
| ぬおー辿り着けぬー!子竜ー! |
「負けてしまった!」 |
「斯様に崇高ならば、もっと真っ当な職に就いていたろうがな。……生憎、観葉植物と変わらん」 半々の思惑に気づいているのか否か、長身はまた、肩を竦める。 「……一週間周期で、生成されるカードの『効果』部分が周回していた……『以前は』な。どうにも……惑星法則の変動なりの影響か、効果周回する者、せぬ者、両方が存在する上…… その違いが何処にあるのか……今の所は、掴みかねる状態だ」 「依頼元は、別の辺境惑星……に、所在する、研究所だ。元来から……『力がカード化するメカニズム』を研究しているが……現地だけでは手詰まりだそうでな。 この惑星の具現化現象やBUGの模倣性が、手掛かりにはならぬものか……と、期待している訳だな」 「……単純に、深部への進行疎外が顕著だ、という話だ……地図の開放状況をみるに……他の来訪者も梃子摺っているようだしな…… ……何処まで、進めるものやら」 「……ほう、八年分の修練の賜物、とも言えるのか……従者も流石の手練よな……」素直に感心した様相で、再度、じっくりと。棚引く髪を見ている。 「……虚潜在、大ヤルカナ【XVII-i】番、≪血≫のロズトア。……先日、何か判ればまた報せる……と、別れたばかりだ」 既に、少女の容姿については見知っている。腕の状態や胸部の結晶については、ふむ、と短い音ひとつ。 「……生憎、医術は受ける側で、行使する技術はない。が…………『死』に纏わる事象ならば……常人より、幾分かは」 冥術――闇と死を司る。そのすべに習熟した、たったそれだけの、他愛なく、それでいて、強靭な事実。 「……腕と結晶……其れが、如何様に『生死』に関与しているのか、まだ解せんが……貴様がそう言うからには……何らか、奴の現状の打破に、勝算があるのか」 力不足に思い悩んでも見える、髪握る仕草を、眼鏡越しの隻眼が、ただ見つめる…… |
「……これは驚きましたね。エイク君と言いましたか、従者さんはしっかり覚悟が出来ている。 あるいは、以前より考えていたか……いずれにしても、良い忠誠をお持ちだ」 頭を下げる彼を見て呆気にとられ、目をぱちくり。 しかし、続く言葉を聞くと少し焦ったように待ったを掛ける。 「思い切りが良いのはいいことだと思います。けれど、次から次へと手を伸ばしては…… 折角の剣の腕前を、存分には生かせないことでしょう。 まずは一つ、新たな技術がその剣に馴染むまで仕上げてみてはいかがです?」 またしても指をぴんと伸ばし、滔々と語る。 どうやらこの『愚者』、多くの学者の例に漏れず助言・指導するのが好きなようだ。 「私のお勧めとしては、そうですね…… 賊の技術に合わせ、身のこなしを少しだけ復習しておくと、 いい感じに戦闘に役立つはずです。 どう、少年よ。できそう?」 最後の言葉は、やや姿勢を低めて、エイグラントに視線を合わせつつ言った。 |
◆◆「気合。 心眼ナンてワタシ使えナイもの。 …正確二は気配トカである程度察シてる程度、見えチャいないワ。」 *そう、手をヒラヒラさせながら返す* ◆◆「…魂ハ確か二2つ入ッテるみたいだケド…二重人格トハ言いたくナイわネ………まぁ、ヨロシクねェ? ヤトアチャン。」 *様付けする気は更々ないらしい* *彼女も中々強情だった* ◆◆「アラ意外ね、値踏みデモしにキタものダと思ったケド…思イ違いだッタかしらネェ…? デモ、ソウねぇ…イマイチ、アンタの言いたいコトの要領ガ掴めナイわネェ。…アレに期待スる様なモノなンて無いと思うケド。」 |
ヤトア「エイク、行けるか?」 |
ヤトア「ふふん、妾が取り扱うは――」 |
ヤトア「ふふん、妾が取り扱うは――」 |
ヤトア「邪魔するぞ」 |
ヤトア「ど・う・ぐ~、道具整理~」 |
ヤトア「さて、ゆくぞ!」 |
と
になった。「あちしきょーちょーせーないけど、いいんのー?」 |
ヒグルマ「”太陽”の力、お貸しします!」 |
ロディ「ぼくにご用ですか? はい、なんなりとお申し付けください。 この惑星の上でもぼくの務めを果たす機会をいただけること、とても嬉しく思います」 |
リーヴィア「ヘルプ!ヘルプです!」 |

| × | Pno53 ヤトア様と愉快な下僕たち [前 / 新 / 集] |
VS | Pno190 Crimson Fragments [前 / 新 / 集] |
○ |
| × | Pno23 ごはん食べ隊 [前 / 新 / 集] |
VS | Pno53 ヤトア様と愉快な下僕たち [前 / 新 / 集] |
○ |
| ○ | Pno53 ヤトア様と愉快な下僕たち [前 / 新 / 集] |
VS | Pno209 マジックランプ [前 / 新 / 集] |
× |

ヤトア様と愉快な下僕たち
“支配” ヤトア様(Pn53)
ArcanaKnights No.XIX ヒグルマ(Pn53)
虚ろな隣人 ロディ(Pn53)
精霊魔導師見習い リーヴィア(Pn53)
街の自警団/騎士 アレク(Lv21)
精霊魔導師見習い リーヴィア(Lv21)
忌むべき赤 ドリス(Lv21) ヤトア「ほう、妾を相手取るか。良い度胸だ」 ヤトア「我が騎士エイグラントを見事討ち取ってみせよ!」 |
「お、やるか?あちし強いぞ~? うっそうそ~~~弱いから手加減して」 |
ヤトア「進むぞ、エイク!BUGなど蹴散らしてしまえ!」 |
「つよきゃら感を出しておけば~びびって逃げ…ないよねぇー。」 |

ヒグルマ「いざ、参りましょう。」 |
ロディ「お時間をいただきありがとうございます、みなさま。ぼくはこの惑星の調査を進めなくてはなりません」 |
リーヴィア「まだまだ見習いだけど、一流の精霊魔導師を目指して頑張ります!」 |

「あっえっとこんにちは…え?もしもーし? 」 「…て、敵襲なのー!?」 |
アレク「人?BUG? どっちかわかんないけど邪魔するなら全力で行くよ!」 |
リーヴィア「まだまだ見習いだけど、一流の精霊魔導師を目指して頑張ります!」 |

ドリス「それじゃ、虫退治と洒落込もっか!」 |

System「外部記録装置からの補助プログラム読み込みを開始……」 |
System「補助用外部ファイルの読み込みに成功。 カード登録データへのアクセス準備を開始します」 |
System「敵対者のカードプログラムへの接触に成功。 カード登録データの改竄を開始します」 |
System「カード登録データの改竄を継続中。 進行度33%、ひきつづきプロセスを続行します」 |
System「カード登録データの改竄を継続中。 進行度66%、ひきつづきプロセスを続行します」 |
System「カード登録データの改竄を継続中。 進行度99%、まもなくプロセスを終了します」 |
System「カード登録データ改竄プロセスを完全終了。 点衝撃に対する分散化フィールドの展開を開始します」 |
System「衝撃分散化フィールドの構築を継続中。 まもなくプロセスを終了します」 |
リーヴィア「やっぱりこうだったはず!」 |
ピュア「純白に染めて差し上げましょう。」 |

ピュア「白に還りなさい。」 |

ピュア「ここは純白なる世界。」 |

リーヴィア「えいえいおー?」 |

リーヴィア「あれ、打ち合わせだとここの動きはこうだった気が……」 |

ピュア「リーヴィア様には触れさせません。」 |

ピュア「純白に染めて差し上げましょう。」 |

「おっと!!」 |
ロディ「戦いに不慣れなぼくへ手加減をいただいたこと、感謝いたします」 |
リーヴィア「わあっ!(よろける) 」 |

ピュア「ここは純白なる世界。」 |

ヤトア「貴様に剣の加護があらんことを!!」 |
「始めるよ…拡がれ、”Verteidigen”!」 |

「その力は我らが糧に――”Stehlen・Schwert”!」 |

「お願い耐えきって…――”Ausdauer・Schwert”!」 |
「お願い耐えきって…――”Ausdauer・Faust”!」 |

「その力は我らが糧に――”Stehlen・Flamme”!」 |

「絶対に負けません…――”Ausdauer・Flamme”!」 |
| ヤトア様と愉快な下僕たち Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| BUG Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ロディ「あなたさまに、より甘美な音楽をお聴き頂くために」 |
System「カード制御プログラムに不明なエラーが発生……」 |
リーヴィア「消毒です!!」 |

リーヴィア「消毒です!!」 |

ロディ「戦いに不慣れなぼくへ手加減をいただいたこと、感謝いたします」 |
リーヴィア「皆さん、私に続いてくださいっ!」 |
ロディ「戦いに不慣れなぼくへ手加減をいただいたこと、感謝いたします」 |
リーヴィア「きゃっ!(頭を抱えてしゃがみ込む) 」 |

ドリス「ほらほら、逃げ場なんて無いよ!」 |
「くっ!」 |
ドリス「なるほど、そこが弱点ってことね!」 |
「ぐぅ……!やりますね!!」 |
ドリス「痛い?痛いでしょ?」 |
「すっごいイタイ!」 |
ヤトア「(そろそろまずそうだな)」 |



ホーリー「鎖で縛って……当てやすく!」 |

「魔力は枯渇する――”Alptraum・Erschöpfung”」 |
| ヤトア様と愉快な下僕たち Chain 全低下Lv3(1) 遠殺傷天光Lv2(2) 列傷斬払Lv5(3) 傷斬払火炎Lv5(4) 全付混乱Lv3(5) 全治癒活気Lv1(6) 惨殺傷天光Lv2(7) 惨素傷斬払#必殺Lv2(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) ?(4) ?(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ホーリー「鎖で縛って……当てやすく!」 |

ホーリー「悪ィけど、逃さないぜ!」 |

リーヴィア「精霊さん、力を貸して下さいっ!」 |

ホーリー「悪ィけど、逃さないぜ!」 |

ヒグルマ「入った!!」 |
アレク「い”っ…これは効いたぁ…。」 |
「蝕まれる――”Alptraum・Korrosion”」 |
「ほらまた間違えた――”Alptraum・Fehler”」 |
「よぉーし、あちしにつづけ~~~」 |
リーヴィア「皆さん、私に続いてくださいっ!」 |
「わわっ!」 |
リーヴィア「わ、わ……」 |

ヒグルマ「続きます!」 |
「そこです!!」 |

「うっし」 |
「どんな攻撃も防ぐ予定ですが、それは正直やめてほしいです!」 |
リーヴィア「ろくっ!!」 |

「ありがとうございます!」 |
「ありがとうございます!」 |
「あーりがとーお」 |
「あーりがとーお」 |
ヒグルマ「感謝します!」 |
ヒグルマ「感謝します!」 |
ロディ「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ヒグルマ「疾風怒濤!」 |
ヒグルマ「入った!!」 |
「いっ……!!」 |
ヒグルマ「これが陽光の力です!」 |
「よき手ごたえ」 |
アレク「い”っ…これは効いたぁ…。」 |
「よき手ごたえ」 |
ドリス「このタコ!よくもやってくれたわね!!」 |
くるくると回る黒い幻影のカードが、無数のピクセルへ崩れ。 粒が凝り固まって形作るのは白いカード。絵のないそれに柄が現れ、無銘のそれに名が書かれ、 ――それは1枚の完全なカードとなる。 |
ホーリー「おっしゃ九連鎖ァ!!」 |
「ありがとうございます!」 |
「ありがとうございます!」 |
「あーりがとーお」 |
「あーりがとーお」 |
ヤトア「ばよえー……ん?」 |
「でぇぇやぁぁぁ!!!」 |
アレク「い”っ…これは効いたぁ…。」 |

「いっ……!!」 |
「どんな攻撃も防ぐ予定ですが、それは正直やめてほしいです!」 |
「おーしまいっ」 |
ヤトア「――(じっと戦場を見ている)」 |
アレク「まだまだ動けるよ!」 |
ドリス「仕掛け時は……っと」 |
リーヴィア「精霊さん、力を貸して下さいっ!」 |

リーヴィア「皆さん、私に続いてくださいっ!」 |
System「[Card-Action]」 |
System「カード登録データへの再アクセスに成功。 連鎖数改竄プログラムの動作を開始します」 |
リーヴィア「にっ!」 |

リーヴィア「連鎖終わりっ!!!」 |
リーヴィア「皆さん、私に続いてくださいっ!」 |

「ありがとうございます!」 |
「ありがとうございます!」 |
「あーりがとーお」 |
「あーりがとーお」 |
「助かりました!」 |
「助かりました!」 |
ドリス「ほらほら、逃げ場なんて無いよ!」 |
「くっ!」 |
「すっごいイタイ!」 |
ドリス「痛い?痛いでしょ?」 |
『身体を貫く』、あの感触―― |
『身体を貫く』、あの感触―― |
「これくらいはかすり傷です。」 |
「くっ!」 |
アレク「これは良い所に入った感触があるよ!」 |
アレク「君の弱点はもうわかってるからね、遠慮なくやらせてもらうよ!」 |
『身体を貫く』、あの感触―― |
リーヴィア「ろくっ!!」 |

「ありがとうございます!」 |
「ありがとうございます!」 |
「あーりがとーお」 |
「あーりがとーお」 |
ヒグルマ「感謝します!」 |
ヒグルマ「感謝します!」 |
ロディ「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
ロディ「ありがとうございます。ぼくにもお気遣いをいただけるなんて、あなたはとても優しい方なのですね」 |
リーヴィア「助かりました、ありがとうございます!」 |
リーヴィア「助かりました、ありがとうございます!」 |
「助かりました!」 |
「助かりました!」 |
ドリス「ナイスアシスト!」 |
ドリス「わぁい!頼りになる~!」 |
「精神統一です――”Komfort”」 |
「これくらいはかすり傷です。」 |
ホーリー「おっしゃ九連鎖ァ!!」 |
リーヴィア「キラキラ、光って!」 |

「助かりました!」 |
「助かりました!」 |
ドリス「わぁい!頼りになる~!」 |
ドリス「ナイスアシスト!」 |
リーヴィア「連鎖終わりっ!!!」 |
アレク「ごめんね、でもこれで戦闘が少し有利になったね! この調子で押してくよ!」 |
ロディ「稼働限界に達しました。以降ぼくにご用の時は、またぼくをお捜しくだ――― 」
――霧になってかき消える。 |
「くっ……大丈夫ですか!?」 |
「おっとぉ?」 |