
読み解けない本の読み解けない文字を指でなぞる。
口から漏れるのはため息ばかり。
自分に才能が無いのはわかっているのに、近頃はそれを痛感させられる事ばかり。
一面にキンセンカを咲かせることもできなければ、炎を吹き上げることも、箒で空を飛ぶこともできない。
できる事といえば、そよ風を吹かせるぐらいで。
先生は『私も始めたばかりのころはそんなもんだった』なんて言ってくれるけど、それでも弟子にはしてくれないのだ。
私では不足しているのだろう。
持っているのは、使うつもりのない異能だけ。
むかしむかしの、憧れの残滓。
掠れてくすんで、棄ててしまった過去の夢。
それで何かに立ち向かう勇気など、私には無いし。
その力に頼ってしまうと、何かに苛まれるような気がする。
銀の鎖の先、揺れるオニキスの黒猫。
新しい私の夢の形。
胸に抱くのはどきどきとわくわく。
そのはずなのに、どうして夢というものはこうも私を苦しめるのだろうか。
鏡に向かう。
その向こうには片目を髪で隠した女が一人。
こちらをじっと見つめている。
街で溢れるれる噂の一つ。
侵略者の噂。
このイバラシティを侵略するために巧妙に紛れ込んだ者がいる。
そんな話が、ある日視覚でも聴覚でもなく脳内に直接告げられた。
それが、自分だけが見たものだったのならば夢かはたまた幻覚か。
それで、済ませてしまえる話だった。
だけど、同じものを見たという証言はいくつも見つかった。
誰かの異能を使用した悪戯ならばいいのだけど。
それでももしかしたら、と思ってしまう。
友人たちの顔を浮かべる。
もし、この中に侵略者が紛れ込んでいるとしたら?
その友人を侵略者として向き合うことになったら?
これほど残酷なことは無いだろう。
そして、もし、自分が自身の記憶すら改竄して紛れ込んだ侵略者だっとしたら?
そうでなくとも、もし……。
……。
鏡の向こう、そこに映る姿を見つめる。
その瞳はただ無機質にこちらを見返してくるだけだった。
ベースも喉もチューニングはOKだ。
どこまでいけるか、やれるかはわからない。
ただ、この日のために積み上げてきたのだ。
練習も訓練も。
喉がひどく乾いて、水を流し込む。
ここまでの緊張は久しぶりだ。
ずっとそうなる前に逃げてきたから。
光に照らされるのは避けてきたから。
最後にもう一度、身だしなみを整える。
ここから先は、ほんの少しの綻びも許されない。
抑える事の出来ない心臓の鼓動。
手も足も小刻みに震える、でも。
その新しい世界への扉を、開く。
ようやくだ。
ようやく、この時が来た。
一度捉えた獲物を、蜘蛛糸は逃がさない。
たとえ、世界を隔てる線を飛び越えたとしても。
逃れようとすればするほどに、絡み、纏わりつき、束縛する。
そう、もはや全てはこの掌の上。
つま先からゆっくりと細やかに切り落としていこうか。
串で貫いて何本まで耐えられるか試すのもいいし。
じわじわと毒を流し込み内から腐らせるのもいい。
それとも、それとも、それとも。
気の赴くままに、お似合いの姿に飾り付けてやろう。
時間はたっぷりとある。
わるいわるい魔女は狩られ、裁かれるのがお似合いでしょう?
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巫弥子 「あ……れ?ここは?」 |
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エーヴァ 「猫ノ宮君、も来たのか」 |
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巫弥子 「古浄さん……と……」 |
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??? 「……」 |
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エーヴァ 「ああ、室生君もだ」 |
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巫弥子 「えっ、えっ?」 |
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??? 「……」 |
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??? 「…………」 |
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??? 「ふ、ふはははは!室生朔太郎とは妾のイバラシティでの仮初の姿! そう妾こそ偽りの姿を作りあげ一般市民としてごく自然に!巧妙に!イバラシティに入り込んだ……ええと、アンジニティだっけ? そう、アンジニティよりの侵略者『ロゼッタ・ローゼス・ピジョンブラッド』である、ひれ伏せ愚民ども。 だが案ずるな愚民ども妾は……」 |
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エーヴァ 「いや、室生君そのものだろう君。 ウィッグや衣装、メイクまで根掘り葉掘り聞いてきたし。 それにその衣装は、僕が教えたブランドのものじゃないか」 |
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巫弥子 「えっ、えっ、えー! あ、確かにウィッグがちょっとずれてて……」 |
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さくたろう 「……ハイソウデスワタシガ室生デス」 |
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巫弥子 「でもそんな、声まで変わって……」 |
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エーヴァ 「ミックスボイスやメラニー法というやつだろうね。 相当な修練を積んだようだ」 |
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さくたろう 「……ハイソウデストテモトテモガンバリマシタ」 |
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巫弥子 「えぇー……」 |

駄石(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
お魚(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
お魚(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
お魚(50 PS)を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
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武術LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
変化LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
武器LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
ItemNo.4 不思議な牙 から射程1の武器『
オープンフィンガーグローブ』を作製しました!
⇒ オープンフィンガーグローブ/武器:強さ30/[効果1]攻撃10 [効果2]- [効果3]-【射程1】/
特殊アイテム
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エーヴァ 「それでは小人さん達。よろしく 」 |
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わっしょい!わっしょい! |
ねえさん(814) の持つ
ItemNo.5 不思議な石 から射程1の武器『
ビーム出ない扇子』を作製しました!
七夏(12) により
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
不思議なフライ』をつくってもらいました!
⇒ 不思議なフライ/料理:強さ30/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10/
特殊アイテム
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七夏 「外部記憶も役に立たないうえ、 こんな場所だから味は保証できないけど……うん」 |
スミ(532) とカードを交換しました!
やみのはじまり
(ピンポイント)
イレイザー を研究しました!(深度0⇒
1)
イレイザー を研究しました!(深度1⇒
2)
イレイザー を研究しました!(深度2⇒
3)
ストライク を習得!
ガードフォーム を習得!
クリーンヒット を習得!
チャージ を習得!
ディベスト を習得!
ガーディアンフォーム を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!