この一揆に参加してから、やたらと分割世界出身のやつに出会うようになった気がする。ここに元からいたやつと半々ぐらいの割合でいるんじゃないかってくらい。
そういうやつと会えることなんて滅多になかったから、面白い話しが色々と聞けるって点ではこの状況には感謝している。


でも、この一揆が終わった後、彼らは一体どうなるのだろうか。どうやってここに来たのか、誰が呼んだのかもわからないヤツも多いんじゃないだろうか。
それに、他国どころか他世界からこれほどの干渉を受けるというのは、この世界としても、この先大丈夫なのだろうかと、ちょっと思う。他国から干渉をされて終わった戦争で、あまりいい結果に終わったという話は、少なくとも今まではあまり聞いたことないしなあ。




追記
今日、森で迷子(知り合い)を拾った。
どうしよう。

声からは避難の色より興味のほうが強く伺える

ヴォルカンの炎に反応して、素早く胸元から飛び出した！

鋭い牙を見せて、飛び掛るタイミングをうかがっているようだ…。

ほんの少し、寂しそうに。けれど、それはすぐに、笑みに掻き消え。

不思議そうに首を傾げつつ、そんなことを確認するアルト。やがてまた笑顔に戻る。

そう言って、ペコリと頭を下げる。

そこまで言って、「うーん」と考え込み・・・ふぅ、とため息をついた。

無意識に、ぼんやりと口ずさんでいた歌。
それが終わった瞬間、周囲に拍手の音が小さく響く。

拍手の鳴り響いた方向に振り向き、鋭い視線を向ける。
手を挙げ、早々に敵意を否定されても眼光は一向に緩まない。

あなたを警戒している様だ。

>「おたくも一揆参加者……だよな？ 」