［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

昔は暗い所が怖かった。
電気の付いていない家の廊下も、街灯の光が届かない道の端も、何か、分からないものが居そうな気がして怖かった。
怖いと思うたび、リビングに居る姉に頼んで電気を付けてもらったり、隣にいる姉に手をつないで歩いてもらったり、毎日をそうしてやり過ごしていた。
毎度毎度、姉は嫌な顔一つせずに答えてくれていたと思う。

小さな子供が暗がりを怖がることは珍しくはない。
皆、経験を積み大人になれば、何もない、もしくは何があるかを予測できるようになり、自然と怖くなくなっていく。
自分も大きくなればだんだん怖くなくなる、大丈夫だと、そう言われていた。


だけど、その時は突然訪れた。


自分の異能の使い方を理解した。

囲むと見える。解る。
使いどころもなく、誰かのためになるわけでもない、けれど自分にとってはとても素晴らしい異能だった。



異能を使えば、例え真っ暗の部屋でも何があるのか分かる。
その人が持っている異能も分かる。
異能は、自分にとって危険だというものも教えてくれた。

その結果、身の回りに危険なものなどほとんどないことも分かった。
使えば使うほど、慣れた場所であればあるほど、早く正確になっていく。



そしてそんな便利な異能に対してある日思ったのだ。
邪魔だな、と。

誰もいない場所ならいい、それほど情報量も多くない。
けれど人がいて、動物がいて、虫がいる。
多すぎる情報は視界を遮った。

対象を絞る練習をすればよかったのかもしれない。邪魔だと思わないくらいに慣れればよかったのかもしれない。
そうすればもっと早く正確に異能を使えるようになっていたかもしれない。
自分はそれをせず、異能を使う回数を減らしてしまった。





……でもまあ、練習を積み重ねていたとて、この状況では役に立たなかった可能性のほうが高いかもしれないなぁ。



決闘が終わり、相手が立ち去ってから、俺は借り物の力でフタバとリリィの応急手当をした。
借りた異能は部員のもの、傷ついた相手をバッドで殴って治療するという、使いやすいのかやすくないのか分からない万能ヒーラーの能力だ。
治療のためとはいえ、火傷の相手にもう一度殴るってのも中々ためらわれる。
あいつ、ほんとマジなんで毎回容赦なくいけるんだろうな……。

しばらくして、フタバの意識が戻って起き上がる。

「剣道三倍段《トリスメギストス》ッ！！」

予想通りの反応に流石だと思う。
そして俺は、盾を構えて硬直するフタバに、暖を取りながら考えていたセリフを言ってやるのだ。

「安心しろ。ここはセーブポイントだ」

ゲーム仲間になら一言で通じる状況報告。
そろそろ前のセーブから一時間がたとうとしていた。

ENo.7 七坂 とのやりとり

命術LV を 5 DOWN。（LV10⇒5、+5CP、-5FP）
解析LV を 5 DOWN。（LV10⇒5、+5CP、-5FP）
合成LV を 15 DOWN。（LV15⇒0、+15CP、-15FP）

変化LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
領域LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
付加LV を 20 UP！（LV0⇒20、-20CP）

ItemNo.11 赤いパーカー（Ver2） に ItemNo.5 赤のパーカー を合成実験しようとしましたが、LVが足りないようです。

フタバ(515) により ItemNo.12 平石 から射程2の武器『軽量合金メガネ』を作製してもらいました！
　⇒ 軽量合金メガネ／武器：強さ67／［効果1］器用15 ［効果2］－ ［効果3］－【射程2】

ItemNo.7 ロック-K に ItemNo.9 不思議な石 を付加しました！
　⇒ ロック-K／装飾：強さ40／［効果1］強靭10 ［効果2］幸運10 ［効果3］－

フタバ(515) の持つ ItemNo.6 ヒーターシールド に ItemNo.8 大軽石 を付加しました！

カズミ(497) とカードを交換しました！

SweetSweets （イレイザー）


先制 を研究しました！（深度0⇒1）
先制 を研究しました！（深度1⇒2）
先制 を研究しました！（深度2⇒3）

ガードフォーム を習得！
リフレクション を習得！
アンダークーリング を習得！
ヘイルカード を習得！
ローバスト を習得！
クリエイト：ウィング を習得！
プロテクション を習得！
ファゾム を習得！
瑞星 を習得！
ディベスト を習得！
クリエイト：バトルフラッグ を習得！
上書き付加 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ツナグ(148) は 平石 を入手！
リリィ(494) は 孔雀石 を入手！
フタバ(515) は 平石 を入手！
フタバ(515) は 何か固い物体 を入手！
フタバ(515) は 牙 を入手！
リリィ(494) は 何か固い物体 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
リリィ(494) のもとに ハニワ がスキップしながら近づいてきます。

チナミ区 Q-9（森林）に移動！（体調15⇒14）
チナミ区 R-9（森林）に移動！（体調14⇒13）
チナミ区 R-8（森林）に移動！（体調13⇒12）
チナミ区 R-7（チェックポイント）に移動！（体調12⇒11）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ツナグ(148) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》
　　 - リリィ(494) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》

MISSION!!
チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》 が発生！
　　 - ツナグ(148) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》
　　 - リリィ(494) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》
　　 - フタバ(515) が経由した チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》

―― ハザマ時間が紡がれる。

　

　

　





　




チャット画面にふたりの姿が映る。

　







　




チャットに響く声。

　



画面に現れる３人目。

　






　





上目遣いでふたりに迫る。





　








ノイズで一部が聞き取れない。

　









突然現れるドライバーさん。

　









　







　

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！




（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）