※ イ バ ラ シ テ ィ の 記 憶 ※
~ case.ホルスタ院 ~
【 あ ら す じ 】
ホルスタ院を家に泊めることになった真柄は夜中にトイレへ抜け出した。
【 ロ グ 】
https://bit.ly/2NbKPTI(一部抜粋。トイレへ移動した経緯)
https://bit.ly/35D26vA(↑の全ログ。かなり長い)
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真柄 「……………」 |
真柄 in トイレ
ホルスタ院さんお泊まり編の真柄。
今ちょっと大変なことになっている。
サックスと言う楽器はご存知だろうか?
細長いものや太く力強いもの、黒光りしたものなど様々な種類のある管楽器だ。
現在、真柄のサックスがマックスな状態でファランクスしているため
こうしてトイレでリラックスしてデトックスしているのだが
いつまで経ってもサックスがフェニックスのようにデラックスなので
途方に暮れているのである。
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真柄 「……………。 完全に、油断しとうたなぁ…… あいつ普段はいつもゆるゆるな調子じゃったけぇの」 |
真柄にとって、ホルスタ院は高校に入って初めて出来た友達である。
中学までシモヨメ区に通っていた真柄にとって、
創藍高校に入学した時点での知り合いは皆無だった。
また、父譲りの方言は周囲に野蛮な印象を与える覚悟をしていたことと、
生来の頑固な性格が周囲に溶け込むことを良しとしなかった。
それゆえに、入学初期から気安さをぶっ込んで来るホルスタ院には
とても不思議な印象を抱いたものだった。
しかも彼女にとってそれは何も特別なものではなく、
普段通りのホルスタ院だったと言うから驚きだ。
普段通りのホルスタ院さん
ポチスタ院さん。仏像とか撫でる。
このアイコンは借り物ですがかわいいですね。
そんな感じの彼女だったので、家に泊まりに来たいと言われても特に拒まなかった。
彼女の異能の特異性もあり、性差のない付き合いが出来ていると思っていたからだ。
男友達と付き合うような気持ちで気楽な日々を過ごしていた。
嫌な感じもしなかったし、相手もそれを望んでいた。と思う。
しかし今夜の彼女を見て、その認識は緩やかに死んでいった。
今夜のホルスタ院さん
私じゃダメそうか…?院さん。ハの字眉。
このアイコンも借り物ですが宝物です。
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真柄 「…………ダメじゃなくなっちゃったから困ってんじゃが……」 |
きっと今の自分は冷静ではない。
このまま居間に戻っても、彼女の顔をまともに見れる気がしない。
いや、もっと直接的な表現で言えば、自分が何をするか分からない。
こんな事態になるならコンビニで買っとけば良かったなと
内なる真柄が語りかけてくるが、そういう問題ではない。
でもいつかのために何ミリのがあるか今度konozamaで調べとこう。
星4以上のやつならどれでもいいんだろうか。使用予定は一切ないけど。
八木とかに聞いたらランキング形式でレビューしてくれそうだな。
今度相談してみよう。困った時の八木頼み、イイ言葉だ。
ともあれ。
こんな状態でトイレを出るわけにはいかない。
ならばどうすれば良いのか?
サックスは演奏するために存在する。
動画などではデュエット演奏を見る機会が多いが、
演奏の回数で言えばソロによる独奏が断トツで多いだろう。
何を言いたいかと言えばまぁ
時間経っても全然収まらないなら仕方ないのでもう手っ取り早く抜
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※ ハ ザ マ の 記 憶 ※
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真柄 「いや何やっとるんじゃイバラの俺。こんなフェードアウトの仕方ある? ………まぁ、偽りの記憶での出来事じゃけぇ、何でもええんじゃが……」 |
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真柄 「……いや、偽りの記憶でも本物の記憶でも、同じことか。 あの感情は嘘じゃなかった。ホルス可愛かったよ、実物は闇落ちしたトトロじゃが」 |
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真柄 「……ま、感傷はこれぐらいにしておくか…… そろそろ出陣の時間じゃけぇな」 |
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真柄 「さぁ往くぞ。かつての友、かつての夢よ。 あの街で紡いだ縁と絆に、真柄は全身全霊で応えるぜ」 |