［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［スキル］OK.　

　
よだかは醜く、嫌われた。

命を奪わなければ生きられない自己を嫌悪した。

よだかは絶望して太陽を目指す。

その願いも拒絶される。

命を燃やして夜空を飛び続け、やがて青白く燃え盛る星になる。



僕も『よだかの星』になると思っていた。












































《18時間目の記録より》
http://lisge.com/ib/k/18/r548.html



父さんの作った兵器に身を包み、それを振るう。

奪っても誰も咎めない命を奪う。

悪事を働く者を殴り続ける。



人でなければ殺していい。

悪は裁かれるものである。



そんな言い訳に支配された卑怯な僕は、

いつか滅んでしかるべきものだと思っていた。



学校をやめて、本当は……

そのまま、父さんを道連れに共倒れするつもりだった。

僕はヒーローではない。

怨霊である僕は、誰かを幸せにできない。

だから、暇をください……なんて願ったりして。



でも、実際はかっこ悪いぐらい未練ばかりだった。

僕が退学すると言った時、皆がショックを受けたことに……驚いてしまった。

避けようとしていた天藍祭には出てしまったし、掛け替えのない思い出を手にしてしまった。

街の全てが"止まった"あの夜には、大切な友達を失う焦燥をこの身に思い知ることになってしまった。



そして、僕はもう……

手放せないほど彼女のことを好きになっていた。



……そんな自分が本当に嫌で。

命の重さはどれも同じで、いつでも傷つけられているのに、

なぜ、それが大切であればあるほど苦しいのか。

なぜ、大切でなければ見過ごしてしまうのか。



それを認めながら誰かを愛するのはあまりに苦しい。

後ろ暗さが降り注いで、目を逸らしたくなるけれど……



それでも彼女の言う通り "変わりたくて変われない" 僕を許せるようになろうって。

星になろうとするのはやめようって。



僕は、彼女と同じ夜空を見上げるんだ。














追伸：

最近、黒浦の写真屋さんで働き始めて写真へのこだわりも増してきた。

でも、産石とのツーショットを見返していて思うんだ。

やっぱり、僕に必要なのは写真の技術よりも――































































































雌雄を決するために作られた影法師。

世界はこれを夢と語る。



夢だって、確かにそこに有った。

僕を変えたのは、その夢だ。



"お前"は僕のことを知らないだろう。

これから待ち受ける運命なんて知らないだろう。



僕は"お前"のことも、運命も、全てを知っている。

知っているから――


























































































































僕の身は、世界の反転と共に燃え尽きる。



あの席はもう"お前"のものだから

僕が立たされるのは、死の淵だ。



イバラシティの皆。

そして、聳孤。……聳孤。



いつか、また……――











































どうして僕は。
皆とまた会おうって約束を交わして。
希望を胸に抱いて。

そうして死のうとしている。

おさまりそうにない。
一度、死んだこともある。
生きながら怨霊に近づいたこともある。

そのどの時とも違う、この胸騒ぎは……――



































いいや、もう日和ったりするものかよ！



下校の時、遊び終わって日が暮れた時、

僕らはこう言い合ったんだから。









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解脱RTA　〜異界の地獄に堕ちた僕が妻と再会するため全速力で仏を目指す〜

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ENo.16 狐嵐華丸 とのやりとり


ENo.27 虚仮神仏 とのやりとり


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特に何もしませんでした。