
負けた。
私が。
慣れない場所とはいえ。
"こんなこと"になっているとはいえ
侵略者に
勝たなきゃ
勝てなきゃ
アケビを
みんなを
負けた
負けた
負けた
守れなかったのに!!!
負けた 負けた
負けた
負けた 負けた
負けた 負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた
負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた
ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ
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???「…ケタケタ。本当に、哀れ哀れ。我が力を貸してやらねば、本当にお前は弱く、愚かしい… それで?あと何回、お前の記憶を代価に、力を貸してやればいい? 侵略に対抗するため、我に愛想を尽かされないよう、泣きついてきたのはお前だろう? なのに、あの体たらくだ。情けない…」 |
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「うるさい………」 |
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???「夕焼けと、月の娘子の分、後はあのいけすかん男と、そのツガイ…」 |
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???「あの眼鏡の女もか?他にも美味そうな記憶はあるが…さあ、もう一度問うぞ。あと何回、気まぐれで力を与えてやればいいのだ?色恋、友情、畏敬…そんなものを知って、つまらんモノとなったお前に
『あちら』でも、無理に力を貸してやっていること、忘れているわけではあるまい?せめて侵略者とやらを蹂躙して、楽しませてくれないとなぁ? そうすれば、お前の大事な大事な記憶は、奪わんでおいてやるぞ」 |
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「うるさい!!!そんなの!!そんなのわかってる!!、私は、私は…守らなきゃ。私がどうなっても。 たとえ死んでも、アケビたちが居る世界を、守らないといけなかったのに…!」 |
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???「わかってるなら、早く侵略者とやらを殲滅せんとそのお前の大事なモノ、ぜーんぶ食らうてしまうぞ。 得意だろう?『そういうのは』」 |
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「うる、さい…………!」 |
「ヒトの培ったモノは、いつ喰らっても甘く、芳醇…」
「おっと、済まん。済まん。アレはヒトではなかったか。
愚かにも、我等の力を人の身に堕とそうとした、その一角…まあ、我にはどうでもよいが」
「今は加減して抓む程度にしてやっているが…さて、どうしてやろうか。
記憶は、向こうから定期的に『補充』が来るようだしなァ…、正に、食らいたい放題」
「無論、一度食らった記憶は補充が来ても、アレの頭には入れさせない。それでこそ、苦悩する姿が見れるというもの」
「…ケタケタケタケタ。…あァ、楽しみ、楽しみ…、次に負けた時…アレの中から、一体誰が――――」
「 消 え る か な ? 」
「こんなの、誰かに…言える訳、無い……よ……、―――……」
―――――――――――との記憶(1/2)
to be continued next update…