
スイーツ★インベーダー
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ハザマに生きるもの
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チキ カチャ カチン ――音が響く。翅と体内からただ響く。 |

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チヨ子 「いじわる しないでー」 |
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リボン達が守るように動く。 |

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神父くん 「彼らの邪魔をしないでくださいよ。」 |

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小鷹 「おっと、敵さんか。 ……そちらさん、アンジニティでもイバラの人でもないんやろ?」 |
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小鷹 「なら手加減はいらんやんな?」 |
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ミニパンダ 「わたしミニパンダ、よろしくね!」 |
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稲刈り機 「おらの前さあんのは全部刈る。そういう仕事なんよ。」 |

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綴られた赤い燕が同じ色の空を飛ぶ。 |

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虚実の境界など、自分の前では無力だ。 |

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──一度書き換わった事実は、変えられない。 |

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誰がいようと、誰がいなくとも。太陽は沈んでいくのだ。 |

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神父くん 「―――胸焼けするほど甘い匂いが戦場を包み込む…」 |
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離れぬように、 きつく、 きつぅく、 結びましょう。 |

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星の お姫様は いつも 夜空に 焦がれて 揺れる。 |

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落とし子は いつだって なにかに なる為、 前に出る。 |

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それは、 何と言おうと 嘘偽りの あかり である。 |



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生きるオトを合わせていこう。 |
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「よぉく、聞いててな」 |

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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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チヨ子 「逞帙>縲∫李縺�h縲∵�縺後────!!」 |


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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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* 「なぁ、バッドエンドってどう思う?」 |

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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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チヨ子 「めがねー!!!!」 |

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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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「鴉の無く頃やんなぁ?」 |

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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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神父くん 「「深呼吸をして。ゆっくり吸って……」 ――――空気の流れに乗って宙を舞う綿菓子が貴方の体に入り込む」 |
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チヨ子 「夜空の したで ねむらせて あげましょう」 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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* 「なあ、悲劇は好きか?」 |

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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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チヨ子 「夜空の したで ねむらせて あげましょう」 |
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地に伏せた者に、緩やかに笑いかけた。 |

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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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風が吹く。手帳に手を翳せば、 ぱらぱらと音を立て手帳のページが捲られていく。 目当ての頁に辿り着けば、乱暴に手帳を掴み取り、 |
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「……なぁ、ちと痛いで!!」 ──そちらを、指差した。 |

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* 「あとがきは無いよ」 |
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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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ミニパンダ 「もうナリフリ構ってられるかあぁぁぃぃぃッ!!!!」 |
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──あなたは決して一人ではない。 |
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ミニパンダ 「ひどい・・・・・」 |
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稲刈り機 「ん?どした??」 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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「あは、お前"酷い怪我しとる"やん」 |
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稲刈り機 「たまにゃ手作業も要るんよ。」 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
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──大丈夫だよと、優しい声がする。 |

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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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* 「正義のヒーローって、本当におるん?」 |

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稲刈り機 「まったぐ毎日毎日忙しぃさぁねぇ・・・」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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──大丈夫だよと、優しい声がする。 |



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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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日が暮れて行く。 |

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「あは、お前"酷い怪我しとる"やん」 |
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アラト 「シンプルに雑魚ですよね?」 小鷹 「ほんと覚えてろよお前」 |
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稲刈り機 「たまにゃ手作業も要るんよ。」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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──あなたは決して一人ではない。 |
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──諢帙@縺ヲ繧九h |
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稲刈り機 「・・・ぁ、故障だっぺよこれ。」 |

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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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日が暮れて行く。 |

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掌から、甘美な流星が生まれ落ちる。 |

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チヨ子 「あはは ふふ、 ドレスが よごれちゃ いやだよ」 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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* 「正義のヒーローって、本当におるん?」 |

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チヨ子 「じぃっと していてね 痛く しないよ」 |
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チヨ子 「この 毒に いたみは ないから」 |

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生きるオトを合わせていこう。 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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ペンの先はそちらを指した。 |
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チヨ子 「チヨ子から、 流星を あなたに!」 |

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生きるオトを合わせていこう。 |
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* 「悪役って、本当に悪いのかねぇ……。」 |

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掌から、甘美な流星が生まれ落ちる。 |
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神父くん 「…………あぁ、ここまでですか。」 |
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***** 「――ちらりと見る。視線が相対する者へと戻った。」 |
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チヨ子 「いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや…………」 |
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■■■■ 「あ、嘘」 |

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"そもそも、そこに誰か居ただろうか?" |
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"そもそも、そこに誰か居ただろうか?" |
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生きるオトを合わせていこう。 |
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「よぉく、聞いててな」 |

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チヨ子 「じぃっと していてね 痛く しないよ」 |
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チヨ子 「この 毒に いたみは ないから」 |


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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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鴉が鳴いている。 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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頁を捲る音。 |
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アラト 「シンプルに雑魚ですよね?」 小鷹 「ほんと覚えてろよお前」 |
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チヨ子 「夜空の したで ねむらせて あげましょう」 |
| 理外のチヨ子のカード発動! |
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***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
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チヨ子 「じぃっと していてね 痛く しないよ」 |
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チヨ子 「この 毒に いたみは ないから」 |


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生きるオトを合わせていこう。 |
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「よぉく、聞いててな」 |

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チヨ子 「わるいこ だぁれだ」 |

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"そもそも、そこに誰か居ただろうか?" |
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────幸せそうだ。 |
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"そもそも、そこに誰か居ただろうか?" |
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"そもそも、そこに誰か居ただろうか?" |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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――――翅と合わない針が擦り合わさる厭なオト |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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「鴉の無く頃やんなぁ?」 |

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ペンの先はそちらを指した。 |
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チヨ子 「チョコ、 食べて 休憩 しよー?」 |
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小鷹 「ええタイミングやな!」 |

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チヨ子 「あはは ふふ、 ドレスが よごれちゃ いやだよ」 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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日が暮れて行く。 |

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* 「あとがきは無いよ」 |
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掌から、甘美な流星が生まれ落ちる。 |
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夜空色のペンデュラムを、縋るように握っている。 |
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チヨ子 「ワルツを 踊る ように くるくる」 |

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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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「ばいばい」 ――ひらひら。無数の玉虫色の光が、手から弾けた。 |
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チヨ子 「元気 いっぱいに なったよ」 |
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日が暮れて行く。 |

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チヨ子 「わるいこ だぁれだ」 |
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チヨ子 「いたくないよ こわがらないでよ」 |
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ビシャ、と手のひらの形が溶けて無くなる。形を保てなくなる。 ここで一度、栞を挟むべきかもしれない。 |
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小鷹 「……え、と。堪忍な、僕ちょっと、もう、…………。」 |
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***** 「――ちらりと見る。視線が相対する者へと戻った。」 |
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チヨ子 「チヨ子が弱いからダメなの?チヨ子が戦うのが下手だから?また奪われちゃうの?いやだよいやだよいやだよ奪わないで奪わないでよチヨ子の大事なものは近くになきゃどうしようもないのたすけてよ取らないで奪わないでみんなでしあわせになりたい私もしあわせな生活がしたかったしあわせな生活をさせてあげたいだからだからだからだから行かないでおねがい行かないでそばにいておいていかないで離れないで離さないでまもれなくてごめんなさいわたしがまもらないとそうじゃないと簡単に失ってしまうのに私はこんなにもこんなにもごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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カチン ――翅が鳴る。ゆらりゆらり、と周囲を舞った。 |

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チヨ子 「 繝舌う繝舌う縺──!!」 |

