名:レックス・ハクスリー(Lex Huxley)
齢:33歳
身長:174cm
職業:看護事務(看護師・医師)
趣味:資格・免許取得
目つきこそ鋭いが、穏やかな顔つきの眼帯男。
所作は瀟洒に、言葉は重厚に。
とはいえ遊びや冗談も然りと解する。
基本的に親身で優しく誠実で、善を勧め善を尊ぶ。
が、一方で立場を使い分けたり言葉の綾を使ったり。
打算や計算で動いたり、決して善でない行動も行える二面性。
右目は過去に知人の異能事故により視力を失ったという。
=異能:授受=
・対象の傷・負傷・不具合・病を、自らが引き受ける事が出来る。
・自らの傷・負傷・不具合・病を他者に擦り付ける事が出来る。
同時行使で自らを含めた最大3者間での行使が可能。
但し自らを除き、生物⇔非生物間の3者行使は不可能。
・また「病」に関してのみ、自らに倉庫の様に貯め込む事が可能。
精神病・外傷は不可。
尚、キャパシティを超えると一気に全てが発症する。
※イラストはPLが風間様に発注して作成して頂いたものです。
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どうしようもなく不幸だ。
どうしようもなく不幸なだけだったのだ。
命と瞳を捨て、何も見なければ幸せで在れたのに。
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※以下とっても蛇足
●来歴
本来はアンジニティ側の人間。
【病魔】と呼ばれる不治の病、またあらゆる病が蔓延した世界。
人間が突如異形化して人を喰い・襲ったり、
人間の細胞が変質した結果体内から人喰いの魔物が生まれたり、
そして感染を恐れて互いを信用出来なくなった人々が対立しあう世紀末世界の治癒術師。
親代わりに育てていた妹が結婚した3カ月後に【病魔】を患い、
変調に怯えて暮らす妹の【病魔】を教会の禁呪を用いて略取。
その際に右目から魔物が発生した為、右目の水晶体を損失。
妹こそ助かったものの、教会の騎士であった妹の夫からの密告により、追放。
果てを彷徨いながら、治療行為を続け、
【病魔】を患った患者を禁呪で助けて禁呪の扱いを覚え、
旅する内に、
『この世界の病を、【病魔】を、無くす事が出来るのでは?』と。
この世界全ての病を自らを楔に、他の世界に押し付けるという手段に気付く。
右目を元の世界に能力の媒体として取り去り、世界の救済を掲げ、かつての患者と暗躍。「異界への流刑」という術式を自ら用いて流れ着いたのがアンジニティ。
しかしアンジニティでは身に溜まる病を内から外へ出す事が叶わず再び彷徨う事になる。
■イバラシティへ、そしてワールドスワップが開始。
一時的に記憶・姿が『イバラシティに適応したもの』になるに辺り、元の治癒術師としての記憶が医者としての「医療技術・医療知識」へと転換される。
それは治癒術師が包括的な治癒を全般担っていたが故に、
包括的な医療知識、「医療技術・医療知識」全般として与えられ、
レックスはイバラシティで「医療技術・医療知識」の勉学をまるで必要とせず免許を(経験期間というネックを除き)軽々と取れる様になった(それまでの記憶は寝る間も惜しんで勉強した、となっている)。
イバラシティへの浸食が始まるに辺り、これ好機と元の世界の病・【病魔】を移し込み、流し込もうとした…が。
見ず知らずの世界ならば出来た。
顔も知らない相手ならば出来た。
しかし。
イバラシティでの記憶を、知り合いの顔を、平穏な世界を。
幸福でなくとも決して絶望せずに前を向いて歩く世界を、
そしてただただ自分の世界は不幸なだけであったのだと、
識ってしまった。
病は、今でも男の中に。
◆ハザマでの姿
基本的には姿は変わらない。
しかし右目部分。眼帯の下は眼球が消失し、
熟した果実の様な甘い匂いを纏っている。
また、感情の爆発や抑えが効かなくなるとアンジニティで彷徨った結果の変質した姿。
植物と人間が入り混じった様な姿に変わり始める。