
始まりの記憶は、寒々しい空だった。
とある寒村、とある年に、名前すら無かった一人の少女が、口減らしにと村からわずかな銀の硬貨と引き換えに売られて行った、何処にでもあるお話。
その少女は、不思議と傷の治りも早く、見た目も普通よりは上で・・・だからこそ、罪悪感と、嫉妬の後押しから居場所を失った。
劣悪な環境。飛ぶ暴力。生と死がとても近くに寄り添う場所へと送られる。
自然と、少女の特異性も露見してしまう。
何度傷つけても元に戻る体。薄汚れていく子供たちの中で一人清潔なままの見た目。
戯れに傷つけられ、何度も何度も汚れを上塗りされ、それでも生きていく少女は、気が付くと、ちょっとだけ良い待遇へと昇っていた。
まだ少女という年齢であるにも関わらず、艶めかしい大人の肉体を武器として。
―――少女の能力、『肉体変化能力』は、泥中の中で小さな種が生き残る為に必死になった結果、咲いていたのだ。
少女は、次々と人の手を渡っていく。
何かの取引で。権力闘争の結果として。単純な興味として。正義の結果として。殺し合いの結果として。時には、愛の結果として。
少女はただ、必死に生きようとしていた。
何度名前を与えられただろう。何度、真実の愛を語られただろう。何度、欲望の果てに追い詰められただろう。
何度、肉体を塗り替えただろう。何度、致命傷を装って逃げ出しただろう。
最早思い出せもしないが、クレオパトラ、妲己、九尾の狐、マリー、楊貴妃、エリザベート・・・
何を名乗っていただろう、何をしてきたのだろう、何をさせられてきたのだろう。
そのたびに変化をして、させられて、この『少女』には最早、思い出せるものも、抱えているものもありはしなかった。
そんな彼女が『ラプリナ・プレスティ』という今の名を手に入れたのは・・・
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「没」
絢爛な明かりの下、ちょっとがたつく椅子に深く腰掛けて何かを書いていたラプリナは、短くそういって容赦なくその成果を丸めて放り捨てる。
「こんなのクッソつまらない・・・時代考証も曖昧だし?古びた女なんて嫌だし。お涙頂戴のストーリーも難しいものねぇ…今度、だれか締めあげたら参考でも聞かせてくれるかしら?・・・いや、そういう場合は適当に寄り添ってあげる方が効果的なのかしらね」
ふう、と息をつく。
少しだけ凝った気がした肩をぐるぐると回し、周囲を見やる。
ここは、ラプリナがアンジニティの世界で築き上げた『巣』だ。
この世界にあるまじき、美しく品の良い内装に、決して悪趣味じゃない程度には絢爛な明かりに調度品。・・・そしてそれだけでは隠せない、前回の『侵略』の際に強制的に立ち退きをさせられた際に破壊された部分の修復痕。
ラプリナは軽く鼻を鳴らし、『ずっと座られたままでがたつきが酷くなった椅子』に一つ蹴りをくれてやった後に立ち上がる。
肉を打つ音、倒れこむ音、『ソレ以外の何かしらの家具』から漏れる、小さな悲鳴。
低い唸るような声を尻目に、窓のそばに歩み寄り、空を眺める。
暗い空は特に何も変わらずそこにあった。
「さて・・・暇つぶしもそろそろ飽きた事だし、いい加減侵略始まらないかなーーーっと」
ラプリナにとって、侵略は、その言葉がすべてだ。
別にアンジニティに閉じ込められたままでも構いやしない。
だが、まるで田舎の学生が都会に憧れるように。
ちょっと足を伸ばして、暇つぶしをして、楽しんで、あわよくばそこに住めればいいかな、と。
それだけだった。

駄石(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
エナジー棒(30 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
駄木(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
お肉(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
百薬LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
料理LV を
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一紗(1075) により
ItemNo.5 不思議な石 から防具『
とんでもない服』を作製してもらいました!
⇒ とんでもない服/防具:強さ30/[効果1]防御10 [効果2]- [効果3]-/
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とんでもなさに顔を赤らめている! |
さまよう夜風(889) の持つ
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
ランチセット』をつくりました!
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(ヒール)
ヒールポーション を研究しました!(深度0⇒
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ヒールポーション を習得!
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