NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 0:00~0:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




 「終わり」というものに、憧れていた。
 
 平坦に流れる思考の中、電気も点けず、カーテンの隙間から月の光が一筋のみ指す暗い書斎でただ何をするでもなく座っている。こんな事を考える時間もどうせ無駄なのだ。しかし何も考えずにいようにも、いやに働く頭は意思に反し動き続ける。思考を止める術を自分は知らない。もし知っていたとするならば、このような思いはしていなかっただろう。部屋には自分の呼吸音と、朝から降り続く雨の音だけが響いていた。
 
 ごめんなさい、皆。やめてしまいたい。何もかもを。もう、おわりにしてしまいたいと思ったのだ。無気力に机に伏せながら、白紙の原稿用紙の上に転がるペンを何の意味も無く視界に映す。その横にすうと走る月光の糸を、力のこもらぬ人差し指で同じように、すう、となぞる。それをしたから、何が起こるという訳でもない──無意味だ。だからといって、今日はペンを握る気には、到底なれなかった。何もしていないのにまどろみ出す瞼をそのまま閉じる事すらも億劫で、その事にすら嫌悪感を抱き、自己否定のサイクルを早めていく。どどめ色に漂う空気を重たく吸い込み、自重で潰れそうになる精神の空気を抜くように、吐き出した。
 そうしていたところで、ピピ、ピピ、と腕時計の時報が鳴った。頭を少し起こし時間を確認すれば、時刻は23時を回っていた。……そろそろ、行かなければならない時間だ。
 鉛のような身体を持ち上げ、壁に掛けた上着を羽織る。






 




 12月6日の夜。日付も変わりそうな頃に彼は家を出て、森の中を歩いていた。左手には長い間使われていたであろう蝙蝠傘。左手には、自分には不釣り合いな小さい花束。サク、チャプ、と水たまりとともに草を踏めば、ラッピングされた小さな白い花がゆらゆらと揺れる。土に染みた雨水が靴の中を濡らすまで、そう時間は掛からないだろう。
傘に上半分を遮られた視界は、雨降りだというのに白く澄んだ月明かりで照らされている。空を見上げれば、木々の隙間から丸く月が輝いていた。この森はいつもそうだ。どんな天候であれ、朝であれ、昼であれ、夜であれ。ここはいつでも、満月が夜空に浮かんでいる。そういうふうに、自分が「作った」のだ。

──この森は、自分の作品だ。自分の異能で、自分以外の者に入り口が見えないように作った。【偽戯の手帳】と誰かに名付けられたこの異能は、そういうことが、可能であった。無いものを生み出し、有るものを消す。現実に想像を「上書き」し、虚実を反転させる。やりようによれば、どんな事も出来るだろう。ただこの異能は「自分が直筆で書いた文章や単語」のとおりにしか作用せず、書いた文章を音読しなければ効果は無かった。紙とペンが無ければ無力だし、効果も文章量によって左右されるので、便利といえば便利だが、使い勝手がいいといえば、あまり良いものではない。とはいえ、こういう架空の風景を自分の為に書き、こうやって実際に歩けると言うのはなかなかに悪くない気分だった。

……夜の路を進んでいけば、ようやく開けた場所まで出て来ることができた。さや、と涼やかな空気を連れて緩やかに風が通り抜けていく。この場所は木々に囲まれ丸く形を取った広間のようになっていた。月はようやく木陰から顔を出し、森に空いた丸窓からここを見下ろしている。濡れた草むらが月明かりで碧く輝き、夜だというのに明るく見えた。
その奥に、ぽつり。


小さな岩がある。

 その岩の前へ、静かに立つ。少し屈んで、岩の上に乗った葉を取ってやる。風が運んできたのだろう。ぱっぱと地面に捨て、他に変わりのないことを確認してから、また立ち上がる。雨足は少し弱くなり、ぱらぱらと小さい水の玉が岩に跳ね返っては小さく砕けて地面に吸い込まれていく。その様子を傍目に見ながら、視線は自らの腕時計に注がれていた。一目盛ずつ、一目盛ずつ上へと目指していく秒針を目で追う。……じきに全ての針が真上を指した。ピピ、ピピ、と時計の時報が鳴ると、小さく「よし」、と呟いて、

小鷹
「……はい、誕生日おめでとさ〜ん。」

 気の抜けた台詞と共に、ぱさ、と花束を岩の前へ置いた。
そのまま、頬を緩ませ岩に向かい言葉を落としていく。

小鷹
「今日で幾つになる筈なんやったっけ。25?26?
そんくらいやんなぁ。」
小鷹
「そんで、今年で四年目か。早いもんで、ほんまにあっちゅうまやったな。あんたが死んだんも雨の日やったしなぁ。
……悪いなぁ、ちゃんとしたお墓、用意したったら良かったんやけど。」
小鷹
「注文出来ひんし、あんたの家の墓の場所も知らんしな。
あんたの墓建てられるのも、もう僕しかおらんやろ?
こうやって誕生日覚えとんのも、あんたの事自身を覚えとんのも。」
小鷹
「まあ、堪忍してや。あんたが死んだままでいられるように、ここに墓建てたんやし。」

「……なあ、死ぬのってどんな感じやったん?」
小鷹
「痛かったかなあ、苦しかった? 寒いとも言うよな。
もしそうなら謝るわぁ。僕が上手く殺してやれんかったってことやしな……。
でも、誕生日に死ねて良かったやん! キリいいし! いつも死にたそうな顔してたし、
実際死にたい死にたい言うとったからなぁ。せっかくやから、僕が殺したろ思ってな?
僕もあんたに死んでほしかったし、ギブアンドテイクってやつやろ? 丁度良かったなぁほんま。」
小鷹
「羨ましなぁ、僕も死にたいけど一人じゃ死なれんしなぁ。殺されてみるのもアリやと思うけど、ほら、僕度胸無いから結局死ぬの怖なってしもうてさぁ。まあまだやる事もあるし死ぬのはその後でもええかなって思うんよ。なあどんな気持ちで死んだん?悲しかった?嬉しかった?悔しかった?気持ちよかった?聞けたらええんやけど、まあ僕が殺したから無理やんな!もしかしたら死んだ気せえへんかったかもしれんなぁ、刺したり首絞めたり燃やしたりしたらそりゃなんかあるんやろうけど、僕が書き換えただけやろ?死んだってより消えたに近いかもしれへんね。そしたら地獄にも天国にも行かれへんのかな。そしたらすごく虚しいな!でも分かってくれてもええんやない?皆に忘れられるっちゅうことがどんだけ悲しくて寂しくて暗くて怖くて虚しくて辛くて」

 ──がさり。

小鷹
「っ!誰?」

 明らかに不自然に揺れた草影に、口を閉じすぐさま顔を上げる。草影の方を注視し、もし誰かが迷い込んできていたらどうするか考える。今話し掛けていたのを聞かれていたら、どうしようか、忘れてもらうしかないかなどと思いつつ、自分も動かずに居た。やがてまたガサガサと音を立て、黒く小さな影がひょこりと身を出した。

旅鴉
「…………くぁ?」

 顔を出したのは、一羽の鴉だった。自分の顔を見るなり嬉しそうにパタパタとやってきて、足元に来れば体を擦り寄せるように足元に纏わり付く。

小鷹
「なんや、お前か旅鴉。心臓に悪いねんてほんま……びっくりしたやろ。
いい子にしとったか?せっかく顔出しに来てくれたし、
帰り送ってもらいたいな。ええか?」

 語りかけながら、黒い頭を優しく撫でる。旅鴉、と呼ばれた鴉は心地よさそうに体を擦り寄せ、肯定するようにくぁ、と一つ返事を返した。いつでも行けるぞ、とでも言うように、翼をバサバサと広げて主張している。旅鴉も自分が書いて生み出したものだが、想定外に人懐っこい鴉になった。様々な場所を自由に旅して、飛び回る一羽の鴉。彼に与えた物語は、「誰かを連れて望んだ場所へ飛んでいく」というものだ。以前も自分の友人を、危ういところで自分の所まで避難させてくれた。彼の旅は頁を捲る間に終わる。あの時もきっと、すぐに運んできてくれたのだろう。翼を広げる彼に、ありがとなぁ、と礼を言う。鴉はまた一つ嬉しそうに鳴いた。

「そしたら行こか、旅鴉。僕らもそろそろ眠らななぁ……」
「じゃあ、また今度。」「ばいばい、せんせ」

 ばさ、と一際強く羽ばたく音。──次の瞬間、森には誰もいなくなっていた。男も、鴉も。雨はいつの間にか止んでいた。そこには月明かりに照らされた墓と、花束だけが残った。
 花束から一輪だけ覗くスノードロップが、雨に濡れ月明かりに光った。





*









そこまでが、彼の設定に基づいた、イバラシティで起こったとされた12月7日の出来事。


 狭間の世界。




小鷹
「……なんで」

 自分はアンジニティの住人で。イバラシティへの侵略者。
 アナウンスがあったはずだ。ハザマに来れば、記憶は戻ると。



  嘘だ。無い。記憶が無い。返ってこない。アンジニティにいたはずの、"自分の記憶がまるで無い"。そもそも自分がアンジニティの住民だったのかもわからない。おかしい。彼の事を書き換えたのはイバラシティの出来事であったはずだ。ならばそれは嘘だ。あの出来事もなかったことになる。しかし自分の今の姿は、

小鷹
「…………どんな顔してたっけ、俺……………………。」

 今の姿は、「自分の存在を彼に上書きした」姿だ。自分の本来の姿ではない。これは自分ではない。彼でもない。

 




 ──なら、誰であるのだろう? 
 

 揺らぐ。自分が保てなくなる。それを認識した瞬間、指先からぼたり、ぼたりとインクが溶けだす。視界が黒に、赤に明滅し、

小鷹
「……っ、ぐ」

 

げほ、とそのまま大きく咳き込み、吐き出したインクで自分の輪郭が溶け、

   

   無くなる、  自分が   形を保てず   溶けて   

 



       消えて、  何もわからないまま、 そのまま
                       黒いインク溜まりと 意識だけが残った。

 





──カラン、と高い鐘の音が響く。





「何寝ぼけてるんですか。」
「貴方は今、"誰"でいたいのですか?」


 ……声が聞こえる。わからない。形を取れない。自分がなにものであるのか分からない。けれど、イバラシティでの生活は煩わしくも、確かに楽しいと思える時間があった。チヨちゃん、ソラちゃん、黒衣くん。あの子たちと一緒に居るのが、いっとう楽しかった。新斗くんと仕事するのも、好きだった。あの時間だけが愛しかった。

「なら、簡単な事です。帰ってくればいいですよ。そうでしょう?『小鷹裕吉』さん?」

 そうだ。自分はまだ、まだ『小鷹裕吉』のままでいさせてほしい。




 勝手に消えないって、約束したじゃないか。


 ──瞬間、誰かに強い力で引き上げられる。インクの海から上がった身体は、徐々に輪郭を取り戻していった。激しく咳き込みながら、自分の掌を見る。黒いインクが集まり、徐々に"元"の形へと戻って行く。

小鷹
「……新斗?」
アラト
「はあい。」

 自分を引き上げた声の主の方を見る。確かに友人の声だったそれは、元の姿の面影を残して違った姿になっていた。恐らくこれが、彼の本来の姿なのだろう。ありがとな、と礼を言う。どういたしまして、といつもと変わらぬ様子で返ってきた。自分の姿が完全に戻った事を確かめ、小さく安堵の息を漏らす。それにしても、これからどうすればいいのだろう。侵略と言えど、何をすればいいかなど分からない。

小鷹
「なあ新斗、俺どないしよ。なんも分からへんねん。なんも覚えてへんよ?」
アラト
「おや、それはいけないですね。……ここは一先ず、
貴方の友人方と合流してはいかがでしょう?」

 ほら、と彼が指を空に向ける。Cross+Roseのログイン画面が開き、マップが表示された。
……成程。これを頼りに、あの子達と合流か。今回の目標は、それにしよう。







ENo.119 ***** とのやりとり

”そらひ”が”だいじ”に想う名前を呼んで。
ぽつぽつと、頭に浮かぶ顔と名が、見えない口から溢れていく。

「こだか、さん……」

幼子のような、小さな声だ。


ENo.121 理外のチヨ子 とのやりとり

チヨ子
「小鷹 おにいさん 聞こえるかな? 有心 知世子 です。
 いまは 理外の チヨ子って 呼んだ方が ただしいかも?」

チヨ子
「………… アラト。 アラトも そっちに いるんだね?
 良かった 探してたんだ。 チヨ子と アラトは、 ふたりでひとつ だから。
 はなれたら チヨ子はまだまだ 探さなきゃ いけなかった」

チヨ子
「…… さて、 小鷹おにいさんも アンジニティ だったんだね
 すなおに 嬉しいと 言うのは むずかしいかも しれない けれど
 チヨ子としては 都合が いいなあ」

チヨ子
チヨ子はゆるりと首を傾げ、笑顔のまま言う。

「それなら 侵略を せいこう させれば 小鷹おにいさん しあわせに できるから。
 約束は まもりたいし チヨ子は いつメンを しあわせに したいので」

「なので よければ いっしょに 行こうね。
 チヨ子が ふたりを まもるから ぜったい しあわせに するから」

チヨ子
「……、…… そう いえば」

目をぱち、と瞬かせる。
此処での記憶はイバラシティには持ち込めない、ならば。

「アラト チヨ子の かぞくは 見た?
 額縁の かれは 何処にいるか 知らない かな?
 ………… なまえの ない あの 彼を」

チヨ子
「みつけたら おしえてね もし 仲間なら たすけなきゃ
 みんな しあわせに するんだから ……」

「小鷹おにいさん も みつけたら れんらく ください。
 『無題』くんを たすけて あげて ください。
 ……じゃあ また、 れんらく するので」

「またねぇ」

マイペースな通信は、そこで途絶えるだろう。
最後に不気味な笑みを映しながら。


以下の相手に送信しました

ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父





小鷹
「それにしても、えらい雰囲気変わるなあ。ちょっと格好よくなってもうて……」
アラト
「やっぱりそう思います〜〜!?
まあ私はどの姿でもかっこいいですけどね!」
小鷹
「……中身は何も変わってへんようで安心したよ…………。」
アラト
「果たして本当に変わってなければ良いんですがね?」
小鷹
怖っ 見た目と相まって怖いんでやめてね?
……そういや、アラトはこれからどうするん?」
アラト
「どうしましょうかねぇ。とりあえず、貴方についていきますよ。
私の当面のやる事といえばチヨ子さんと貴方をお守りすることくらいですから。」
小鷹
「ほ〜ん……ん?チヨちゃんは分かるけど、なんで俺も?」
アラト
「ん?なんででしょうかねぇ……」















スイーツ★インベーダー
ENo.249
『小鷹裕吉』
ハザマに生きるもの
ナレハテ







幻術LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
呪術LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
変化LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
防具LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)

ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『燕の羽ペン』を作製しました!
 ⇒ 燕の羽ペン/武器:強さ10/[効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程1】/特殊アイテム
小鷹
「ん。……やっぱ書くもんないと話にならんよなぁ」

ItemNo.5 不思議な石 から防具『偽戯の手帳』を作製しました!
 ⇒ 偽戯の手帳/防具:強さ30/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/特殊アイテム

……いつの間にかページが増えている。


ライトニング を習得!
カース を習得!
ガードフォーム を習得!
カタルシス を習得!
ビューティーフォーム を習得!
ラトゥンブロウ を習得!
ダークネス を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






『小鷹裕吉』(249)不思議な食材 を入手!






次元タクシーに乗り チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》 に転送されました!
ドライバーさん
「ちと雑だったかね。次元酔いは大丈夫か?」


チナミ区 E-6(道路)に移動!(体調30⇒29
チナミ区 E-7(道路)に移動!(体調29⇒28
チナミ区 E-8(道路)に移動!(体調28⇒27
チナミ区 E-9(草原)に移動!(体調27⇒26
チナミ区 E-10(森林)に移動!(体調26⇒25

*****(119) からパーティに勧誘されました!

採集はできませんでした。
   - 理外のチヨ子(121) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - 独りぼっちの神父(199) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)
   - 『小鷹裕吉』(249) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》(ベースキャンプ外のため無効)







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 


エディアン
「1時間が経過しましたね。」

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


チャットで時間が伝えられる。


エディアン
「ナレハテとの戦闘、お疲れ様でした!
 相手を戦闘不能にすればいいようですねぇ。」

エディアン
「さてさて。皆さんにご紹介したい方がいるんです。
 ――はい、こちらです!こちらでーっす!!」


エディアンの前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。

ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」


帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。


エディアン
「陣営に関わらず連れて行ってくれるようですのでどんどん利用しましょー!!
 ドライバーさんは中立ってことですよね?」

ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」

ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」


窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。


エディアン
「たくさん・・・同じ顔がいっぱいいるんですかねぇ・・・。
 ここはまだ、分からないことだらけです。」

エディアン
「それでは再びの1時間、頑張りましょう!
 新情報を得たらご連絡しますね。ファイトー!!オーッ!!」


エディアンからのチャットが閉じられる――












スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』
ハザマに生きるもの
疾走雑草
ミニパンダ
稲刈り機
疾走雑草




446 142


1st
疾走雑草


2nd
疾走雑草




5th
稲刈り機


6th
ミニパンダ



















スイーツ★インベーダー
ENo.119
*****
ENo.121
理外のチヨ子
ENo.199
独りぼっちの神父
ENo.249
『小鷹裕吉』
TeamNo.202
ENo.202
ミカ
ENo.351
アイカ
ENo.610
ユズル
ENo.1248
リト&エト




232 655















ENo.249
小鷹裕吉



 日陰の燕は空を飛ぶ。
 ほんとうのことを煙に巻き、
 挽歌を囀り飛んで行く。




【名前】小鷹 裕吉(コダカ ユウキチ)
【年齢】26
【身長】181㎝
【すきなもの】自室で過ごす時間、煙草
【きらいなもの】知らん 色々あるよ

 小説を書いている気弱な男。関西訛りのある口調で
 腰が低……いわけでもない。図々しい時もある。
 自分の事について投げやりで、他人に過干渉しない。
 後ろ向き。厭世家。あとヘタレ。
 
 彼の小説を好いてくれているらしい子供達が、
 よく彼の元へ訪ねてくるようだ。
 
 最近自分の事を担当するようになった編集者が
 いじめて来てつらい。いじめないで。
 仲は良い方らしい。



 アンジニティの住民だが、自分の元の姿が
 思い出せないままでいるようだ。
 思い出せるまでは、そのまま「小鷹裕吉」としての姿を取るだろう。

【異能】偽戯の手帖 ―ぎぎのてちょう―
 紙に書かれた詩や物語の内容の事象や性質、結果を
 事実から反転させた状態で具現化させる。
 
 例えば、嘘を真に、真を嘘に。
 存在していたものは消え失せ、
 無かったものは存在するように。
 御伽噺は本当に、現実は幻想の中に。
 
 効果が発現するのはその文章を読み上げた時だが、
 自分が書いた文でなければ効果は現れない。
 効果の大きさは文章の長さに依存しており、
 特に「在るものを消す」のは短い文では難しい。
 
 ハザマでは、文章の長さの制限部分が消えて
 異能が使いやすくなっている。
 使いようによれば、何をする事も可能だ。
 考えて異能を行使しなければならない。



 
 夜空に浮かぶ星を導に歩く事の、
 何がいけないというのだろうか。
 光を求める事は、誰であれ許される筈だ。
 なにものにも。なにものでなくても。
 須らく。




Sub character 1

【名前】有心 新斗(ウココロ アラト)
【年齢】23
【身長】182cm
【すきなもの】読書、チョコ、彼女
【きらいなもの】退屈、無力である事

文芸編集の仕事をしている、丸眼鏡の男。
いつも笑顔を浮かべており、飄々ととしている。
誰に対しても物腰の柔らかい対応だが、
親しくなると扱いが雑になっていく。

小鷹とは旧知の仲であり、小説の担当編集もしている。
新斗の方が年下だが、小鷹より立場が強くなりがち。
小鷹がいじりやすいためである。人をいじるの楽しいね。

7歳年下の同居人がいる。所謂恋仲というやつなのだが、
年の差が年の差な為自分から表立って言う事はあまり無い。
合意の中だよ。合法だよ。ホントだよ。




アンジニティでの正体は、
アラト・アルハートと言う名の虚の化物。
旅の途中で巡り合った大切な人と手を繋ぎ、
新しい世界へ行く……はずだったが。

【異能】久遠の雫 ─テンポドロップ─

任意の物、場所の水分をそのまま結晶化させる事ができる能力。
自分から半径5m以内であれば十分な能力の行使が可能。
それより遠くへも行使できるが、離れた距離の分だけ
効果は減衰する。
結晶化する速度はある程度コントロールできるが、
手で触れた場合のコントロールが苦手な為、
暴発防止に手袋を着用している。

ハザマでは水分の無い所からでも
自在に結晶を発現させることができ、
コントロールも完全とは言えないが効いている。

【異能】深淵からの招待状 ─ガイド─
新斗のもう一つの異能。本人は秘匿しているが、
「ただの道案内」、とだけ言っている。
 


塗り潰されたキャンバスと白紙との違いは?
絵の裏に描かれたものを一体誰が見る?
上っ面だけだ。目に映るのは。
それだけだよ。

お終いだ。



sub character 2

【名前】不明。「無題」と名乗っている
【年齢】26
【身長】縦30cm、横50cm(額縁)
【すきなもの】おはなし、絵を描く事
【きらいなもの】寂しい事、自分

木製の額縁に納められた、男の絵。
……なのだが、この絵は自由に動くしよく喋る。
普段は背景しか写っていないただの絵だが、
話しかけられれば画面下から顔を出す。
非常にフレンドリーであっけらかんとした性格。

元々は人間だったらしいが、人間だった頃の名前や記憶は
薄れていて本人にはわからないらしい。
何者かの異能により今の状態になったようだ。
本人曰く「人間だった頃の自分の事は誰一人存在しない」らしい。
唯一、旧知の仲である新斗は彼のことを思い出しているようだ。
名前がわからないので、
題名の無い絵画である自分を「無題」と名乗る。

とある人物から身を隠している。

【異能】 ■■■■■ ─■■■■■■■─
 現在は使えない状態らしい。
25 / 30
5 PS
チナミ区
E-10
行動順4【特攻】AT・DX↑
4000
300







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4燕の羽ペン武器10【射程1】
5偽戯の手帳防具30防御10
6不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
幻術5夢幻/精神/光
呪術10呪詛/邪気/闇
変化5強化/弱化/変身
防具20防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック5050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン5050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
ライトニング5050敵:精確光撃
カース5050敵:闇撃&束縛
ガードフォーム50100自:DF増
カタルシス5060敵強:SP光撃&強化を腐食化
ビューティーフォーム50120自:魅了特性・舞魅LV増
ラトゥンブロウ5050敵強:闇撃&腐食+敵味全:腐食
ダークネス50100敵列:闇撃&盲目

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
最大EP[20]




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名



PL / スズヤ