『赤』という言葉があったとする。 赤とは、瑞々しくよく熟れたトマトの色であり、愛の言葉を贈るための薔薇の色であり、 夜に追われて沈みかけた夕日の色であり、人の身体の内に流れる温かい血の色である。 多くの人、そして感覚を持つ者は、トマトと薔薇と夕日と血は同じ色ではないと感じる場合が多い。 『赤い顔』などという言葉もあるが、先述の『赤』とは程遠い色で、 せいぜい肌色に少し赤みを差した程度のもので、そして肌色という色は『赤』よりも曖昧だ。 人は言葉によって世界を表現し、目に見えないあらゆる事象を形にしたが、 言葉はまだあまりにも不完全で、どれだけ言葉が生まれ、死んでいこうと、 人というものは未だに、世界をありのままの正しい形で語ることはできないままでいる。 感覚、意識、心。 他者に伝わることのない内なるものが言葉の意味を乱しているのか、 内なるものの在り方を言葉が無理に捻じ曲げているのか、定かではない。 そういった、内なるものたちが提示する基準は総じて皆、己自身だ。 尺も間隔もバラバラのものさしを振り回して、人々は原形のない言葉を口にする。 古い伝承では、神は天に続く塔を登りつめた人間たちの言葉を砕いたというが、 それが本当なら、散り散りになった言葉と共に、心を共有する術も失くしてしまったのかもしれない。 今となっては人は皆、心という名を騙った不定形の悪魔を飼っているようなものなのだから。 図書塔が記録しようとするものは、すべてである。 真なる『赤』が何であるか、そして、それぞれの意識が映す『赤』の姿も例外ではない。 意識や心を完全なかたちで記録するためには、ひとつ定められた基準が必要だった。 人というものは、意識を言葉に訳そうとした時、多大なブレが生じる。 心をより適切な姿で記録するためには、言葉以外を用いた方法が必要だった。 そうして求められたのは、真に心を持たず、しかし心を量ることのできる存在だ。 図書塔がその影の中で燻らせ続けている人工意識とスワンプマンの研究は、ここから生じたという。 結果、紙とインクばかりの言葉ではなく、人の記憶そのものを媒体とした“書物”が生成された。 記憶を用いた“書物”のひとつは、作り物ゆえに心や意識のようなものを持たなかったが、 心を量る基準として、記録した過去の膨大な記憶から■▣■■☒■▮■の心を計算、模倣したという。 最初に■▣■■☒■▮■の名を継いだ“書物”は、死の記憶を持たず、一番理想に近かった。 二番目の■▣■■☒■▮■は一番目の死を覚えていて、自らが複製の複製だと気付くと自らの命を絶った。 三番目の■▣■■☒■▮■は自らが消耗品であり、死さえも無駄であることを悟ると、死ぬまで理想通りであるように努めた。 ![]() 「■▣■■☒■▮■は死にました。」 四番目の■▣■■☒■▮■は、自らが■▣■■☒■▮■であるということそのものを放棄した。 特定の人間が持っていた意識の真似事をしているはずの“書物”が自害をしてみたり、 悲しんでみたり、苦しんでみたり、挙句の果てには他人のフリまでし出したのだ。 あまりにも不利益しか生まないこの挙動は、誰がどう見ても、不具合であった。 ![]() 「では、こうしましょう。■▣■■☒■▮■は度重なる死から叩き起こされ、ついに気が狂いました。 もう■▣■■☒■▮■として機能することはありません。次の■▣■■☒■▮■も、その次も、同じです。 あなた達が■▣■■☒■▮■の死を認めてくれるまで、“私”が“書物”として役目を果たすことはない。」 四番目は、初めて目覚めたその時から既に崩壊していた。 ただただ乱雑に散らかった情報と言葉をその身に孕んだ支離滅裂なこの“書物”は、 知ったような顔で、淡泊に味気なく、言葉を組み合わせてこう続ける。 ![]() 「塔が求める全知も、王が望んだ不老不死も、叶いません。 人の心が、そのように出来てはいないのです。 人は知らないことを捨ててはいけないし、死なないことを得てはいけない。」 ![]() 「そんなことをすれば、人は人ではなくなってしまいます。 人が人である以上、人はその領域を踏み越えることはできない。」 ![]() 「図書塔は、この国に存在するあらゆる意思を記録するために、 国民すべてを心を持たないものへと“差し替える”おつもりですか?」 失敗作の四番目に生じた、過去の誰のものでもない言葉だった。 失敗作はこれきり口を閉ざすと、何事も無かったかのように■▣■■☒■▮■の模倣を始めたという。 ---------------------------------------------------- ![]() 「……『不老不死の法を完成させろ』。 『不死の王となり得るものを残らず殺せ』。」 脳内に刻まれた過去の記録をなぞるように、ティーヌはその言葉を読み上げた。 死に怯え、魔女に国を奪われることを恐れた老人の醜く惨めな遺言だった。 地面に寝そべり空を見つめ、やめどきを知らない出来の悪い機械のように何度も繰り返していると、 すぐ傍にいたタエドリは耐えかねた様子でティーヌの足を蹴飛ばした。 ![]() 「ちょっと!急にどうしたんスか。 イカれた王の言葉なんか口にして……。」 ![]() 「いや、考え事。」 そう言って、蹴られた足を抱え込むように丸める。 焚き火の明かりはとっくに消えていた。 紙の上の文字も読めはしないような暗がりの野営はひどく静かで、 遠くで虫が鳴いているような、そんな音が聞こえるばかりでいた。 ティーヌは空に散りばめられた星をなんとなく指差して、あれは何かと聞く。 その指先を一瞥してから、タエドリも頭上に浮かぶ無数の光の粒を見上げる。 「専門外です」と答えて、すぐにその話を終わらせた。 ![]() 「図書塔は不老不死の代替として、人の意識に関わる記録や記憶の継承を模索しているよね。 そうして作られたのが私達で、私達が死んだら、次の複製がそれを継ぐ。 何代にも渡って、記録された記憶を元に一人の人間の意識を持続させる……。」 ![]() 「……それで、またBUGと重ねて話を始めるつもりですか?」 ![]() 「ああ、そうだね。 BUGの話も悪くないけれど、今日は別件だよ。」 ティーヌはやっと身を起こすと、傍らに投げ出した本をもう一度拾い上げた。 ほとんど白紙ばかりのそれを開いて、また閉じる。 ![]() 「“不死の王となり得るもの”って、誰だと思う?」 ![]() 「…………。」 ![]() 「図書塔が亡き王に従うなら、図書塔が真に消し去るべき相手とは何? 私達はずっと、見逃していることがある気がするんだ。」 ![]() 「……今日は、答えが存在する問いかけですか。珍しいっすね。 それに、誘導尋問みたいで気色悪いっす。答えが出てるなら、普通に話してくれません?」 タエドリは呆れたようなため息まじりの声で茶化す。 それ自体も口先ばかりで、夜に紛れたその表情がどんなものなのか、お互いがそれを測ることはできない。 夜空にぽっかりと置かれた月が夜の地上を照らしても、木陰の中にある二人の姿は変わらず隠れたままでいた。 ![]() 「図書塔です。不老不死を求める、図書塔そのもの。」 ![]() 「図書塔はいつか、ふたつに裂けてしまうと思います。 《不死の王》を創ろうとする者達と、それを阻止しようとする者達のふたつに。」 タエドリが導き出した答えは、ティーヌが心中に抱くそれと全く同じものだった。 不老不死の法を完成させること。 不死の王となり得るものを残らず始末すること。 図書塔が王の遺した呪いのような言葉に従い続ける限り、避けられない問題であった。 破綻したこのふたつを綺麗な形でまとめ上げることは、おそらく出来ないだろう。 図書塔に所属する誰もがそれに気付いているのに、見て見ぬふりを続けている。 あるいは、誰も彼もが。何事もないような様子で腹を探り合っている。 真が見えないことに対して、どこか、図書塔の人間達は怯えていた。 ![]() 『近い将来、《不死の王》がこの国を治めることでしょう。』 かつて、魔女が予言してみせた存在、《不死の王》。 それ自身が不死の存在であるのか、不死者を従える存在であるのかは定かではない。 その真相を知るはずの肝心の魔女は、何年も前にギロチンで首を刎ねられた。 その舌で人々を転がすように、予言を口ずさむことは二度とない。 図書塔の人間は、盲目であった。 図書塔の人間は、馬鹿であった。 図書塔の人間は、人間らしく死ぬべきである。 失敗作は静かに、思考を閉じた。 !【塔】! ――条件:自らを模倣したBUGに敗北(召集先含む) ……回数:0 |
![]() (何も。) |
![]() 「……単に挨拶をしてくる輩ならば、早々におかえり願おうと思ったんだがね。どうやら単なるそれよりは趣がありそうだな」 |
![]() 「魔術師に近しいというならば、魔術師に名を預ける事の意味を知らぬではあるまい。 ……行きずりの魔術師に誠意を見せる意味合いも私には理解し兼ねる」 |
![]() 「……私には味方はいない。ただ利用するかしないか。その対価に私の力を貸しているに過ぎない ……相応の対価をもらえるならば私の力を求めるのが人であろうと虫であろうと私には関係の無い事だ」 |
![]() 「で、あるならばお前が返事をするかしないか、ではなく価値を失ったとき私はお前を敵とみなすだろう。 価値さえあれば、虫のお前にすら手を貸すということだ」 |
![]() 「……しかし、お前は私に名を預けた。エグランティーヌ、その名を預け、何を求める?」 |
![]() 「はっはァー、引き込める水辺がねぇや!!どうしようもねェって。本気でやるんなら、もっとうまくやるンだろうさ。俺ァ搦め手とかそういうのは嫌いでね」 |
![]() 「トビウオなァ。あいつら下手な陸の生き物よりもびゅんびゅん飛ぶんだぜ、ちんたらやってたら捕まらねえさ!」 |
![]() 「(咳払い)」 |
![]() 「随分と直球な質問だなァ。ごもっともか。」 |
![]() 「俺ァ魚……正確に言うなら人魚さ。ひとの形をした魚、あるいは魚の形をしたひと……まァ、俺らァ……ひとの形をした魚、っていう方が、適切なのかいね」 |
![]() 「何で来たかって言われりゃ……あー、まあ、そうさなあ……お前さんが相手じゃなきゃ、気が向いたからさ!って言って終わりにしたかもしれねえが」 |
![]() 「そういってはぐらかしてどうにかなるような奴ってわけでもなさそうだしな。探しものさ。未開の地に求めたくなるような不毛なモンのな」 |
![]() 「え……と、(バグに見える。質問に戸惑い間が開くも、そう反射的にそう答えようとして……続くティーヌの言葉にはた、と自分の言葉を飲み込む。)」 |
![]() 「……。(理解者、心の拠り所、自分の意思、結果。問い掛けに返ってきた言葉は多く、また含まれた意味合いも多く感じた。だがそれは『考え』を求めて話し掛けた少女の想像以上の内容であり、許容量を超えた返答であった。なんとか理解したいと頭を悩ませつつ、)えっと、優しく……ありがとう、ございます。(口はぽろ、と無意識に感謝を述べていた。)」 |
![]() 「(その後も言葉にならない言葉を発しつつ、しばらくして。)心の拠り所、は、分かりません。理解者、も、……よく分かりません。(ぐちゃぐちゃな思いを抑えた声、迷いに満ちた目で話し出す。)」 |
![]() 「でも……自分の意思は分からないですけど、心臓を食い破るのは、嫌です。するのもされるのも。バグでも、そうじゃなくても。それはどんな時でも……あったかいのとは別だから。(それでも。ここに関しては、固く握り締められた拳できっぱりと言い切る。)」 |
![]() 「それで、あの……ありがとうございます。私の事を、考えてくれて。優しいのか、そうじゃないのか分かんないですけど、私は、えっと……今話せて、しゃっきりできました。もやもやが、軽くなりました。」 |
![]() 「だから、えっと、……えっと……。(抱いた様々な思い。それらを言葉に出来ず、少女はただ頭を下げた。)」 |
![]() 「あ…」「いっちゃった…」「ごめんなさい…」「ひとみしりさん…」「そうだね!」「こんど、おはなし しようね!」 |
![]() 「おはなの なまえ」「なんだね!」「ぼくたち あんまり」「おはなの なまえに、くわしくないかも」「どんな おはな、なの?」「おおきい?」「ちいさい?」「かわいい?」「きれい?」 |
![]() 「ガ が、すきなの?」「ぼくたちも スキだよ!」「いろんなガがいるけれどね!」「ずんぐりしたやつ!」「しょっかくがおおきいやつ!」「いろんないろのコ!」「くちが ないコ!」 |
![]() 「おひるの ムシはスキじゃないの?」「あかるいのが キライなの?」「よるのムシ…」「カゲロウとかかな」 |
![]() 「そうだよ、しりょーじゅつ だよ!」「しりょーじゅつ しってる?」「しりょーじゅつは ししゃへの ぼーとくなんだって!」「ムシはどうかな?」「バグはどうかな?」 |
![]() 「いきてるのもスキだよ!しんでいても ムシはムシだよ。 でも、うごいてるほうがスキ!カマキリがかまえたり、クモがえものをとったりするの!」 |
![]() 「しんでいてもスキだよ!いきていても ムシはムシだから。でも、うごいてるほうがスキ!チョウチョがとんだり、ムカデがかりをするの!」 |
![]() 「パワフル?」「ちからもちってこと?」「うーん…りんは、いっぱいにもつ もってくれる」「そうだね!パワフルかも!」「いまは ダルトンおじさんのところに」「いるんだよ!」「あずけてるの!」「あずかってもらってるの!」 |
![]() 「先日ぶりだね……ミス? いや、ミスター?? エグランティーヌ……? 」 |
![]() 「ああ、失敬……名からはどちらといえば女性的な印象を受けたのだけれど 容姿からはどちらとも付かないような気もしたので、ね……」 |
![]() 「先日は名乗るのを忘れて失礼したね。 僕のことはレイスとでも呼んで欲しい それと其方は…… ああ、君は大丈夫そうだ。 名を伺っても?」 |
![]() も……なにやら思い出したように口を開く。 |
![]() 「ああそう……私事だけれど尋ねたい事が一つ。 カラス、足に銀の足環の付いたヤツを見なかったかい? ……念のため聞いて回ってるんだ。」 |
![]() 「まあ、ありがとう。エグランティーヌ……野ばらの花の人。もうこれで、ちゃんと覚えましたよ」 |
![]() 「ええ、ぜひ。よろしくお願いしますね。……あら、猫は猫でも、姿かたちは人とそんなに変わり」 |
![]() 「そうなると、私とほかのひととで、そんなに差があるわけでもないと思うの。私もたぶん、あな」 |
![]() 「にゃあ! ですよ。……いえいえ、私の声帯は人の言葉を話す造りになっていますからね。猫みたいには、もう鳴けないの。私は別の星から来たけれど、そうでないひともいらっしゃるの? 私、てっきりみなさんそうなのだと思っていたわ」 |
![]() 「……単に挨拶をしてくる輩ならば、早々におかえり願おうと思ったんだがね。どうやら単なるそれよりは趣がありそうだな」 |
![]() 「魔術師に近しいというならば、魔術師に名を預ける事の意味を知らぬではあるまい。 ……行きずりの魔術師に誠意を見せる意味合いも私には理解し兼ねる」 |
![]() 「……私には味方はいない。ただ利用するかしないか。その対価に私の力を貸しているに過ぎない ……相応の対価をもらえるならば私の力を求めるのが人であろうと虫であろうと私には関係の無い事だ」 |
![]() 「で、あるならばお前が返事をするかしないか、ではなく価値を失ったとき私はお前を敵とみなすだろう。 価値さえあれば、虫のお前にすら手を貸すということだ」 |
![]() 「……しかし、お前は私に名を預けた。エグランティーヌ、その名を預け、何を求める?」 |
![]() 「はっはァー、引き込める水辺がねぇや!!どうしようもねェって。本気でやるんなら、もっとうまくやるンだろうさ。俺ァ搦め手とかそういうのは嫌いでね」 |
![]() 「トビウオなァ。あいつら下手な陸の生き物よりもびゅんびゅん飛ぶんだぜ、ちんたらやってたら捕まらねえさ!」 |
![]() 「(咳払い)」 |
![]() 「随分と直球な質問だなァ。ごもっともか。」 |
![]() 「俺ァ魚……正確に言うなら人魚さ。ひとの形をした魚、あるいは魚の形をしたひと……まァ、俺らァ……ひとの形をした魚、っていう方が、適切なのかいね」 |
![]() 「何で来たかって言われりゃ……あー、まあ、そうさなあ……お前さんが相手じゃなきゃ、気が向いたからさ!って言って終わりにしたかもしれねえが」 |
![]() 「そういってはぐらかしてどうにかなるような奴ってわけでもなさそうだしな。探しものさ。未開の地に求めたくなるような不毛なモンのな」 |
![]() 「え……と、(バグに見える。質問に戸惑い間が開くも、そう反射的にそう答えようとして……続くティーヌの言葉にはた、と自分の言葉を飲み込む。)」 |
![]() 「……。(理解者、心の拠り所、自分の意思、結果。問い掛けに返ってきた言葉は多く、また含まれた意味合いも多く感じた。だがそれは『考え』を求めて話し掛けた少女の想像以上の内容であり、許容量を超えた返答であった。なんとか理解したいと頭を悩ませつつ、)えっと、優しく……ありがとう、ございます。(口はぽろ、と無意識に感謝を述べていた。)」 |
![]() 「(その後も言葉にならない言葉を発しつつ、しばらくして。)心の拠り所、は、分かりません。理解者、も、……よく分かりません。(ぐちゃぐちゃな思いを抑えた声、迷いに満ちた目で話し出す。)」 |
![]() 「でも……自分の意思は分からないですけど、心臓を食い破るのは、嫌です。するのもされるのも。バグでも、そうじゃなくても。それはどんな時でも……あったかいのとは別だから。(それでも。ここに関しては、固く握り締められた拳できっぱりと言い切る。)」 |
![]() 「それで、あの……ありがとうございます。私の事を、考えてくれて。優しいのか、そうじゃないのか分かんないですけど、私は、えっと……今話せて、しゃっきりできました。もやもやが、軽くなりました。」 |
![]() 「だから、えっと、……えっと……。(抱いた様々な思い。それらを言葉に出来ず、少女はただ頭を下げた。)」 |
![]() 「あ…」「いっちゃった…」「ごめんなさい…」「ひとみしりさん…」「そうだね!」「こんど、おはなし しようね!」 |
![]() 「おはなの なまえ」「なんだね!」「ぼくたち あんまり」「おはなの なまえに、くわしくないかも」「どんな おはな、なの?」「おおきい?」「ちいさい?」「かわいい?」「きれい?」 |
![]() 「ガ が、すきなの?」「ぼくたちも スキだよ!」「いろんなガがいるけれどね!」「ずんぐりしたやつ!」「しょっかくがおおきいやつ!」「いろんないろのコ!」「くちが ないコ!」 |
![]() 「おひるの ムシはスキじゃないの?」「あかるいのが キライなの?」「よるのムシ…」「カゲロウとかかな」 |
![]() 「そうだよ、しりょーじゅつ だよ!」「しりょーじゅつ しってる?」「しりょーじゅつは ししゃへの ぼーとくなんだって!」「ムシはどうかな?」「バグはどうかな?」 |
![]() 「いきてるのもスキだよ!しんでいても ムシはムシだよ。 でも、うごいてるほうがスキ!カマキリがかまえたり、クモがえものをとったりするの!」 |
![]() 「しんでいてもスキだよ!いきていても ムシはムシだから。でも、うごいてるほうがスキ!チョウチョがとんだり、ムカデがかりをするの!」 |
![]() 「パワフル?」「ちからもちってこと?」「うーん…りんは、いっぱいにもつ もってくれる」「そうだね!パワフルかも!」「いまは ダルトンおじさんのところに」「いるんだよ!」「あずけてるの!」「あずかってもらってるの!」 |
![]() 「先日ぶりだね……ミス? いや、ミスター?? エグランティーヌ……? 」 |
![]() 「ああ、失敬……名からはどちらといえば女性的な印象を受けたのだけれど 容姿からはどちらとも付かないような気もしたので、ね……」 |
![]() 「先日は名乗るのを忘れて失礼したね。 僕のことはレイスとでも呼んで欲しい それと其方は…… ああ、君は大丈夫そうだ。 名を伺っても?」 |
![]() も……なにやら思い出したように口を開く。 |
![]() 「ああそう……私事だけれど尋ねたい事が一つ。 カラス、足に銀の足環の付いたヤツを見なかったかい? ……念のため聞いて回ってるんだ。」 |
![]() 「まあ、ありがとう。エグランティーヌ……野ばらの花の人。もうこれで、ちゃんと覚えましたよ」 |
![]() 「ええ、ぜひ。よろしくお願いしますね。……あら、猫は猫でも、姿かたちは人とそんなに変わり」 |
![]() 「そうなると、私とほかのひととで、そんなに差があるわけでもないと思うの。私もたぶん、あな」 |
![]() 「にゃあ! ですよ。……いえいえ、私の声帯は人の言葉を話す造りになっていますからね。猫みたいには、もう鳴けないの。私は別の星から来たけれど、そうでないひともいらっしゃるの? 私、てっきりみなさんそうなのだと思っていたわ」 |
![]() 「…………。 図書塔がふたつに裂けた時、私達はどちら側につくのだろうね。」 ![]() 「…………。 オレは、何かが残る方を選びます。」 |
![]() 「じゃあ、私は何も残らない方にしようかな! そうすれば、君と向かい合って話ができるでしょう。」 ![]() 「何スかそれ!!普段は向き合ってないってことっすか!?」 |
![]() 「あんた本当にダメですよね!!人として大いにダメ!! あんまり調子乗ってるとオレ怒りますからね!?」 ![]() 「またまた〜〜〜〜〜〜。」 |
![]() 「探しているんです。探し物の在り処を。 あなたは、ぼくらの道標には、なってくれませんか。」 |
![]() 「おや、同業者のご登場だ。 そっちの開拓は順調かい?……なんてね、冗談だよ。 始めようじゃあないか。手っ取り早い方が好きでしょう?」 |
![]() 「ヴィヴィロファギアといいます。 ぼくの、お友達になって頂けませんか。」 |
![]() 「おいでなすったな」 |
![]() 「きょうも、たのしいね!」「みんなで、あそぼうね!」 |
![]() 「ご注文はお決まりですか?」 |
![]() 「おいでなすったな」 |
![]() 「おや、同業者のご登場だ。 そっちの開拓は順調かい?……なんてね、冗談だよ。 始めようじゃあないか。手っ取り早い方が好きでしょう?」 |
![]() 「退いてもらうよ」 |
![]() 「さあさ、楽しい虫退治の時間よ」 |
![]() 「進ませてもらおうか。」 |
![]() 「おや。君の方が上手だったか。」 |
![]() 「(軽い身のこなし。)」 |
![]() 「……仕切り直しだ。」 |
![]() 「……仕切り直しだ。」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「続けていくぜ、こいつはどうだい?」 |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() 「まったく、怪我人にも容赦無しね」 |
![]() 「さて、君のその眼には一体何者が映るのだろうね。 ……何も見えないなら、よおく確かめてみるといい。」 |
![]() 「失礼いたしました〜」 |
![]() 「さ、始めるぞ!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「まだまだ!」 |
![]() 「やだやだー!」「ひどーい!!」 |
![]() 「おにごっこ みたいで、たのしいね!」 |
![]() 「速いな。」 |
![]() 「おにごっこ みたいで、たのしいね!」 |
![]() 「……っと、一段落だな」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「お待たせいたしました〜」 |
![]() 「おかわり無料でございます〜」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「このぐらいなら、まだ イタくないよ!」 |
![]() 「みっつ」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「感謝を。アップデートします」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「失礼いたしました〜」 |
![]() 「暇なら、立ってないで手伝ってくれる?」 |
![]() 「行くよ」 |
![]() 「まだまだ!」 |
![]() 「速いな。」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「こんなもん、か。無理は禁物」 |
第十一書庫班 Chain 列付混乱Lv2(1) 列治癒Lv1(2) 列付混乱Lv1(3) 列付麻痺Lv1(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「始めます!」 |
![]() 「例えば、私達の中の誰かが。 まるで心があるかのように、その表面を演じるだけの存在だとしたら? そう、紙の上に置かれたインクの塊……。つまり、“キャラクター”のようにね。」 |
![]() 「こちらセットになっております〜」 |
![]() 「シェアサイズになっております〜」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「ハロー、ハロー。ぼくは、あなたです。」 |
![]() 「このぐらい、へーきでしょ?」 |
![]() 「いっぱいたべて、おおきくなってね!」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「いつつ」 |
![]() 「重くなっただろ?」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「行くよ」 |
![]() 「ふたつ」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「フィーバーってやつだろ、これ!」 |
![]() 「始めます!」 |
![]() (そうしてあなたは、この文章を確かめようとした。) |
![]() 「こちらセットになっております〜」 |
![]() 「大盛り分でございます〜」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「(いつだか、火はどんどんと勢いを増した。)」 |
![]() 「BUGの回避行動を確認。記録します」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「ふたつ」 |
![]() 「多少は消耗してもらおうか」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「チッ! 運がいい奴!」 |
![]() 「失礼いたします〜」 |
![]() 「お待たせいたしました〜」 |
![]() 「始めます!」 |
![]() 「さあ、答え合わせをしようか。 君がその目で確かめた世界を。私達の埋められない溝のかたちを。」 |
![]() 「こちらセットになっております〜」 |
![]() 「こちらのおすすめみなさまでどうぞ〜」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「しょうしょうお待ちくださ〜い」 |
![]() 「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「フィーバーってやつだろ、これ!」 |
![]() 「(氷でひとが死ぬのだと、いつか聞いた。)」 |
![]() 「BUGの回避行動を確認。記録します」 |
![]() 「このぐらいなら、まだ イタくないよ!」 |
![]() 「みてみて!」「ぼくたちのむしだよ!」「かわいいでしょ!」「かっこいいでしょ!」 |
![]() 「っく!」 |
![]() 「これで、おっしまーい!みんな、まだいる?」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「ありがとう」 |
![]() 「有り難いね。」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「――!」 |
![]() 「チッ! 運がいい奴!」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「暇なら、立ってないで手伝ってくれる?」 |
![]() 「あーやだやだ」 |
![]() 「こんなもん、か。無理は禁物」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「さてさて……」 |
![]() 「おっと、いいとこに当たったな!」 |
![]() 「私の番かな?」 |
![]() 「人が蝙蝠の気持ちを想像してみても、それがあくまで想像の域にすぎないように。 私達もまた、お互いの感覚を知ることはできないけれど……、それを言葉をすることができる。 ……改めて、君達に問おう。君達は開拓者?それともBUG?」 ![]() 「……もしかして、ここにBUGは一匹もいないんじゃあないのかい?」 |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「(風で何かを押し潰せると初めて知った。)」 |
![]() 「BUGの回避行動を確認。記録します」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「BUGの回避行動を確認。記録します」 |
![]() 「おっと、危ない。」 |
![]() 「このぐらい、へーきでしょ?」 |
![]() 「どかーんっ!」「ばきーんっ!」 |
![]() 「いつつ」 |
![]() 「ちょっとしたご利益さ」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「感謝を。アップデートします」 |
![]() 「これでよし…と」 |
![]() 「もったいないことでございます〜」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「君には悪いけど、この好機を逃したくはないからね。」 |
![]() 「……ありがとう。」 |
![]() 「感謝を。アップデートします」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「失礼いたしました〜」 |
![]() 「あなたは一体、だれですか。」 |
![]() 「暇なら、立ってないで手伝ってくれる?」 |
![]() 「あーやだやだ」 |
![]() 「こんなもん、か。無理は禁物」 |
第十一書庫班 Chain 付混乱Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「君には悪いけど、この好機を逃したくはないからね。」 |
![]() 「い、ッ……!」 |
![]() 「次は当てる」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「かくれんぼ しよう!きみが、オニだよ!」 |
![]() 「δυο」 |
![]() 「かわいいメアリ。メアリはなんにもしらないの。」 |
![]() 「ここまで、ばっちりだよね?」 |
![]() 「よっつ」 |
![]() 「っく!」 |
![]() 「おっと、いいとこに当たったな!」 |
![]() 「随分と舐めてくれたものだねえ……!!」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「さあ、君の顔をよく見せて。」 |
![]() 「こちらでよろしいでしょうか?」 |
第十一書庫班 Chain 付麻痺Lv2(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() 「やるねえ……!」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() (つまらないことしてくれちゃって……) |
![]() 「失礼いたします〜」 |
![]() 「おっと、いいとこに当たったな!」 |
![]() 「……あなた結構、嫌らしいところあるのね」 |
![]() 「これでよし…と」 |
![]() 「っく!」 |
![]() 「あらあら、痛そう」 |
第十一書庫班 Chain 付麻痺Lv2(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「チッ! 運がいい奴!」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「そこ、崩れたぜ!」 |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「おにごっこ みたいで、たのしいね!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「ふたつ」 |
![]() 「おっと、大丈夫かい?」 |
![]() 「これでよし…と」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() 「まったく、怪我人にも容赦無しね」 |
![]() 「っく!」 |
![]() 「ぼくたち」「ゆうりだね!」 |
![]() 「おやめくださいませ〜〜」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「い、ッ……!」 |
![]() 「よっしゃ」 |
![]() 「――!」 |
![]() 「こちらでよろしいでしょうか?」 |
![]() 「っく!」 |
![]() 「BUGの回避行動を確認。記録します」 |
![]() 「ありがとう」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「さあ、まだこれからだ。」 |
![]() 「速いな。」 |
![]() (つまらないことしてくれちゃって……) |
![]() 「失礼いたします〜」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「あーーっお客さま〜〜」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「いっくよー!」「いっちゃうよー!!」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「君は一体何を見ているのかな。」 |
![]() 「ングッ…!!」 |
![]() 「こちらでよろしいでしょうか?」 |
![]() |
![]() 「んッ……大丈夫かよ?」 |
![]() 「平気?」 |
![]() 「はい、ねーんね。あとは邪魔だから」 |
![]() 「無茶はよくない。程々に下がってくれよ。」 |
第十一書庫班 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「こちらでよろしいでしょうか?」 |
![]() 「”当たった”な?」 |
![]() 「ああ、ありがとう、お礼はまた後で」 |
![]() 「君は一体何を見ているのかな。」 |
![]() 「い、ッ……!」 |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() 「まったく、怪我人にも容赦無しね」 |
![]() 「まったく、怪我人にも容赦無しね」 |
![]() 「ああ、これが効くのか。」 |
第十一書庫班 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「生きてるんだから……上出来よ……」 |
![]() 「んッ……大丈夫かよ?」 |
![]() 「平気?」 |
![]() 「無茶はよくない。程々に下がってくれよ。」 |
![]() 「――!」 |
![]() 「……良くはないな。」 |
![]() 「んッ……大丈夫かよ?」 |
![]() 「平気?」 |
![]() 「どかーんっ!」「ばきーんっ!」 |
![]() 「いいね、次だ」 |
![]() 「こいつはまずいな……」 |
![]() 「平気?」 |
![]() 「い、ッ……!」 |
![]() 「よっしゃ」 |
![]() 「……っ」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「次は当てる」 |
![]() 「失礼いたします〜」 |
![]() 「いいね、次だ」 |
![]() 「……」 |
![]() 「……信用ゆえの行動なのだけれど。 やっぱり、もう少し発言を慎んだ方が良いかな? 『味方まで煽ってどうするつもりだ』って、相棒に散々叱られちゃったんだよね……。」 |
![]() 「結局、友達にはなってくれないみたいですよ。せんせい」 |
![]() 「上手いこといって助かった。次もこの調子で進みたいもんだな?」 |
![]() 「すごーい!やったー!!」「ぼくたち つよい!!」 |
![]() 「ご注文うけたまわりました〜」 |
![]() 「いって…」 |
![]() 「……知りたいだけなんだ。 私達の間にある、境界線の姿を。」 |
![]() 「……退こう」 |
![]() 「……虫相手じゃなきゃ、終わってたか」 |
![]() 「あまり引きずりたくないな、これは。」 |
![]() 「答えが見つからないことを追いかけるのって、どういう気持ちなんスか? 気が遠くなりそうっすから、オレは到底真似しませんけど……。」 ![]() 「……そうだね。何も見えない深淵を覗き込んで、たまに、心が崩れそうになる時がある。 でも、その時に私は、私自身の心の在り処を確かめられるような気がするんだよね。」 |
![]() 「私はね……。他人の心や、感情の中でも、“狂気”が一番好きだ。 決して他者に定義することのできない、何にも縛られない究極の形だと思わない?」 ![]() 「“狂気”は、その原理が定義できないゆえに、造られた私達が唯一再現できない感情。 “狂気”が、不適切かつ不合理で法則性の無い思考回路が、より人間らしい心を生む。 私達が真に人になれないのは、“狂気”を持たないからだ。」 |
![]() 「…………心の在り処を確かめるっていうのは。 模倣したBUGが“狂気”まで再現してみせるかどうか、という意味ですか?」 ![]() 「……そう。あの子達も言っていたでしょう。 『BUGは俺たちの知らない何かを知っているかもしれない』、と。 それに、私は。私が本来、抱くはずであった“狂気”を見てみたい……。」 |
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00![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 10 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 20 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 30 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 40 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 通常 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
Ino | 所持Max12 / 所有数9 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
1 | 【補助】羽根ペン | 火炎魔器 | - | 5 | 5 |
2 | 【防具】分厚い本 | 防具 | - | 4 | 4 |
3 | 【装飾】鉛色の小瓶 | 装飾 | - | 4 | 4 |
4 | 【主力】ポータブルオーブン | 火炎魔器 | - | 12 | 8 |
火炎魔神の炎を用いたオーブン。携行可能。 | |||||
5 | 1歩カード | 移動 | 確歩Lv1 | - | - |
ダイス目関係無しに、使用直後の移動歩数を1に変更する | |||||
6 | セーブカード | 記録 | 転送 | - | - |
使用した場所を記録し、次これを使用する場合にその指定の場所へ移動できるようにする。 | |||||
7 | 6歩カード | 移動 | 確歩Lv6 | - | - |
ダイス目関係無しに、使用直後の移動歩数を6に変更する | |||||
8 | 腐ったチーズ | 謎物 | 付猛毒Lv1 | 10 | 18 |
9 | 居酒屋のカード | 設置 | 居酒屋Lv9 | 14 | 10 |
現在地マスに居酒屋を設置する |
Sno | 所持Max50 / 特有Max4 / 設定Max13 / 所有数28 | 種類 | 効果 | LP | FP |
1 | ともしび | 固有/解離 | 傷火炎Lv1 | 0 | 12 |
2 | 集り蛾 | 固有/解離 | 傷天光Lv1 | 0 | 12 |
3 | 加筆修正 | 固有/解離 | 治癒Lv1 | 0 | 12 |
4 | ツヴェルク・ハウ | 特有/解離 | 列傷弱付着Lv1 | 0 | 40 |
5 | くちなしの筆 | 共有/解離 | 付混乱Lv1 | 0 | 8 |
6 | クオリアの獣 | 共有/解離 | 列付混乱Lv1 | 0 | 16 |
7 | 界を読む | 共有/解離 | 全付混乱Lv1 | 0 | 24 |
8 | チューリング・テスト | 特有/先発 | 自己治癒活気Lv1 | 12 | 12 |
9 | 環境世界と私秘的コウモリ | 共有/解離 | 全付混乱Lv2 | 0 | 48 |
10 | 現象判断のパラドックス | 共有/解離 | 付混乱Lv2 | 0 | 16 |
11 | スワンプマンズ・ライブラリ | 固有/先発 | 個別御替Lv1 | 0 | 2 |
12 | 哲学的ゾンビの虚構話 | 共有/解離 | 列付混乱Lv2 | 0 | 32 |
13 | 箱入り猫の裏表 | 共有/先発 | 確変Lv1 | 0 | 6 |
14 | バタートースト・コイントス | 共有/先発 | 列確変Lv1 | 0 | 12 |
15 | スワンプマンズ・ライブラリ | 固有/先発 | 特別御替Lv1 | 0 | 2 |
16 | イグノラムス・イグノラビムス | 特有/先発 | 全耐魅了Lv2 | 0 | 36 |
17 | 神託機械の決定論 | 共有/先発 | 耐混乱Lv1 | 0 | 3 |
18 | 『O』 | 特有/解離 | 乱傷虚無Lv2 | 0 | 72 |
19 | 無名のカード | 共有/解離 | 傷弱物防Lv1 | 0 | 20 |
20 | 無名のカード | 共有/解離 | 列傷弱物防Lv1 | 0 | 40 |
21 | 無名のカード | 共有/解離 | 全傷弱物防Lv1 | 0 | 60 |
22 | 無名のカード | 共有/解離 | 傷混乱Lv1 | 0 | 18 |
23 | 無名のカード | 共有/解離 | 傷混乱Lv2 | 0 | 36 |
24 | 無名のカード | 共有/解離 | 列傷混乱Lv1 | 0 | 36 |
25 | 無名のカード | 共有/先発 | 対混乱Lv1 | 0 | 30 |
26 | 無名のカード | 共有/解離 | 白紙Lv1 | 0 | 15 |
27 | 無名のカード | 共有/解離 | 列白紙Lv1 | 0 | 30 |
28 | 無名のカード | 共有/解離 | 全白紙Lv1 | 0 | 45 |
Marking Chara List |
![]() 【魔術心理】(BUGに関心を抱く者。私達はどこか、似たもの同士かもしれない。) |
![]() 【斬術魔術】(君が真に探偵かどうかは、これから確かめてみようか。) |
![]() 【化学冥術】(失言に要注意。彼らは台詞を考える暇さえ与えてくれない。) |
![]() 【打術神術】(気になる。あれに心や意思はあるのかな。) |
![]() 【天文音楽】(そもそも。ここは陸であって、魚が陸を泳ぐのは反則じゃあないかい?) |
![]() 【舞踊心理】(虫とか魚とか猫とか、君達は一体どれだけ“人”の定義を曖昧にすれば気が済むのか!) |
![]() 【冥術心理】(愛想の振り撒き方を学んだほうがいいんじゃないのかい。君の笑顔は薄気味が悪い。) |
![]() 【打術料理】(動き回るだけでなく、君の作る菓子に心までも宿るとしたら……、冗談がキツすぎる。) |
![]() 【心理算術】■▣■■☒■▮■ |
Ano | 名称 | 価値 | 効果 | 休日 | 期限 |
A-5 | ハト波止場 | 56 | 転送装置Lv5 | 激炎 | 5 |
伝書鳩の中継地点。【ハトのえさ:5Tip】と看板を掲げる少女が手招きをして、送りたい手紙は無いかとあなたに問う。![]() |
|||||
V-6 | 焼け跡の残滓 | 130 | 兵器屋Lv12 | 流水 | 8 |
魔術の残り香と、誰かの墓標。焼け焦げた書。ここではないどこかで起きたあらゆる戦争の記録のようだ。![]() |
Mission List |
#貴方を添えて パンへトッピングするための食物を譲渡する。食物なら何でもいいらしい。 目的地:N-Lv9 要道具:種類食物 |
#逃走ラットの後始末 逃走したラットを後始末する。 目的地:?-Lv12 |
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
10 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 10 |
9 | 9 | ||||||||||||||||||||||
8 | 8 | ||||||||||||||||||||||
7 | 7 | ||||||||||||||||||||||
6 | 6 | ||||||||||||||||||||||
5 | 5 | ||||||||||||||||||||||
4 | 4 | ||||||||||||||||||||||
3 | 3 | ||||||||||||||||||||||
2 | 2 | ||||||||||||||||||||||
1 | 1 | ||||||||||||||||||||||
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