戦える。
















僕 は 戦 え る ！






繰り返していた。
培っていた。

きっと永遠に来ないだろう時のために、僕は力を溜めていた。
手足の如く動かせるように。複雑な命令を与えられるように。

整えて。制御して。鍛えて。
結実の日が、ようやく来た。

イバラシティでは、絶対にこうすることは出来なかったろう。
あれは秩序の世界で、どれだけ強力な異能を持っていようと、
……どれだけ考えを尽くしても。個人の力では変えられない。
僕がこの街を変えてやるなんて、この異能と共に騒ぎ立てても、
いずれ鎮圧されて、新聞にも乗らないような些事で終わりだ。
だから、このワールドスワップは、最高の機会に違いない。


二度。響奏の民を下した。侵略者の四人の一人として。


力の証明が。全てが無駄でなかったということが。ようやくわかった。
ああ、何だ、強いじゃないか、僕は。すごいじゃないか、僕は！


笑いが自然に零れ出る。
なあ、自尊心ってさあ、
こんな感覚だったのか？
誰も教えてくれなかった。
だから僕は奪いに行くよ。

勝てば勝つ程、世界が変わる方へ進む。
わかりやすく明快なルールだ。
強ければ、醜かろうと何だろうと、
ああ、最低最悪だろうと何だろうと！
望むものを手に入れられる！

素晴らしいよ。これでいい。
だから、そのためなら。
今までのうのうと平和に、
幸せに生きてきた奴等が！
泣いてようがなんだろうが、
全部全部踏み躙って、
僕は最後まで進んでやる。








異能の名前を呟いている。
さあ、まずは、一。始まりだ。
果実を詰むように手を伸ばす。
空を見上げている、それに向けて。

最低最悪の日の真価は、ここからだ。
──屍の山を積み上げて、
その玉座に君臨しよう。






待ってるといい。ちえり。安心しろよ。
結局お前は何も理解してないんだろう？
ああ、それでいい、それでいいさ。
僕が守ってやるよ。もう出来るんだ。
ここでも、アンジニティでも、
現実が降り掛かる頃には、
お前を繋ぎ止める準備が……
整ってることだろう。

▲	ガガミネ 「そーかそーか！元気かァ～～そりゃヨカッタ。 誰も彼も元気が一番だからナ！ハハハハ！」

	ガガミネ 「ハハ。……しかし、そうか。君は、進めたのか。 そうだね。私達は違うね。誰も彼もが、違う生き物な筈なんだよな。ふふ。」

	ガガミネ 「……しかしねェ～。どうしてに加えてお仲間のお誘いと来たか。いや、センパイとして嬉しい限りではあるケドネ？ [冗談めかして、似たようなポーズを返す。] そうだなァ……なんと説明したものかナ。」

	ガガミネ 「例えば！そのお誘いに乗ったとしよう。 今からワタシはアンジニティ！すべてをぶち壊し！無事侵略を達成し！峨々峰の家を滅ぼし！新たな新天地！まっさらなワタシ！ようこそ幸せ！ヤッター！！」

	ガガミネ 「ああ、そうはならないんだ、私は。 家を出たい。疲れた。その通り！私は峨々峰の旧さに囚われて、逃げ出す前に圧し折られたんだ。そして、今は掌の上で欺瞞めいて踊ってるのさ。 戦う前に死んだものが、今更になって河岸を変えたとて。成仏の助けにもならないだろう？」

	ガガミネ 「――だから私は君を応援するのさ。潰れる前に逃げ出せたようだからね。 勝利を望むとまでは言ってやれないけど、君の歩む道に幸運を。後悔無きように進むといい。 ……センパイからのエールってやつだネ～～。受け取ってくれヨ！ラブとかと一緒にネ！」

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夜鬼藍緑 ENo.14 十日夜レキ ENo.100 百面相の怪 ENo.222 トキ ENo.778 アフィリエル

ハザマに生きるもの ダンデライオンA ダンデライオンB 大黒猫 歩行石壁

夜鬼藍緑 ENo.14 十日夜レキ ENo.100 百面相の怪 ENo.222 トキ ENo.778 アフィリエル

TeamNo.202 ENo.202 黒須ミカ ENo.351 黒川逢佳 ENo.610 ユズル ENo.1248 リト

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ハザマに生きるもの 歩行軍手 ハニワ 大ガラス 大黒猫

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forget me not ENo.1366 追放された神 ENo.1376 FS ENo.1435 バーミー ENo.1473 否定の剣士

夜鬼藍緑 ENo.14 十日夜レキ ENo.222 トキ ENo.949 ミドリヤマ ENo.1034 藍浦英里織

261

433

チナミ区 H-16

チェックポイント《瓦礫の山》

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立ちはだかるもの 守護者《DEER》 守護者《DEER》 守護者《DEER》 守護者《DEER》

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