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<< 1:00>> 3:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. 






雨の音、冷たい空気。──ブレーキ音、そして衝突音。
ひどい雨の降るあの冬の始まりの日。
わたしはあの瞬間、総てを失ったのだった。

伸ばした手は届かなかった。
この手が触れたのは、あの子の手なんかじゃなくて。
生温い──血の感触だった。
指先が赤く染まる。血と、脂の臭いがする。
頭がどくどくと鳴る。目の前がぐらぐらと揺らぐ。
危ない、そんなことを叫ぶことは出来無かった。

例えば、声があったなら。
もっと、違う能力があったなら。
あそこにいたのが、わたしじゃなかったら。
あの子じゃなくて、わたしがそうなっていたら。
わたしを突き飛ばさなければ、ううん。
わたしさえ、いなければ。

「──────ッ!」

殴りつけた地面は硬くて、冷たくて。
そんなことをしても、もう何の意味もない。
あの日、わたしは静かに慟哭した。

わたしの声は、誰にも届かない。
わたしの手は、何にも救えない。
わたしは、失うのが怖くなった。

……………………。



ふわりと、朝の光がわたしの覚醒を促した。
目を擦りながら体を起こす。
──何の、夢を見ていたっけ。

思い出せずに首を傾げた。
思い出せないことには慣れていたから、いつもの通り諦めた。

わたしの記憶は空っぽだ。
自分の名前と、家族と一部の情報以外何も持っていない。
幸いにも、もともと学校にはあまり行っていなかったらしく、
適当に振舞っても不自然さを指摘されることは無かった。

月日は流れていく。
わたしは特に誰とも仲良くなることも、何かに没頭することもなく生きていた。
高校2年を過ぎてもそれは同じで、退屈で味気ない日々を送っていた、
それは別に苦痛じゃなかったし、何かに興味があるわけでもなかったから。
どうでもよかった。誰かも、何かも、自分も。

空っぽなのは記憶だけじゃなかった。
根岸こがねという人物は、空白で出来ている。
底無しの空白。何を落としても、何の音も響かない。
その空白に何かを詰め込みたいとも思わず、
ただただ適当に日々を消費していた。

特別な物語なんて普通の人間に訪れるはずはない。
わかりきった事実で、目の前の現実だ。
──ただ、一点を除いて。

目の前に、同じ顔の人物がいる。
違うのは黒子の位置ぐらい。

わたしの記憶が消えて暫く。
ある日突然彼女は現れたのだ、わたしの前に。
そして、こう言った。

──私と、ゲームをしよう。

ゲームの内容は酷く簡単だった。
わたしは、頷いた。頷くしかなかったから。

「ねえ、最近どうよ」

彼女はいつも通り楽しそうに笑って、わたしに言う。
彼女はわたしと違って楽しそうだ。
学校なんて行きたくないしあんたが行ってよ、そう言って制服を押し付けて。
空っぽなわたしが決してできない顔で笑う。

「ふぅん」

わたしの返答を鼻で笑って、彼女は枕元の目覚まし時計を手に取る。
日曜日、朝の9時。彼女が決まって、わたしの様子を見に来る日。
その日付と時間が彼女の手の中に収まっている。
もしかしたら、わたしもとっくに彼女の掌の上にいるのかもしれない。
そう、思った。



──やがて、時が流れて。
時計塔で彼と出会った。教室でみんなと話した。
喫茶店でクラスメイトと談笑して、寮で恋の話をした。
星空を見ながら彼女と話して、近くまで一緒に帰った。
彼にお節介を焼いて、彼と屋上で喧嘩別れをした。

以前とは比べられない色のある日々。
楽しいけれど、ひどく罪悪感に駆られた。
わたしは、嘘を吐いている、
わたしは、自分が本当に根岸こがねなのか、分かっていないのに。
なのに何も思っていない顔で、その名を名乗って“根岸こがね”の日々を生きている。

それは正しい事なの?
もしも、もしもわたしが本当はそうじゃなかったら?
わたしは、そんな怯えの中で生きている。

……この、不気味な空の下でさえ。



                 



氷の溶ける音、静かな音楽。
呆れたような、優しい顔で彼女は笑った。




伸ばした手、去っていく背中。
彼は酷く暗い眼をしていた。




星空の下、夜の空気。
彼女は、硝子玉のような目でわたしを見ていた。



展望台、冷たい空気の中。
彼は言葉を探すように、口を閉ざした。




どうか、まだ誰も気付かないで。
そう2人は願った。

どうか、私にこの日々をください。
片方は祈った。

どうか、この日々が続くように。
片方は思った。

同じ顔の2人はまだ、誰にも何も明かさずに。
同じ顔で、笑っている。



※交流して頂いた方をお借りしております。
問題等御座いましたらお声掛け頂けると幸いです








ENo.464 †.†《─ラスト・ピリオド─》 とのやりとり

†.†
「……あぁ、いたいた」

(──便利だね、この連絡ツール。
案外、さっくりと見つかるものだ)

「やぁやぁ根岸こがね君。僕の愛するべき愛玩動物。

元気にしていたかな?まだ生きてるね?
いや何。別論ここでキミが死のうが、“あちら”での影響はないと思うけど」

(──本当に影響ないのかな? 心配なんだろ。僕)

「良き芽を摘み、悪しき枝を伸ばすのが、僕達の意義。

なればこそ、出来損ないの器の泥を受け止めてくれるキミには、
礼をしないのは不義理というモノだろう」

(──出来損ない同士の寄り合いか。
晒しものとしては退屈だね。ポップコーン投げていいかな?)

「その礼といっては何だけれど。
こちらの世界で困ったら、何なりと僕に声を掛けてくれよ。

可能な限り、無価値で薄いキミの命を、せいぜい上手く使えるように。
僕からも、手を尽くさせてもらうから、さ」


ENo.539 天宮寺 咲那 とのやりとり

咲那
「――よし、繋がった……!
こがね、そっちは大丈夫か!?
いま、やっと繋げられて、いろんな奴にメッセージ送ってる。
まだ、送りきれてないけど……こがね、絶対に……
絶対に、生きてここを抜けるぞ。いいな!」


以下の相手に送信しました

ENo.323
渡辺慧
ENo.413
伊上 司





根岸
「前回は待ち合わせ場所間違えてごめんね!よろしく~」















TeamNo.421
ENo.421
根岸 こがね
ハザマに生きるもの
ヤンキー
















TeamNo.421
ENo.421
根岸 こがね
TeamNo.530
ENo.530
アナスタシア








根岸(421)美味しくない草 を入手!
根岸(421) を入手!






めぐみ&心(543) の持つ ItemNo.5 不思議な石 から防具『メッセージウィンドウ』を作製しようとしましたが、相手が近くにいませんでした。
冷(1142) の持つ ItemNo.5 不思議な石 から装飾『メッセージウィンドウ』を作製しようとしましたが、相手が近くにいませんでした。

深紀(1081) とカードを交換しました!

ディヴォーションバインド (キャプチャー)


ヒーリングソング を研究しました!(深度0⇒1
バトルソング を研究しました!(深度0⇒1
バトルソング を研究しました!(深度1⇒2





チナミ区 H-6(道路)に移動!(体調25⇒24
チナミ区 G-6(道路)に移動!(体調24⇒23
チナミ区 F-6(道路)に移動!(体調23⇒22
チナミ区 F-7(草原)に移動!(体調22⇒21
チナミ区 F-8(草原)に移動!(体調21⇒20

めぐみ&心(543) からパーティに勧誘されました!













―― ハザマ時間が紡がれる。



ノウレット
「おっくれまして―――ッ!!」



ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。



チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。




「おやおや・・・、・・・おやおや。これはこれは。
 ・・・いかにも面倒そうな。」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



ノウレット
「はぁい!初めまして初めましてノウレットって言いまぁす!!
 ここCrossRoseの管・・・妖精ですよぉっ!!皆さんよろしくおねがいしまぁーっす!!」

「ほほぉー・・・CrossRoseに管理者がいたんですか。これはこれは、いつもご苦労さまです。」
ノウレット
「はぁい!ありがとーございま―――っす!!」



元気よく両手両足を伸ばし空間を飛びまわる!




「・・・・・。先ほど次元タクシーのドライバーさんにもお会いしましたが、
 貴方も彼らと同様、ハザマの機能の一部であり、中立ということですよね?」
ノウレット
「機能なんて言わないでください!妖精です!!妖精なんです!!」

「・・・・・。妖精さんは中立なんですね?」
ノウレット
「はぁいモチロンです!私がどっちかに加勢したら圧勝ですよぉ!圧勝!!」



シュシュシュ!っと、シャドーボクシング。



ノウレット
「――ぁ、そうだ。そういえば告知があって出演したんですよぉ!!」

「告知・・・・・ですか?」
ノウレット
「はぁい!ここCrossRoseを舞台に、大大大大闘技大会をするのですっ!!
 両陣営入り乱れてのハチャメチャトーナメントバトルですよぉ!!」

「闘技大会・・・・・ハザマで常に戦っているのに、ですか?」
ノウレット
「はぁい!たまには娯楽もないと疲れちゃいますのでッ!!」

「・・・・・常に戦っているのに闘技大会、ですか?」
ノウレット
「はぁい!!」

「・・・・・」
ノウレット
「・・・え、なんかダメです?」

「・・・いえいえ!個人的な意見はありますが、個人的な意見ですので。」



ノウレット
「あ!でもすぐじゃなくてですね!!まだ準備中なんです!!
 賞品とかも考えなきゃいけませんしぃ!!」
ノウレット
「それでは!おったのしみにぃ――ッ!!!!」




「・・・はぁい。」



チャットが閉じられる――














TeamNo.543
ENo.421
根岸 こがね
ENo.543
めぐみ&心
ENo.1142
雨霧 子桜/温井 冷
ハザマに生きるもの
歩行軍手
ちわわ
ヤンキー




356 555


1st



2nd
ヤンキー




5th
歩行軍手


6th
ちわわ

















TeamNo.543
ENo.421
根岸 こがね
ENo.543
めぐみ&心
ENo.1142
雨霧 子桜/温井 冷
アンジニチィ
ENo.735
十神 十
ENo.803
湯瀬 穂積
ENo.870
デッドエンド!




513 565



2nd












ENo.421
根岸 こがね
※同じ顔をしたPC二人組、という特殊な設定のPCです。

根岸こがね(ねぎし-)/153cm/女
左目に泣き黒子。相良伊橋高校二年生。2-2に所属している。
高校はサボりがちなので校内で見かけることは少ない。
殆ど喋らず、コミュニケーションは専ら異能で作り出すメッセージウィンドウに頼り切っている。声が出ない。

目つきは悪いが基本的には社交的。
時々怠惰。結構よく喋る(ウィンドウに表示される量が多い)。
写真を撮るのが趣味。
よくカメラを持っていろいろな場所をうろうろしている。
ツクナミ区/高校辺りによく出没。

【異能について】
メッセージウィンドウが出る。
実体化させれば盾にも鈍器にもなるし座れる。
あと普通に文字が表示されます。
[]内描写/台詞はメッセージウィンドウに表示されている内容です。

【既知ロールについて】
適当に既知っぽい感じの話を振ってもらえたら合わせます。
・何らかの理由で話さない
・教室ではあまり見かけない
あたりを知っている前提で振って頂けるとスムーズです。

苦手な話題など特にないので適当に遊んで頂けると嬉しいです。
不穏RPも、当PCにいい印象を持ってないよ!も大丈夫です。
返信速度はまちまち。
あと別ツリーだと同じ場所でも別の時間軸扱いしたりします。
───────────

根岸こがね(ねぎし-)/153cm
右目に泣き黒子。お喋りで、最近は絵を描きはじめた。
学校には通っておらず、適当にいろいろなところに立ち寄ってはスケッチをしている。
白黒はっきりつけるのが好きで短気。
言いたいことははっきりと言うタイプ。
よくスケッチブックを持ってうろうろしている。
出現場所は色々。ツクナミにはあまりいない。


【異能について】
メッセージウィンドウが出る。
実体化させれば盾にも鈍器にもなるし座れる。
あと普通に文字が表示されます。
[]内描写/台詞はメッセージウィンドウに表示されている内容です。
____________________________


どちらも根岸こがねを名乗り、互いのことを知っている。
何方が偽物で、何方が本物かも、互いに知っている。
もし、二人の両方と知り合って会話を重ねることが出来れば、
何方が本物の根岸こがねか知る機会があるかもしれない。

連絡先(IBALINE)
http://lisge.com/ib/talk.php?p=2269
住んでいるところ(寮)
http://lisge.com/ib/talk.php?p=839

※交流して頂いた方(台詞等)を日記にてお借りする場合があります。
問題等御座いましたらお声掛け頂けると幸いです。
20 / 30
71 PS
チナミ区
F-8
行動順6【堅固】DF・HL↑
4000
300







Noアイテム名種類強さ効果等
1不思議な武器武器10[効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程1】
2不思議な防具防具10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
3不思議な装飾装飾10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
5メッセージウィンドウ防具30[効果1]敏捷10 [効果2]- [効果3]-
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
8美味しくない草素材10[武器]麻痺10(LV30)[防具]風纏10(LV30)[装飾]闇纏10(LV30)
9素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
時空5空間/時間/風
変化10強化/弱化/変身
領域5範囲/法則/結界
防具20防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
ヘイスト5040自:AG増
ストレングス50100自:AT増
プロテクション5060味傷:守護
ウィンドスピア50100敵貫:風痛撃
ブロック5060味傷:HP増+護衛
センスデンジャー5080味列:AG増
ストライキング50150自:MHP・AT・DF増+連続減

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増





被研究カード名/スキルEPSP説明
ウルトラチャージ
(クイック)
020敵2:攻撃
ディヴォーションバインド
(キャプチャー)
070自:束縛LV増




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]ヒーリングソング[ 2 ]バトルソング



PL / 鍋