(……そうか、ここが「ハザマ」か。)
【赤いスライムのような敵を撃退し、一息つく】
ん? メッセージ? なにこれ???
【不意に送られてきた情報に困惑する。 なんだこれは、どうすればいいのだ!?】
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【ようやくCross+Roseとか言う端末?操作にも慣れてきた。 送られてきたメッセージと、この戦いのルールを確認する】
(よし、これでこっちからも返信できたかな??)
【端末を操作し、来たメッセージに対する返信と、ちょっと(使い方が分からず)遅れてしまったけれどクラスメイト達に確認のメッセージを送る】
うーん、しかし直接戦う訳では無いってのが……面倒と言うかなんというか。
【とはいえ、通信が来た「アンジニティ側」であった子たちの事を思うと、直接やりあわないというのは気が楽か】
(万一戦う事になったら…… とりあえず倒すしかないだろうなあ。 そのうえで、話し合いが出来るようなら、何とか出来るかどうか)
【そう私が考えていると声がかかる】
???
「ま、取りあえず動けよ。 じっとしていても何も始まらないぞ」
……そうですね。それじゃあ動きますか。
【取りあえずチェックポイントらしきものがあるという場所に向けて、移動を開始する。】
【が、】
……うーん、ちょっと困っちゃったなー。
(イノカク部のみんなや知り合いと合流できれば良かったんだけど)
【移動しながら周囲を見回した(それなりの人数が居る様だ)が、知り合いらしき人の姿は見えなかった。】
(まさかみんなアンジニティ側とか……いや、江戸名君はイバラ側だし大丈夫でしょ)
【いやな考えがふと頭をよぎったが、メッセージが来たイバラ側の二人を思い出す】
「まあ仕方ないな。 一時的にでも、近くの者と共同戦線を張るしかないだろう。 一般人だろうが、ここに呼ばれた以上何かしらの力はあるはずだ」
……そうですねー。 まあ、話せる人を集めてみますか。
(たしかにその通りだ。 いない人を頼っていても仕方がないか。)
【ひとまず移動できるところまで動き、休憩がてら周囲の人たちと談話しながら「取りあえずでもいいから共同戦線を張らないか」と持ち掛けてみる。】
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(ふー、良かった良かった。)
【幸いにして、自分を入れて4人のチームを作る事が出来た。 とりあえずは、これで何とか行けるだろう。】
「気を抜くなよ? これからだからな?」
分かってますって。
(まあ、ちょっと「仕事」が始まるのが早くなっただけだよね。
同い年でいとこの祝詞君なんかは、もう学校行きながらも務めているっていうし。)
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さて、それじゃあ…… |
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妖魔退治の始まりだ! |