NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 2:00~3:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




そう。
これは、トキと月瑕利夜による幕間の一側面。
それを鬼のまなざしから捉えた、事実の断片である。







ただ、
ただ、明滅する視界のすべてを置き去りに。
矢のような白い光芒が、荒野を割いて駆けていく。



超常の肉体とて限界はある。
千切れそうな両脚をなお酷使し、
獣は、どうして己が駆けているのか、いよいよわからなくなっていた。
それでもなお、思考さえをも置き去りに走る。
駆けて、駆けて、駆けて、駆けて……
うす寂れた廃屋に到達したとき、


トキ
っ、……リヨ、……いるの?


喉奥からは、呼吸より先に悲痛が零れた。







トキ
「……」

リヨ
「……」


残骸にふたり。
ひゅうと風が吹き抜ける瓦礫のさなか。
ようやく体が落ち着いてきて、思考が冷静さを取り戻してきた。
視界が明瞭になり、意識が冴え渡っていく。

辿り着いて直後の記憶は朧で、何を言ったか覚えていない。
全力疾走の疲労による回らない頭は、
ようやくの再会に何を言紡いだのだったか、

いや。
違う。
再会などではない。
今から成すのは、


捕食だ。


であれば、まず警戒は解かねばならない。
武器を、剣を放り捨てよう。
こんなものは要らない。鬼の牙爪は、有象無象の刃より易く命を引き裂く。

トキ
「『……よかった、……無事で、さ』」

呼吸を整えながら、やさしいことばでかたりかけよう。
こちらから歩み寄りはしない。その領域を抉じ開けはしない。
その懐を開くのは、

リヨ
「……だれか、くるかもしれないから……おいでよ、……疲れてる、でしょ」

そうだ。おまえ自身だ。
おまえ自身が信じるからこそ、それはより強固な嘘となる。
一歩、二歩、踏み寄る。
まるで困惑しているかのように振舞う。
それがおまえの、揺らぐ信頼をいっそう揺らす。

トキ
「『……リヨは……、……ひとり? 怪我……してない?
  ……ボクは、大丈夫。
  レキくんや……いちかセンパイたちと合流できたから』」

次に戦力を確認する。
仲間がいるなら厄介だ。まだこの人間がこちらに付くと決まったわけではない。

リヨ
「……うん、」

そうか。ひとりか。
それなら都合が良い。
ここでおまえを始末してしまっても、問題ないということだ。
その前にもうひとつ、信頼を後押ししてやろう。
その頭を撫でようと手を伸ばす。
    キミはこうするのが好きだったから。
赤い髪に指を絡め、そうっと梳きおろす。
あとすこしでそれがかなうというときに、


リヨ
「……。……なんで、ここにきたの……」


あなたに、目を逸らされた。


トキ
「……え?」


伸ばした手が力なく宙を切って落ちる。
    目を逸らされたことなんてなかった。
そうだな、どう返答してやるのが自然だろうか。
    キミだけはボクから目を逸らさなかった。
人間の好みそうな、甘ったるい理由を添えてやればいい。
    ボクのこの忌むべき瞳も、キミだけは──


トキ
「『……どうしてだろ』」


そういえば、


トキ
「『……いつもは、理由なんて、必要なかったのにね』」


いま自分は、どんな顔を、
リヨ
「殺しに来てくれたんじゃないの?」




────視線が。




リヨ
「ちがうならさ……何してほしいか言ってよ、好きにしてよ、……だから」




交わる。




リヨ
「……そんな顔、しないで……」






トキ
「──、……」

この人間を、だますための、ことばを、

トキ
「……殺すよ」

やさしいうそをつかないと、

トキ
「……イバラシティの人間は皆殺しにする。
 一人も逃がさない。
 全員このハザマ領域で終わらせる。
 もう二度と、あの街の土は踏ませない」


やさしい、うそを、


トキ
「……でも」
トキ
「……リヨは……殺したくないよ……」



うそ、を、



リヨ
「なんで、よ」
リヨ
「だってあたし……人間で、イバラシティにいて、」

リヨ
「……ねぇ、じゃあ、……いっしょにかえろうよ、ふたりで……」
リヨ
「……そうできなくなったら……そのときはちゃんと」


リヨ
「あたしを、殺してよ」



リヨ
「だって、トキのいないところに、かえりたくない……」




    キミの、
    匂いが、する。




トキ
「……でも……うそだったんだよ」
    そうだよ。
トキ
「……ボクは、キミのことをよく知ってる。
 イバラシティでのボクは、
 キミの生きてきた過去の道のりに合わせて、
 そこにいても違和感がないように偽装されてる。
 ……だから、わかる。
 リヨが今まで、どういう人生を歩んできたか」
    そうだよ。
トキ
「……でも……キミにとってのボクは違う。
 キミが知っている『千崎トキ』の人生と……
 ……『ボク』が歩んできた人生は、
 これっぽっちも、重ならない」
    そうだよ。


トキ
「……キミにとってのボクは、
 初対面のバケモノに過ぎないんだよ?」


    ──キミにとってのボクだけが、そうなんだよ。


リヨ
「わかるでしょ。知ってるでしょ。」
リヨ
「……トキがいない世界なら、あたしは、きっと……」


    ボクのいない世界で、キミがどうなってたかも──
        ボクだけが、知ってるんだよ。



リヨ
「だから、ね」


    キミにとってのボクは、
     うその存在でしかないのに──









リヨ
「あたしのさいごまで、しあわせなうそをついて」









なにかがひびわれたおとがした。





そこから。
なにを言ったか、おぼえていない。










トキ
「……もう、いかなきゃ」

リヨ
「……そう、だよね、みんなと合流してるなら、戻らなきゃ……だよね。
 ……またバケモノが襲いかかってくるかもしれないし……」

トキ
「……」


落ちていた剣を拾い上げる。
何を告げる。何を告げればいい? 何を、


トキ
「……リヨ」



ああ、そうだ、
“いつも”は、



■■
「……いってきます」
■■
「……いってきます」



あなたの返答も待たず。
踵を返し。


鬼は再び、矢のごとく野を駆ける。
背から追いすがる何かを、振り払うかのように。









ENo.936 早乙女ちえり とのやりとり

「ううん……『ともだち』といっしょにいる。
リヨちゃんもぶじだったんだね!よかった……」

演技でもなんでもない、本当の言葉だ。

「さっきね、みーくんと戦った。
みーくん、僕に気にしないでって、頑張ってって──」

「……できないよ。敵、とか、思えない。
れっくんとかみたいに割り切れないと思う。
おともとかつけてもらってるし、友達がいるから僕はへいきだよ。

トキちゃん?」

「ねえトキちゃん、困るって……」

どういう、と言いかけて口をつぐんだ。

「………れっくんと一緒にいるんだね。

トキちゃん。

侵略、頑張ろうね」

通信が切られる。






十日夜レキ
「侵略二歩目~! この調子でどんどん進めてこうか!」
十日夜レキ
「……と、言いたい所なんだけどさァ、次やったら一旦帰還だ。
 体調配分も考えないとなァ」
十日夜レキ
「スナッケンシュタインお手製料理だけじゃァ歩き続けられない。胃も食料も、この動物共と違って無限じゃない。
 このゲームに、うまくのってやらないといけないわけだ……」
十日夜レキ
「まっ、戻ったらちょっとしたワクワクイベントも待ってるぜ!
 別の侵略者を見る機会さ、お楽しみに。それじゃ行ってみようか!」

アフィリエル
「やっと休憩かよ……おい、アカ…じゃなかったスナッケンシュタインさんとやらよぉ
ホント次ジャリなんて食わしてきたらテメェの口にヤンキーのモヒカンのぶつ切り突っ込むぞクソがよ…」
アフィリエル
「別の侵略者~?どうせ全身ムキムキの筋肉お化けとか全身火の玉の火の玉お化けとかエル。
何一つ期待値もてねぇエル」

百面相の怪(100) から 白石 を手渡しされました。

十日夜レキ(14)ItemNo.9 花びら を手渡ししました。















夜鬼藍緑
ENo.14
十日夜レキ
ENo.100
百面相の怪
ENo.222
トキ
ENo.778
アフィリエル
ハザマに生きるもの
ダンデライオンA
ダンデライオンB
大黒猫
歩行石壁
















夜鬼藍緑
ENo.14
十日夜レキ
ENo.100
百面相の怪
ENo.222
トキ
ENo.778
アフィリエル
TeamNo.202
ENo.202
黒須ミカ
ENo.351
黒川逢佳
ENo.610
ユズル
ENo.1248
リト







アフィリエル(778)ItemNo.12 毛 を送付しました。

使役LV4 UP!(LV1⇒5、-4CP)
変化LV1 UP!(LV9⇒10、-1CP)
武器LV5 UP!(LV30⇒35、-5CP)

街喰らい(750) により ItemNo.2 不思議な防具ItemNo.3 不思議な装飾 を合成してもらい、駄物 に変化させました!
 ⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/特殊アイテム
足元になにかが転がる。失敗作だ。

十日夜レキ(14) の持つ ItemNo.11 花びら から射程1の武器『白鞘の短刀』を作製しました!
ItemNo.11 毛 から射程3の武器『唸る牙剣』を作製しました!
 ⇒ 唸る牙剣/武器:強さ45/[効果1]束縛10 [効果2]- [効果3]-【射程3】
トキ
「うーん……まずまずかな♡」

アフィリエル(778) の持つ ItemNo.9 毛 から射程3の武器『ご利用明細書』を作製しました!

アフィリエル(778) により ItemNo.13 白石 から装飾『アン保の文鎮』を作製してもらいました!
 ⇒ アン保の文鎮/装飾:強さ67/[効果1]舞祝10 [効果2]- [効果3]-
アフィリエル
「トキにはペンや紙よりこっちの方がお似合いだぜ?パーッと宣伝頼むわ」

ケーター(759) とカードを交換しました!

偽りの光明:ディム (ディム)


アブソーブ を研究しました!(深度0⇒1
インフェクシャスキュア を研究しました!(深度0⇒1
エアブレイド を研究しました!(深度0⇒1

サステイン を習得!
ライフリンク を習得!
ペレル を習得!
リライアンス を習得!
クレイジーチューン を習得!
ディベスト を習得!
敗柳残花 を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






十日夜レキ(14)ネジ を入手!
百面相の怪(100)吸い殻 を入手!
トキ(222)ド根性雑草 を入手!
アフィリエル(778)ド根性雑草 を入手!
十日夜レキ(14)花びら を入手!
十日夜レキ(14)花びら を入手!
トキ(222) を入手!
百面相の怪(100)不思議な石 を入手!

▼エイド化候補基本行動にてエイド化可能)
十日夜レキ(14) のもとに ダンデライオン が興味津々な様子で近づいてきます。
十日夜レキ(14) のもとに 歩行石壁 が興味津々な様子で近づいてきます。






十日夜レキ(14) がパーティから離脱しました!

百面相の怪(100) がパーティから離脱しました!

現在のパーティから離脱しました!

チナミ区 I-15(沼地)に移動!(体調16⇒15
チナミ区 I-16(道路)に移動!(体調15⇒14
チナミ区 H-16(チェックポイント)に移動!(体調14⇒13
チナミ区 B-4(ベースキャンプ)に戻りました!
体調が全回復しました!

十日夜レキ(14) からパーティに勧誘されました!

チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました!
   - 十日夜レキ(14) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》
   - トキ(222) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》
   - ミドリヤマ(949) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》

MISSION!!
チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》 が発生!
   - 十日夜レキ(14) が経由した チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》
   - トキ(222) が経由した チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 

 

 


エディアン
「・・・・・あら?」

白南海
「おっと、これはこれは。」


 

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。


チャット画面にふたりの姿が映る。

 


エディアン
「こんにちは白南海さん。元気そうで何より。」

白南海
「そう尖らんでも、嬢さん。折角の美人が台無しだ。」

エディアン
「・・・それもそうですね、私達同士がどうこうできる訳でもないですし。
 それで、これは一体なんなんでしょう?」

白南海
「招待されたとか、さっき出てましたけど。」


 



「そ!お!でぇぇ―――っす☆」


チャットに響く声。

 

ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。


画面に現れる3人目。

 


白南海
「まぁた、うるせぇのが。・・・ってぇ、こいつァ・・・・・?」

エディアン
「ロストじゃないですか、このこ。」

白南海
「それとその格好・・・やっぱイバラシティの人間じゃ?あんた。」


 


ミヨチン
「ロスト?イバラシティ?何のことっすかぁ??」

ミヨチン
「それよりそれよりぃ!ミヨチンの願いを叶えてくれるって、聞いたんすけどぉー。」


上目遣いでふたりに迫る。


白南海
「なるほど。こんな感じであっちから来るんすかねぇ、ロスト。」

エディアン
「そっすねぇー。意外っすー。」


 


ミヨチン
「聞いてるんすかぁ!?叶えてくれるんっすかぁー!!?」

エディアン
「えぇ叶えます!叶えますともっ!!」

白南海
「無茶なことじゃなけりゃー、ですがね。」

ミヨチン
「やったーっ!!ミヨチンは、団子!団子が食べたいんすよぉ!!
 美味しいやつ!!美味しい団子をたらふく食べたいッ!!」

ミヨチン
「好みを言うなら―― ザザッ・・・ 堂のあんこたっぷりの―― ザザッ・・・ 団子がいいんすよねぇ!
 ガッコー帰りによく友達と食べてたんすよぉ!!」


ノイズで一部が聞き取れない。

 


白南海
「団子だァ・・・??どんな願望かと思えばなんつぅ気の抜けた・・・」

エディアン
「しかしこのハザマでお団子、お団子ですかぁ。」

白南海
「イバラシティの団子屋なら、梅楽園のが絶品なんすけどねぇ。」

エディアン
「あぁ!あそこのお団子はモッチモチで美味しかったです!!
 夢のような日々の中でもあれはまた格別でしたねぇ!!」

ミヨチン
「マジっすか!それ!それ食べれねぇんすかぁー!?」

ドライバーさん
「食べれるぞ。」


突然現れるドライバーさん。

 


白南海
「・・・び、ビビらせねぇでくれませんか?」

ドライバーさん
「ビビったんか、そりゃすまん。」

エディアン
「こんにちはドライバーさん。・・・お団子、食べれるんですか?」

ドライバーさん
「おう。地図見りゃ分かるだろうが、ハザマのモデルはイバラシティだ。
 そんでもって一部の名所は結構再現されてる、ハザマなりに・・・な。試しに見てくるといい。」

エディアン
「ほんとですか!?ハザマも捨てたもんじゃないですねぇ!!」

白南海
「いや、捨てたもんじゃって・・・なぁ・・・・・」


 


ミヨチン
「んじゃんじゃその梅楽園の団子!よろしくお願いしゃーっす!!」

白南海
「あの辺なら誰かしら丁度向かってる頃じゃねぇすかねぇ。」

エディアン
「よろしく頼みますよぉ皆さん!私も後で行きたいなぁーっ!!」

白南海
「・・・何か気が抜ける空気っすねぇ、やっぱ。」


 

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――












夜鬼藍緑
ENo.14
十日夜レキ
ENo.222
トキ
ENo.949
ミドリヤマ
ENo.1034
藍浦英里織
ハザマに生きるもの
歩行軍手
ハニワ
大ガラス
大黒猫




155 535


1st
大黒猫


2nd
ハニワ





6th
大ガラス



8th
歩行軍手

















forget me not
ENo.1366
追放された神
ENo.1376
FS
ENo.1435
バーミー
ENo.1473
否定の剣士
夜鬼藍緑
ENo.14
十日夜レキ
ENo.222
トキ
ENo.949
ミドリヤマ
ENo.1034
藍浦英里織




261 433




3rd
FS














チナミ区 H-16

チェックポイント《瓦礫の山》



チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

 

・・・柱から滲み出るように、何かが生み出される。

守護者《DEER》
黒闇に包まれた巨大なシカのようなもの。


 


守護者《DEER》
「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」


それは言葉を発すると共に襲いかかる!




(初発生のイベント戦:異能FP+5!生産FP+5!)














夜鬼藍緑
ENo.14
十日夜レキ
ENo.222
トキ
ENo.949
ミドリヤマ
ENo.1034
藍浦英里織
立ちはだかるもの
守護者《DEER》
守護者《DEER》
守護者《DEER》
守護者《DEER》




164 413


1st
守護者《DEER》


2nd
守護者《DEER》


3rd
守護者《DEER》


4th
守護者《DEER》











ENo.222
千崎トキ
◆千崎トキ(せんざき-とき)

公立爆波津中学校2年生。
傲岸不遜、唯我独尊、高飛車・高慢・居丈高。
相応しい、相応しい、この女を表す言葉に相応しい!
甘い蜜のさなかには、一匙の毒がひそんでいるものだ。

……とはいえ所詮は中学2年生。
花真っ盛りの年頃なれば、悪辣なるも可愛いもの。
授業をサボって遊び歩くなど、非行のうちにも入るまい。
そう思えば、どうだ。
わざとらしい仕草や上目遣いも、
なんだか愛くるしく見えてこないかい?

果たして、そう思わされたのならば。


◆異能『上っ面の嘘(キス・アンド・バレット)』
手鏡を見ながらリップを塗ることで、
一時的に自分の身体能力を強化する異能。


◆異能『???』
詳細不明。



***


◆トキ

白夜の人喰い鬼。鮮血童子。幽玄の花。千裂き羅刹。
暗示の魔眼を有し、矮躯で以て油断を誘い、
そしてあらゆるを奪い尽くす。
暴虐の化身、安寧の破壊者、一ツ角の災害。
もはや分かり合えるはずもない怪物(モンスター)。

それが、イバラシティで
『千崎トキ』と呼ばれた少女の本質。
──その真名を『兎姫』!
ニンゲンを食糧としか捉えない、生粋純血の鬼種である。

突然変異の白い悪鬼。小柄かつ華奢な体躯と侮るなかれ。
その筋組織、骨密度、爪の一欠けに至るまで。
人間のそれとは遥かにかけ離れた、化物の殺戮凶器なれば。

とはいえ体格差までは如何ともし難い。
人外たる膂力にも物理的限界がある。
付け入る隙があるとすればそこだ。
しかし彼女の場合は、その補いきれぬ力の差を、
回転刃を内蔵した絡繰仕掛けの大剣によって
強引に打ち破っている。
唸りをあげる鋸牙が標的を千に刻む絶望の絶叫は、
彼女にとっては甘美たる交響の連鎖に他ならない!
加えて有したる異能の、その悪辣さと来たら!


◆異能『眩惑の魔眼(キス・アンド・バレット)』
人喰い鬼トキ、および千崎トキが有する真の異能。
自らの瞳を3秒間見つめ続けた相手に、軽度の暗示を施す。
異能はトキが発動を意識しない限り使用されないため、
見つめるだけで無差別に暗示にかけてしまうという事はない。

身体を強く操るといったような強制力はなく、
あくまで思い込みを増強し、
深層意識を制御する程度のものに過ぎない。
しかしこの化け物が備え持つには、
それだけで十二分に過ぎる。

なお、イバラシティにおける
『上っ面の嘘(キス・アンド・バレット)』は、
『手鏡に映る自分の瞳』を介して、
『自分自身に暗示をかける』ことで
身体強化の異能として偽っている。


すなわち外見。性質。武装。異能。
そのすべてが、ニンゲンを騙し、捕食することに特化している。
なればこそ──

──傲岸不遜、唯我独尊、高飛車・高慢・居丈高!
相応しい、相応しい、この女を表す言葉に相応しい!
甘い蜜のさなかには、一匙の毒がひそんでいるものだ。
──死に至る猛毒が!


***


基本イラストはコミッションにて
お櫃3号様(Twitter:@ohitsu3)より。
戦闘時カットインはお櫃3号様と
ENo.14 十日夜レキ様、ENo.778 アフィリエル様、
第二回更新の日記は、
ENo.999 リヨ様にご協力頂きました。
この場を借りて感謝を!
30 / 30
141 PS
チナミ区
B-4
行動順5【順応】AT・DF・DX・HL↑
5500
375







公立爆波津中学校
5





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2駄物素材10[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)
3ド根性雑草素材15[武器]防狂10(LV20)[防具]反護10(LV25)[装飾]復活10(LV25)
4欠けた牙剣武器30攻撃10【射程2】
5おつとめ品シール装飾30幸運10
6不思議なスムージー料理35器用10敏捷10耐疫10
7夢見るマッチ料理35器用10敏捷10耐疫10
8ラプンツェルのサラダ料理40治癒10充填10増幅10
9素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
10撹乱する白蛇法衣20体力10幸運6
11唸る牙剣武器45束縛10【射程3】
12
13アン保の文鎮装飾67舞祝10
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術5生命/復元/水
呪術10呪詛/邪気/闇
使役5エイド/援護
変化10強化/弱化/変身
領域5範囲/法則/結界
武器35武器作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク6050敵:攻撃
ピンポイント5050敵:痛撃
クイック6050敵:3連撃
ブラスト5050敵全:攻撃
ヒール5050味傷:HP増
ドレイン6050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
スイープ5050敵列:攻撃
ウォーターフォール5050敵:水撃
カース5050敵:闇撃&束縛
練1サステイン5050敵:攻撃&味傷:守護
ガードフォーム50100自:DF増
リフレクション5050自:反射
ボロウライフ5070敵:闇撃&味傷:HP増
ライフリンク5050自従傷:HP増+HP譲渡
アンダークーリング5070敵傷:水撃+自:腐食+3D6が15以上なら凍結LV増
練3ヘイルカード50100敵5:粗雑水領撃
ペレル5060敵:闇痛撃&猛毒・衰弱・麻痺
ラトゥンブロウ5050敵強:闇撃&腐食+敵味全:腐食
デッドライン50100敵列:闇痛撃
リライアンス50120自従傷:MHP・DF・HL増
クレイジーチューン5050味全:混乱+次与ダメ増
プロテクション5080自:守護
ダークネス50100敵列:闇撃&盲目
練1ディベスト5070敵:強化奪取+痛撃

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
猛攻650【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守550【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
献身550【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽650【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者650【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
敗柳残花530【攻撃命中後】対:祝福を腐食化
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
ドレイン
(ドレイン)
050敵:攻撃&味傷:HP増
『Qimranut』
(ライトジャベリン)
0150敵貫3:光痛撃
カラスが足元で草遊びするカード
(フラワーバド)
070敵3:地撃+自:束縛+3D6が15以上なら地撃LV増
練1
偽りの光明:ディム
(ディム)
050敵:SP光撃





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]エアブレイド[ 1 ]エチュード[ 1 ]イグニス
[ 1 ]イレイザー[ 1 ]ダウンフォール[ 2 ]アクアヒール
[ 1 ]アサルト[ 1 ]ハードブレイク[ 1 ]インフェクシャスキュア
[ 1 ]アブソーブ[ 1 ]ヒールポーション



PL / 赤宮リンド