生存 82 日目 天候:晴れ
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バナナ を捨てました。 サルノコシカケ を捨てました。 温泉たまご を捨てました。 とかげのしっぽ を捨てました。 己を変える御守り を捨てました。 温泉たまご を捨てました。 かえるの目玉 を捨てました。 ふかふわコート を捨てました。 サルノコシカケ を捨てました。 スピードC を捨てました。 ハウリングバングル を捨てました。 バナナ を捨てました。 【食料消費】 料理判定に失敗… 食料240 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 cantabile
ヴァル「と、今までメッセでのお付き合いお世話様&お疲れ様ー。感謝」
レイファス(116) からメッセージ
V「そんな日々も今日で終わり、と考えると寂しいけれど、きっと次期栗鼠ゲーでもお互いチキレだろうね!」
レイファス「……懲りないなあ、クマヘッドも」
V「はっはっは……お互いにオツカレサマを! 今までありがとうを! これからもヨロシクを!(キラリ」
一人と一匹で一人前(412) からメッセージ
ナナコ(1358) からメッセージ
ナナコ「それから、また会ったら宜しくね」
ツギハギ(1384) は言った
ツギハギ「ALIVE最終回の自己メッセはワープゾーン内から生中継ッ!!うわぁぁぁ」
ツギハギ「と、ともかくアライブはめでたく終了したわけですが、ウチのスズメが行けと言うもんでまたもどこかに飛ばされてます」
ツギハギ「行き先はわかっちゃいるんですが、なんというか。・・・まぁいいか。とにかく行き先は次期栗鼠ゲです。キャラクタもそのまんまで行くつもりなのでみなさんよろしくお願いしますね」
ツギハギ「あ、あと伺スマパッチで気づいた事はドシドシメールください。全然こないんですから!」
M-14 に移動しました。 |
叫び声が聞こえる ツギハギ(1384) のシャウト! ツギハギ「次期栗鼠ゲでもツギハギ、及び伺スマパッチは継続します。皆様来期もよろしくお願いしますね」
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ 丘の上の墓地群 ALIVE エピローグ”ツギハギ”SIDE ―すべては「めでたしめでたし」に― 温泉でいつものように呑んでいると突然地響きがした。島の一部が沈んだと知ったのは知らせを持ってきた人に聴いてからだった。 「まったく・・・臨機応変というか行き当たりばったりというか。とにかく突然イロイロある島ね・・・」 しかし今度ばかりはいつまでもこの場に留まるわけには行かないのだろう。状況はかなり切迫している。 島が、沈む。 声はこの島を続けて探索する事が出来るなどといっていたし、結局最後までわからない人物だった榊は、この島にまだいたいと言っていた。それほど余裕がないわけではないらしい・・・ らしいがわたしはすぐに決めた。少なくとも自分には、どれほどこの島が快適だろうと、帰るべき場所がある。その場所はとんでもなく辛い思い出があって、とんでもなく住むにはつらい場所だけれど、わたしはそこに居続けたいのだと、確信している。 わたしは島を離れる。そして、あの街へ、そうだあの街へ行こう。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「残暑は酷かったが―――やけに夜が早いな」 髭のベテランがハンドルを急角度に回転させながら誰ともなしに呟いた。信号機は赤。スピードを落とさずに通過していく。傍らにあるマイクをとって「あー、救急車が通ります、避けてください」と言う。 通行量の多い街路樹の道を真っ赤なランプは回転して夕闇に溶ける。昼間アスファルトの上で焦げていた蝉の骸を跳ね飛ばして、音は一瞬に低くなる。 救急車の中にはベテランと新入り。それだけ。ベテランはいつもと同じ凝り固まった髭面で、いつものように切れ良く車を操る。一方新入りの表情は曇っていた。 「――あの、僕達二人だけでいいんでしょうか」新入りが口を開いた。救急車の人員が二人というのは、異常。少なくも三人は乗っていなければ十分な事はできない。 新入りはベテランの顔を見た。赤い影に隠れてよく見えなかったが、ベテランは深く息を吐いたように思った。 「・・・仕方ないだろう。残ってるのが俺達ともう一人。完全に留守にしちまう訳には行かなかった。別の所もまた然り、嬢ちゃんには悪いが我慢してもらう他無いな。――運が悪い事だ」 新入りは顔を伏せ、考え込んでしまう。不安を隠せていないようで、ベテランはまた深く息を吐いた。 「・・・まあ、電話の声も落ち着いていたようだからな。滅多な事は無いだろうさ」軽くおどけて見せる。 「そう、でしょうか・・・」 新入りはまた心配そうな顔になってしまう。答える代わりにベテランはマイクを取った。「あー、救急車が通ります、避けてください」 数分前のこと。隊員が殆ど出払った田舎街の救急センターへ電話が一本入った。電話は四分もあれば到着できるマンションの一室から。部屋が多くて広い事で有名なマンションだ。少女の声でただ静かに住所を述べ、一言「早く来てください」と。救急センターへの電話にしてはあまりに「場違い」な電話。悪戯でないか、この忙しいときになどと言われても仕方のないような電話だった。・・・誰も言う者は居なかったが。 救急車の音が止まり、色々持って人間が二人出てくる。電話のあった部屋は、二階。階段を駆け上がりチャイムを鳴らす。待つこと数秒。ドアを叩いて呼びかける。・・・待つこと数秒。 「鍵はどうだ」 ベテランが隣の新入りに問う。新入りはノブに手をかけ回した。引くと簡単に開いて、フローリングの廊下。そして、凶悪なまでに鼻を突く臭い。 「・・・・・・入るぞ」 ベテランが少しばかり大きな声で言って、足を踏み入れた。 「なんなんだ――一体これは」 廊下、フローリングの上。リビングへの扉の前でベテランが信じられないといった声を上げた。臭いは一際酷いものになっていた。 「何かの薬だとは思ったが・・・硫酸だと?」 新入りが訊く。 「わかるんですか」 ベテランは「ああ」と一言だけ言った。「入るぞ」今度は自分に言うように、扉を呟いて開けた。 リビングが焦げていた。とんでもない量の薬剤をぶちまけても、この状態にできるものかどうか。木製のテーブルは角が取れ、カーペットからは明らかに毒とわかる煙がそこかしろから立ち昇る。どこかの温泉郷を思い出しそうな光景だった。 「なんなんだ――一体」ベテランがもう一度言った。そして、思い出したように持ってきていたマスクをつけた。 あの電話は一体なんだったのか。新入りが問いかけた。あのあまりに落ち着いた物言いは。全てが霞んできて疑わしくなってくるようだ、と。 その間に、ベテランはあるものを見つけた。それは部屋の隅の方。カーペットと同じような赤黒い色。壁に一部が擦り付けられたようになって、ころがっていた。 見た瞬間にベテランは動いていた。あれは人だ。彼の勘が警鐘を狂ったように叩いた。あれはこのカーペットと同じ運命を辿った人の成れの果てだ。 別の部屋、別の部屋と見て回ったが、同じものがもう一つ。そしてもう一つ。だがそのうち一つは少し様相が違った。焼けたところは何もなく、ただまるで赤かったり緑だったりの壁紙のように、床から天井に、部屋のかどからかどにかけて張り付いている。 明らかに吐きそうな顔の新入りを尻目にベテランは動きを止めなかった。彼にはあの少女が生きている確信があったからだ。 リビングにある電話の子機。その充電器だけが、寂しく煙を上げている――― ベテランの勘はすぐに証明された。「ここも駄目なら次は便所だ」そう思って風呂場の扉を蹴破った所で。 バスタブの中に。まるでかみそり自殺でも果たしたかのような格好で。緑のホースがまるでちょんまげみたいで。その先からものすごい勢いで水が。右手。その先にクリーム色の電話の子機。服が焼けて。抱き起こした顔の右半分がなくて。 少女が――― 一家を崩壊に追いやった男は少女の手によって葬られた。 身寄りがあった少女の治療代は、その身寄り、祖父がほぼ強制的に払う事になる。 命こそ取り留めた少女だが、その身体には隠すどころではない大きな傷が残る。 退院した少女を見て、祖父は悲鳴を上げた。そして人が変わったように呟いた。 いや、人が変わった。そして呟いた。 「出て行ってくれ。出て行ってくれ・・・」 少女は何も言わなかった。祖父の辛そうな顔は見ていられなかった。 自分の治療に取り返しのつかない金が絡んでいた事は知っていた。それは関係ないことも知っていた。 彼が悪いのではない。悲しみのぶつける場所がないだけだった。持っていてはいつか祖父の気が狂った。 「ありがとう・・・」出て行けといった相手に対しては絶対に適切でない捨て台詞。だけど。 「お父さんとお母さんにも言わないと」精一杯笑った。丘の上にある墓地群へ走った。 途中で摘んだ花を供えて思った。暫くは橋の下かな。 そして、その橋の下になぜかワープゾーンがあったりするのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「そうか、はぎぃは帰るんだね」 ナナコが言った。そういえばコイツとは二勝二敗だったな。微笑が寂しい。 「まぁ、ね。わたしが帰ることを待っている人はいないけれど、帰ることを許してくれる人はいると思うから」 「・・・」 「だから、ここでお別れ」 ナナコは、何も言わない。 暫くの静寂。とても騒々しく聞こえる。 わたしは思わず「それで、ナナコはどうするの?」と尋ねるのをためらった。わたしが帰る場所は決まっている以上、意味のないことだ。そうわかっていた。だから――ここでお別れ。 だけど。 思いを汲んだのか、先手を取ったのか、ナナコが言った。 「この島って、星が綺麗だったよね」 なぜか心臓が高鳴った。ナナコはわたしに背を向けて続ける。 「最後の方は毎晩流星群だったし。ワルモノだったみたいだけど、やっぱり綺麗だったよね」 まただ。自分の循環器系は壊れたのか。 ナナコは何も言わない。わたしも何も言えない。空を見つめる光。光を見つめる闇。静寂が騒ぐ。 間。そして一拍。光が振り向いた。その笑顔より美しいと思った顔を、わたしは知らない。 「がんばろうね、またここで、この星空を一緒に見ようね」 島に降り立ってまだ日も浅い頃。初めて入った遺跡で初めての夜。 それは、寝ているナナコにわたしが、誰にも聞こえないようにささやいて。声は焚き火がはぜる音にかき消されたと思っていた。 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 どうにもならなかった。ナナコの身体を抱きしめて。気丈なふりも、強がりもやめようと思った。 なんだかあの犬と別れたときよりも、自分が間抜けに思えた。だけど、それでいいんだろうと思うことにした。ナナコがあたたかくて泣けてくるから。 別れの言葉は、特別じゃなくていい。わたしたちは、またいつか星の下で、またいつか。 「またね」 やっぱりそれが一番自然で。一生消える事のない絆を保障する言葉。それだけで、十分だった。 同時に背を向けて、それぞれの道へ。この島を消える瞬間は見せない。一番大切に思った仲間だから。近くの山森へむかう。そこでこの物語を締めくくろうと。 すると、どこからか遠吠えが聞こえた。近い。あれは。 「カカオ!?」 わたしの始めての友人。この島で出会い、別れた、あの犬の姿をした騎士。カカオは彼の称号。最初はカカオマスだったのだが、あまりに長いので今改名する事にした。 近くの茂みが揺れて、六匹の野犬が姿を見せる。 また会えるだなどとは夢にも思わなかった。わたしと別れたあの日、彼が四匹の子犬とその母親を守ると決めたときから、とても長い月日が経っている。快適だとは言っても、こんな島だ。特に島全土が荒れ果て始めてから、彼らのことを思い出す回数も増えていた。 わたしは、膝立ちで彼を迎えた。抱くと潮の香りと森の香りがした。彼はくすぐったそうに鼻を鳴らした。赤茶色の毛並みが、少し乱れた。 「――久しぶり」 膝に水がしみこんで、少し冷たかった。でも、体中が熱くて、逆に。 「それでは、準備はいいですか」 あの人の声が何処からか聞こえた。わたしは島のあちこちからたまに光が上がるのを見ていた。それぞれめいめいの場所に行くための光だ。 わたしは、静かにうなずいた。 わたしの後ろには六匹の野犬。それしかいない。これからいなくなるわたしの事を見守ってくれている。 その時は来た。あの人の口から呪文が紡がれ、わたしの身体に薄い光が舞う。 身体が軽くなったような。そして、意識が――――― 「待て!」 違う。現実にはただの犬の吼える声。彼だ。わたしの意識は引き戻され、術は中断する。気が付くと、眩暈がしてへたり込むわたしの隣に、彼が静かに佇んでいた。 眩暈が止まらない私の眼は、ただただ彼に注がれる。 静かに、あの人が口を開いた。 「どうやら、あなたと共に行くつもりのようですね」 え、と声が漏れた。守るべき物がいるはずの彼。私はあの人を振り向いて、すぐに彼の瞳を見つめた。 「いいのではないですか?」あの人が言った。指が示すところには五匹の灰色犬。 そうか。そういうことか。四匹の子犬は何処と無くたくましい。もうそれぞれひとり立ちが出来るほどに育っていた。 わたしが関わった命が、滅茶苦茶綺麗に光っている。これほど喜ばしい事があろうか! 子供達は一匹ずつ彼の前に行っては、母親の元に戻っていく。それが、彼らなりのやり方なのだろうか? 「そうね。それじゃ、一緒に行こうか?」 彼は「おうよ」とばかりに一声。間髪置かずにあの人の呪文が走る。 別れは、早い。 小さな光が鈴の音。すぐに世界中を包んで――― わたしは、消えた。 ――――――――――――――――――――――――――――― さわさわと木の葉が舞う丘の上の小さな墓地群。風は心地よい。私と彼は今小さな墓の前に花を供えた。 あの島にいる間に変わった事がある。 ひとつは、私の両親の眠る墓。前は質素もいいとこだったのに、今はなんだか無駄にお金がかかっていそうでちょっと恥ずかしい。 もう一つは、祖父。もうこの石の下だけど、ざらりとした質感の墓石の裏に私宛で言葉が彫ってあった。内容はひみつ。 今となっては細かいところはわからないが、祖父は祖父なりにわたしの事を整理した、といったところなのだろうか。 「さて、と」 膝についた砂埃を払った。彼は相変わらずピシッとしている。わたしは彼を振り向いて、にっこりと笑った。 「それじゃ、行こうか」 丘を下る。小さな木漏れ日。人と人とが出会うのが見える。 一人の少女は言った。また会おうね、と。 だから、私は下り坂で自然に出てくるスピードに、ブレーキをかけようともしない。 もう自分でも何を言ってるのかわからないけど、その感覚が顔面に容赦なくぶち当たってくる風ぐらいには気持ちいい。 そうして、わたしは思う。 しばらくまた、橋の下生活ね。 ルンペン気取りも悪くない。 数時間後、少女はまた消えてしまうことになる。 あのワープゾーンは、今もまだ、どこかの橋の下で、誰かを待っている。 またどこかで、星が一つ光る。 Fin ――――――――――――――――――――――――――――― これで一応ツギハギさんのお話は終わりです。 ネタが切れたので次期栗鼠ゲではちょっと明るくなってる可能性大。 実は私のキャラの中で一番青春って奴を謳歌してる子だったりもします。 と、いうよりもDark Kingdomシリーズに参加させている9歳児フーたん以上に好きな気が。 そうだなぁ、はぎぃさんはサザエさん時代突入も癪だからすこし年齢上げるかな・・・ 彼女ならたとえいくつでもキャラ立ちしそうだし? 彼女のお話はまたどこかにUPしようと思います。殿堂入りということで。 次期も登場すると思いますが、魔法とは限らないようです。下手したら筋肉になってる可能性もあり。うーわ。 最後に、素晴らしいゲームを運営してくれた栗鼠さんとか、メッセくれた方々にお礼。 しかし「島を出る」設定の人って何人ぐらいいるのかな・・・? っていうか伺スマもってる方は私にメッセくださいね?
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最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。 それらの詳細は 島内トーナメントは こちら キャラクターランキングは こちら を参照してください。
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