シュウスケ達は今、星屑の小川にから少し外れた獣道を走っている。

攻城戦を終え、仲間たちと解散した直後。フィリアスが新たなローバルの気配を感じ取ったため、急ぎその場所へ向かっているというわけだ。

シュウスケが見上げる先…上空には、巨大化した両手を翼のように広げ、空を舞うローバルの姿があった。

上空で旋回したローバルは、地上のシュウスケ達に向かって急降下してくる。

シュウスケは横に跳んで回避。振り向きざまに左手をかざし、風の魔力を放出した。

しかし、それは易々と回避されてしまう。　高速で飛行するローバルは、シュウスケが放った魔力よりも素早く上昇。こちらの攻撃範囲から外れ、体勢を立て直していた。

ローバルは上空から炎の弾を放つ。相手の間合を確認するかのように、距離を詰めながら遠距離での攻撃を行ってくる。

安全圏だと確信したのだろう。ローバルは攻撃を止め、自身の真上に魔力を集め始めた。
炎の魔力は一点に集中し始め、巨大な火球を作り出していく。

無意識に、フェアリードライバーに触れる。























鼓動。





















シュウスケに応えるように、フェアリードライバーが青い光を放つ。

―　星屑の小川　〜夕暮れ〜―

それは、ほんの僅かな時間。
仲間たちと一度離れて行動していた隙間の時間。

サワサワと小川は輝きながら流れ、見るものの心を癒す。
『星屑』の二つ名に違わず無数の煌きを放つ。


普段の生活の中で何気なく生まれた、『孤独の時間』。


やがてそんな小川にも日没が近づき、
「地上の銀河」はまるで黄金に染まるように輝きを映し出す―――

正面。空に浮かぶ金色を背景に、
何時しか見せられた『鎧の賊』が川を挟むように、こちらと対峙していた。

そう、”ローバルではない”ヒトガタ。

輝きを吸い込む様な赤褐色が、じわり。じわり。と小川に染みこんでいく。

ゆるやかに、空気が冷えていく様な感覚。

それは、敵意ではない。

黄金に佇む、幽鬼の如き紫。

それは、悪意ではない。


心の臓腑を撫でられる様な感覚。


殺意。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
狩人が兎を狩るように、まるで作業の如く研ぎ澄まされた一方的な意識―――！！

静かに向けられた奇妙な大斧は、青年と共に在る精霊達に向けられて。


対岸まで狭く、およそ１０メートル程度。

急な流れを見せる川を渡れる事は無いだろうが、
向けられ続ける殺意からは、この距離でも『何か』を仕掛けられるのは疑いようが無い。

様々な選択肢が、貴方の前に浮かんでは消える……。

エレネは、小さな可愛らしい袋を二つ取り出した。中身はそれぞれ、妖精の羽とバイクを象ったチョコレートのようだ

　　そう言い、息をふぅっと一つ吐いたかと思うと…
　　小嵐から先程の燥いでいた雰囲気は微塵も感じられなくなり
　　代わりに、とても静かな、穏やかな闘気が伝わってきた

　　すっ、とカマキリにも似たような構えを取り…
　　シュウスケ君が戦闘態勢に入ったのを確認すると

　　疾風の様に　駆けた


　　相手は風の妖精の力を受けているので速さも相当にあると考えたのであろう、
　　同じ様にパイフーの風の力を駆使しつつ
　　中国拳法でも速度を最大限に活かした攻撃…

　　…つまり「七星蟷螂・崩歩拳」を選択したのであった


　　その縮地とも思える素早い動きでシュウスケ君の懐に潜り込んだかと思うと、
　　最速の一撃を鳩尾へと繰り出した…！



　※おおっと！　ここでダイスロール勝負だ！※（ぇ

　　折角なのでダイスロールにて勝負を決めませう
　　適当に2D6を振って、数が多い方が勝負に勝つという事でー

　　※ ちなみにＲＰ的に問題ありそうなら振らずに勝敗決してもらっても構いません

　　…ではこちらのダイス目はー

　　　　 2D6 = 8 ( 4 4 )


　　ファンブってたら、気合入れ過ぎてすっ転んでる体で良いです（ぇ

シュウスケの地球にゃカカオ97％ってチョコ会ったのか聞きつつ。

　ぽつりと一言。諺か何かでしょうか？

　自分一人で納得しています。妖精さんを肩にもじもじしながら。
ふ、とフィリーさんが乗っていないほうの腕だけ何かを迎え入れるかのように広げて。

　よーこそ、とでも言うようにほんの軽く膝を曲げて。

うーちゃんが放電現象を発生させ、落雷のような轟音（と可愛らしいシャウト）が響く。
それに驚いたかのように、わらわらといくつかの影が飛び出してきた！

フェアリードライバーのバックル部分を展開すると、電子音と共に穏やかな光を放ち始めた。

アステカから送られる魔力で宝玉を作製し、バックル部分にセットする。
シュウスケの全身に強化骨格が瞬時に転送され、戦闘準備が完了した！

ふとオリビンの右目　眼帯の下がぼんやりと緑に輝くと
何もない中空　オリビンの眼前に掌大の輝石が浮かび上がる。

その名をそれを跳躍と共にカタナで叩き斬ると、砕けた欠片が粒子にほどけていき
渦を巻いて徐々に形を成していく。
淡い緑の光の中からお腹に子供を宿した聖母にも見える天使が現れた。