……。…………。

大丈夫か？　ふらふらしているようだが。

――！　！

うーん……何となくだけど、無理はしないでくれよ。
君の力に私もよく頼っていたしな。

……。

ま、ここなら君もよく休めるだろう。
元はこの辺りで君をとっ捕まえたわけだし。懐かしいね、ふふ。

〜〜…………。

あ、いたいた。この前はごめんなさいね、ちょっと

七面鳥を絞めに行っていて言伝ができなかった。非礼を詫びると同時に聞きたいことがあってきた

大したことじゃないの。他の国の、今はただの一揆の参加者に、あそこまで丁寧に振る舞うのって普通なのかしら？
私たち、今は対等な立場でしょう？　それが不思議で。ちょっと聞いてみたくて

ああ、まあ気のせいなら気のせいで、構わないんだけど…。

こっちは、君よりも少し滞在が長いだけで、
メルンテーゼのことはほぼ知らない。それでも、
お互い助け合える所は出来るだけ協力しよう。
こっちも、そうしたいし…そうしてもらったほうが助かるしね。

ああ、それとまだらと一緒に食材探しはどうだった？
彼女、かなり生臭s…いや大きなお土産持ってきてたから・・・。
相当豪華なディナーだったんだね。

・・・・・・・・・。

ああ、うん、その・・・。

やっぱり、恋愛占いって、性別わかってないと出来ないものなのかな。
いや、そうだよね。祖国にいた時…占ってもらおうとしたら必ず性別聞かれたし。

えーと、その・・・うーん・・・。

・・・ナスル…なら、まあ、言ってもいいか・・・。
適当に受け入れて、くれそうな気もする。

確かに、あそこは個性的な客ばかりだったな

じゃ、改めてよろしく、ナスル。察しの通り、俺は雇われての一揆参加だ。
今回は護衛の仕事でってわけじゃないから好き勝手にやってるよ

ん？こいつか？綺麗だって言われたのは初めてだな。
長いこと、共にしてきたやつだから、そう言ってもらえるとうれしいよ

占術師ってことは、ナスルは占いで生計を立ててるのか。
今回の一揆参加もその関係か何か？

ふう、久々に一人で動くことになったか。
……そうだな、少し心もとない。
以前なら、別に何の感慨も抱かなかったのに。

ま――いつもどおり、力を発揮すればいいんだ。

足元に気をつけな。

美味しいもの食べてる？

さて、・・・・・テイスティングタイムじゃの。

これでいい。

もっと、力をつけなければ。
一人でもより多くの敵を押しのける力を。

城の位置がわかったとはいえ、まだここに居たほうがいいか。
何かあるかもしれないし、フェアリーの体調も気にかかる。

私ももう少し強力な氣功を身につけたいものだ。

――また腐肉とかそういう訳じゃないよな？

……いや、ここには不死者はいない訳だし。

最近あまり良いものを見つけられないなあ。
よく同じものを見つけてしまう。眼を磨かねば……。

はむです　食べ物ではないです