◇10日目ぐらいの出来事

私はちょっと気になる事を考えていた…。
そういえば肉の部類を取ってないって事に。

敵はスターゲイザーが3体いる…。
他にもナイトスピリットがいるけどあれは無理でしょうね。
パロロコンは契約するからあれは食べてはいけないわね。

そして戦闘に入って…。

さっそく1匹目のスターゲイザーが真っ黒こげになったわ。
これどうしようかしら…？食べれるのかしらね？

そして2匹目もまた黒こげになってしまったわ。
本当にこれどうしようかしら？魚肉が犠牲となってしまったわ。

3匹目も予想通り黒こげになってしまったわ。
魚肉が食べれる機会を失ってしまったわね。どうしようかしら？

そうそうパロロコンが悪あがきとして私に攻撃してきたけど…
大して痛くもかゆくもなかったわね。



で、…この焦げた魚をどうしようかしら…？
折角だしちょっと聞いてみようかしら？

「ミィナちゃん？この魚…ハチミツをかければなんとかなるんじゃない？」
「ん〜流石にちょっと…」

やっぱりそうよね…。
でも折角だし、他の二人にも聞いてみようかしら？

「ユキヒメさん…これ食べてみます？」
「シトロンちゃん…流石にそれは無理だと思うの。」

それもそうよね。
でも好奇心が湧いたから、偽ちゃんにも聞いてみよう。

「偽ちゃん、たしか肉が足りないとか言ってたけど魚肉もいける口かしら？ちょっと焦げてるけどね。」
「…これどうみてもちょっとどころじゃありませんよね」

それもそうだ。ちょっとどころじゃなくて完全に焦げてるわ。
でも好奇心って奴で聞いてみたくなるものよ。
好奇心を忘れない大人にはなりたいとは思うの。

「…大体、仮にシトロンさんがこれを食べろって言われたらどうするんです？」

逆に聞かれたので私はこう答えた。

「うん！食べない！」
「…即答ですね。」

まぁ…仕方ないわよね！

焦げたスターゲイザーは置いていかれたのだ…
まぁ食べれないんじゃ仕方ないわね。


タンポポ荘に帰ったら…魚肉料理食べたいわね。
いいや絶対食べよう！そうしよう！

そしてもう一人の方に向き

そしてこっちを振り向き…

そして再びもう一人の方を振り向き

そしてまた振り向き…

で、ミィナの方に振り向き

ふっと息を吐き、手に持った紙袋を抱えなおす。

多分そういう問題でもないのだろうけど。
見てないのはもしかしたら救いだったのかもしれない。

異世界人だから、知らなくて当然といえば当然なのだが。

心当たりが無いようだ。

　ウチュウジンのことは全くわからなかったけど
　無理に聞きださなくてもいいなと思った。

[>どう見ても興奮していますありがとうございました。

唐突に説明を始めたので、困惑した様子でシトロンを見返す。
とりあえず黙って聞いていたが、最後の言葉に後ろを向いて、見る。
ちょっと驚いた顔もしていたが、どちらかと言えば困惑の方が強い表情で見返して。

　１　・　２　・　３