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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




■■■■
「……。」

プツ。






「…………ん〜」

8月、晴天。

雲一つない夏空の下、木製のイーゼルにかけた真白のキャンバスと、
少年がにらめっこをしている。
左手には平筆。右手には、ソーダ味の棒付きアイス。
キャンバスから遠ざかったり、近づいたり、空を見上げて、またキャンバスを見て。

太陽の光に照らされ溶け始めたアイスが、
雫を滴らせては、地面に染みを作っていた。

■■■■
「……………あかん、なんっも思いつかん。
新斗なんかええ案ある?」

新斗
「ハブvsマングースとかでいいんじゃないか?」

■■■■
アホか

現在、夏休み真っ只中。
──遠くに聞こえる風鈴と蝉の声をBGMに、誰も居ない公園で二人の少年が話している。







新斗
「絵もいいけど、アイス。垂れてるぞ」

■■■■
「えっ? あっ、マジじゃん!」

慌ててアイスをパクリと咥えれば、じゅわりとソーダの甘みが口の中に広がる。
遅れてきた冷たさに「つめた!!」と大げさにリアクションを取れば、
傍らの椅子に腰掛ける少年がクスクスと笑った。

ここで何をしているのかと言えば、夏休み明けにある作品展に向けて描く絵を描いているのだ。
とは言っても構想は全然浮かばず、キャンバスは新品同様……
いや、ちょっと溶けたアイスが付いたかもしれない。
ともかく、進捗、ゼロ。そんな感じだ。

新斗
「ずっとにらめっこしてるな。
今日はもうやめにしたらどうなんだ?」

こんなに暑いんだし、僕の家でも来ればいいのに。

笑いながらそう言う少し年下の親友は、一年前に近所へ越してきたばかりだ。
中学生だというのに利発で、行儀が良くて、そして生意気だった。
家の構えからしていいとこの坊っちゃん、という感じなのだが、可愛くない。
趣味も思考もタイプの違う人間ではあったが、それでも意外と、仲良くなれるものだ。

尋ねられた言葉に緩くかぶりを振って、またキャンバスに向き直す。

■■■■
「いいや、また今度。つか、時間が余ったら?
これでも楽しんどるんよ。悩む時間も絵描きの醍醐味ってな」

新斗
「アイデアが枯渇している事への負け惜しみは聞き苦しいなあ!
進まない進捗、決まらない進路、はてさて彼の未来はどこへ向かうのか……。」

■■■■
「お前な」

ちょっと耳が痛いからやめてほしい!

じゃなくて。
口が減らないこいつに、少々灸を据えねばなるまい。
アイスをさくりと一口かじり、茶々を入れてくる新斗の頭をわし、と掴む。

そしてわしわしと高速で頭を撫で始める。

■■■■
お前な〜っ!! あんま生意気言うとるとこうやで!!

わしわしわし!! 容赦の無いタイプのなでなでだ!

新斗
うわ〜っ!! 先輩がいじめる〜〜!!

ごめんなさ〜い! と、容赦の無いなでなでに後輩はすぐに白旗を上げた。
お互いにケラケラと笑って、ひとしきり撫でたら手を止める。

乱れた髪型を直している新斗の横に腰掛け、ぐいーっ、と背伸びを一つ。
アイデアが枯渇しているのは事実なので、視界を変えてからまた何を描こうかと考え始めた。
小さくなったアイスを咥えながら、ぱたぱたと両足を揺らす。
刈ったばかりであろう芝生の匂いが、鼻をくすぐった。





進路が決まらないのも、事実だった。特になりたいものも、憧れるものもなく。
唯一好きな所謂「創作活動」を仕事にする、と言えば先生達は口を揃えて『やめておけ』と言う。
承知の上だ。甘くない事だなんて分かっている。

でも、やりたいことをやらせてくれてもいいんじゃないか?
唯一自分に残ったペンと筆すら、再び大人に、周囲の何も知らない人間に奪われるのか?
嫌だ。そんなのは嫌だ。自分はこのまま、自分に残った物を握りしめて進んでいくんだ。

──そんな事を口に出す勇気もなく、先生に勧められた大学を適当に志望した。
はっきり言ってやる気はない。
大学なんて場所に行けば、また周りのゴミみたいな人間がズカズカと近付き
笑いながら自分の事を「友達」と称し遊び道具かのように扱い、
飽きたら捨てていく。知っている。すべて知っているのだ。

今までそうだったなら、これからもそうなのだ。そうに決まっている。
期待などしていないし、希望など持っちゃいない。
そう、希望なんて持つから絶望するのだ。
その点の学習能力については自信があった。同じ過ちを犯すような馬鹿はしない。

閑話休題。

■■■■
「……そういや、お前は?」

新斗
「え?」

■■■■
「進路。目処ついとるのかって話」

そう訊ねられれば、新斗は「あ〜……」と声を零し、浮かない顔で空を見上げた。
……彼の進路もまた、明るくないようであった。

新斗
「僕、異能の関係とかもあって。出来る仕事も限られてくるだろうし。
大学に行こうとは思ってるけど、その先は何にも。」

お前、ピアノ習ってたよな。音楽の道とか、進まへんの。
そう聞くと、困ったような笑顔で「辞めたよ」と返された。

好きだけど、もう弾かない。大学行くのに、勉強しなきゃならないから。
そう言うのだった。

彼もまた未来の為に未来を奪われていた。
なんだ、自分と似たようなものじゃないか。


ふと、口に出していたのは。

■■■■
「どっか逃げるか?」

そんな提案。

え? と新斗の声が返ってくる。
クスクスと笑い、言葉を続けた。

■■■■
「進路とか気にせんといてさ、二人でどっか行こうや。
貯金崩して、行けるとこまで。旅!
自由に二人で歩くんよ。」

新斗
「……どっか行って、それから?」

■■■■
「何もしない。遊ぶ。金が尽きたらバイトして、溜まったらその金でまた遊ぶ!」

新斗
「何だそれ! 見通しが甘過ぎるだろ!」

■■■■
「だ、だってぇ……それしかないやん……?」

新斗
「まあ、な。お金がないからなぁ。」

■■■■
「やっぱ金かぁ〜〜……。」

旅、厳しい。
何をするにもお金は必要で、自分たち学生にはそれがない。
自分はバイトの自由があるが、新斗はまだバイトができる状況にないし。

空が高いばっかりで、どこにも飛べやしない。
まだまだ自分たちは篭の鳥だ。

新斗
「……でも」

■■■■
「ん?」

新斗
「海は、行きたいな。」

海。

■■■■
「……海か。いいな。海なら金無くても行けるしな。
なんなら今からでも──」

新斗
「言ったな?」

その言葉を聞くなりニヤ、とこちらに向けて笑みを浮かべる。
この笑い方をする時は大抵何かを企んでいる時だ。知ってる。絶対今企んだ。

■■■■
「……お前、まさか」

新斗
はい、そのまさか! 今から海行きま〜〜す!!
遅く着いた方がサイダー奢りで!!

バン!!!!(これは椅子に手をついて立ち上がる音)
言うやいなや残りのアイスを咥えて駆け出した!!


そして意外と足が早い! 無情! こちらにはイーゼルとキャンバスもあるのに!!
遠ざかる背中を見てしばらく呆気にとられていたが、何だか気が抜けて。
全く。


「……全く、あいつは〜〜!!」

こちらもアイスを咥え、キャンバスを持ちイーゼルを素早くたたむ。
軽い物を選んでよかったな、と思いながらその2つを担いで、

■■■■
薄情者〜〜!!置いてくな〜〜!!

後を追って、走り出す。


公園から出れば、アスファルトから来る熱が夏の暑さに拍車を掛ける。
流れ出す汗も、アイスの雫も関係ない。
走ればさっきまで考えていた難しい事も、風に乗って吹き飛んだ。

未来のことは後にして、今は、海だ!

新斗
「だって人の金でサイダーが飲みたいだろー!?」

■■■■
「うるせぇ〜〜!! 今回はお前が払え〜〜!!」

やがて追いついて、夏の街を、競うように二人で駆ける。
アスファルトに鳴る靴の音が、軽やかに青空に響く。
目に焼き付くような空の青が眩しくて、目を細めた。

目指すは、


プツ。










■■■■
「……あれ?」


■■■■
「新斗?」

■■■■
「だれか」








ガボ、と口から泡が吐き出される。

ここはどこだ? 俺は、どこに──

ああ、そうだ。海に行くんだ。


いや、違う。 俺はさっきまで

今まで

無題
「……………………あ?」

記憶が流れ込んでくる。
身体が水の中に沈んでいくような感覚と反比例して、
意識は明瞭になっていく。

記憶が流れ込んでくる。


記憶が流れ込んでくる。


記憶が流れ込んでくる。


全部、全部、全部、全部

全部、

全部。

「あ」





ザバ、とインクの海から身体を引きずり出し、
乱れた呼吸を整える。
地に膝を付き、這いずるように進む。



ハザマの地。


無題
「……全部」




無題の、男は。





無題
「思い出した」





全てを思い出した。
自分の題も。自分がどうなったかも。どうしてそうなったかも。それまでどうしていたかも。
自分がどんな思いをして、どんな目にあって、自分が、あいつが、

あぁ。

無題
「……あ、は。」


無題
「は、はは、あはははは!!!!あっはははははははは!!!!!!
あは、はははははははは、ははははは!!!!

無題
最っ高や!! 最低最悪や!! あいつほんまにやりおったんや!!
俺の事殺しよった!! 成り代わりよった!! はは、ははははは!!!!

息が詰まるほど笑い上げる。勝手に笑いが込上げてくる。だって愉快で仕方なかった。
全てが、思い通りになっていたから!
奴に自分を殺せと頼んだのも。奴が自分と成り代わるのも。
それなのに自分がこうやって、ここに存在する事も!



「自由や……もう、自由なんや。俺は俺やない。
俺を閉じ込める籠も、何もない!!俺は何者でも無い!!

もうどこだって行ける。どこまでだって行ける。
全てを失った今、無題の男を封じる額縁や籠すら無い。

手始めにどこへ行こうか、とも思ったが。
旅をするなら、まず『家族に挨拶をしなければ』。

Crros+roseを開き、家族の名前が無いか確認する。

無題
「……あ、居た。チヨ子、あは、アラトもおる。おいおい、『俺』もおるやん!!
はは、待っててな、今帰るからな!」


ああ、やっと異能も使える。何年ぶりになるのだろうか。
片手を上げればペンが喚び出される。虚空に筆を走らせれば、光の筆跡が残る。

無題
「さあさあ、駄作、贋作、失敗作共!! 悔しけりゃ俺についてこい!!」

ハザマに打ち捨てられた創作物が、異能によりインクの海に還り、彼により描き直される。
虚空に描かれた"大鴉"は、彼の号令により呼吸を始める。
具現化し、羽を伸ばした大鴉の首を撫で、背中に飛び乗った。

無題
「──行こうか、大鴉。」

題の無い彼の異能が、翼を広げハザマの地を飛ぶ。
彼の、異能は。

『神様の言う通り』
ルサンチマンズ・オーダー。
出来損ないの創作者は、形を与え、
生命を吹き込み、使役する。
――――否定されたもの達よ、復讐の時だ。








ENo.121 理外のチヨ子 とのやりとり

「ええと、聞こえる……?小鷹お兄さん、さっきはごめんね」

通信越しに、笑顔のばけものは少々申し訳なさそうにしている。
表情の変化がない為分かりづらいが、星あかりもちょっと弱々しい。

「ハザマにいる時は、その……結構チヨ子も不安定で。
 たまに未練を持った魂の干渉とか受けてると、特に」

ばけものはぽや、と少し穏やかな表情をする。
自分なりに怖くならないようにしているらしい。

「あのね、チヨ子に色んな気持ちがあって、誰かを助けたいと思う理由があるように
 小鷹お兄さんにも、誰かを憎んだり嫌ったり、何かを思う理由があるんだよね」

「嫌じゃないなら、聞かせて欲しいんだ。また、後で……」

「私ね、いつメンも、アラトも、無題くんも皆幸せになって欲しいだけ、なの。
 最終的に、皆仲良しになれたらいいなって思うだけ、なの」

懇願するような声で呟く。

「だから、皆の抱えてるもの、教えて欲しい。……小鷹お兄さん、も、少しずつ。
 教えてくれたら、チヨ子は用意出来るかもしれないから」

「チヨ子は命も器も席も、生み出せる。欲しいと、思うなら。
 でも言ってもらえなきゃ、分からないし……私が勝手にやる訳にはいかないから」

にこり、と。ばけものは貴方の傍にいる案内人と似た笑顔を浮かべてみせる。

「ね、だから……小鷹お兄さんが本当に、これから生きていきたいと思ったら。
 皆と離れたくない、幸せになりたい、そういう覚悟が決まったら私を呼んで」

「……アラト、アラトは体調平気?また詳しく聞くよ。
 何かあったら治療するからさ、それはチヨ子の得意分野だし。
 よし、じゃあまた後でね?」

ばいばい、と手を振ってばけものは通信を切った。


ENo.199 独りぼっちの神父 とのやりとり

神父くん
「ある男の人の話をしましょうか。」

独りぼっちの神父
「彼は物語を紡ぐ人でした。
彼の紡いだ本は決してベストセラーとは言えなかったけれど、恵まれない子供達の集う場所に置かれて、読まれて、そうして子供達の心に確かに楽しさを、ワクワクを生み出してくれる素敵な本でした。
夢を見せられた子供達はある日、彼に会いに行きます。
彼は面識もない幼い訪問者に目を丸くしましたが、それでも快く受け入れて、本の感想を直接貰いました、
そうして子供達と彼は仲良くなり、大人と子供という垣根を越えて、友人となったのです。
今でも世界のどこかでは、子供達のやんちゃに振り回されながらも優しく見守る、夢を描く小説化がいるのかもしれません。」

神父くん
「─────全部フィクションですよ。」


以下の相手に送信しました

ENo.121
理外のチヨ子






ばけものは誰も見ない。















スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』
ハザマに生きるもの
疾走雑草A
ミニパンダ
稲刈り機
疾走雑草B
















スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』
TeamNo.202
ENo.202
黒須ミカ
ENo.351
アイカ
ENo.610
ユズル
ENo.1248
リト







呪術LV5 DOWN。(LV10⇒5、+5CP、-5FP)
変化LV5 DOWN。(LV5⇒0、+5CP、-5FP)

幻術LV15 UP!(LV5⇒20、-15CP)
防具LV5 UP!(LV20⇒25、-5CP)

*****(119) により ItemNo.6 不思議な食材 から料理『鳥の羽の形クッキー』をつくってもらいました!
 ⇒ 鳥の羽の形クッキー/料理:強さ35/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10/特殊アイテム

妖刀 濡烏(292) とカードを交換しました!

忠義心 (フロウライフ)


マナポーション を研究しました!(深度0⇒1
ハードブレイク を研究しました!(深度0⇒1
チャージ を研究しました!(深度0⇒1

ディム を習得!
光の祝福 を習得!
カレイドスコープ を習得!
法衣作製 を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






*****(119)美味しい果実 を入手!
理外のチヨ子(121)美味しい果実 を入手!
独りぼっちの神父(199) を入手!
『小鷹裕吉』(249)美味しい果実 を入手!
*****(119)美味しい草 を入手!
独りぼっちの神父(199)美味しい草 を入手!
理外のチヨ子(121) を入手!
理外のチヨ子(121)ネジ を入手!






*****(119) に移動を委ねました。

チナミ区 D-10(道路)に移動!(体調25⇒24
チナミ区 D-11(草原)に移動!(体調24⇒23
チナミ区 D-12(草原)に移動!(体調23⇒22
チナミ区 D-13(草原)に移動!(体調22⇒21
チナミ区 E-13(草原)に移動!(体調21⇒20

採集はできませんでした。
   - 『小鷹裕吉』(249) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 



「おっくれまして―――ッ!!」

ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。


 


ノウレット
「はぁい!はじめましてーッ!!私はここCross+Roseの管・・・妖精!
 ノウレットでーっす!!皆さんよろしくおねがいしまぁーっす!!」


チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。

 


エディアン
「初めまして初めまして!
 私はエディアンといいます、便利な機能をありがとうございます!」

ノウレット
「わぁい!どーいたしましてーっ!!」

エディアン
「ノウレットさんもドライバーさんと同じ、ハザマを司る方なんですね。」

ノウレット
「司る!なんかそれかっこいいですね!!そうです!司ってますよぉ!!」

ノウレット
「Cross+Roseのことで分からないことは何でも聞いてくださいねーっ!!」

エディアン
「仄暗いハザマの中でマスコットみたいな方に会えて、何だか和みます!
 ワールドスワップの能力者はマスコットまで創るんですねー。」

ノウレット
「マスコット!妖精ですけどマスコットもいいですねぇーっ!!
 エディアンさんは言葉の天才ですか!?すごい!すごい!!」


そう言ってフロントダブルバイセップス。

 


ノウレット
「えーっとそれでですねーッ!!」


 


ノウレット
「・・・・・あれっ 創造主さまからメッセージが!」

エディアン
「むむむ、要チェックですね。」


 

 

・・・姿を現すことなく、女性のような声が伝わる。



「――お疲れ様です御二方。役目を担ってくれて、感謝しています。」

エディアン
「方法はどうあれ、こちらも機会を与えてくれて感謝していますよ?」


 



「そしてハザマに招かれた方々、申し訳ありません。」


「・・・・・・・・・」


 



「このワールドスワップという能力は、招かれた方々全員が――ザザッ・・・」


「――失われ、そう――ザザッ・・・――周期的に発動する、能力というより・・・」


「制御不能な・・・呪いのよう。今までに発動した数度、自分への利は・・・ない。」


 



「・・・・・・・・・」


ため息のような音が漏れる。

 



「どうか、自らが自らであ―― ザザッ・・・」

エディアン
「・・・・・雑音が酷いですねぇ。」


 



「――ザザッ・・・・・・・・己の世界のために、争え。」


 

 

声はそこで終わる。

 


エディアン
「ノウレットさん、何か通信おかしくないです?」

ノウレット
「そうですかーっ!!?そうでもないですよーっ!!!?」


 


エディアン
「むぅ。・・・大した情報は得られませんでしたね。」

エディアン
「・・・さ、それじゃこの1時間も頑張っていきましょう!!」


 

チャットが閉じられる――












スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』
ハザマに生きるもの
ピクシー
チェリーさん
チェリーさん
ピクシー




312 665





4th
チェリーさん


5th
チェリーさん



7th
ピクシー


8th
ピクシー

















崎に囲まれるお嬢様
ENo.892
ランメイ
ENo.893
アイリ
ENo.894
つぐみ
ENo.895
マサキ
スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』




636 642















ENo.249
小鷹裕吉



 日陰の燕は空を飛ぶ。
 ほんとうのことを煙に巻き、
 挽歌を囀り飛んで行く。




【名前】小鷹 裕吉(コダカ ユウキチ)
【年齢】26
【身長】181㎝
【すきなもの】自室で過ごす時間、煙草
【きらいなもの】知らん 色々あるよ

 小説を書いている気弱な男。関西訛りのある口調で
 腰が低……いわけでもない。図々しい時もある。
 自分の事について投げやりで、他人に過干渉しない。
 後ろ向き。厭世家。あとヘタレ。
 
 彼の小説を好いてくれているらしい子供達が、
 よく彼の元へ訪ねてくるようだ。
 
 最近自分の事を担当するようになった編集者が
 いじめて来てつらい。いじめないで。
 仲は良い方らしい。



 アンジニティの住民だが、自分の元の姿が
 思い出せないままでいるようだ。
 思い出せるまでは、そのまま「小鷹裕吉」としての姿を取るだろう。

【異能】偽戯の手帖 ―ぎぎのてちょう―
 紙に書かれた詩や物語の内容の事象や性質、結果を
 事実から反転させた状態で具現化させる。
 
 例えば、嘘を真に、真を嘘に。
 存在していたものは消え失せ、
 無かったものは存在するように。
 御伽噺は本当に、現実は幻想の中に。
 
 効果が発現するのはその文章を読み上げた時だが、
 自分が書いた文でなければ効果は現れない。
 効果の大きさは文章の長さに依存しており、
 特に「在るものを消す」のは短い文では難しい。
 
 ハザマでは、文章の長さの制限部分が消えて
 異能が使いやすくなっている。
 使いようによれば、何をする事も可能だ。
 考えて異能を行使しなければならない。



 
 夜空に浮かぶ星を導に歩く事の、
 何がいけないというのだろうか。
 光を求める事は、誰であれ許される筈だ。
 なにものにも。なにものでなくても。
 須らく。




Sub character 1

【名前】有心 新斗(ウココロ アラト)
【年齢】23
【身長】182cm
【すきなもの】読書、チョコ、彼女
【きらいなもの】退屈、無力である事

文芸編集の仕事をしている、丸眼鏡の男。
いつも笑顔を浮かべており、飄々ととしている。
誰に対しても物腰の柔らかい対応だが、
親しくなると扱いが雑になっていく。

小鷹とは旧知の仲であり、小説の担当編集もしている。
新斗の方が年下だが、小鷹より立場が強くなりがち。
小鷹がいじりやすいためである。人をいじるの楽しいね。

7歳年下の同居人がいる。所謂恋仲というやつなのだが、
年の差が年の差な為自分から表立って言う事はあまり無い。
合意の中だよ。合法だよ。ホントだよ。




アンジニティでの正体は、
アラト・アルハートと言う名の虚の化物。
旅の途中で巡り合った大切な人と手を繋ぎ、
新しい世界へ行く……はずだったが。

【異能】久遠の雫 ─テンポドロップ─

任意の物、場所の水分をそのまま結晶化させる事ができる能力。
自分から半径5m以内であれば十分な能力の行使が可能。
それより遠くへも行使できるが、離れた距離の分だけ
効果は減衰する。
結晶化する速度はある程度コントロールできるが、
手で触れた場合のコントロールが苦手な為、
暴発防止に手袋を着用している。

ハザマでは水分の無い所からでも
自在に結晶を発現させることができ、
コントロールも完全とは言えないが効いている。

【異能】深淵からの招待状 ─ガイド─
新斗のもう一つの異能。本人は秘匿しているが、
「ただの道案内」、とだけ言っている。
 


塗り潰されたキャンバスと白紙との違いは?
絵の裏に描かれたものを一体誰が見る?
上っ面だけだ。目に映るのは。
それだけだよ。

お終いだ。



sub character 2

【名前】不明。「無題」と名乗っている
【年齢】26
【身長】縦30cm、横50cm(額縁)
【すきなもの】おはなし、絵を描く事
【きらいなもの】寂しい事、自分

木製の額縁に納められた、男の絵。
……なのだが、この絵は自由に動くしよく喋る。
普段は背景しか写っていないただの絵だが、
話しかけられれば画面下から顔を出す。
非常にフレンドリーであっけらかんとした性格。

元々は人間だったらしいが、人間だった頃の名前や記憶は
薄れていて本人にはわからないらしい。
何者かの異能により今の状態になったようだ。
本人曰く「人間だった頃の自分の事は誰一人存在しない」らしい。
唯一、旧知の仲である新斗は彼のことを思い出しているようだ。
名前がわからないので、
題名の無い絵画である自分を「無題」と名乗る。

とある人物から身を隠している。

【異能】 ■■■■■ ─■■■■■■■─
 現在は使えない状態らしい。
20 / 30
75 PS
チナミ区
E-13
行動順4【特攻】AT・DX↑
4500
325







両陣営の和平を真面目に考える会
16





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4燕の羽ペン武器10【射程1】
5偽戯の手帳防具30防御10
6鳥の羽の形クッキー料理35器用10敏捷10耐疫10
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
8美味しい果実食材15[効果1]攻撃10(LV10)[効果2]防御10(LV15)[効果3]強靭15(LV25)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
幻術20夢幻/精神/光
呪術5呪詛/邪気/闇
防具25防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン5050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
決3ライトニング5050敵:精確光撃
カース5050敵:闇撃&束縛
ガードフォーム50100自:DF増
決3カタルシス5060敵強:SP光撃&強化を腐食化
ビューティーフォーム50120自:魅了特性・舞魅LV増
ラトゥンブロウ5050敵強:闇撃&腐食+敵味全:腐食
ディム5050敵:SP光撃
ダークネス50100敵列:闇撃&盲目
カレイドスコープ50130敵:SP光撃&魅了・混乱

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
光の祝福550【戦闘開始時】自:幻術LVが高いほど光特性・耐性増
法衣作製500【常時】生産行動『装備作製』で防具「法衣」を選択できる。法衣は効果3に幸運LVが付加される。
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
忠義心
(フロウライフ)
080自:MHP・DF増





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]マナポーション[ 1 ]チャージ[ 1 ]ハードブレイク



PL / スズヤ