やることなすことが上手くいかない。 今まで甘えてきたのだからその報いだと思い、 僕はそれを当然のものだとして納得した。 そう納得したかった。 彼女のこれまでの苦しみはもう食べられないけれど、 これからの苦しみぐらいはもうすっかり飲み干せる。 この身に流れる毒も彼女のさいわいのためあると考えたならば、 僕は黒兎として生まれたことを享受できると思った。 僕自身を肯定できると思った。 生まれてから今まで胸の底にあった罪の意識という迷宮から抜け出せると、 罪は贖われると思っていた。 * * * 彼女がこの惑星に来て病床に伏せるのは3回目だ。 高熱にうなされ、顔は赤く火照っており、苦しそうに呼吸をしている。 まるで母のようだと思った。僕の母はよく病床に伏せっていた。 姉は父に似ていて、僕と母と身体のつくりが少し違うから様々なことで不安に思っていたから、 こうして僕や母と同じように高熱にうなされることもあると安心するところなのか。 それとも初めて高熱を出すという異常事態に惑うところなのか。 一体原因は何だろうか。これは母と同じ病だろうか。 それならばこの先の開拓をひとりで進めて父の言う花を探さなければならないのではないか。 病に冒された姉をどうするべきか。このまま置いていくべきか。 それとも動けるのならば拠点を変えるときだけ一緒に来てもらうべきか。 これらは全て杞憂に終わらないか。それとももっと深刻か。 本当は医者を探さなければならないのではないか。 今考えても詮無いような言葉が抗えない潮流のように脳裏を巡る。 止めたくとも止まらないから、止まれ、止まれと さらに強引に言葉で上書きをするしかなかった。 それも無駄な抵抗でしかなかったけれど。 「……姉さん。タオル、持ってきたよ」 病はそんな僕の穏やかではない胸中なんか知ったことなく、姉の体を蝕んでいく。 顔だけ向けたところを見るに、起き上がれないほど衰弱しているようだった。 僕はかつて姉がそうしていたように冷たいタオルや氷枕、氷嚢を用意して、 「ごめんね」と一言断りを入れてから頭には氷枕を、脇や首には氷嚢を添えていった。 額に置いていたタオルで控えめに顔も拭いてあげてから取り替える。 すると彼女は今にも消え入りそうな声で「ありがとう」と言った。 念のためにご飯を食べられるかと聞いてみると目を伏せられる。食べる元気はまだ出ないらしい。 固形物が食べられないなら後で擦りりんごジュースをつくろうかと考えていると、 うさぎの耳じゃないと聞き取れないぐらい小さな声で僕の名前を呼ばれた。 「……あのね、ケイト……お願いが、あるの……」 普段の姉からは考えられないぐらい儚い声だった。 まるで母のようだった。 「あのね、お姉ちゃんの手、握っていてほしいの」 『おねえちゃん』 あのときから僕はその呼び方をやめていた。 理由としては過去の自分との決別の意。 もうあんな甘えん坊の弟に戻らないという意思表示でもあったし、 自分に対しても一つの区切りを迎えるための儀式のようなものだった。 言うなれば少女が髪を切るような、そんな。 変わったのではなくこれから変わるのだから、 そうやって形から入っていって示し続けなければ容易く折れてしまうと思っていた。 誰かに示すために、自分を律するために、 言葉というものは非常に便利な道具だった。 「……」 それなのに彼女はまだ自分のことをお姉ちゃんと呼んでいて、 僕にはそれがとても嫌なことのように思えていた。 「……ケイト……?」 紅い瞳は濡れていて、ろうそくの火のようにゆらゆらと揺れていた。 僕は彼女の灯す小さな火を思い出しながら、 目を閉じ、胸中をざわめかせる暴風を落ち着かせるように、 それに気づかれないように小さく浅く息を吐く。 ベッドの脇にある小さな椅子に腰掛けて彼女の手を握りしめた。 「えへへ、ケイトの手……ひんやりしていてきもちいいね」 そう言ってはにかむ。 それは彼女の体温が高いせいだろうか。 チカラを使っている副作用で僕の体温が下がったせいだろうか。 きっと、恐らく、そのどちらもだろう。 彼女は嬉しそうに弱々しい力で指を絡めたり握ったりしていた。 僕は彼女の好きなようにさせ、されるがままになっていた。 女の子にしては固い手は僕のために戦ってきた証。 女の子なのに傷が残っている肌も僕を守ってきた証。 だからこれから守っていこうと胸に誓う。世界にたったひとりだけの血を分けた姉だから。 もっともっと強くなって、もう、こんな傷を負わなくても済むように、頑張らなくちゃいけない。 「ケイト……ごめんね。ここのところ……ずっと、 倒れてばっかりで。ケイトに迷惑ばかりかけちゃって」 そう言って僕の手をぎゅうっと、強く握る。 彼女は何を言っているのだろう。 迷惑なんて少しも思ったことはない。 謝られる意味がわからない。 彼女の言葉の意味が理解できない。 理解できないから返事ができない。 「…………」 どうして泣きそうな顔をしているのに泣かないの。 どうして弱音を吐かないの。 僕が弟だからなの。僕が頼りないからなの。 これだけ頑張っているのにどうしてと、 努力が結実しない焦りと不安で胸が押し潰されそうだった。 もっと努力しないと。もっと頑張らないと。 絶対に泣くな。弱音を吐くな。 自らを鞭打つように叱咤を繰り返す。 ああ、彼女は今までこうして来たのだろうか。 父が行方不明になったあのときも、 この惑星に降り立ち開拓していた間もずっと、 この毒を飲み干すような苦しみを紛らわすように 自分を鞭打つ叱咤を繰り返してきたのだろうか。 ああ、なんて苦しい。なんて辛い。なんて痛い。 『おねえちゃん』という呪縛が、こんなにも悍ましい苦痛を味わわせていたんだ。 (……大丈夫) 耐えきれず今度は激励する。 僕にはこのチカラがある。血とチカラが。 命奪えるこのチカラに恐れ、怯えていたのは過去の話。 今はもう僕の味方だ。彼女を守ることができるチカラだ。 さっきも守れたじゃないか。何を憂うことがある。 そう考えるとふっと心が軽くなったような気がした。 チカラという拠り所がある。それだけで僕は途端に何でもできるような錯覚に陥った。 『僕に任せて。僕を頼って』 そう言おうと口を開いた瞬間、突如違和感が襲いかかってきた。 「…………ッ!?」 すぐさま繋いでいた手を振り払う。 焦燥で心臓が早鐘を打つ。冷や汗が背筋を伝っていく。 悠長に思考などしていられない。すぐさま逃げなければ。 天敵を前にしたうさぎのように、 僕はその脅威から──姉から距離を取る。 断崖に立っていたことを今気づかされたかのように、 久しく感じる悪寒と恐怖に身体が震えが止まらなかった。 「……っ、姉さん、あんまり起きていたら身体に障る、から」 そう言うのが精一杯で、そのまま適当な言い訳をつけて僕はその場を足早に去った。 彼女から逃げるために、扉を閉めて僕と彼女の間に一線を引く。 目もくれず当て所なく走り、彼女がいる拠点が見えなくなったあたりで、 視界が眩み、膝を折り、地面に崩れ落ちた。 胸が苦しい。竜が火の息を吐くように息が熱い。 震えを止めたくて自身の体をかき抱いた。 彼女は一体何をした? チカラが動いた。血を介して使っていたチカラが、 僕の味方であるはずのチカラが、 まるで蛇のようにずるりと彼女のほうへと這い寄っていった。 それは磁石が引き合うように、 パズルのピースが合うように、 収まるべきところに収まるような説得力があった。 おかしい。いやおかしくない。だけどおかしい。 理解できないその現象を解きほぐすために思考する。 思い返し、思い起こし、整理する。 ────その血に混ざる未知なる力 ────君たちが『穢れ』と呼ぶ。その力 ────君の娘と同じ血を分けた彼ならば ────しかし、だが……、本来その力は…… 『君たち』とは父と姉の種族、星喰を示すとし、 『君の娘』とは僕の姉、ラーフを示すとし、 『彼』は僕を示すとしたら、 『本来』というイコールが結ぶ先は。 「いや、まさか、そんな……」 あの言葉の続きを想像するならば、 たった今あった現象を加味して導き出される答えは── 「…………」 その黒い光のような閃きに、解に、 ただただ、呆然とするしかなかった。 <──ケートゥ著 回顧録『LastOrder#A』第15章> |
『 THE HANGED MAN 』 *【逆位置】徒労、自暴自棄 【正位置】忍耐、試練、着実 * |
……その一方で、黒い兎と対峙する青年は、どこか心地良ささえ感じていた。 其方に敵意はないと、優しく告げるように。 「あ……怖がらせてごめんね。 君が怖がっても無理はない。僕は此処に来る前は、"日蝕"とか"星喰"と呼ばれていたからね。 でも、今は半神半人……いや、ただの魔法使いだと思って接してくれると嬉しいな」 目を合わせるように、彼は紅い瞳を其方に向ける。 「BUGのことについて、か……僕もあまりよくわかっていないんだ。 開拓者を模倣する存在、以外については……研究はそれなりに進んでると思うんだけど…… ごめん、僕はあまり情報を持っていないんだ」 そうして、彼はほんの少し考えて。 「もし、僕がBUGだったら……君は、僕を倒してくれますか?」 「いきなり試すようなことを訊いて、ごめんね。 でも……守りたい人がいるのなら、そういう強さも必要だよ」 「……僕には、それがなかったから。《Eclipse》になってしまった」 |
バニラ 「えー?甘えようよー。 」 バニラ 「……まぁ……でも、そっか。 姉弟がいない僕にはわからないこともある、かもなぁ。 」 バニラ 「きっと、うん。無理をさせちゃうのは、確かに嫌だね。 」 バニラ 「そういう気遣い、僕は好きだ。 やりすぎて、君が無理をしてしんどくないように、気を付けてね。 」 バニラ 「君の無理は、きっとばれちゃうよ。」 |
ジョーカー 「ケートゥ君・・わたしが必ず助けになるから・・ 【頭を下げたあなたを見て、震えた声でそう返す 頭を下げているせいで彼女の目元は見えない】」 【その後、軽く、触れるか触れないかのように軽く頭を撫でる あなたが顔を上げる頃には震えているように聞こえた口調も元に戻っているだろう】 【そしてあなたの笑みを見た彼女は安心したように、こうやって笑うんだぞと手本を見せるように破顔して】 ジョーカー 「ええ、もちろん 訓練の一環で栄養面もしっかり考えてあげる あなたの包丁の腕はその時に見させて お肉はこれから獲りましょう ひと訓練したらきっとお腹もすいてるし、最高の調味料になるわ」 ジョーカー 「それじゃ行くわよ まずはサバイバルの基本から、軽く山に入るわ ついてきて 【二人はナイフを片手に、それと最低限の道具をもって訓練に踏み出した】」 |
ケートゥ
(僕が強くならなくちゃ) |
ケートゥ 「教えてもらったとおりに……」 |
ケートゥ 「教えてもらったとおりに……」 |
ケートゥ 「きちんと片付けなくちゃ、前みたいに落としちゃう」 |
ケートゥ
(前に。前に) |
メイナード 「任せたまえ!」 |
ジョーカー 「呼ばれて飛び出て ってね まかせて! 魔弾の雨ってのを見せてあげる」 |
アマリア 「はーい! アマリア、よばれました!!」 |
ケートゥ 「……僕は相手の邪魔をするよ。それと料理で皆を元気づける 」 ケートゥ 「特に序盤は僕が足止めをする。その間に相手をやっつけてほしいな」 |
○ | Pno36 ご飯開拓班 [前 / 新 / 集] Eno36 ケートゥ Eno32 ラーフ Eno260 メイナード・ウォーカー Eno259 ジョーカー Eno45 アマリア |
VS | Pno117 デイPT [前 / 新 / 集] Eno117 デイ Eno374 タンブル・ウィード Eno47 やどりぎひめ Eno259 ジョーカー Eno159 ケス |
× |
× | Pno1 開拓部隊*戦車* [前 / 新 / 集] Eno1 シャラヴィス Eno7 チェヌリョー イ ミエ Eno42 まりあ Eno95 名前を捨てた者 Eno13 烟玖 |
VS | Pno36 ご飯開拓班 [前 / 新 / 集] Eno36 ケートゥ Eno32 ラーフ Eno260 メイナード・ウォーカー Eno259 ジョーカー Eno45 アマリア |
○ |
○ | Pno36 ご飯開拓班 [前 / 新 / 集] Eno36 ケートゥ Eno32 ラーフ Eno260 メイナード・ウォーカー Eno259 ジョーカー Eno45 アマリア |
VS | Pno262 フィクストPT [前 / 新 / 集] Eno262 フィクスト Eno331 大根 Eno23 トビー Eno314 ノアハ・ホプキンソン Eno231 うさぎのバニラ |
× |
メイナード 「今回の私はひと味違うぞ!」 |
【銃を構え、雰囲気が変わる・・・そして女の力が吹き上がったッ!】 ジョーカー 「さて・・ひとつやりますか」 |
ケートゥ
(僕が、守るんだ……!) |
メイナード 「それでは始めようか!」 |
ジョーカー 「風穴を開けられたい人から前に出なさい サービスするわよ?」 |
アマリア 「やっつけちゃうぞ! ……アマリアのおともだちがね!!」 |
ジョーカー 「風穴を開けられたい人から前に出なさい サービスするわよ?」 |
メイナード 「それでは始めようか!」 |
俺 「うまそう」 |
烟玖 「……準備は……出来てる」 |
ケートゥ
(僕が、守るんだ……!) |
覆い隠すかのように。 |
【ロマンシングな陣形が構築 中央には彼女が陣取る】 ジョーカー 「さぁ来なさい 受け止めてあげるわよ」 |
【空気を漂う魔素を自分の力へと変換していく】 ジョーカー 「避けたところで弾は無限よ? 絶望して死んでいきなさい」 |
【時間とともに増幅する銃の力】 ジョーカー 「生半可な装甲は通用しないわ 撃ちぬいてあげる」 |
【彼女を包む生命力の波動が味方に力を与える】 ジョーカー 「あまり長引かせたくはないけれど、これで多少はマシになるはずよ」 |
【銃の反動を減らすためのアブソーバーを装備しつつ】 ジョーカー 「数回しか持たないのよね コレ 効いてるうちに終わらせれるかしら?」 |
【目をつぶり深呼吸 意識を極限まで研ぎ澄ます】 ジョーカー 「さて・・いくわ」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
ケートゥ 「こっちだよ」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
ケートゥ 「こっちだよ」 |
メイナード 「ハハハ、甘いぞ!」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
アマリア 「へっちゃらだよー!」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
ケートゥ 「こっちだよ」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
【攻撃を避けた彼女の顔にウニが飛来するッ!】
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直し・・ふがっ!?」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
ケートゥ 「ちぇっ」 |
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直しなさい」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
【変換された魔素が魔弾へと変わり、銃に装填されていく】 ジョーカー 「ここは魔素が濃くて助かるわ さ、続いていきましょ」 |
【自身で増幅した力が彼女を包み、仲間にも散らばってゆく】 ジョーカー 「さーてひと踏ん張り、頑張りましょうか」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
ケートゥ 「こっちだよ」 |
ご飯開拓班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
呼吸を整える。 |
【高所に陣取り、目に見える罠を撃ちぬいていく】 ジョーカー 「餅は餅屋・・バレバレなのよね」 |
【彼女が札を投げると、札に描かれた愚者の効果が発現する!】 ジョーカー 「自由、可能性、純粋か・・わるくないわね 力を貸しなさい!」 |
ジョーカー 「さて、仕切り直しよ?」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
ジョーカー 「く・・ぁっ・・いい当たりじゃない やるわね」 |
【片手で銃を構えながら、仲間に向けて強化術式を組んだ】 ジョーカー 「気休め程度でわるいわね さ、いくわよ!」 |
【張られた守りを相殺せんと、音による衝撃の壁が形成される】 ジョーカー 「目が覚めた? 守りなんて固めてないでかかってらっしゃいな」 |
【アルカナ、愚者の効果により彼女に祝福の効果がかかる】 ジョーカー 「自由や可能性・・いいじゃない 力を借りるわよ!」 |
ジョーカー 「よし、まだまだいけるわ!」 |
アマリア 「あわわ……これ、すっごく難しいよ……!」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
メイナード 「すまない!助かる!」 |
ジョーカー 「ありがとね おねーさん助かっちゃう☆」 |
アマリア 「ありがとう! とっても元気になった!」 |
メイナード 「お。ありがとう!」 |
ジョーカー 「ありがとね おねーさん助かっちゃう☆」 |
アマリア 「ありがとう! とっても元気になった!」 |
【女に近づいた瞬間、全身から力が抜けるような感覚に陥るッ!】 ジョーカー 「ライフル持ちだから懐に潜ればいいと思った? その浅慮さ・・後悔なさい!」 |
【女に近づいた瞬間、全身から力が抜けるような感覚に陥るッ!】 ジョーカー 「ライフル持ちだから懐に潜ればいいと思った? その浅慮さ・・後悔なさい!」 |
ご飯開拓班 Chain 惨殺傷天光Lv4(1) 遠殺傷投射Lv4(2) 連治癒活気Lv3(3) 全殺傷突刺Lv3(4) 死Lv3(5) 列殺傷天光Lv3(6) 運命Lv3(7) 列治癒活気Lv3(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) ?(4) ?(5) ?(6) |
アマリア 「敵さんすっごくつよいみたい……!」 |
夜霧を飛び交う。 |
夜霧を飛び交う。 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
【敵陣に撃ちこまれた激しい音を発する弾丸が、相手の守りに綻びをつくる】 ジョーカー 「くぅ・・こっちにいても耳が痛いわね みんな大丈夫?」 |
【愛銃ヴェスラインを自己の魔力回路にコネクトさせる】 ジョーカー 「魔力回路ドライブ・・・よし、問題なしっと」 |
ジョーカー 「生き返るわー・・なによ まだわたしは若いわよ?」 |
メイナード 「すまない!助かる!」 |
俺 「つやつや」 |
ジョーカー 「ありがとね おねーさん助かっちゃう☆」 |
メイナード 「お。ありがとう!」 |
俺 「つやつや」 |
【敵陣に撃ちこまれた激しい音を発する弾丸が、相手の守りに綻びをつくる】 ジョーカー 「くぅ・・こっちにいても耳が痛いわね みんな大丈夫?」 |
【愛銃ヴェスラインを自己の魔力回路にコネクトさせる】 ジョーカー 「魔力回路ドライブ・・・よし、問題なしっと」 |
ケートゥ 「……ありがと」 |
メイナード 「すまない!助かる!」 |
ジョーカー 「一休みしましょ あなたも・・ね?」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
ケートゥ 「……ありがと」 |
メイナード 「お。ありがとう!」 |
ジョーカー 「生き返るわー・・なによ まだわたしは若いわよ?」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
ケートゥ
(がんばらなくちゃ……) |
ジョーカー 「よし、温まってきたわ ほら、かかってきなさいな」 |
ジョーカー 「よし、温まってきたわ ほら、かかってきなさいな」 |
ケートゥ
(がんばらなくちゃ……) |
【銃の機構と意識を連動させ、敵陣の《的》をロックオンした】 ジョーカー 「これでトリガーを引くだけであんたたちに弾が飛んで行くってワケ 覚悟はできたかしら?」 |
【女の周りの結界で気力も生気もすべてが風化していくッ!】 ジョーカー 「ここらへんにしておきなさい? 廃人にするわよ ふふっ」 |
ケートゥ 「……ちっ……」 |
【銃の機構と意識を連動させ、敵陣の《的》をロックオンした】 ジョーカー 「これでトリガーを引くだけであんたたちに弾が飛んで行くってワケ 覚悟はできたかしら?」 |
【女の周りの結界で気力も生気もすべてが風化していくッ!】 ジョーカー 「ここらへんにしておきなさい? 廃人にするわよ ふふっ」 |
メイナード 「よし!いくぞ!」 |
ケートゥ 「……つ……っ!」 |
メイナード 「今のは効いたのではないかな?」 |
ケートゥ 「……つ……っ!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
アマリア 「よし! ばっちり!」 |
ジョーカー 「曲射のフォースブリット!」 |
【高笑いと共に敵陣に特攻しながら、弾幕を張って血路を開いていくッ!】 ジョーカー 「ふふ・・あははは! イヤーーーーー!! ッハーーーーーーー!!!」 |
ジョーカー 「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」 |
烟玖 「痛……」 |
ケートゥ 「……つ……っ!」 |
メイナード 「任せたまえ!」 |
ケートゥ 「……この程度……っ!」 |
ケートゥ 「……ありがと」 |
ケートゥ 「……ありがと」 |
メイナード 「お。ありがとう!」 |
メイナード 「すまない!助かる!」 |
ジョーカー 「あーもうじれったいわね! 全弾もっていきなさい!!」 |
【戦場を見下ろし、全員にロックオン! 出し惜しみなしの魔弾の雨が降り注ぐ】 ジョーカー 「ガードしようと無駄なのよ 全部撃ち抜いてあげる☆」 |
ジョーカー 「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」 |
メイナード 「良いところをついてくるな!」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
メイナード 「やるではないか…!」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
メイナード 「いこうか」 |