［基本］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　三月。
　季節は寒かった冬から、芽吹きの春へと移り変わる。
　
　一日中雨が続く日もあって、雨の日はどうしても古傷が痛むから寝込むことも多かったけど、長雨ではなかったのが幸いだ。
　
　雨。次の日はくもり。
　また雨。でも、次の日は春のような穏やかな晴れ。
　
　一雨ごとに、春に近付いていく。
　それを目で、耳で、肌で。わたしは感じることが出来る。雨のしずくが、こんなにも待ち遠しくなる。
　すこしふしぎ。傷痕がこんなにも痛むのに、痛みを与え続けるそれを待ち遠しいと思うなんて。
　
　
　そんな日が続いた、ある雨の日。
　公園で出会ったひとがいた。
　名前はポチさん……あ、ポチ先生。ふわふわの金色の髪が、ゴールデンレトリバーみたいだなって思った。
　でも、その黄金色は稲穂の色。実りの秋を象ったもの。秋色のポチ先生とのお話は、とても楽しかった。
　
　きっと、あの花畑でポチ先生とお話できるから。
　あの雨が、わたしを呼んでくれたんだと思う。
　
　
「奈落はやさしい場所」
　……本当に、その通りだと思った。
　うれしかった。ポチ先生が、言葉にしてくれて。


　春の足音。ひとつ、ふたつ。
　黄色い菜の花が咲いて、梅の花が満開で、いまにも溢れ落ちてしまいそう。
　落ちた先の地面は、もうそんなに寒くない。
　冷たい霜は姿を消して、やわらかな土には雨水が宿る。
　
　
　清春さんとは色々あったけど、仲直りできて本当によかった。彼とお話するのはとても楽しいし、あのやさしい空気が……何だろう。癒される？
　うぅん、ちょっと違うかも。安心する……？
　
　
　よく分からないけど、清春さんは名前の通り春色のひと。ふわふわしていて、陽だまりみたい。
　たまに天然だからびっくりすることが多いけど、でも、とてもやさしい。

　やわらかな春の日差し。
　猫が気持ち良さそうに眠りそうな、そんなあたたかさ。　
　
　………………。
　夏色。ラムネ色。
　…………浅黄色の、瞳。
　
　
「……枢木さん、」
　わたしが、裏切ってしまったひと。
　
　そう、ただ一言だけ。綴るなら。
　
「……ごめんなさい」



　未練も後悔も、全部捨てて、埋めてしまえばきっと楽になれる。
　わたしは都合のいい逃げ道を知っているから、これからもきっと、大丈夫。
　

　そう思っていた、その時に風が吹いた。
　
　春風なのに、強い風。でも冷たくはない。
　あなたは何処へでも行けるのに、逃げているわたしを見つけてくれた。
　
　
　彼女の名前はまい子さん。
　……初めて会った時から、お友だちになりたいと思ってた人だ。
　
　また会えて……本当にうれしい。
　
　

「今日のイバラシティは一日、冷たい雨が降るでしょう。お出掛けの際は、傘とコートを忘れずに」
　ラジオの天気予報は、今日は雨だと告げる。

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ENo.761 イザイア・クライスト とのやりとり

ItemNo.6 不思議な食材 を美味しくいただきました！
　体調が 1 回復！（25⇒26）
　今回の全戦闘において 治癒10 が発揮されます。

黒羽(184) は 美味しい草 を入手！
黒羽(184) は 毛 を入手！

百薬LV を 3 UP！（LV0⇒3、-3CP）
武器LV を 3 UP！（LV0⇒3、-3CP）

守屋弓弦(102) とカードを交換しました！

拾ったカード （アレグロ）


シーアーチン を研究しました！（深度0⇒1）
シーアーチン を研究しました！（深度1⇒2）
シーアーチン を研究しました！（深度2⇒3）

チナミ区 H-8（沼地）に移動！（体調26⇒25）
チナミ区 H-9（沼地）に移動！（体調25⇒24）
チナミ区 H-10（道路）に移動！（体調24⇒23）
チナミ区 I-10（道路）に移動！（体調23⇒22）
チナミ区 J-10（山岳）に移動！（体調22⇒21）

朝マック(107) からパーティに勧誘されました！

―― ハザマ時間が紡がれる。









チャット空間に突如として現れたカンガルー姿の少女。












元気よく両手両足を伸ばし空間を飛びまわる！






シュシュシュ！っと、シャドーボクシング。












チャットが閉じられる――