言った。幾つかの疑問を。幾つかの質問を。幾つかの可能性を。 夢の中、変わりつつ有る身体と魂への恐怖に耐えながら、思考を、仮定を元に、巡らせていく。 一つでも間違えていれば、想定の外だったならば、成り立たない考えだ。だけれども、正解でなければ、残るのは四肢の内三つが不全となった身体か、異形へと変化し、到底受け入れられない身体だけだ。 「まず、貴方は魂を操る……ないし、触って、消すことができる?」 『肯定する。今、私はお前の身体を元に受肉するため、魂だけを呼ばれた存在で――――』 「理由はどうだっていい!! 次、それじゃあ、貴方は魂の形を変える事はできる?」 『……意味が分からんぞ。変える、とは一体どういう事だ。』 仮説。そう、仮説でしか無い。だけれど、言うしか無い。 「……私の、欠けた魂の部分を、私の余った魂を使って補うことは、できる?」 魂が余っていると、この悪魔は言った。そして、魂は、穴を埋める物さえあれば、それを元に肉体は再生し、機能するのだろう。 それは、自分の脚と、異形と化した右腕があるからという点から推測したもので、要は姿形は関係なく、”埋まっていればそれで良いのだ” 勿論、間違っていれば、腕ボロボロで、脚は動かないままだろう。だが、異形と化す事は帰れないことと同義だ。このまま何もしなければ、ただ四肢の機能を失うだけだ。 だから、可能性に賭ける。 『……分からん。やったこともない。』 「さっき、赤目を……もうひとりの私を消したでしょう。赤い霧にして。 あれで、私の余った部分だけを切り取って、私の欠けた部分を埋めてほしい。 『……』 「私の余った部分を分解して、それを私の魂の欠けた部分を埋めてくれるだけでいい。どんなに不格好でも構わない。できなくたって、構わない。 勿論、貴方は出ていけなくなる前に、私の中から出ていってしまって構わない。」 悪魔は考え込む。そして思う。目の前の少女は一体何を言っているのだと。 魂の操作など、そう簡単に可能なものではないであろう。増して、その分野に精通している訳でも無い。先程分解したのも、単に肉体で物理的に握りつぶしたのと同義だ。 肉を肉で埋めただけで身体の機能が回復できるなど、到底考えられない。 ――――そう考えた所で、ふと、先ほど、目の前の少女が言ったことを思い出す。そして考える。 ならば、私が居たところで、本来ならば影響を与えられないのではないか、と。 そして思い出す。切断された肉を埋めることで、再び機能を回復するという事例は、肉体には存在するのだと。 つまり、魂はただそこにあるというだけで、肉体に影響を及ぼせるのではないか。そして、魂も肉体同様、いや、ソレ以上に再生する事が可能なのではないかと。 全ては仮定にすぎない。だが、目の前の少女は、その仮定に全てを賭けているのだ。 ならば、それは試すだけの価値はあるのだろう。 『――――高度な操作など望むな。ただ肉を千切り取って、埋め直す程度のことしかできぬぞ。』 「構わない」 『仮に、再生したとしても、元の身体に戻る事は叶わんぞ』 「このまま、全部なくなるよりはずっとマシ」 『上手く行ったとして、それがどういう結果をもたらすかも分からん』 「いいから――――」 「お願い。」 少女は、ロズトアは、悪魔を未だ捕縛している、残りの杭を、思い切り引き抜いて、ただ、それだけを口にした。 『――――承知。』 悪魔も、それに応える用に、天へと向かって咆哮した。 |
デイ 「はぁー……考えたわねぇ。書置きでやり取りして服を作ってもらったのか……それなら確かに『腕』も問題ないでしょうし」 店先に依頼主がいない状態で服の仕立てを注文されて、そのまま作り上げる職人がいるとは 普通なら一笑に付して、悪ければそのまま金も奪われただろう…… 人に会わずに服を作ってもらうアイデア、そして良い結果につながったことの両方に感心した だが、ぼろぼろと泣き出したロズトアを見て冷え切ったはずの肝が冷える思いだ。 子供の泣く姿は苦手だ。内心の焦りが表に出てないか、繕えてるかも確かめられないまま、デイは彼女の言葉にうなずいた デイ 「前にも言ったでしょ?私はただお喋りをしただけ。あなたがここまで歩いてこれたのは、あなたが頑張ってきたからよ。 礼なんて言わなくっていい……でも受け取っておくわ。でないとあなた、ずっと泣いてそうだもん」 デイ 「…………あぁ、帰れるようになったのね。それはよかったわ、私もずっとここにいるわけにはいかないから 貴方が気がかりだったのよ。でも、見つかったのならほっとするわ……」 デイ 「まぁー……確かに、会えなくなるかもね。覚えてくれるっていうのは純粋に嬉しいわ。私もあなたのような子がいたのは わすれたりしない………でも一つ勘違いというか、思い込みがあるわね」 デイ 「もう会えないってところよ。私はいろんなところを旅するのが趣味でさ、ここにきてあなたに会えたのもその一環」 デイ 「加えて未練がある限りこの世を離れないのがゴーストのサガ。つまり、時間はたっぷりあるから、きっとまた会えるわ」 デイ 「だからぁ……お別れの挨拶は『また会いましょう』でいいんじゃない?くらーい気持ちのまま〆るのは勿体ないわ」 |
ロズ 「どこまで、強くなるんだろう、なれるんだろう。」 |
ロズ 「……強いのだと良いなあ。」 |
ロズ 「……強いのだと良いなあ。」 |
ロズ 「兎に角、前へ、前へ……。」 |
「………」 |
エアリス 「やあ、やあ。『わたし』を呼び出したのはきみかな。 ご期待に沿えるよう、できるだけ頑張って見せるよ」 |
デイ 「幽霊でもいいのなら、手を貸しましょう」 |
シーレ 「私は一人では何もできませんので」 |
ロズ 「使い方……まだ分からないけど、みんなを援護して、それで 」 ロズ 「……ええと。 」 ロズ 「……力いっぱい、やります。ちょっと周りごと、みんな傷つけちゃうかもしれないから、気をつけて……。」 |
× | Pno113 ロズPT [前 / 新 / 集] Eno113 ロズトア Eno14 闇 Eno80 エアリス・フローレンシア Eno117 デイ Eno57 シーレ |
VS | Pno173 くろいのPT [前 / 新 / 集] Eno173 くろいの Eno13 烟玖 Eno369 黄金原さん Eno42 まりあ Eno95 名前を捨てた者 |
○ |
○ | Pno113 ロズPT [前 / 新 / 集] Eno113 ロズトア Eno14 闇 Eno80 エアリス・フローレンシア Eno117 デイ Eno57 シーレ |
VS | Pno303 クマダと開拓者たち [前 / 新 / 集] Eno303 クマダ Eno26 27代目のタビビト「ああああ」 Eno31 デカパイ少佐 Eno76 レガート・ゲイト Eno252 アルジオキサ |
× |
× | Pno45 アマリアPT [前 / 新 / 集] Eno45 アマリア Eno259 ジョーカー Eno190 早川 千尋 Eno362 メルクーシン=ファビオラ Eno125 スライミー・ライム |
VS | Pno113 ロズPT [前 / 新 / 集] Eno113 ロズトア Eno14 闇 Eno80 エアリス・フローレンシア Eno117 デイ Eno57 シーレ |
○ |
ロズ 「わたしは前に進む。何があるか分からないけど、前に進むって決めたから。」 |
「………」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
ロズ 「私は前に進むの、だから……!」 |
「………」 |
エアリス
「きみが、わたしを止めるというのなら。 その『意志』、しっかりと示して欲しいんだ。」 |
デイ 「さぁさぁ……どちらがBUGか答え合わせといきましょう」 |
シーレ 「……」 |
エンディア 「この世界の力、君は扱えるか?」 |
姿が、歪む。姿が、歪む。姿が、歪む。 |
シセラ 「光をお届けですっ!」 |
エンディア 「そう、これが世界。」 |
ベーガ 「…………。」 |
シセラ 「アララ…。」 |
エアリス 「清濁飲み込んで世界はなお綺麗だ」 |
エアリス 「予想外のハプニングが、君たちを待ち受けているよ」 |
エアリス 「どうして、今それを行う必要があるだろう?」 |
エアリス 「多少は消費を軽減してくれるはずだよ」 |
魔王はファイナルアタックの準備をしている。 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
「………」 |
ロズPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「補給は大事です~♪」 |
デイ 「あらあら、惜しいわねぇ」 |
エンディア 「へぇ……」 |
デイ 「あらあら、惜しいわねぇ」 |
エンディア 「へぇ……」 |
エンディア 「へぇ……」 |
「………」 |
エンディア 「へぇ……」 |
エアリス
「怖いね。あと半歩だったよ」 |
エアリス
「カードの力が上手く引き出せない……こんな時に」 |
デイ 「ははぁ……いい音したわね?」 |
デイ 「あらぁ……これが苦手なのね」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
ロズ 「……えっ?」 |
「………」 |
シセラ 「みんなの光… 今ですっ!」 |
魔王 「続け」 |
エンディア 「……そうか。」 |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
シセラ 「やりましたっ!!」 |
ベーガ 「…………!」 |
エアリス
「なんで?ねえなんで??」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
ロズ 「痛っ! う、厄介、だなあ……!」 |
「………」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
シセラ 「しっぽさんです!」 |
「………」 |
「………」 |
ロズPT Chain 列命傷冥闇Lv4(1) 全活気Lv4(2) 治癒活気Lv4(3) 惨殺傷冥闇Lv4(4) 列命傷冥闇Lv7(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) ?(4) ?(5) ?(6) |
エンディア 「これも、今だけだ。」 |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「補給は大事です~♪」 |
ふと、姿が掻き消えては 別の場所に現れている。 |
エンディア 「隙だらけだ。」 |
デイ 「痛ぁっ!?」 |
デイ 「痛ぁっ!?」 |
エンディア 「隙だらけだ。」 |
デイ 「痛ぁっ!?」 |
エンディア 「へぇ……」 |
エンディア 「始める。」 |
エンディア 「何がどうあれ、世界は維持される。」 |
エンディア 「何がどうあれ、世界は維持される。」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
エンディア 「風の如く ー」 |
エンディア 「何がどうあれ、世界は維持される。」 |
エンディア 「何がどうあれ、世界は維持される。」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
エンディア 「……そうか。」 |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「嬉しいです~!」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
エンディア 「……そうか。」 |
シセラ 「ありがとうです~!」 |
「………」 |
シセラ 「ワワワッ!?」 |
「………」 |
狂ったように笑っている。 |
エンディア 「……そうか。」 |
「………」 |
エアリス
「そろそろやめにしないかい?ダメ?あっそう」 |
エンディア 「お楽しみは始まったばかりだ。」 |
シセラ 「みんなの光… 今ですっ!」 |
「………」 |
シセラ 「やりましたっ!!」 |
エンディア 「これは世界ではなかったようだ。」 |
エアリス 「あてずっぽうよりはマシだね?」 |
Auto action! |
ロズ 「ありがとう……。」 |
「………」 |
ロズ 「……えっ?」 |
ロズ 「行くよ……。」 |
このカットインはいもさん(Eno.106はぴこさんPL)から頂きました ありがとうございます!
It`s show time! |
エンディア 「……やるね?」 |
エアリス
「ごめんね、痛いかな。すぐに終わるからね」 |
デイ 「まずは軽くね」 |
ロズ 「ありがとう……。」 |
「………」 |
エアリス
「……ほんとは私にそこまでする必要なんて、ないのさ」 |
シーレ 「……。」 |
「………」 |
「………」 |
ロズ 「あ。」 |
ロズ 「あ。」 |
ロズ 「これに弱いんだ。」 |
「………」 |
「………」 |
エンディア 「遅い。」 |
6'th chain!! |
エアリス
「……あは、可愛いねぇ」 |
エアリス
「きみの弱点、苦手、トラウマ、ぜんぶわたしに委ねてほしいんだ」 |
デイ 「幸運の七つ目ね」 |
シーレ 「jurisprudenz.」 |
ロズ 「ありがとう……。」 |
ロズ 「ありがとう……。」 |
「………」 |
「………」 |
エアリス
「……ほんとは私にそこまでする必要なんて、ないのさ」 |
エアリス
「いやぁ助かるよ~!あとでコーヒー淹れたげるっ」 |
ロズ 「あ。」 |
ロズ 「これに弱いんだ。」 |
ロズ 「あ。」 |
ロズ 「あ。」 |
「………」 |
「………」 |
デイ 「いけないいけない……落ち着いて繋げなきゃ」 |
デイ 「ははぁ……いい音したわね?」 |
デイ 「あらぁ……これが苦手なのね」 |
デイ 「ははぁ……いい音したわね?」 |
シーレ 「weisheit.」 |
ロズ 「あ。」 |
エンディア 「……やるね?」 |
ロズ 「これに弱いんだ。」 |