［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

「───」

押し寄せるあの街での記憶。

人間らしい日常を取り戻すべく出かけてみたり、
かつては知っていただろう物を覚えなおしたり、

そんなささやかな日々の記憶が、
真新しいものとそうでないものとが混ざり合い
記憶の箱がひっくり返ってしまう可能性など、向こうの自分は知る由もない。


──違う、これは、違う。

あの街じゃない。

この記憶には＂蝶＂が纏わり付いている……──



「また此処なんだね。時計は少しずつ進んでるみたいだけど……？アゲハ？」


聞き慣れたのんびりとした青年の声が遠くに聞こえる。


『アゲハ』


それは記憶の中の、同じ声と入り混じる。


『大丈夫。僕はずっと一緒に居てあげるから』


『僕だけはアゲハを置いていったりしないから』



『だからアゲハも、僕が死ねるようになるまで一緒に居てくれる？』




「ぁ………」

纏まらない思考が、水が滲み溢れ出るかのようにか細い音に代わり震える喉から零れた。


縋るように左手の薬指に触れ、痛い程にきつく握り締める。
何も無い。そこには何も、見当たらない。


(置いていかれたんじゃない)

(俺が殺したようなものだ)


(死にたがりは)(あの子は)(彼女は)



(俺、は)










「………アゲハ」


男の様子を訝しみ様子を伺っていた青年は静かに名前をひとつ呼んだ。
返事は無い。男は身動き一つせずうずくまっている。

男の黒髪がざわりと、色素が空気に溶けていくように白く白く染まっていく。

そんな異様な様子を見てもなお青年は動揺すること無く歩み寄り
うずくまる男の無抵抗な体をぎゅう、と抱き締めた。


「……ねぇ。僕らにはあの街より相応しい場所があるのかもしれないね。
　大丈夫だよ。後は僕に任せて。ね？」


「………俺は、違う。俺は、俺が死にたがりなんだ……殺さないと……早く……」

「ごめんね。聞いてあげたいけど……まだダメなんだよ。
　きっといつか、僕らの願いも叶うから……だからまだ待って。

　……ね、アゲハ。

　また一緒に僕らの死に場所を探そうか」

特に何もしませんでした。

司郎(72) は 雑木 を入手！
百戒(182) は ド根性雑草 を入手！
ルミオ(212) は ド根性雑草 を入手！
白死木＆アゲハ(320) は 石英 を入手！
司郎(72) は 花びら を入手！
ルミオ(212) は ボロ布 を入手！
司郎(72) は 羽 を入手！
司郎(72) は ボロ布 を入手！

響鳴LV を 2 DOWN。（LV2⇒0、+2CP、-2FP）

命術LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
付加LV を 3 UP！（LV7⇒10、-3CP）

キバ(138) とカードを交換しました！

バトルダンス （バトルダンス）


水特性回復 を習得！
背水の陣 を習得！
アクアエレメント を習得！
上書き付加 を習得！

司郎(72) に移動を委ねました。

チナミ区 K-14（道路）に移動！（体調12⇒11）
チナミ区 K-15（道路）に移動！（体調11⇒10）
チナミ区 J-15（道路）に移動！（体調10⇒9）
チナミ区 I-15（道路）に移動！（体調9⇒8）
チナミ区 H-15（チェックポイント）に移動！（体調8⇒7）

MISSION!!
チナミ区 H-15：釣り堀 が発生！
　　 - 司郎(72) が経由した チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - 百戒(182) が経由した チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - ルミオ(212) が経由した チナミ区 H-15：釣り堀
　　 - 白死木＆アゲハ(320) が経由した チナミ区 H-15：釣り堀

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。