができない。
従って音声案内、音声入力がないとSNSも使えない。

『異能』が引き起こした事故により母親が死亡。
真相を知った何者かに強請られて
陵辱された後に殺害された。

母親の名前は『星空 光』。生前は有名な歌手だった(既知可)。


《アンジニティ》
◼︎ステラ
年齢:13歳
身長:149cm
体重:秘密
一人称:私
二人称:君
好きなもの:激辛料理 金平糖 音楽
苦手なもの:リア充 うさぎ

彼女は『夜空』であり『星空』であった。
暗闇を照らし、眠りと安らぎを与えてくれた。
けれど『科学』によってその神秘を剥ぎ取られ、
星はただの天体に成り下がり、
夜の闇は人工の光で駆逐された。
だから、もう一度人々は思い出さなければならない。
夜の闇の恐怖と、眠りの安らぎを。
そして──星と共に笑い合うことを。

アンジニティでは誰か(Eno.143)の手によって
長期間に渡り監禁されていたらしい。
その際されたことについては固く口を閉ざしている。

イバラシティでは『青空すてら』を名乗り
星空とばりの友人兼ファンとして親交を深めていた。
彼女の遺体を誰よりも早く見つけて
『異能』を用いて自分の記憶と身体を作り変えることで
星空とばりの死を『無かったことにした』。
それにより『青空すてら』と『星空とばり』の境界は
酷く曖昧なものになってしまっている。

SNS『とがったー』でのHNは本名を使っていた(@stella_P)。

◼︎異能
*ステラの魔法(ストラテリウム)*
『青空すてら』の異能。
星空の光を集めて、小さな光球を生成する。
光球は多少の願い事を叶える力を持つ。
ただし光球は強い光を浴びると消えてしまう。
特に人工の光に弱い。

*夜空の唄(ノクターナ)*
『星空とばり』の異能。
彼女の歌は、暗闇に対する原初の感情を呼び起こす。
暗闇の中で彼女の歌を聴いた者の心に『恐怖』
または『安息』の感情を齎す。
辺りが暗いほど効果は高まり、場合によっては
精神の不調に陥ったり、眠りから覚めなくなったりする。


◼︎投稿動画
・星空ワルツ
処女作。軽快なリズムのキラキラした曲。
じわじわ再生数が伸びている。

・夜に抱かれて
2作目。ゆったりしたバラード。
優しい歌詞かと思ったら実はダーク。

・スターホワイト
3作目。寂しげなテクノポップス。
クリスマスと届かない恋の歌。

・サクラミチ
4作目。ハイテンポな和風ロック。
速度の割に歌詞が多く、歌おうとするとかなり辛い。

・青色ステージ
5作目。淡々としたリズムのバラード。
思い悩む気持ちを抱えたまま歩む女の子の歌。


◼︎サブキャラクター
・Lore・A=Ruca(ロア・ア=ルカ)
創峰大学付属病院に入院している女の子。
非常に小柄で、柔らかく白い髪と肌が特徴的。
病状は思わしくなく、先は長くないと宣告されている。
何故か病院の外で目撃されることがあるらしい。

・Knell(ネル)
荊街総合図書館の受付嬢兼司書。
ファミリーネームは不明。
来館者への応対は機械的だが勤務態度は真面目。
かなりの量の業務を回しており、お疲れ気味。
休日はロアの病室に足を運んでいる。
2 / 30
283 PS
チナミ区
I-15
行動順5【順応】AT・DF・DX・HL↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6素材10[武器]活力10(LV10)[防具]体力10(LV10)[装飾]舞撃10(LV20)
7ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
8吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
9とばりさんねばねば武器34攻撃10束縛10【射程3】
10ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
11幸せになる石装飾39幸運10
12素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
13雑木素材15[武器]攻撃10(LV15)[防具]防御10(LV15)[装飾]体力10(LV15)
14花びら素材10[武器]地纏10(LV25)[防具]回復10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
15素材10[武器]敏捷10(LV15)[防具]加速10(LV15)[装飾]貫撃10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
幻術15夢幻/精神/光
響鳴20歌唱/音楽/振動
付加35装備品への素材の付加に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント7020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
シャイン7060敵貫:SP光撃&朦朧
ビブラート5060敵:SP攻撃
ブリランテ50140自:光特性・魅了LV増
バトルソング70180味列:AT・LK増(3T)
クレイジーチューン80140味全:強制混乱+次与ダメ増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力750【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒750【自分行動前】自:HP増
鎮痛750【被攻撃命中後】自:HP増
幸運750【戦闘開始時】自:LK増
光特性回復520【戦闘開始時】自:光属性スキルのHP増効果に光特性が影響





被研究カード名/スキルEPSP説明
エーレンベルク
(ヒール)
020味傷:HP増
イバラキッス!
(エアスラスト)
060敵:4連風撃
薬草
(ヒールハーブ)
080味傷:HP増+自:領域値[地]3以上ならヒールハーブの残り発動回数増
下弦ノ月
(ウィルスゾーン)
0140敵全:衰弱
no.5「徒花」
(ドレイン)
060敵:闇撃&自:HP増
腕を振り回す
(エキサイト)
040敵:攻撃+自:AT増(1T)




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]エキサイト[ 1 ]クリエイト:タライ[ 3 ]ヒールポーション
[ 1 ]ライトジャベリン[ 1 ]ブラックアサルト[ 1 ]ウィルスゾーン
[ 3 ]イレイザー[ 1 ]ブラッドシェド[ 3 ]クレイジーチューン



PL / すずらん