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ハムの一週間

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Diary
「じゃあ始めるわ」
召喚士の少女がそう言うと、僕は頷いて目を閉じた。
依代から僕の存在をはぎ取るかのような浮遊感がする。この時はいつも気持ち悪いなと思う。
依代から離されて、今の僕は魂か何かのような存在になっているんだろう。
彼からの干渉があっても拒むことすら出来ない状態だ。
『……ム』
ふと、微かに懐かしい花の匂いがした。肌寒くなるとその花を樹一杯に咲かせるあの橙色の小さいやつだ。確かあいつが、同じ匂いを漂わせていた。
『……ハム』
誰かが、僕の名前を呼んでいる。
誰かの、気配を感じる。
『グラハム』
「……きみは、」
誰だい?


*****


「終わったわ」
少女の声が聞こえてうっすらと目を開けた。視界の半分は薄い黒に覆われていて、何だろうと確認すると帽子に付けられているベールのような飾りらしい。
――帽子?
見ると自分の格好はグレーグリーンのぴったりしたドレスに黒いフリルがふんだんにあしらわれているもので、いつもの格好とは似ても似つかない。
何故か見覚えのあるその服は、腕や足に巻き付いたベルトを見ると合点が行った。
これは彼が僕の為に半分冗談で誂えたものだ。僕は着ることを頑なに固辞した(その時かなりいざこざがあって痛い思いもした)ので日の目を見ることは無かった。
彼の用意したものを着ることは、彼に屈服したことになる。僕は任務には従えど命令には反発するし闇に飲まれないよう必死にあらがっている。
――これが彼が与えた干渉なのか?
そう考えていると、黒い何かが文字通りこちらに飛び込んできた。
「うわあああグラハム! 本当にグラハムなんだね!」
勢いよく飛び込んできた何か、というか人物に体勢を思い切り崩される。
その声には聞き覚えがあるどころではなかった。あまりの唐突さとなぜ彼が此処に居るのかという疑問で頭が真っ白になる。
雲の上に押し倒された格好で体にのっかっている人物を見た。
「……何で此処に居るんだい」
「何言ってるんだよグラハム! ボクは急にグラハムが居なくなって本当に心配してたんだから! 手がかりも無いし、ペルソナもわからないって言うし、メイセルに聞いても怒られたし、あいつに聞くのはイヤだし! 途方にくれてどうしようもなかった時にグラハムの姿が見えたからボク一生懸命名前を呼んだんだよ! そしたらグラハムが返事してくれたんじゃないか! 本当に良かったよぉ、もうグラハムに会えないかと思った! っていうか何だいグラハムその格好は?」
そう一気にまくし立てると、会いたかったと抱きついてきた。
頭に生える角、背中に生える一対の翼、飾りのついたパラソル。肩幅はあるのにひょろっと細長い体に長い手足。そしてふわりと漂う花の香り。

「久しぶりだね。ライズ」

ドラゴンの化身――ライズは僕が居た世界での一番の友達、僕の大親友ということらしい。らしい、というのは彼自身がそう言っているだけだからだ。
僕はといえば出会いの理由――彼から言い渡された監視という任務の為――に後ろめたさはあるものの、それなりに彼との過ごす時間は楽しい。
友人だけど、親友と呼んで良いかはまだ分からない。
何故彼が此処に呼ばれたのだろうか。召喚士の少女はこちらの目線に気づくと薄い笑みで答える。
「その人の言っている通りだと思うけれど。貴方がこちらに呼び寄せてしまったのね。それに貴方と同じ依代に憑いているみたいよ」
「うわああああグラハムこいつ誰!」
極度の人見知りである彼は僕の背後に回ると細長い体を縮こませて明らかに警戒している。
「大丈夫だよ、彼女は僕とついでに君をこの世界に呼んだ人さ」
少女は薄い笑みを浮かべているままだった。

彼女のところを辞すると雲に乗りながらそれはそうと、と呟いて紫の目を見据えた。
「ライズ」
場の空気は読めないが気配というべきものを読むことに長けている彼は僕の気配に何かを感じ取ったらしい。
「グラハム?」
「その……彼は、どうだったんだい?」
ライズの目がさも嫌そうに細められた。
「グラハムはおかしいよ。何であんなに酷い奴のことを気にかけるんだい!」
あんな奴、と吐き捨てる彼は明らかに不機嫌そうな顔をしている。
「ごめんね」
「グラハム……」

彼の動向が気になるのは、彼から逃げたいだけなのだ。
きっとそうに違いない――
…………
……

今回の滞在
戦場アナ
「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-速贄の森道」ですね」
召喚士
「時間になったら集まるのよ」
  • 怪鳥平原-捕食する蔦に滞在します。
Message(Personal)
取引メイ
「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」
取引メイ
「……メッセージの送信ですね。承ります」
取引メイ
「メッセージは届いておりません」
Message(Linkage)
Market
  • 換金用いちに入札はありませんでしたので取り下げます
  • Ability Setting
    • No1のアビリティ「夢を嗅ぎ分ける力」を装備しました。
    • No2のアビリティ「橙色の瞳」を装備しました。
    • No4のアビリティ「夢の旋律【癒し】」を装備しました。
    • 効果重複や装備できないアビリティを装備解除しました。
    Item Setting
    • 主力装備は「水晶付きの杖」です。
    • 補助装備は「黒く塗られた盾+1」です。
    • 身体装備は「イマジンアーマー」です。
    • 装飾装備は「柘榴色の魔石」です。
    Skill Setting
    • 牽制スキル「揺らぐ陽炎」を準備しました。
    • 本命スキル「夜空の支配者」を準備しました。
    • 必殺スキル「星屑の洪水」を準備しました。
    Schedule
    • 大けがをしています。自動的に二日間の休憩が選択されます。
    • 疲労しています。自動的に休憩が選択されます。
    • 1日目は休憩です。
      • HPが回復しました。(01631)
      • EXPが変化しました。(1722)
    • 2日目は休憩です。
      • HPが回復しました。(16312330)
      • EXPが変化しました。(2227)
    • 3日目はトレーニングです。
      • HPを消費しました。(23302097)
      • EXPが変化しました。(2757)
    • 4日目はトレーニングです。
      • HPを消費しました。(20971864)
      • EXPが変化しました。(5787)
    • 5日目はトレーニングです。
      • HPを消費しました。(18641631)
      • EXPが変化しました。(87117)
    • 6日目は休憩です。
      • HPが回復しました。(16312330)
      • EXPが変化しました。(117122)
    • アビリティ熟練度変化……
      • 戦いの奏唱が熟練されました。(12.7%21.6%)
    • スキル熟練度変化……
      • スキルの熟練はありません。
    Lvup

    レベルアップしました

    • 「柘榴色の魔石」の効果でRESの変化率が高まっています。

    能力値成長前成長後変化値成長限界
    LV002400250010033
    HP116512000351465
    DEF026102680070270
    HIT016001640040200
    INT018301870040210
    RES035203640120380
    ATK000000000000000
    SPD010901100010110
    LUK020602130070250
    攻略の時間になりました!!
    召喚士
    「そろそろ時間よ。集まりなさい」
    戦場アナ
    「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」
    召喚士
    「……落ち着きなさい」
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